287.監督は、ただ単に、その時あの戦いで兵士たちがどう行動していたかを描きたかっただけで、戦意高揚だとかプロパガンダだとかの意図はなかったと思います(ブラッカイマーはそのつもりだったかもしれないけれど)。マークボウデンの原作と読み比べてみても、実際の戦いをとても忠実に再現していて、今まで映画の中でリアルさを追及してきたリドリースコット監督ならではの、反戦映画だと思います。あの悲惨な戦い(アメリカ兵にとっても、もちろんソマリア人にとっても)を見て、まだ戦意高揚できるとしたら、ちょっとおかしいと思います。最後の字幕でアメリカの 者数だけでなく、ソマリア側の 者数もちゃんと出している所は、他の戦争映画にはなかったと思います。アメリカ兵の名前しか出てないのは不公平だという意見がありますが、当時のソマリアは政府も警察も無く、完全に荒廃していて、のんきに戸籍をつけられるような状態ではなかったし、亡くなった人の数(民兵、一般人も含めて)も桁外れで、実際のところ、分からなかったんだと思います。 【反戦映画】さん 10点(2002-08-09 16:10:27) (良:1票) |
286.“戦場映画”という触れ込みだけあって、それはそれは視覚的に良く出来ている作品で、その臨場感たるや、我々観客ともども戦地に放り込まれたような感覚に陥るほど。しかし要はそれだけのこと。ブラック・ホークが撃墜されたあと市民が次々と襲いかかるシーンなどは、「アラモの砦」でのインディアンのそれと酷似していて、アメリカ映画お得意の伝統ともとれるが、それら全編に渡る戦闘シーンは、凄まじさを通り越して滑稽ですらあるのは、そもそもわざわざ敵陣にやってきて絶望的な戦いを強いられる破目になったのも、相手を見くびった事に拠る米軍の傲慢さに他ならないからだ。「俺が死んだら妻や子に、勇敢に戦ったということを伝えてくれ・・・」「自分で言えばいいだろぅ」という戦争映画お定まりのセリフを用意するあたり、本作を見る限り被害者意識だけは十分だが、作戦の失敗の本質がなんら見えてこない。 【ドラえもん】さん 6点(2002-05-19 16:30:15) (良:1票) |
【TERU】さん [DVD(字幕)] 4点(2023-12-08 22:15:47) |
284.内容については秀逸なレビューが多いのでそちらに譲り、ヘリコプターそのものの写し方についてひとこと。 戦場の厳しさを表現するためか、全体的にコントラストが高めで、ブラックホークの機体をもう少しじっくり見たかったのだが正直真っ黒でよく見えなかった。 空を見上げると時々飛んでいるシーホークと、ブラックホークはどう違うのかをもう少しよく確かめたかったのだが・・・ 【チェブ大王】さん [インターネット(字幕)] 5点(2022-03-12 00:19:06) |
283. これは評価するのが難しい一本です。 リドリー・スコット監督の手腕は大いに信頼しているし、ジョシュ・ハートネットもユアン・マクレガーもウィリアム・フィクトナーも大好きな身としては、史実がどうこうは忘れてしまって、戦争映画というフィクションと割り切って楽しみたかったのですが、決してそれを許してくれない内容。 さながら「命は平等である」という価値観を真っ向から否定するように描かれているアメリカ人とソマリア人。 観賞中ずっと、この映画から「アメリカ軍の兵士十九人分の命は、ソマリア民兵の千人分の命よりも尊いのだ」と囁かれているような気がして、その声に耳を塞ぎたい思いに駆られました。 とはいえ、戦争映画という性質上、観客に色々考えさせてくれるのは有益な事だと思いますし、本当に自分が戦場にいるかのような臨場感は、凄いものがあります。 映画では英雄的に描かれているアメリカ兵だけど、彼らのモデルになった実際の兵士達には、六歳の娘に性的暴行を加え逮捕された人物もいたりする訳で、そんな「現実とのギャップ」も味わい深いですね。 恐ろしい映画でした。 【ゆき】さん [DVD(字幕)] 3点(2016-04-05 09:22:42) |
282.戦争の現場が感じられる映画。 ストーリーや登場人物にそれほど意味は無いかもしれないが、戦闘の激しさは伝わる。こういった作品を観ていると、米国はなぜに他国にそこまで入り込むんだろうと考える。それがいいか悪いかは分からない。 【simple】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2016-03-20 23:21:33) |
281.ドキュメンタリー映画のような作品。お互いが一歩も引けない中での消耗戦。予備知識なしだったので、最後まで緊張しながら鑑賞できた。 【ドクターペッパー】さん [インターネット(字幕)] 7点(2015-08-22 22:04:57) |
280.今更初見。今観ると現在の映画&ドラマスターの豪華キャストですね。それでも確かに誰が誰だかわかりにくい。しかし実話に沿って描いてらっしゃる?ということで亡くなった方々含め、実名の役柄が主なんですね。終わってみればアメリカにとってはベトナム同様に反省するところだらけの作戦だった訳で、これを戒めのつもりか詳細に映像化したのは凄い。敵陣地の群民兵がもはやゾンビにしか見えないほどの恐怖は伝わって参りました。唯一の和み部分は耳がキーンってなっちゃった兵士の存在でしたとさ。あ、あと車輌隊長の銃撃戦に一切動じずにテクテク歩いたりしゃがまずにしてる態度も面白かった。 【movie海馬】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2015-05-17 19:57:45) |
279.多くのレビューの中に政治の色合いを感じているコメントが結構あるのが意外でした。臨場感あふれるシーンに兵士たちの恐怖や切迫感がひしひしと伝わってきますが、それ以上に、極限状態での人間に潜んでいる本性、というか動物的な本能というものを改めて思い起こさせる映画でした。 【ProPace】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2014-09-12 18:17:09) |
278.リアリティな生身感の戦闘シーンが多くあり、見応え充分。 しかしながら戦闘描写中心の割には登場人物が多く、またキャラクターにストーリー的な背景も薄かったため人が死んでも情が湧かなかった。主人公というか主演ジョシュも際立たない。登場人物の整理ができたとき映画の終盤だったのが本音。 |
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277.中盤くらいまでやたら臨場感があって面白いのですが、一度基地に帰った後(太もも撃たれて亡くなっちゃうあたり)から一気にダレてきます。長すぎたせいもありますが後半やたら哲学的になってきて観客にはセリフが言い訳がましく、終いには鬱陶しくなってくる始末です。 隊員の髪型や顔つきが似た人ばかりで、誰が脱落したのかもよくわからない状況で足早に話が進んでいくのも集中力が途切れる原因になっていると思われます。現場の混乱が上手く描かれているという見方もできますが、もっとブラックホーク墜落に焦点を絞るなり、追うのを一部隊のみに限定するなりしたら、もう少し分かり易くなったような気もします。 まあ前半部分だけでも見る価値大だとは思いますし、アフリカ系民兵の怖さを体験するという意味でも非常に意義のある映画だったと思います。出撃時のブードゥーチャイルがジミヘン版じゃなくてSRV版だったところはいかにも現代風(ベトナムより後)といった雰囲気で監督のセンスが光っていました。 PS、エンドロールのソマリア1000人、米兵19名うんぬんというナレーション必要でしたか?19と1000という数字を出しちゃうあたり、やっぱりアメリカのあざとさを感じてしまいました。この映画の流れであの数字を出しちゃうと、なんだか1000人が軽く見えます。民兵にだって1000通りのドラマがありますよね。 【アラジン2014】さん [DVD(字幕)] 6点(2014-07-22 18:27:54) |
【noji】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2013-12-15 18:49:36) |
275.映画としては、しごくまっとうな作りで、応援したくなります。戦争映画の中では公平な視点の良作だと思います。フルメタルジャケットとかが好きな人にはおすすめします。 【たかちゃん】さん [DVD(字幕)] 7点(2013-12-07 21:49:32) |
274.リアリティがあって怖い映画だった。テレビニュースでみると遠い国の人の戦闘が他人事のようにおもえてしまう。しかし映画でみるとそうはおもえなくなる。 にかいめの鑑賞。ソマリアサイドからの場面をもっとあれば映画に深みが出て面白いと思うんだけどね 【ホットチョコレート】さん [CS・衛星(吹替)] 6点(2013-10-13 07:55:36) |
273.悪くはないんだけど、どうしても戦争映画はプライベート・ライアンと比べてしまうのです。 【カニばさみ】さん [DVD(字幕)] 5点(2013-08-24 23:40:54) |
272.「ブラックホークダウン!ブラックホークダウン!」「RPG!RPG!」等の叫びが頭にこびりつく悪夢のソマリア市街戦。たくさんスター俳優が出てるのだけど、個々人のドラマに焦点を当てるということが無いので、誰が誰だか分からない。皆一兵士となって戦火のなかで阿鼻叫喚である。酷い。映像はドキュメンタリーの如く極めて冷静でクリア。140分の長きにわたって生き延びるのに必死な様子を見せられていると本当に疲労困憊。この映画を観て素直に反戦を叫ぶべきなのかアメリカも大変ねえ、と思うのが正解なのか、もおよくわからない。 【tottoko】さん [DVD(字幕)] 6点(2013-04-27 00:27:31) |
271.●同じ恰好で顔の見分けがつきにくい登場人物が2時間ほぼ同じテンションの戦闘を続ける。これを追うのはつらい。●弾が当たる場所にわざわざ飛び出しては次々と打たれる民兵にセリフはほぼ皆無。他の戦争映画でも時々見られる手法だが、彼らは我々とは違う別個の生き物なんだ、だからどんどん殺してもいいのだという制作者のメッセージを感じてしまう。かたやアメリカ兵はスローモーションでの死の演出、そして友を救う発言。ハッキリ言って不快である。 【次郎丸三郎】さん [DVD(吹替)] 2点(2013-02-22 11:14:36) |
270.全編プライベートライアンの最初の20分といった感じ。それが二時間以上。常に緊迫感。でも実際に戦場にいた兵士はさらに疲れたんだろうなぁ。 【とま】さん [CS・衛星(吹替)] 7点(2012-02-05 16:58:55) |
269.戦闘シーンも素晴らしいの一言。現代戦争映画のなかでは、上位を争うかと思います。 【doncdonk】さん [DVD(字幕)] 7点(2011-06-14 12:34:12) |
【のははすひ】さん [DVD(吹替)] 7点(2010-08-26 23:20:55) |