インサイド・ヘッドのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。3ページ目

Menu
 > 映画作品情報
 > 映画作品情報 イ行
 > インサイド・ヘッドの口コミ・評価
 > インサイド・ヘッドの口コミ・評価 3ページ目
 > (レビュー・クチコミ)

インサイド・ヘッド

[インサイドヘッド]
Inside Out
2015年上映時間:94分
平均点:6.98 / 10(Review 59人) (点数分布表示)
公開開始日(2015-07-18)
ドラマコメディファンタジーシリーズものファミリーCGアニメ3D映画
新規登録(2015-06-27)【+】さん
タイトル情報更新(2023-12-07)【イニシャルK】さん
Amazonにて検索Googleにて検索Yahooにて検索
Twitterにて検索
ブログに映画情報を貼り付け
監督ピート・ドクター
エイミー・ポーラーヨロコビ
ビル・ヘイダービビリ
カイル・マクラクランパパ
ダイアン・レインママ
竹内結子ヨロコビ(日本語吹き替え版)
大竹しのぶカナシミ(日本語吹き替え版)
佐藤二朗ビンボン(日本語吹き替え版)
小松由佳ムカムカ(日本語吹き替え版)
落合弘治ビビリ(日本語吹き替え版)
浦山迅イカリ(日本語吹き替え版)
花輪英司パパ(日本語吹き替え版)
田中敦子〔声優〕ママ(日本語吹き替え版)
さとうあいママのカナシミ(日本語吹き替え版)
定岡小百合ママのイカリ(日本語吹き替え版)
立木文彦フリッツ(日本語吹き替え版)
小宮和枝夢監督(日本語吹き替え版)
辻親八潜在意識の守衛(日本語吹き替え版)
仲野裕潜在意識の守衛(日本語吹き替え版)
原作ピート・ドクター(原案)
脚本ピート・ドクター
音楽マイケル・ジアッキノ
作曲中村正人日本語吹き替え版主題歌「愛しのライリー」
編曲Dreams Come True日本語吹き替え版主題歌「愛しのライリー」
主題歌Dreams Come True日本語吹き替え版主題歌「愛しのライリー」
製作総指揮ジョン・ラセター
制作ピクサー・アニメーション・スタジオ
配給ウォルト・ディズニー・ジャパン
ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意願います!
(ネタバレを非表示にする)

【クチコミ・感想】

別のページへ
新規登録順】 / 【変更順】 / 【投票順】
123
>> お気に入りレビュワーのみ表示
>> 全レビュー表示

>> 改行なし表示
※ 「改行」や「ネタバレ」のデフォルト表示のカスタマイズは「カスタマイズ画面」でどうぞ
19.《ネタバレ》 抽象化されて2Dになるとか、前半はなんともシュールな映画だなぁと思いながら見てたのですが、
後半からはグッとくるシーンが多くて、素敵な思い出が色あせてしまったりゴミ捨て場のところでヨロコビが途方にくれたり、
両親の思いとは裏腹にどんどんと心が死んでいくライリーとか、そして3人でぎゅっと抱きしめるラストとか、
どのシーンも目に焼きつきましたねなみなみ。そして自分の子供の頃の記憶が蘇ってきて、そういうのと重ね合わせて見て切なくなったり。
なかなか心揺さぶられましたよ。カナシミは必要なんだと。悲しんでいる時に慰めてもらったり共感しあえたりすることで、
より素晴らしい思い出に昇華する。いいメッセージです。誰かを慰めてあげたい!って思わせてくれる。
あろえりーなさん [ブルーレイ(吹替)] 7点(2015-12-15 22:02:47)
18.単なる子供向け映画ではなく、むしろ大人向けの映画ですね。外面ばかりに気を使い、ストレスの溜まる日々。そんな大人たちへのメッセージのように感じました。かくいう私も、自分の感情を半ば押し殺すように人付き合いをしています。それが大人だと思うから。感情任せでは波風立ち放題だから。でもね、限度もあると思うんですよ。まるっきり自分を捨てちゃったら自分でなくなる。それでいいのかと。「個人」とは「個性」ある「人」ではないでしょうか。個性のない人間なんてつまらない。誰もがもっと自分らしくありたいと思ってるはず。個性と社会適合のバラスをいかにとるか。それができるのが魅力ある大人、なんでしょうね。と、こんな深いことを考えさせてくれたこの映画、大したもんです。はい。
Dream kerokeroさん [DVD(字幕)] 7点(2015-12-14 20:49:12)
17.《ネタバレ》 五人もいるのにポジティブ要員がヨロコビだけって えと、なんで? それってちょっとバランスおかしいのんとちゃうかな? 喜怒哀楽の“楽”に当たる部分がいないのってそれってちょっと人間としてキツイんとちゃうかな 見方によってはヨロコビ対その他ネガティブ四人組って感じで1対4って感じでなんか変。そんなことでいいのか頭の中って まあムカムカとかビクビクってのも必要なんかもしらんけど 俺の頭の中にはヨロコビ以外にもっとルンルンとかランランとかムフフとか居てほしいもんだと思ってしまった。だって人生苦がありゃ楽あるさ。もっとポジティブ要員の増員希望。ところで関係ないけど ママの頭の中にフナッシーみたいなのがいた! ディズニーなのにフナッシーって(笑) ウケケケケ
3737さん [DVD(吹替)] 5点(2015-12-10 22:00:11)
16.俺の頭の中もこんなになってたらいいなあ! ピクサーは最高。
kaaazさん [レーザーディスク(字幕)] 9点(2015-11-27 23:25:44)
15.《ネタバレ》 都会へと引っ越す車を捉える横移動のショットに『となりのトトロ』の冒頭ショットがだぶる。
ラストの大ジャンプと司令塔への激突ランディングは、『カリオストロの城』の二段跳びのアレンジに近い。
そもそも、登って落ちて再び大上昇という垂直空間でのアクションをドラマに絡ませるセンスが宮崎駿流だ。

それと同時に、『トイストーリー』シリーズがそうであるように「家に帰る」というジョン・フォード的主題をも継承する。

ヨロコビの帰還と共に、少女もまた家族の待つ新しい家へと帰る。

予定調和のシンプルな物語を豊かに視覚化する、立体的な舞台設定とカラーリング。
陽性のキャラクターを体現するヨロコビの活力ある身体表現の素晴らしさ。

活劇には成りえなさそうな題材がここまでテンポの良いアクションに仕立て上げられてしまう。
ユーカラさん [映画館(吹替)] 8点(2015-09-07 16:52:59)
14.《ネタバレ》 ドリカムのPVが無けりゃもっと好きな作品。ビンボンー(泣)
がんばれ阪神タイガースさん [映画館(吹替)] 6点(2015-08-22 12:49:42)
13.《ネタバレ》 【1】キャラがシンプルすぎる点について☆ 映画観る前は、ヨロコビやカナシミなどのキャラが、これまでのピクサーみたいにグッズ売れるぞ~みたいな個性がないので大丈夫かと心配した。でも実際見てみたら、あの感情5人衆は、どの人物の脳内にもいて、しかもそれぞれの特徴がオプションでくっつけられているのだ。パパの脳にいる感情たちはヒゲ顏。ママの脳には、メガネ顏。他にも、ピアス顏や、髪染めてる顏とか。なるほど、だからあえて没個性にしてオプションつけやすくしてるのね。極力シンプル化されているわけなのね。(ちなみに、ライリー脳はヨロコビがリーダー格なのに、パパ脳ではイカリがリーダー、ママ脳はカナシミがリーダーやってるのも、ピクサーさん考えましたねw私はあの家族ゲンカの脳内のやりとりで大爆笑しましたwあれだけでレディースデイ1100円払った価値が見えたw)  【2】ヨロコビの成長について☆ライリーが生まれた瞬間はヨロコビ一人しかいないのね。そのあと他の感情たちがやってくる。成長するにつれ感情表現が増えるっていうのが可視化されて面白い。そして、「ヤラレター!」と思ったのは、ヨロコビの成長過程。彼女はライリー脳においてリーダー格で「私がすべてを解決できる!」「私がいればライリーを幸せにできる!てゆか、私一人に任せてくれていい!」って言わんばかりの、ワンマンで鼻につく”自信過剰女”なのである。ネガティブ思考でウザったいカナシミを邪魔もの扱いし排除しようとしたりするなどの、カナシミいじめがひどい、いや~なタイプなのである。ある時には「おいおい、脳内の主人公がこれでいいんかい」と思ったり、ある時には「なにしろ、バックリとした思考と、ひたすら明るいのがヨシとされるアメリカ映画だからこうなるんかいな」なんて思ってた。しかしピクサーはそんな無責任じゃなかったのだ。ヨロコビはいくつかの経験を経て成長する。その最初は、ビンボンがカートみたいなのをゴミ捨て場に落とされて「うぇーん」と泣いている時だ。ヨロコビは「そんなの気にしないいいよ~さ~いこ~!」と明るさマックスで励ますが、ビンボンには効き目がない。しかしカナシミがそっと彼のそばにきて「そうだよね、悲しいね」と声掛けすると、ビンボンはすぐに立ち直る。おお!これぞまさに心理学でいう”傾聴”と”共感”による癒し効果ではないか。人間世界でもいるよね、一度も挫折した事なくて、明るくて、落ち込む相手がいれば背中をばんばん叩いて「飲もっ!歌って、遊んで忘れよ!」とか、全然わかってない感丸出しな人がw でも悲しい思いした人は同じ体験してるからこそ、落ち込んでる人に寄り添い、傾聴と共感によって相手の気持ちを全部吐き出させてクリアにさせられるのね。ヨロコビは「どうやってビンボンを立ち直らせたの!?」と不可思議そうな顔するけど、あそこでカナシミの存在価値は示されていた。 で、その後もすったもんだありで、ヨロコビは「カナシミあってこそ、ライリーは幸せになれるんだ」と気づく。かくして、思い出ボールは、それまでは感情ごとに5色のボールだったのが、”うれし泣き”なんかがあると、金色と青のミックスカラーのボールとか、他にも緑と赤のミックスとか、色(=感情)が複雑化するのね。そうか、人間は成長すると幼児期みたいに分りやすい感情表現じゃなくなるのって、こういう5つの感情がミックスされていくからなんだね。恋人がずっと連絡くれなくてしばらくしたら謝ってきて抱きしめてきたときなんて、5色全部混ぜのボールだろうしねw ピクサーの人達、ほんと想像力豊かだわ・・・【3】ビンボンの最後について☆ はい、泣きました。号泣。あれね、たとえ彼が助かったとしても、消えゆく手が治ったとしても、ライリーが大人になればいずれは忘れ去られてしまう自分をわかっていたのね。彼はピーターパンみたいなもの。子供の脳にしか生きていけないの。遅かれ早かれいずれは消えゆく存在。そうやって死期を察して、どうせ死ぬなら人のために命捧げましょう的な展開、もう、泣かずにはいれません。(なので、善玉キャラは全員生還ってのがお決まりのディズニー映画において珍しく復活しないキャラです)そういえば・・・ビンボンの泣きの場面は「グラントリノ」のクリントに泣けた時と同じツボだ。   ピクサー何周年かの記念作品だそうですが、地味に素晴らしい作品です。ピクサーは金あるから、あえていつもの手堅い子供ウケ路線でいかず、何周年かの記念だからこそ、こういう笑えて泣ける哲学映画をドロップしたんじゃないかな。   【短編について】ディズニー映画お約束の、本編前の短編作品。今回は太平洋を舞台にした恋する活火山の物語。こちらも10点!これ、数年前に76歳の高木ブーが26歳差の女性と結婚したニュースを映像化したんじゃないかと推測。
フィンセントさん [映画館(吹替)] 10点(2015-08-21 18:23:25)
12.《ネタバレ》 申し訳ないけど、冒頭のドリカムで減点だ。ああいうのは嫌悪感を覚える。DVD発売してもあれ載るのかしら、だとしたら写真が採用された人にとっては心地よいことなんだろうな、僕にとっては崖の底に捨てたい記憶。まあいいです、これが日本の限界なんでしょう。情けない。僕はあのときなるべく目を閉じていた。ヒトんちのガキの泣き顔なんて見たくない!ましてジジイなんてもってのほか!

さて、内容について。
少女ライリーだけの物語であれば、25分で終わる。引っ越して、生活が苦しくなって、いろいろうまくいかなくて、家出未遂して、和解するだけの話。こんなに退屈なストーリーである。であるんだけども、擬人化された各感情や各思い出たちのやり取りのドラマが、ファンタジーでありアドベンチャーであり、それらがどうやら僕自身のインサイドにもあったことなんだろうなと思うと、どうすればこんな映画が撮れるんだろうかと舌を巻いた。監督のインサイドヘッドはどうなってるんだろう。

ビンボーが消滅するのではなく、最後復活しないかと期待したんだけど、それは叶わなかった。この時もしビンボーが復活していたら、僕のインサイドではヨロコビが大はしゃぎしていたことだろう。しかし今、僕のインサイドでは、カナシミがしっとりと体育座りをしている。この映画は、ビンボーをあえて消滅させることで、観客のヨロコビでなく、カナシミの存在とそのあたたかさを思い出させる。
でも、よく思い出すと、ビンボー、最後一瞬だけ、ライリーの夢に登場していたではないか。決してライリーはビンボーを忘れ去ってなんかいなかった。


もし映画終わった後にドリカムが始まっていたら、僕はイカリに支配されただろう。
no_the_warさん [映画館(吹替)] 7点(2015-08-19 23:01:49)
11.人間の感情を擬人化して可視化してしまおうという、野心的というか無鉄砲というかヒネリ過ぎというか、とにかくぶっ飛んだ設定の作品。ということもあって、わかりにくくなってしまうことを恐れてか、「この作品の設定はカクカクシカジカなのです」ということを作中で何かと説明してしまう。これだけ得体の知れない設定の作品ではやむを得ない面もあるのかも知れないけれど、ちょっと勿体ないですね。視覚イメージとして十分に伝わるものはあるし、十分に楽しめるのにね。ここには「忘却」というものの残酷さもあり、だからこそ「思い出」の大切さというものを感じさせてもくれます。ただ、最後の「悲しい時は我慢せずに泣いたらいいんだよ」というメッセージが、ストレート過ぎる(必ずしも視覚イメージに昇華されていない)かな、とも。ところでもし本作同様に、私の頭の中を映像化しようとしたら、それはそれはもうエロい事だらけで、映像化不可能ということになるかと思います。
鱗歌さん [映画館(吹替)] 7点(2015-08-03 22:25:49)
10.《ネタバレ》 ビンボン、ありゃずるいよ。あんなん絶対泣くもん。消えかけの手を隠しつつ、「次は成功するよ!」とヨロコビに手を差し出すシーンで涙腺決壊。ヨロコビのアニメーションがとにかくかわいらしく、感情豊かなしゃべり声といい、完全にヤラれました。ヨロコビとカナシミは表裏一体、という落としどころも見事。
bolodyさん [映画館(字幕)] 8点(2015-08-02 21:37:25)
9.《ネタバレ》 スタジオの代名詞あるいは存在意義だったCGアニメーションが当たり前の技術になり、他ならぬジョン・ラセターの手で本家ディズニーの王道アニメ(しかも、ピクサー的なひねりが少々加えられている)が大復活を遂げた今、気がつけばこの数年間シリーズもの以外でぱっとしたものが出ていないピクサー。
この最新作の、本サイトでの比較的低い評価を見て、やはり既にピクサーの時代は過ぎたのかと少し残念な気持ちにもなり、どこがどれだけ悪いのかと確認しに行くくらいの気持ちで観てきました。
ところがどっこい、ひねりにひねった設定と、小ネタの数々、魅力的なサブキャラの連打で、あっという間に上映時間が過ぎ、大満足でした。なんといっても、四十代も半ば過ぎのおっさんの目から、少なくとも2回、おそらくは3回、映画終盤に立て続けに涙があふれたのですから、良い映画なのだと思います。
中盤に出てくる巨大なピエロのネタや、「帽子に名前が書いてある」のネタは、アメリカ人ならわかるんでしょうかね?私には理解不能でした。
Northwoodさん [映画館(吹替)] 8点(2015-07-30 00:54:20)
8.《ネタバレ》 ビンボンのくだりでベタに号泣。お前、もしかして、、、って思った時からそうなるまで号泣。申し訳ないがメインキャラには魅力が感じられなかったなぁ。
movie海馬さん [映画館(吹替)] 6点(2015-07-27 20:28:46)
7.人が成長するほど、感情というのは複雑になっていくということを、視覚的に説明されていて、とても感心しました。また、思い出の扱い方にも、とっても感心しました。大切なこと、いつも思い出してしまうこと、忘れたいこと、忘れてしまったこと、などなど。人と接するときに大切なことも、教えられた気がします。
shoukanさん [映画館(字幕)] 9点(2015-07-27 17:18:41)
6.内容的には可もなく不可もなし。暇なら見ても損はないレベル。
感心したのは声優陣。ディズニーの映画って本職声優じゃない人使っても違和感なく聞くことができる。
おとばんさん [映画館(吹替)] 6点(2015-07-26 23:14:37)
5.《ネタバレ》 喜びと悲しみは表裏一体。悲しみを越えたその先に喜びはある…って言うメッセージはそりゃ伝わりましたが、いくら何でも感情少な過ぎませんか?脳や記憶のシステムをシンプルに描きたかったのでしょうが、もう少し脳っぽくしてもらった方が分かり易かったんじゃないかと思いました。
喜びさんもまあよく喋る喋る…。説明多すぎ。ピクサーで台詞量はNo.1なのでは?と思ってしまいました。
特筆すべきは上映前の意味不明なドリカムと短編ですかね。レリゴーの2匹目のドジョウにしたかったのでしょうが、蛇足以外の何ものでもありません。短編は好きだったのですが今回はトーキーじゃないし、内容もシュール過ぎて興醒めしました。
本編はまあ…普通ですかね。思春期前のお子さんと一緒に観てもらいたい映画だと思います。
Kの紅茶さん [映画館(吹替)] 4点(2015-07-25 18:38:30)
4.「アリエッティ」の母親役もですが、大竹女史はネガティブなイメージが多い、そして少しいらいらしてしまう。話はわかりやすくて多少おもしろかったですが、歌もそう魅力的ではないので、すぐに廃棄される記憶になりそうです。「思春期」仕様の操縦場パネルだけおもしろかったです。。
HRM36さん [映画館(吹替)] 5点(2015-07-22 16:32:04)
3.《ネタバレ》 公開初日に鑑賞。2部構成になっていたが,いきなり2部から始まってもよかったと感じる。頭の中のヨロコビ,カナシミなどの感情をキャラクターにするという発想が斬新で面白い。ストーリーは最初はあまり引き込まれなかったが,ライリーが転校してまわりの環境になじめずに家出を決意するところからだんだんとストーリーに奥深さがでてきて,カナシミのキャラクターの重要性がじわじわと伝わってくる。カナシミが記憶のカプセルの5つほど全てに触れてライリーが両親に抱きしめられながら泣くところは名シーンで感動した。
カジノ愛さん [映画館(吹替)] 6点(2015-07-18 22:52:29)
2.《ネタバレ》  シンプルなキャラクターがシンプルに織り成す複雑な「心」の物語。

 ライリーという一人の少女を中心に据えてその心の動きと精神の成長を描いていますが、それはライリーのみの閉じた世界ではなく、誰にも共通して存在する世界。映画を見ているうちに自然と観客は自分を見つめる事になります。これは子供向けのようでありながら、全ての世代に対応した物語。

 指令室から放り出されてしまったヨロコビとカナシミが帰還するまでの冒険物語は、引越しによって大きく揺らぐライリーの心にシンクロし、そこには成長する事の痛みが描かれます。谷底に棄てられた無数の記憶、イマジナリーフレンドとの別離はこちらの深層をも揺さぶってきます。可愛らしいキャラクターとファンタジックな映像によるポップな映画のように見えながら、非常に奥の深い作り。

 ディストピアもののようなスタイルで、世界が滅びに向ってゆくファンタジー(そう、『指輪物語』や『はてしない物語』のように)でもあって、そこには暗さ、重さ、悲しさといったネガティブなイメージがつきまといます。でも、それこそがこの映画のテーマを映しているのですね。悲しみもまた成長にとって重要な感情であるという事。喜び、悲しみ、怒り、嫌悪、恐れ、それらと上手くつきあって成長する。自分はそれと上手くつきあえてますか? 子供や他人のそれと上手くつきあえてますか? そんな事を考えさせてくれる映画。

 そこにはディズニー、ピクサーの作品的成長すらも反映されていて、アメリカのアニメーションの奥行きと可能性をしっかと感じさせてくれる作品でした。良質なものに触れて心を豊かに、そんな成長の欲求を満たしてくれる映画だと思います。

【追記】字幕版を見てきましたが、字幕版の方が理解しやすいようです。吹替版は何故か抽象的表現が多くて難解になっている気が。それにしてもセリフだけでなく各所のブロッコリーの映像を全てピーマンに置き換えてあるあたり、ディズニーのローカライズ能力は凄いです。

【追記2】日に日に思い返しては心の中で大きくなってゆく映画で、なので点数をちょっと訂正。本当はいちばん悲しい存在なのはヨロコビ(ジョイ)なんですよね。それが切なくて。
あにやん‍🌈さん [映画館(吹替)] 9点(2015-07-18 21:23:43)
1.《ネタバレ》 我が街では吹き替えのみですが、これは正しい判断だと思う。10歳くらいまでの子供連れで見るべき映画。そのくらいの子供には字幕はつらかろう。言い換えれば大の大人が一人で見るような映画ではなかった。でもこれ子供連れでも楽しめる作品なんだろうか?見てあー面白かったって話じゃないからなぁ。何だか見終わって気まずい沈黙になったりしないのかなぁといらん心配してしまった。
一部で話題となっている脳内ポイズンベリーとの関連性ですが、おそらく基本コンセプトは参考にして子供を主役に再構成したんだと思う。その意味ではパクリと言うよりインスパイアだと言った方がいいですね。でも脳内のお話はまだしも、現実世界のお話に何の花もないのがつまらなかった。何ともさえない感じのお父さん、いい人だとは思うけど起業してうまく行ったのかしら?
ぴのづかさん [映画館(吹替)] 5点(2015-07-18 13:50:35)
別のページへ
新規登録順】 / 【変更順】 / 【投票順】
123
マーク説明
★《新規》★:2日以内に新規投稿
《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 59人
平均点数 6.98点
000.00%
100.00%
211.69%
300.00%
423.39%
51220.34%
61016.95%
7610.17%
81525.42%
91016.95%
1035.08%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 6.33点 Review3人
2 ストーリー評価 7.00点 Review4人
3 鑑賞後の後味 7.00点 Review4人
4 音楽評価 7.33点 Review3人
5 感泣評価 6.33点 Review3人
chart

【アカデミー賞 情報】

2015年 88回
脚本賞ピート・ドクター候補(ノミネート) 
長編アニメーション賞 受賞 

【ゴールデングローブ賞 情報】

2015年 73回
アニメ映画賞 受賞 

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS