《改行表示》79.《ネタバレ》 注意、少し点数が甘すぎると思います。青春群像としては爽やかさにかけるし 出演者各自の焦燥感を描きたいのであればもう少し掘り下げて欲しいと思いました。 結果描きたい物が理解出来ません。 高校の雰囲気を楽しむ作品なのかな。私には時間の無駄でした。 平均点を下げたいので、点数低めにします。 【glxynt2】さん [地上波(邦画)] 2点(2015-08-09 02:41:21) |
《改行表示》78.《ネタバレ》 食い殺せ!かぁ。シミタヨ胸に(笑)。 さまざまな生徒の目を通して描きだされるのは「桐島」ではなく、あくまでそれぞれの生徒の視点からの格差あふれる高校生活や恋や部活動への熱い思い。やはり青春群像映画だなと。だからあのラストも違和感なく入ってきました。バンテージポイント的な断片をつむいで一つの事実を割り出す要素、たとえば桐島の人間を探るなんて要素はほぼ少ないのです。原作を元に曜日でそろえて高校生たちのそれぞれの青春を描くという方法は面白いと感じました。学校にものいくつもの階層があって、それぞれの階層の代表者が決して勝ち組負け組というものではなく、葛藤などを滲ませるのはいいなと。各エピソードは決してリンクしているものばかりでもなく、たとえるなら「呪怨」のような作りだなと。エピソードのバラバラ感が嫌いな人や構造が好きな人には物足りなく感じるのもうなずけるなと。でも悪い映画じゃない。十分に高校生活を思い出させてくれましたよ(笑) 【JF】さん [DVD(邦画)] 8点(2015-06-01 08:53:11) |
《改行表示》77.作り方がそれぞれの主人公目線で面白い。内容も学生の「青春」をちょっと思い起こさせる。 そして、それが全てと言えば全て。短編のつなぎあわせで、ある意味無駄のない作りなのかもしれない。だから映画としての評価も難しい気がする。 【simple】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2015-02-17 20:57:51) |
76.《ネタバレ》 なんか、ずいぶん昔の甘酸っぱい青春時代を思い出しました。まあ、そういう演出なのだから、この辺は監督と役者の力量で成功しているといえるでしょう。橋本愛のようなかわいい子がちょっとでも自分を知っていたりすると、もしかしてという、そんな思わせぶりをして結局はちゃんと隠れて彼氏がいたり、いけてるやつの彼女がビッチぽいそんなに可愛くもない女だったりと、何十年ぶりかに中高校時代の事を思い出しました。こんな気持ちを思い出させてもらえただけでも、観てよかったなと思ったりもしたのですが、ただ、冷静に映画のストーリーとしてはなにもないです。バレー部エースがやめた一週間という以外、なにかおこるわけでもなく、だから?というしかありません。自分が、学生時代にどちらの立場にいたかで、見方が様々になる映画で、私にはそんな甘酸っぱい青春を懐かしむだけの映画としか感じられませんでした。 【シネマファン55号】さん [インターネット(字幕)] 6点(2015-02-16 14:24:11) |
75.<原作未読>バレー部の絶対的存在であり校内のスターでもある桐島が突然部活をやめた。大なり小なり影響を受ける同級生たち。その少しの変化が、学校、とくにクラスという狭い枠内で絡み合い、ちょっとしたドラマを生んでいく。もし自分がこの中にいたら?と考えてみたが、これは全然面白くない。自分がどんな立場であっても、自分にとって桐島がどんな存在であろうとも、自分目線でしか事態を捉えられないから。しかしこのように多角的に見せることで、高校生のちょっとした騒動がエンターテインメントへと昇華していく。みんなが屋上に集結するクライマックスは何かとんでもないものを目撃している気分になった。またスクールカーストという少し嫌なものを見せつつも、10代の繊細な心、恋のほろ苦さや甘酸っぱさ、さらには爽やかさなどが全体の印象としては強く残り、青春群像劇として完成している点も見事。そういえば「日本よ、これが映画だ」と言ってきた某アメリカ映画に「ハリウッドよ、これが日本映画だ」とパロディで返していたが、このキャッチコピーを使う資格は十分に、いや十二分にあると思った。 【リーム555】さん [CS・衛星(邦画)] 10点(2014-11-24 15:20:39) |
《改行表示》74.群像それぞれのキャラクターは、実状の高校生活風景に比べるとおそらくは、ややオーバーであり、また、そこまでわかりやすいものでもないとは思うが、しかし、抽象化され、抽出されたエッセンスは確かに織り込まれていると思う。 かっこ良くても無味無臭の生き方が幸せなのか、かっこ悪くても情熱の薔薇が咲く生き方が幸せなのか。モテないやつらの援軍となるのはもちろん、神木隆之介役の方なのだが、ただ、この映画のテーマは桐島なので、その「理想の生き方」に比べると誰も彼もコレジャナイ、ココジャナイ感を抱えて生きていくのだろう。 スクールカースト上位にいた奴らはこれを見て呪われてしまえばいいと思うのだが、でも多分、そんな方向で他人の不幸せを願っても仕方なくて、スクールカーストとどう腹をくくって対峙していくか、また、同調圧力のある中でどう正直に生きていくかを、この映画から感じることが出来るかも、そんな気がする。 【よこやまゆうき】さん [DVD(邦画)] 7点(2014-11-23 18:54:06) |
《改行表示》73.《ネタバレ》 青春を語るには、青春を味わっていなければならないという鉄則を改めて思い知らされました。 私は何となく自分の学力にあった男子校に行き、友達もできずに部活も入らずに過ごしたので、そもそも高校時代の思い出なんてありません。というか、自分の卒業した高校に行ってたかも怪しいくらい記憶に残っていません。 もちろん、スクールカーストでは、今回の神木くんよりも底辺でした。 更にいうと、話題の原作も読みにくくって途中で投げ出しました。 でも、当作品は、私の琴線に触れる場面がたくさんありまして、そこが評価を高めたポイントです。 例えば、神木くんがほのかに恋心を寄せる相手にバラしていない彼氏がいるなんて、大人になってもやっぱりあることですね。 女子高生の生態なんてわからないし、たかが一人の生徒が部活やめるだけで振り回されまくってるし、出演者が早口すぎて聞き取れないことも多々ありましたし、吹奏楽部の部長はもはやストーカーレベルで気持ち悪くて仕方なかったですが、それでも監督の力量に最後まで楽しめました。 もう一度、人生やり直したいと、東出くんと一緒に涙しましたが、私には電話する相手はおりませんでした。 【シン*トー】さん [インターネット(字幕)] 7点(2014-11-09 14:04:59) |
72.《ネタバレ》 皆が知る桐島がいないことで日常の学校生活に色々波紋が起こっていく先が非常に気になるストーリーでしたが、終盤の急な流れに置いてけぼり感がありました。みんな桐島んちに行こうよ♪ 【とむ】さん [DVD(邦画)] 5点(2014-09-24 00:11:58) |
71.《ネタバレ》 かつて、冒頭近く女子のかったるい会話を観て、「これは不愉快な映画だな」と視聴を中止したことのあるオッサンです。再挑戦してみて、やっぱこれいいですね。何不自由なくも、生きづらい10代半ば。「戦おう。ここが俺たちの世界だ。オレたちはこの世界で生きていかねばならないんだから」。バトミントン部の女の子、吹奏楽部の部長、野球部のキャプテン。映画部の部長と副部長。彼らがしたたかに自分の居場所を作っている(しがみついている)様をみて、おそらく桐島のNo.2で実力があるにも関わらず、野球部幽霊部員の宏樹君。とんでもない時間の使い方をしてしまったと憔悴しているようなラストシーン。後ろ姿。かつてない青春映画だと、だいぶそれは遠い日のことになってしまった昭和の男のワタシは思うよ。 【なたね】さん [DVD(邦画)] 8点(2014-09-22 00:29:47) |
70.《ネタバレ》 懐かしくなるような青春の日常を客観的に淡々と描けていて映画としては良く出来ていると思う。しかし、なんだか釈然としないストーリー。落ちがもうひとつ欲しい。 【Keytus】さん [DVD(邦画)] 5点(2014-09-21 23:56:20) |
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69.《ネタバレ》 私が高校を卒業したのは20年以上前です。当時からスクールカーストはありました(私は帰宅部でしかもイケてないので当然下位)。現代はそれがさらに強化されている印象です。そうした中で、下位に位置づけられるであろう映画部の部長が曲がらない信念を持っており、陽キャ相手に戦いを挑むシーンはカタルシスがありました。(2021年再見)陽キャの女の子と偶然知り合いに。この先良いことがありそうじゃない?→いえいえ、女の子にはちゃんと彼氏がおりました、って陰キャあるあるだなあとしみじみ思いました。 【次郎丸三郎】さん [DVD(邦画)] 9点(2014-09-21 10:23:13) |
《改行表示》68.《ネタバレ》 高校時代を思い出せばもう13年も前の話になりますが、今も昔も若者たちは変わっていませんね。どちらかと言えば私も本作で言う映画部の様な青春を過ごしていたので、残酷なまでのスクールカーストや部長共の淡い恋心等は痛い程によく分かりました―。 「桐島」と言う偶像(アイドル?神?)を崇拝しないと右にも左にも進めない自称「ハイレベル」な帰宅部たちを、「持ってる奴ら」がカウンターストレートで打ち負かす様は爽快の一言に尽きました。本作には何色にも染まらないヒロキ君が出てきますが、彼は演者ではなくリアル、観客を表している様に感じました。「やっぱりかっこいいなぁ」この一言とそれに込められた思いは観る者の胸にグサッ!っと突き刺さると思います。傑作。 【Kの紅茶】さん [DVD(邦画)] 8点(2014-09-08 00:51:22) |
67.《ネタバレ》 同じ内容を、別角度から撮る手法は、黒澤の「羅生門」なのだが、その構成力のなさ、目的のなさ、はワザと青春物の未熟さをそれで表そうとしてきるのか不明。学生生活の不安と自分とは何かをさぐっている内容は良く描写されていた。現実の不透明感が漂っていることにおいて傑作ではある。但し、映画部に肩入れすることや、そのメッセージが本題に対して何なのか?ただ、漠然とした映画のように思えた。 【cogito】さん [DVD(邦画)] 6点(2014-08-17 00:25:30) |
66.《ネタバレ》 映画部じゃなくアニメ同好会だったら、もっと痛い映画だったと思う。よりカーストが激しいから。(海外は知らないが)日本社会は今も変わらず、「漫画にアニメにゲームにフィギュア」は馬鹿にする。●多数側はいつも、少数側を馬鹿にして楽しむ。区別じゃなく差別。差別ほど楽しい娯楽が、彼らにはない。それが日本社会の現実。つまりつまりつまり、多数派の人間たちは「差別が大好き、いじめが大好き、殺人事件が、戦争がとっても大好き」。本当にそう思うんだ。●映画部のリーダー前田は、戦争を起こす側じゃない。戦争はいつも桐島側が始める。そう思わないかい?■文庫を手に取ったら、最後に監督が文章を寄せていた。この監督は、いい映画を撮ることを確信。『腑抜け』もすごく良かったし。★10点! 【激辛カレーライス】さん [DVD(邦画)] 10点(2014-08-15 20:33:06) |
《改行表示》65.《ネタバレ》 同じ日の出来事を別角度から何度も描く手法が新鮮。 でもそれが仕掛けとして機能しているかというと微妙なところ。 一応別々の視点が最後には重なり合うけど、劇的な展開を見せる訳でもなく、 むしろ主役を定めない作りが、誰に感情移入していいのか分からない弊害になっている気がする。 キーパーソンになっている人物も最後まで出てこないし、釈然としないまま終わってしまった。 【勾玉】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2014-08-12 15:47:49) |
64.《ネタバレ》 思ってた映画と全然違い、鉄男のち○こドリルを見るかみききゅんと橋本愛やラストに向けての屋上でのカオスっぷりなどなかなかシュールな面が際立った映画でしたね。野球部の先輩がなんかやたらかわいかったり、吹奏楽部の女子がやたらうざかったりと個のキャラクターも立っていて面白かったです。 【映画大好きっ子】さん [DVD(邦画)] 7点(2014-08-12 14:37:29) |
63.《ネタバレ》 もう10年以上前の自分の中高生の時の感覚をリアルに思い出させてくれる不思議な映画。とてもおもしろい。 |
62.《ネタバレ》 複数の視点から物語が進行していく形式の映画だ。その進行スタイルからもうちょっとラストにかけてひねりがあるのかと思ったらそうでもなかった。そこがちょっと残念。映画部の監督がいい味出していたのがgood。高校時代の部活の匂いが感じられる作品で、苦手なスポ根ものではなかったのはよかった。正直分かりにくい描写もあったかな。 【やぶからスティック】さん [DVD(邦画)] 5点(2014-06-07 11:16:52) |
61.《ネタバレ》 題材は良いと思うし、途中まではそこそこ面白かったけど、屋上でのどさくさに紛れたゾンビ映画撮影の場面で急にしらけてしまい、そのまま終わってしまった。ファンタジーな場面を挿入せずにリアリティを終始維持していれば、もう少し高い評価になったと思います。 【川本知佳】さん [DVD(邦画)] 5点(2014-05-18 01:09:25) |
《改行表示》60. ああ、この作品の構成手法は、まるで『去年マリエンバードで』じゃないの。こちらは、この間亡くなったアラン・レネの有名な問題作で、複数の視点から話があらためて語られ直す。アラン・レネは黒澤の『羅生門』に触発されたというから、そうすると原型は『羅生門』か。 それにしても、高校生活がいかに狭く閉ざされた世界か、そんなところがよく出ていましたね。たとえていえば、原野でなく、狭い動物園の中で生かされている動物たちのような。自分の高校時代を想いだしてみても、この国の高校という特殊な世界の、そうゆう変なところがよく描けていました。私としては、劇中の「いけてない」映画部の連中だけが感情移入できました。 【goro】さん [DVD(邦画)] 7点(2014-05-02 18:32:48) |