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アンビリーバブル

[アンビリーバブル]
It's All About Love
2003年スウェーデンデンマークオランダ上映時間:104分
平均点:4.86 / 10(Review 7人) (点数分布表示)
サスペンスSFラブストーリー
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監督トマス・ヴィンターベア
キャストホアキン・フェニックス(男優)ジョン・マチャウスキー
クレア・デインズ(女優)エレナ・マチャウスキー
ショーン・ペン(男優)マルチェロ
ダグラス・ヘンシュオール(男優)マイケル
アラン・アームストロング(男優)デイヴィッド
マーク・ストロング〔男優・1963年生〕(男優)アーサー
脚本トマス・ヴィンターベア
モーゲンス・ルーコフ
音楽ズビグニエフ・プレイスネル
撮影アンソニー・ドッド・マントル
あらすじ
世界各地で異常現象が起きている2011年の地球。ジョンは、別居中の妻で、世界的に有名なフィギュアスケート選手エレナとの離婚のためニューヨークを訪れる。しかし、そこは異様な街と化しており、妻の周囲にも異変が…。強く否定していた妻への愛が決して消えてはいないことに気付いた彼は、迫り来る死から彼女を救い出そうと決意するのだったが…。
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1.ドライな世界は「トゥモロー・ワールド」だし、夫婦愛の描写は「ファウンテン 永遠につづく愛」に似ているし、この映画はSF作品としては標準的な内容であるといえます。しかし監督はドグマ出身のヴィンターベア。彼は自分の作品がありふれたSF映画になることが許せなかったようで、シュールなイメージの大量投入を行うことで、本作を難解な芸術作品に見せようとしています。しかし監督のこの姿勢が映画を厄介なものにしていて(決して難解ではない)、正直言って私は付いていけませんでした。問題は、本筋とは無関係な設定やイメージを無秩序に氾濫させてしまったこと。前半部分は真面目に鑑賞していたのですが、「イメージは投げっぱなしで、どうやら伏線を回収する気はないらしい」ということに気付いてからは、観ているのが苦痛になるほど退屈しました。断片からストーリーを語ろうとする姿勢、真面目な顔をしてギャグを挿入してくる独特の語り口(“空飛ぶウガンダ人現象”なんてダウンタウンのコントですよ)はデビッド・リンチを相当に意識したものですが、シュールの質がリンチよりも粗いのです。リンチ作品は論理的に計算されていて、オチから逆算するとほぼすべての伏線の意味を把握できるのですが、本作には無意味な場面が多すぎます。本作は完璧に失敗作だと思います。唯一の救いはクレア・デインズを美しく撮れていたことで、同時期の「ターミネーター3」ではまったく魅力のなかった彼女が、まるで別人かのように輝いています。役者を美しく撮ることは監督の才能のひとつだと思うので、この点に関しては評価したいと思います。
ザ・チャンバラさん [DVD(吹替)] 3点(2012-01-07 14:10:48)
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【点数情報】

Review人数 7人
平均点数 4.86点
000.00%
1114.29%
200.00%
3114.29%
4114.29%
5114.29%
6114.29%
7114.29%
8114.29%
900.00%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 0.50点 Review2人
2 ストーリー評価 3.50点 Review2人
3 鑑賞後の後味 0.00点 Review1人
4 音楽評価 0.00点 Review1人
5 感泣評価 0.00点 Review1人
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