4.《ネタバレ》 多分、ストーリーの弱さは、原作のせいなのかもですが・・それコミでの評価です。
主人公鈴木の活躍がありません。 市場独占の為に、あまりに理不尽な動機のテロ事件。
彼女を殺された鈴木の怒涛の復讐劇が始まると期待してたのに、第三者的な殺し屋が出てきて
あっさり仕留めてしまいます。 極悪人の苦しむ姿はなく、断末魔は見られません。
「あなたに復讐は似合わない、だって虫も殺せないでしょう?」 いやいや、ツマんないよソレ。
その辺が評価上がらない原因じゃないのかなあ。 殺し屋鯨と蝉の戦いは相打ちとなったが
死んだ後で、一緒にドライブのシーンて、要る? 原作にどう描かれてるのか気になってきた・・
とにかく、鈴木はもっと仕事してもらいたいし、寺原会長は断末魔の結末としてください。6点
※原作読みました。 原作と違いますね。
原作では、押し屋の槿が最後まで鈴木に絡んできます。鯨が鈴木に迫るのも阻止。
また、寺原会長と鈴木の対面は無いですね。比与子を殺すのは蜂ではなく槿。
この監督、結構いじくりまわしてしまいました。
結果として、原作にあった「押し屋と鈴木の友情のようなもの」が薄くなってしまいました。
ストーリーを変更した事で、寺原会長がクローズアップ、その結果として、観客の期待は
寺原会長の死に方に寄せられてしまいますが、そこが甘くなったので、映画として失敗。
いつもの事ですが、「原作の方が面白かった」感が残りました。 残念、更に減点です