天井桟敷の人々のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。4ページ目

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天井桟敷の人々

[テンジョウサジキノヒトビト]
(天井桟敷の人々 第一部:犯罪大通り 第二部:白い男)
Children of Paradise
(Les Enfants du Paradis)
1945年上映時間:190分
平均点:7.76 / 10(Review 72人) (点数分布表示)
公開開始日(1952-02-20)
ドラマラブストーリーモノクロ映画ロマンス
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タイトル情報更新(2022-11-28)【イニシャルK】さん
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監督マルセル・カルネ
キャストアルレッティ(女優)ガランス
ジャン=ルイ・バロー(男優)バティスト
ピエール・ブラッスール(男優)フレデリック・ルメートル
マルセル・エラン(男優)ピエール・ラスネール
ピエール・ルノワール(男優)ジェリコ
ルイ・サルー(男優)モントレー伯爵
マリア・カザレス(女優)ナタリー
ジャヌ・マルカン(女優)エルミーヌ夫人
ガストン・モド(男優)絹糸(盲人)
ポール・フランクール(男優)警部
ジャン・カルメ(男優)エキストラ(ノンクレジット)
脚本ジャック・プレヴェール
音楽ジョセフ・コスマ(ノンクレジット)
モーリス・ティリエ
撮影ロジェ・ユベール
配給東宝
フランス映画社(リバイバル時)
ザジフィルムズ(リバイバル時)
美術アレクサンドル・トローネ(プロダクション・デザイン)
レオン・バルザック
その他ウィリアム・シェイクスピア(劇中劇『オセロ』作者)
あらすじ
19世紀のフランス。貴婦人の容姿を持つガランスは請われるままに紳士に従う娼婦だった。野外劇の見物中にスリの嫌疑をかけられたガランスを、舞台から現場を目撃した道化師のバティストは無言劇で救う。劇場デビューを果たしたバティストはダンスホールで再会したガランスを演劇に引き入れるが、恋多きガランスには男性ファンがつきまとい、プラトニックな愛しか知らないバティストは手が出せない。一方、女優のナタリーは才能豊かなバティストを熱愛する。ナチス占領下でフランス人の気骨と芸術至上主義を歌った無言の抵抗映画。
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12.謝肉祭にはじまり、謝肉祭に終わる……。どの登場人物の気持ちも痛いくらいにヒシヒシと伝わってきます。そう、本当に痛い。「何でこうしなきゃいけないんだろう?運命の悪戯?どうして?どうして~っ!!」と思いながら観ていたので、むっちゃ疲れました。み~んな、自分の想いをどこに投げかけたらいいのかわからなくて、それでも懸命にあがいている。はっきりいって分別のついた大人は誰もいません。客観的にみたら“バカ”ばっかりなんですが、皆が皆“愛すべきバカ”なんです。イヤな人物っぽく描かれている伯爵でさえ、この映画では哀しい人と思えてしまうから不思議。だから、印象的なシーンやセリフはたくさんあります。その中であえて一つを挙げるとすれば、舞台のギャランスを見初めた伯爵が楽屋にやってきて、口説き文句を言った後のギャランスの言動でしょうか。「宝石だ、馬だ~並べてさぞ豪勢でしょうよ。天がくれるというならもらうわ。“あなたの人生が一変する”ですって? 私の人生がないとでも? これでも好きな生活よ。とにかく財産目録を並べるのも結構。私を好きなのも結構……」という言葉にカックイイ~って思ってしまいました。
元みかんさん 7点(2003-11-09 07:01:56)
11.《ネタバレ》 ドイツ占領下のパリで3年以上の歳月をかけて作られた3時間半の大作。それだけに見所もそれぞれの登場人物にも多くの見方や見所がある。まずバチストのジャン・ルイ・バローのパントマイムの素晴らしさ。これだけでも感動もんです。美貌のガランスをめぐる男たちは悪党、俳優、伯爵とバチストの4人。みなガランスの愛を求め、求められればそれに答えるガランス。でも真実の愛はバチストのものだった。でも純情で臆病だったバチストとガランスはすれ違い。お互いに愛情を確認したときにはすでに妻子がいて、ガランスは身を引いて去っていく。
妻となったナタリーは本当にバチストを理解し愛していたんだし、みな不幸な心と運命ののすれ違いというしかない。
長いけれど見るうちに話に引き込まれる。それぞれの人物が個性的で興味深いし、セリフは哲学的であったりユーモアがあったりと変化に富んで面白い。劇中劇でパントマイムの無言劇やオセロなどセリフ劇も楽しめる。19世紀のパリの賑わいや人々の群れ、歓楽街を背景に繰り広げられる事件や人間模様は今見ても素晴らしいものがあると思う。
キリコさん 9点(2003-11-01 23:29:55)(良:2票)
10.《ネタバレ》 名台詞、パントマイム、キャラクター、画面、その全てが素晴らしい映画。長さを全く感じさせない場面展開。フランス映画って面白いんだ、と気付かせてくれた一作。これが戦時に作られたという所に、フランスという国の文化に対する高貴なプライドを感じる。だけどス筋書きはやはり古い映画らしく陳腐。ラストが、どうしても納得いかない。三人が三様に不幸になって終わるかんじ。マリア・カザレスが哀れすぎる。戸口に佇んでた子供が可哀想。そしてそのまま終了。あれはどうなの?
ともともさん 9点(2003-08-21 17:58:12)
9.《ネタバレ》 ジャンのパントマイムは最高です。フランスがナチス占領下にあった頃に作られたのという事実にあらためてこの映画の出来に感服する。エンディングの人波に流されてゆくジャンの表情がなんとも切ない。
kaedeさん 10点(2003-08-03 01:18:59)
8.名画だといわれている作品だけど、私的にはかなり辛かった。何より主要登場人物の3人が3人とも嫌なヤツにしか思えなかった。今、見たらまた評価が変わるかもしれないけれども、15年ほど前に見たときの評価ってことで……
万年青さん 4点(2003-06-25 03:41:04)
7.パントマイムっていいなぁ・・と思った。最近の映画には失われたものがこの映画にはある。
李将龍さん 10点(2003-06-20 12:15:26)
6.ナチの占領下に巨費を投じて作られたという。これぞまさしくフランスという作品。ナチに占領されたって1人残らずフランス人を殺さない限り、我々はこういう映画を作る、と言う強烈な自己主張を感じた。ジャン・ルイ・バローが気品溢れる演技で、見せる。いま、巧い役者は多いけれど気品のある役者というと、すぐ思いつくのはマギー・スミスくらい。私はもうあの出だしの音楽を聴くだけで胸が熱くなります。何度見たか数え切れません。恋愛1つとっても人の心はどうすることも出来ないのだと思い知らせてくれます。マルセル・カルネ監督の「北ホテル」もいい。
大木眠魚さん 10点(2003-05-12 00:02:53)(良:1票)
5.あまりにも有名な作品ですが、設定やストーリーは、現代人の感覚で見ると、変。
ゴージャスなディテールを楽しむ心構えがないと、おそらくがっかりするでしょう。
単に美しいだけの映画とももちろん違うわけですが、たとえて言うなら、現代の映画とは文法が違う感じ。
仕方なく7点をつけましたが、ほんとはこういう名画に点数をつけるというのはおそれおおいことだと思います。昔の名画はほんとに点数付けが困ります。
ガランスを演じたアルレッティのゴージャスさ、バチスト役のジャン・ルイ・バローのマイムの美しさ、舞台の完璧さ。ため息が出るほどでした。それぞれは間違いなく120点です。(ちなみに、最近になってCSでも見ましたが、大画面で見たバチストの美しさは、TV画面での再現ははっきり言ってムリでした)

本当の主役とも言うべき「人々」(=群集)の描き方も、まことにダイナミック。
その意味からも、本作はディテールをこそ堪能すべき作品だろうと思っています。

これがナチス占領下にあったとき作られたんだからすごいよね、といった見方も、間違ってはいなんでしょうけけれど、ほかの映画と公平に見比べていない気がして、私はそういう見方は好きじゃないんです。

今でもたくさんのシーンが脳裏をよぎる、それこそが私にとっての名画の証だろうと思います。

「これは見ておいたほうがいいよ」と知人から勧められ、20代のときに映画館で見ておけたのはラッキーでした。(期間きわめて限定の特別上映でしたが、ほかのレピュワーさんの中にも、映画館で観た人、決してまれではないんですね。ビックリ)
おばちゃんさん [映画館(字幕)] 7点(2003-05-10 14:14:23)
4.フランス映画の良さ。名台詞のオンパレード。ハリウッドには絶対まねできないフランス映画の金字塔。ちょっと長かったので一点マイナス。
けいさん 9点(2003-05-04 23:33:28)
3.ジャン=ルイ・バローのパントマイムだけでも観る価値ある。物語も、フランス~って感じの空気を漂せながらも重すぎず、長さを感じさせない。バチストのは美しい。
さみーさん 9点(2003-05-02 23:18:13)
2.ナチスドイツ占領下において,カルネはじめフランス映画人の威信をかけた大作だが,モノクロ・スタンダードのため,「いかにも大掛かり」という感じはしない。フランス映画らしく,スカッとわかりやすい躍動感はないが,名優たちの演技と洒落た台詞のはしばしにユーモアと軽妙な味わいがあり,「恋なんて簡単よ。」アルレッティ演ずるギャランスの言葉にも言い知れぬ深い人生観がにじむ。ジャン=ルイ=バローのパントマイム!まさに至芸,これだけでも一見の価値あり。それにしても,3時間を越える大作だが,アクビもなく引き込まれた。劇場で観たのだが,これを観てから2週間はほかの映画を観る気がしなかった。その場での激情はないけれど,何だか後から効いてくる,いかにもフランス映画らしい歴史的名編。
ousaka007さん 8点(2003-02-08 12:21:38)
1.フランス映画史の金字塔と言われる作品です。これが切ない恋の映画というのは、やはりフランスだな~と思います。最初はやや退屈ですが、後になるほど面白くなってきます。フランス映画好き、という人は見ておくべきでしょう?
クロマスさん 7点(2002-12-16 13:14:36)
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【点数情報】

Review人数 72人
平均点数 7.76点
000.00%
100.00%
211.39%
311.39%
411.39%
568.33%
6811.11%
71115.28%
81318.06%
91926.39%
101216.67%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.66点 Review6人
2 ストーリー評価 8.80点 Review5人
3 鑑賞後の後味 8.83点 Review6人
4 音楽評価 8.75点 Review4人
5 感泣評価 9.00点 Review4人
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【アカデミー賞 情報】

1946年 19回
脚本賞ジャック・プレヴェール候補(ノミネート) 

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