ミュンヘンのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。6ページ目

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ミュンヘン

[ミュンヘン]
Munich
2005年上映時間:164分
平均点:6.91 / 10(Review 141人) (点数分布表示)
公開開始日(2006-02-04)
ドラマサスペンススポーツもの犯罪もの歴史もの実話もの小説の映画化スパイもの
新規登録(2005-08-05)【rothschild】さん
タイトル情報更新(2019-06-21)【Olias】さん
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監督スティーヴン・スピルバーグ
キャストエリック・バナ(男優)アヴナー
ダニエル・クレイグ(男優)スティーヴ
キアラン・ハインズ(男優)カール
マチュー・カソヴィッツ(男優)ロバート
ハンス・ジシュラー(男優)ハンス
ジェフリー・ラッシュ(男優)エフレイム
アイェレット・ゾラー(女優)ダフナ
ギラ・アルマゴール(女優)アヴナーの母
マイケル・ロンズデール(男優)パパ
マチュー・アマルリック(男優)ルイ
モーリッツ・ブライプトロイ(男優)アンドレアス
ヴァレリア・ブルーニ・テデスキ(女優)シルヴィー
イヴァン・アタル(男優)トニー
マリ=ジョゼ・クローズ(女優)ジャネット
リン・コーエン(女優)ゴルダ・メイア首相
ダニエル・ベス(男優)アメリカ人の選手
マイケル・カーン(男優)
ヒアム・アッバス(女優)
森川智之アヴナー(日本語吹き替え版)
土田大スティーヴ(日本語吹き替え版)
水野龍司カール(日本語吹き替え版)
岡寛恵ダフナ(日本語吹き替え版)
佐々木梅治エフレイム(日本語吹き替え版)
坂口芳貞ハンス(日本語吹き替え版)
藤原啓治ルイ(日本語吹き替え版)
田中敦子〔声優〕ジャネット(日本語吹き替え版)
仲野裕パパ(日本語吹き替え版)
京田尚子ゴルダ・メイア首相(日本語吹き替え版)
村治学ロバート(日本語吹き替え版)
伊井篤史(日本語吹き替え版)
原作ジョージ・ジョナス「標的(ターゲット)は11人 モサド暗殺チームの記録」(新潮文庫刊)
脚本トニー・クシュナー
エリック・ロス
音楽ジョン・ウィリアムズ[音楽・1932年生]
編曲コンラッド・ポープ
撮影ヤヌス・カミンスキー
製作スティーヴン・スピルバーグ
キャスリーン・ケネディ
バリー・メンデル
コリン・ウィルソン
ユニバーサル・ピクチャーズ
ドリームワークス
配給アスミック・エース
特殊メイクニール・スキャンラン
アンディ・ガーナー
特撮ILM/Industrial Light & Magic(視覚効果)
美術リック・カーター(プロダクション・デザイン)
トニー・ファニング
アンドリュー・メンジース
ヤーノシュ・サボルチ
ジョン・ブッシュ[美術](セット装飾)
ジョージ・デ・ティッタ・Jr
衣装ジョアンナ・ジョンストン
編集マイケル・カーン
録音アンディ・ネルソン[録音]
字幕翻訳松浦美奈
その他ジョン・ウェイン(スペシャル・サンクス)
あらすじ
パレスチナのゲリラが、ミュンヘン・オリンピック中の選手宿舎内に潜入し、イスラエル選手を全員射殺した。この事件を機に、イスラエルは、報復のために、密かに暗殺チームを編成して、首謀者全員の殺害を計画する。 実際に起きたあのテロ事件をもとに事実を脚色して映画化。
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41.理由の如何を問わず、国家や宗教あるいは民族間の対立は、やがて紛争を招き、世界中を不安と混沌へと貶めていく。スピルバーグ監督のこの最新作は、人間の愚かしい闘争の歴史は際限なく今なお繰り返されているという基本理念から、テロリズムという名の「報復」を扱ったドラマである。「連鎖」という言葉がマスメディアで流行になるほど、そのテーマには深く重いものがあるが、そのテーマ性には然程感じ入るものがなかったのは何故だろうか。それは政治的なメッセージ映画である以上に、純粋な娯楽映画としての面白さが勝っているからに他ならない。どんなに先鋭的で重いテーマをシリアスに撮ろうとしても、スピルバーグの娯楽監督としての先天的な才能は隠し切れない。それが、彼の事をよく“三つ子の魂、百まで”などと茶化される所以である。彼の作品の特徴でもある“はぐらかし演出”の片鱗は今作にも見受けられ、遊び心を感じさせるが、それにしても渋い作品に仕上がったものだ。ドキュメンタリー調に呼応するような顔ぶれも渋いが、カラー作品でありながら、色彩というものを全く感じさせない。時代背景という事から70年代に撮った映画を今再び上映したらこんな感じになるという、退色効果を最大限に生かしている点に、彼特有の拘りを感じさせる。時代に拘るという意味においては、この頃のアクション映画やサスペンスもの、あるいはスパイ映画などのエッセンスが、ふんだんに散りばめてあるのも見逃せない。それら数々の殺しのテクニックが最大の見所でもあるが、中でも女の殺し屋に子供の玩具のような、実に簡単な銃器で報復するシーンなどは、飛行機ごと高層ビルに激突し多くの生命を奪ったテロリズムに対する、彼なりの自己主張と批判を感じさせる。本作の主人公たちは須らく自らの意思や使命感などでは無く、「報復」と言う名の「仕事」をこなしているに過ぎない。だから彼らに達成感などあろうはずもなく、カタルシスとは無縁の“心の痛み”が残るだけなのである。「復讐」もまた「ビジネス」である事を改めて想起させる終盤は秀逸であり周囲の景観に溶け込んで遥か遠く微かに見える在りし日のWTCビルのさり気無さは、稚気溢れたこれ見よがし映像の多い彼の作品の中でも異質なほどで、だからこそ余計にインパクトがあり、彼の演出家としての成熟度を感じさせ、本作が紛れもなく大人の映画だと認識させられるのである。
ドラえもんさん [映画館(字幕)] 9点(2006-04-30 18:09:28)(良:2票)
40.《ネタバレ》 最初は映画館で、今回DVDにて鑑賞。ミュンヘンオリンピックの事件の時は僕は小学生だったが、なんとなく覚えている。今も憎悪と暴力の応酬が続くパレスチナ。ユダヤ系であるスピルバーグにとっては大変身近なテーマなのだろう。その点日本人にとってはニュースでいつも見ることはあっても、何処か遠い世界のような気がする。平和ボケが良いか悪いかは置いて無実の国民を何百人も拉致されても何も出来ない日本とは全く違う。イスラエルも、土地を終われたパレスチナ人も、自らの国、生存権を守るためには暴力をも躊躇しない。その血と暴力の歯車に否応無く巻き込まれていくアヴナーは、任務を遂行するうちに、段々とこの現状に疑問を抱くようになり、最後には暴力の応酬からは何も生まれないことを悟るわけだ。うーん、しかし、どうだろう。この応酬からは何も益が無いということは多くの人がわかっているのではないだろうか。それでも止まらない現実に悲劇がある。映画としてそのような落とし所に持っていくのはとても正統で、確かにそのとおりなのだが、僕には何か割り切れないものが残る。おそらくスピルバーグもその辺はわかっていて、その絶望がラストシーンのWTCに現われているのではないか、と僕は解釈したのだが・・・。
ロイ・ニアリーさん [映画館(字幕)] 8点(2006-04-30 16:16:59)
39.所謂「前提知識が無いと訳が分からなくなる映画」です。
「パレスチナ問題」に繋がる、イスラエル人とパレスチナ人の対立が主軸な訳ですが、これに加えて

「黒い九月事件」

このワードに聞き覚えがない場合は事前に知識を仕入れて置いた方が良いです。
知らなくても楽しめるんですが、知ってると更に楽しめます(^-^)

「ミュンヘン事件」
については
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9F%E3%83%A5%E3%83%B3%E3%83%98%E3%83%B3%E3%82%AA%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%83%94%E3%83%83%E3%82%AF%E4%BA%8B%E4%BB%B6
ここに書いてあります。軽く目を通しておくと良いかと。
らべさん [映画館(字幕)] 8点(2006-04-28 00:23:54)
38.《ネタバレ》 非常に良く出来た作品です。スリリングな展開、アクションもハリウッド仕様でとても迫力がありました(爆発シーンは心臓が止まるかと思いました。)。

 しかし、これが現実に起きた話を基に作られた作品であり、ここで描かれているパレスチナの問題はあまりにも惨たらしく、そして今なお殺し合いが続いている事を考えると、非常に恐怖を感じてしまいます。スピルバーグは自らの出自がユダヤ系であるにもかかわらず非常に中立的に描いており、逆にそれが双方が加害者であり被害者であり、また正義であり悪であるという救いようのない現実を浮き彫りにしています。
TMさん [映画館(字幕)] 8点(2006-04-16 22:10:41)
37.Munich と書いて ミュンヘン とは、どうしても読めない自分がいる。
STEVE-Oさん [映画館(字幕)] 8点(2006-04-14 21:40:33)
36.スピルバーグの楽しく愉快なアクション演出、サスペンス演出を楽しもう。まるでこれは70年代アクションではないか。■異国のホテルのベランダ。風が気持ちよく吹き、繁華街のざわめきが階下から微かに聞こえてくる。隣室の新婚夫婦と、やがて暗殺されるであろう男との語らい。そして暗殺の合図を示すベッドサイドのスタンドをなめ逡巡する暗殺者の表情を捉えた、悪い意味でも良い意味でも稚気あふれる構図。そして爆発。■あるいは、子供が忘れ物をとりに暗殺現場へと帰ってくるあたりのサスペンス、そしてオランダ女!!!その登場時の時代錯誤なノワールぶり、そして暗殺シーンのああなんてかっこいい銃なんだ、とガウンをはだけた女の風情。あるいは市街地での銃撃戦。画面に対し垂直に配された階段を駆け下りるモサド暗殺チームと、下で待ち受けるパレスチナ軍団を共におさめたロングショット。見せ場のことごとくが、かああっつこいいいいい。■正直、私はそれで充分なのだが、ま、いろいろある。そのいろいろがスピルバーグの場合、許せちゃうのが何故だかわからん。ゲージつぶるなよ深刻ぶるなよ、とは思うが、許せちゃうのは何故だろう。
まぶぜたろうさん [映画館(字幕)] 10点(2006-03-29 00:27:43)
35.テロに対して報復しようとすることは分からないことではないが、結局やっていることはテロと同じ。互いに自分達が正義だと信じているのでタチが悪い。周りの国を巻き込んでさらに状況を悪化させるだけだと思う。イスラエルはパレスチナに移住してきたユダヤ人達が独立して出来た国だから、もともといたパレスチナ人達にとっては侵略者になるので、問題が複雑化してるのを感じた。
実話だけに重苦しい感じであと味悪かったです。
nishikenさん [映画館(字幕)] 6点(2006-03-24 07:48:27)
34.こういった作品が作られたということを客観的に評価できるのは、我々日本人のような民族なのではないだろうか。定まった宗教もない。民族もほぼ統一されている。土地を失ったこともない。更に、60年間もの間戦争が起こっていない。よって、世界で起きている出来事を、主観ではなく客観的に見れる目を、我々日本人は持っていると思う。そして、世界にそんな国は他にないのだから。本作に対し、イスラエル側、アラブ側、共に否定的な意見を出しているようだが、当然のことである。何故なら、作品自体が両国、というか醜い土地の奪い合いを否定しているからだ。だからこそ、我々が評価しないといけないと思う。作品としての点数自体は6点だが、作品が作られた意義は10点だと思う。
こばやんさん [映画館(字幕)] 6点(2006-03-12 00:15:25)
33.賛否両論あるようですが、今の時代だからこそ必要な映画だったと思います。
longsleeper21さん [映画館(字幕)] 8点(2006-03-10 19:44:26)
32.娯楽とテーマ性を両立させたバランスの良い作品だと思います。緊張感を保ちつつ長さを感じさせないスピルバーグの職人技に感服。ただ、あまりにキレイにまとめすぎてて、それでいいのか?と感じます。このテーマなら、後味はもっと不快で良いはず。劇場を出た後の尾を引く不快さがないのです。たぶん一年後には記憶の波に流されてしまいそう。役者にも脚本にも演出にも不足は無いんですが・・・・・・一番印象に残ってるのがアヴナーの包丁捌きだったりして(笑)
HIDUKIさん [映画館(字幕)] 7点(2006-03-05 15:43:23)
31.内容というより、爆破のシーンが今までで一番迫力があった。
アルテマ温泉さん [映画館(字幕)] 7点(2006-03-02 22:30:12)
30.《ネタバレ》 近年のスピルバーグ映画としては演出が冴え渡っている。エリック・バナの演技も秀逸で暗殺者の苦悩がひしひしと伝わってくる。家族と会えない辛さ、特に生まれたばかりの赤ちゃんの声を電話で聞いて泣くシーンは自分も涙が出てきた。カメラワーク・効果音を駆使して超一級の娯楽映画として仕上がっている。さすがスピルバーグ!実話というよりはミュンヘン事件を題材としたサスペンス映画として観る方が楽しめると思う。ただ暗殺シーンはリアルすぎる。女殺し屋を殺すシーンは正直言って見るのが辛かった。カップルにはあまりお奨めできません。一人もしくは同性で観に行きましょう。
CHIROUくんさん [映画館(字幕)] 9点(2006-02-22 23:57:47)
29.《ネタバレ》 久しぶりの劇場鑑賞で堪能しました、知識としては知っていても本当に理解するのは難しい、実行犯に直接的に報復したとしても何の解決にもならないのに。。。と言うような単純な思いが沸いてくることからして、とりあえず平和な日本で映画とか観てる私には、複雑な状況や問題を理解するのは無理なのかもしれません。最初はビビリながら報復していたのに、だんだん麻痺して、最後には家族や自分も狙われてると疑心暗鬼になっていく様はやりきれないですね。血なまぐさい内容の中でのギャップからと思うのですが食事シーンが印象的で、転勤先で寂しくポソポソ食事してる身としては、家族とか大人数で食卓を囲んで食事したいと思いました。
ないとれいんさん [映画館(字幕)] 8点(2006-02-22 19:33:44)
28.《ネタバレ》 祖国を失う喪失感と、報復の連鎖という悲しい現実は日本人には実感しにくいものかもしれない。それだけに、この作品によって実際に起きた悲劇を間接的にも垣間見ることによって、パレスチナ問題の根深さをまざまざと見せ付けられたように思います。30年以上前の出来事だけど、現在のイラクの状況と照らし合わせると何も変わっていないことにかえって心が痛みました。    一人の父親が殺人鬼となっていき、最後には自分や家族の身を案じて疑心暗鬼に陥っていくさまは悲しい。立場は違えど、指名手配犯も同じような心境なんだろうなと感じます。人を殺すことを正当化し、推し進めることで人間性を失っていく様子が克明に描かれていて、国家間の争いと個人間の争いは規模は違えどかくも同じなんだと思い知らされました。    青みがかった粒子の粗い映像と、徹底的に作りこまれた当時の風景や美術がリアリティを出しています。一人一人の殺しのテクニックを丁寧に見せるあたりはスピルバーグ監督の密かな持ち味である「残忍性」が牙をむくように表れていて瞠目させられ、一人を殺めるごとに主人公らの心境がより危険に変化していく様子と、エスカレートしていく殺害方法がオーバーラップしていきます。時折、SRD-EXを活用したサラウンドが唸るあたりも監督らしいですね。印象的に登場する食事シーンも効果的に感じます。    ラスト、重要な建築物が3棟ほど登場しますが、寒空のニューヨークとその建築がこの映画の回答の無さを見事に表現していました。
トトさん [映画館(字幕)] 7点(2006-02-20 10:28:49)
27.《ネタバレ》 この映画を知るまで、オリンピックでこんな悲劇が起きていたなんて全く知りませんでした。急な爆発シーンにビクッっとなったりしましたが、何度もケータイを見ては、3回程席をはずした隣のサラリーマン(仕事行けっ!!)に気を散らされながら観たこともあり、残念ながら私にはこの映画をあーだこーだと批評する程残るものがありませんでした。いや、残ったものはあったか・・・。もう死んでしまった人が「あの時は恐かったよ~」なんて言えませんが、最初に拉致された時と、最終的にヘリコプターの中で殺された選手達(特に2台目のヘリに乗ってた人)の恐怖と絶望を考えると涙が出てきました。。フィクションであってほしいです。家がどんな宗教でも結構平気でチャペルで挙式しちゃったりする日本人である私には、愛国心とか民族間の紛争とかよく分かりません。私の愛国心といえばオリンピックやワールドカップで日本を応援する位でしょう。なんかこう・・・根が深すぎるというか。悪くは無いんですよ。
ぶりさん [映画館(字幕)] 6点(2006-02-19 19:15:11)
26.見た後ブルーになりました。重苦しかった。救いがないです。全編漂う緊迫感は凄かったです。リアルな銃撃戦は見応えがありました。この作品を見た目的のひとつが新ボンドのダニエル・クレイグを確認するためでしたが思っていたよりワイルドで男臭くて渋かった。硬派なボンドが期待出来そう。雰囲気はダルトンに通ずるものがあります。
ギニューさん [映画館(字幕)] 7点(2006-02-19 00:22:48)
25.《ネタバレ》 衝撃的な映画だった。
zahrkyさん [映画館(字幕)] 10点(2006-02-16 04:29:01)
24.《ネタバレ》 
スピルバーグはアメリカ人になってしまったのか?



アメリカに渡ったユダヤ人って別のちょっと高い所から見ているような気がするんです。

明らかにイスラエルにいるユダヤ人とは違う。

だから中立的な立場で平和的に考えられるのではとも・・

じゃあパレスチナ側をもっと悪く描けばよかったのか?

しかしそれではただの勧善懲悪の娯楽スパイ映画になるし、

この原作を使う意味がないでしょう。

そう考えてそしてイスラエルの非難を浴びながらもこんな政治映画を作った、

そんなアメリカにいるユダヤ人のスピルバーグは度胸があるなぁと・・

チラホラ見えるそれでもアメリカ人になりきれない苦悩が、

作中にも現れている気がするのです。

その苦悩は主人公の苦悩でもあります。

ドイツで生まれイスラエルに住む主人公モサドは、

現在はイスラエルを捨て名を変えてアメリカに住んでいる・・

作中の十字を切るシーンが?だったのですが、

そういう細かいところに隠されているのかも・・

こういうこともわかった上で観賞するとまた違うかもしれない。

高見の見物、理想論は日本人にも言えること。

だからあえてこの作品は調べてから観る方が入りやすい。




このふたつの民族がなぜ仲が悪いのかも、

何1000年も前のペリシテ人(パレスチナ)とヘブライ人(ユダヤ)からきていること、

遡ればダビテ王のころですから根が深いのです。

ダビテといえばキリスト以前の時代です。

何1000年も前から何をやってるんでしょうか・・

おそらくスパイ映画にリアル感がないなぁと思われている人にも、

娯楽の面でも楽しめるように演出されています。

私はカメラワークを観るのが好きなのですが、

その点でもこの作品はよくできていました。

車を使った演出は何度も出てきましたがうなりますよ・・

映像を重ねながらの心理描写もよくできているし、

160分以上ある作品とは思えないくらいでした。

ただ・・スピルバーグが作ったということで、

映画の中に個人的な葛藤が反映されて、

観客に答えをゆだねる曖昧な作風にもなったことは確か。

そんなに痛い(精神的にも)映画を作らなくてもと思えたり、

特にラストが曖昧で映像として問いかけで終わっています。

アルメイダさん [映画館(字幕)] 7点(2006-02-15 10:55:51)
23.《ネタバレ》 上映時間は長いのだが、それを感じさせなかったのだから、いい映画なんでしょう。全編的に、緊張感があって飽きさせないのだが、色々と重い作品です。なんか、個人的に食事シーンが気になってしまった・・・。だって、美味そうなんだものw
瑞鶴さん [映画館(字幕)] 7点(2006-02-15 08:28:54)(笑:1票)
22.《ネタバレ》 「女の殺し屋のおっぱい最高」
カイル・枕クランさん [映画館(字幕)] 7点(2006-02-15 00:11:23)(笑:1票)
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【点数情報】

Review人数 141人
平均点数 6.91点
000.00%
100.00%
221.42%
321.42%
442.84%
5149.93%
62517.73%
74834.04%
82719.15%
9139.22%
1064.26%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.21点 Review14人
2 ストーリー評価 6.56点 Review23人
3 鑑賞後の後味 5.82点 Review23人
4 音楽評価 6.71点 Review21人
5 感泣評価 4.23点 Review13人
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【アカデミー賞 情報】

2005年 78回
作品賞 候補(ノミネート) 
監督賞スティーヴン・スピルバーグ候補(ノミネート) 
作曲賞(ドラマ)ジョン・ウィリアムズ[音楽・1932年生]候補(ノミネート) 
脚色賞エリック・ロス候補(ノミネート) 
脚色賞トニー・クシュナー候補(ノミネート) 
編集賞マイケル・カーン候補(ノミネート) 

【ゴールデングローブ賞 情報】

2005年 63回
監督賞スティーヴン・スピルバーグ候補(ノミネート) 

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