第三の男のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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第三の男

[ダイサンノオトコ]
The Third Man
1949年上映時間:105分
平均点:7.54 / 10(Review 181人) (点数分布表示)
公開開始日(1952-09-03)
ドラマサスペンスモノクロ映画犯罪ものミステリーハードボイルド
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2020-04-20)【イニシャルK】さん
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監督キャロル・リード
助監督ガイ・ハミルトン
キャストジョセフ・コットン(男優)ホリー・マーチンス
アリダ・ヴァリ(女優)アンナ
オーソン・ウェルズ(男優)ハリー・ライム
トレヴァー・ハワード(男優)キャロウェイ少佐
バーナード・リー(男優)ペイン軍曹
ロバート・ブラウン[男優](男優)英軍MP(ノンクレジット)
リー・ストラスバーグ(男優)英軍MP(ノンクレジット)
ジェフリー・キーン(男優)英軍MP(ノンクレジット)
ウィルフリッド・ハイド=ホワイト(男優)クラビン
キャロル・リードオープニングのナレーター(英国<UK>版)(ノンクレジット)
咲野俊介ホリー・マーチンス(日本語吹き替え版【PDDVD】)
沢海陽子アンナ(日本語吹き替え版【PDDVD】)
相沢まさきハリー・ライム(日本語吹き替え版【PDDVD】)
中博史キャロウェイ少佐(日本語吹き替え版【PDDVD】)
江守徹ホリー・マーチンス(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
小池朝雄ハリー・ライム(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
山内雅人門衛(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
西沢利明キャロウェイ少佐(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
平田広明ホリー・マーチンス(日本語吹き替え版【NEM】)
本田貴子アンナ(日本語吹き替え版【NEM】)
鈴村健一ハリー・ライム(日本語吹き替え版【NEM】)
原作グレアム・グリーン〔原作〕(脚本原案)
アレクサンダー・コルダ(脚本原案)(ノンクレジット)
脚本グレアム・グリーン〔原作〕
キャロル・リード(ノンクレジット)
オーソン・ウェルズ(ノンクレジット)
音楽アントン・カラス
作曲アントン・カラス主題曲「ハリー・ライムのテーマ(The Third Man Theme)」
撮影ロバート・クラスカー
デニス・クープ(カメラ・オペレーター)
エドワード・スケイフ(カメラ・オペレーター)
ジョン・ウィルコックス〔撮影・1905年生〕(補足撮影)
製作キャロル・リード
アレクサンダー・コルダ(ノンクレジット)
デヴィッド・O・セルズニック(ノンクレジット)
配給東宝東和
特撮W・パーシー・デイ(マット・ペインター)(ノンクレジット)
美術ヴィンセント・コルダ(セット・デザイン)
ダリオ・シモーニ(ノン・クレジット)
編集ピーター・テイラー(assembly cutter)
録音ジョン・グレン(アシスタント・サウンド・エディター)(ノンクレジット)
ジョン・コックス〔録音〕(サウンド・スーパーバイザー)
その他アレクサンダー・コルダ(プレゼンター)
デヴィッド・O・セルズニック(プレゼンター)
アントン・カラス(ツィター(チター)演奏)
あらすじ
第二次大戦後のウィーンにアメリカからやってきた作家のホリーは、仕事を紹介してくれると約束した友達のハリーを訪ねる。ところが、ハリーはつい今しがた車にはねられて即死したという。途方に暮れたホリーは、ひとまずハリーの葬式に出席。葬式に参列していた警官から、ハリーは麻薬の売人で死んで当然の男だったという話を聞いた。とうてい信じられないが、ハリーの死に疑問を感じはじめたホリーは、ハリーの恋人アンナをはじめさまざまな人物に事情を聞き、独自に捜査を開始するが……。
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12
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34.《ネタバレ》 これも数十年ぶりに見ました。デジタル・リマスターされたのか、画もきれいで音声も聞き取りやすく、ついでに字幕も新しくなったようで、元から評価の高い作ですが、個人的には面目を一新したというところ。これまでは、ハリーが単独で犯罪を行っていたと思っていたのですが、実は組織のボスたっだと判明。終盤も男同士の友情と女の愛情に犯罪捜査がからみ、なかなか渋い展開でした。戦後ウィーンにおける人種の問題にもちょっと触れていて、みんなアンナをしぶしぶ逮捕しているところが印象的でした。映像的にはモノクロのコントラスト、光と影の使い方がうまく、まさに芸術的。このような作品を見ると、もう映画はモノクロでいいんじゃないかとまで思えてきます。

カメラを斜めにした構図は面白いのですが、ちょっと使いすぎてインパクトが弱くなってしまいました。それと、肝心なところでホリーの心情が簡単に変わってしまうため、人物像が軽すぎるように思われました。それ以外は、とぼけたユーモアもあってかなりよかったです。
アングロファイルさん [CS・衛星(字幕)] 9点(2016-03-04 20:00:10)
33.《ネタバレ》  第二次世界大戦後のウィーンの街、その地政学的な状況がひとつの大きな背景であり、そしてもうひとつ、アントン・カラスのツィターの音楽もまた、決定的な背景を形成している。

 さいしょにオーソン・ウェルズがその顔を見せる場面は、「シャイニング」のジャック・ニコルソンぐらいの、あるいはそれ以上のインパクトがあるかなあ。映画史の中の名シーン。地下水道の追跡(ここは短いカットの積み重ね)、そしてあのラストシーン(長回しだ)などもすっばらしいんだけれども、わたしはアンナ役のアリダ・ヴァリが、警察に連行されてのシーンの演出が好き。「おお、映画やなあ」と、うならされる。

 前半の叙述が今の映画とはずいぶんと異なる感じで、そういうところでは現在の映画文法でリメイクされたものを観てみたい気もする。監督は、そりゃあデヴィッド・フィンチャーに決まってる。
keijiさん [CS・衛星(字幕)] 9点(2014-11-22 12:30:52)
32.《ネタバレ》 すでに数回鑑賞してのレビューです。
男も女も実に粋で格好いいハードボイルド作品でした。あまりにも有名な作品なので今更かと言われる様なレビューになりますが、光と影の芸術と言われる意味がはっきり解りますな。特にハリーの登場シーンはドッキリしたほどです。しかし細かいことを言えばアパートの窓を開けただけであんなに光を浴びるとはちょっと不自然でしたが。そこかしこに貼られた付箋とその回収は見事に決まり、ラストのシカトする女とされる男の長回しシーンは頭にこびりついて離れません。
さん [DVD(字幕)] 9点(2014-10-06 10:36:21)
31.《ネタバレ》 この映画は今までTVで何度か見たのだが、イマイチぴんとこなかった。東宝の午前十時の映画会という企画で初めてスクリーンで見て、この素晴らしさがやっと分った。とく、この映画は光と影の構図だと言われるがスクリーンで見るとまさにそうだ。この場でも午前十時の映画会という好企画に感謝したい。
ところで、ラストシーンの最初の予定ではジョセフ・コットンとヒロインの女性が抱き合う予定だったらしいが、現場でプロデューサーのデヴィッド・O・セルズニックが現場で素通りさせろと監督に命令して今のシーンになったらしい。・セルズニックは名プロデューサーでありながら監督になにかと注文をつけ、映画監督からは評判悪かったらしいが、このラストがセルズニックが変更させた場面で無かったら、これほど永遠に残る名作になったかどうか難しい問題だ。プロデューサーが映画史上最高のラストシーンを生んだというのも何とも皮肉だ。
rosebudさん [映画館(字幕)] 9点(2013-05-03 10:38:45)
30.《ネタバレ》 考えてみればハリー・ライム=オーソン・ウェルズというキャスト自体ネタバレとも言えるし、かなり後半にならないと彼は登場しませんが、序盤から全く飽きのこない見応えを感じます。

まだ人々も街も戦争の傷が癒えず、東西に分かれた4ヶ国の分割占領下にある混乱期の歴史ある街ウィーン。この完璧なサスペンスの舞台設定を見事に活かしたドラマに流れる映画史に残る音楽、映画史に残る名シーンの数々。光と影を巧みに取り入れたモノクロ映像。
今も好んでモノクロを用いる監督さんがいますが、こういう映画を見るとそれが分かるような気がします。オーソン・ウェルズが暗闇の中姿を現し暗闇に消えるシーンが特に印象に残ります。

彼が自己主張するのは印象に残る台詞がちりばめられた観覧車のシーンのわずかな時間のみですが、旧友と再会し、笑みを浮かべながらも残忍さを醸し出す演技が実に見応えがあります。

さらに下水道の逃走の果ての、2人の友の心の声が聞こえてくるかのような決着のシーンにラストの並木道に至るまで1人の女と2人の男の人間模様を描く、まさに名シーンの宝庫のような作品。
とらやさん [DVD(字幕)] 9点(2012-07-27 18:05:32)
29.《ネタバレ》 これは凄い。まさしく「噂に違わぬ」という映画でした。重厚な物語を、優しく柔らかい音楽と、ところどころに配されるユーモラスな演出で中和して見せてくれていますけど、やはり内容は非常にシリアスですね。トリックを凝らした脚本もよく出来ていますが、何といっても圧巻なのは、ハリーライムという極悪人をめぐる3人の心情を描いた人間表現の凄さ。こんな展開になるんですねえ…。予備知識をもたずに見たので、ラストシーンでは、思わず感嘆の声をあげてしまいました。直後に2度目を見ましたが、非常に緻密な作りになっているのをあらためて再認識。ヨーロッパ映画の実力を見せつけられました。ちなみに、HollyとHarryの名前が対比されてますが、何か意味があるんでしょうか?また、55年になってヒッチコックが“ハリーの死体”をめぐる喜劇を作っていますけど、これも何か影響関係があるのかしら? それから蛇足ですが、私がレンタルしたart stationというメーカーのDVDでは、字幕の翻訳ミスならぬ「タイプミス」と思えるような箇所がいくつかあり、ちょっと雑な仕事だなぁという印象をもちました。もちろん、作品の評価とは関係ありません。
まいかさん [DVD(字幕)] 9点(2011-06-13 00:24:41)(良:2票)
28.《ネタバレ》 どう考えても傑作。っていうか考えなくても傑作か。

このスピード感、60年前だもんなぁ、なんつう技術力。100分間をめいっぱい、全力で詰め込んだプロットに大満足。白黒の映画は実はあまり好きではない。ほんとに小さいころにみた第三の男があまりに難しくてゼッテェ観ねぇと、堅く心に誓ったからだ。以来中学生になって少しだけ観るようなるまでは全く観ていない。戦時中でさえフルカラー映画をボーンと作る国なのに、なんで戦後の映画が白黒なんだとことさら拒絶した。

が、大昔テレビの映画解説番組(いつ、何チャンでやってたか思い出せない)でこの映画がいかにすばらしいかを力説し始めたので、番組を中断。とうとう観るに至った。

それにしても、白黒フォーマットを使い倒して、これだけ速い脚本をボンボン追うカメラとカッコいい俳優が事件に巻き込まれればつまらないわけがない。終盤の追跡劇だけではない、講演につれてかれるシーンのあの緊迫とオチにはもう驚いて驚いて。なんていうか、この映画と同等の密度を持つ映画はあるかもしれない。けど、現代の同等の映画はこの映画の背を追っているわけで、この映画を追い越すことと言うのは本当に困難なことではないかと思う。

あまりに硬質な演出が、アホな幼稚園児に分かるはずもなく。アホな中学生が狂喜乱舞するにはあまりにもちょうど良く。昔を懐かしむアホがもう一度驚くに十分すぎる。これ以上ない完成品である。

しかし、ラストシーンのとらえ方が結構変わっていてそこに一番驚いた。オイオイオイオイなんで行っちゃうの!から、そう、それしかないでしょ。絶対それしかない。予感すらない。に変わっていた。あの後味がたまらん。
黒猫クックさん [DVD(字幕なし「原語」)] 9点(2009-11-24 20:51:50)
27. これこそ脚本の腕ありきといった映画。
 CGやミーハーな役者でごまかそうとしない面白さが発見できる。
 因みに、このDVDは現在、様々なメーカーから発売されているが、最悪なのは「アイ・ヴィー・シー」。値段が高い上に、冒頭で淀川長治がラストまで全て語っている。この解説は早送りしない限り、自動的に再生されてしまうので、鑑賞するときは要注意!
 お勧めのメーカーは、マックスターで、日本語吹き替えがついている。このメーカーの吹き替えは、素人が字幕を棒読みしているような代物ではなく、無名かもしれないが、ちゃんとした声優がこなしている(字幕とセリフは完全に違う)。
 オークションで購入すればレンタルより安い。
 この時代の白黒映画はリマスターしたところで、画質の違いに差はほとんどないので不安なしに鑑賞できる。
クロエさん [DVD(吹替)] 9点(2008-12-22 01:05:07)(良:1票)
26.《ネタバレ》 映画という娯楽において、シーン/シナリオ/音楽/役者等々の素材が見事なまでにかみ合った秀作、というのが自分にとって変わらぬ印象です。
映画とはセンチメンタルだと思います。この作品がまさしくそうなのですが、それを実感出来る感性を持つ、持ち続けるのが、今の時代は難しくなっているかも知れません。
10代、20代の方々に、そのセンチメンタルを実感して欲しいなぁ、と思います。

冒頭、ハリーは俺を何故迎えに来ない? Speak English?のコットンの発音、ジープで追い越されるヴァリの哀愁漂う固い表情、Be Sensible, Martinのハワードのクィーン英語等々、巷で云われる以外にも、心に残るシーン満載です。
Postefさん [映画館(字幕)] 9点(2008-08-15 08:10:03)
25.2007-03-03 超有名作品。映画史の古典。何度も観賞もその度に素晴らしさを実感。
映像、カメラワーク、音楽、音響、脚本、演出等々 ・・・
2015.10/24 3回目?鑑賞。観るたびに良さを深める感じ。今回は特に第二次大戦直後の4国統治のウィーンが背景で物語の根幹だったことが今更ながら解った。今の時代でも充分なスピード感、謎解き、緊迫感が得られる。
ご自由さんさん [DVD(字幕)] 9点(2007-03-03 15:33:10)
24.《ネタバレ》 僕が小学生時代に愛読した藤子不二男A氏の自伝的作品があって(ここに描かれている世界観とディテールが綿密で本当に素晴らしく今思い返しても唯一無比の作品)その作品に登場する映画鑑賞シーンの影響で昔から未だ観ぬ名画への憧憬が、ずっと心の奥底にあった。そのなかでも、この『第三の男』は特別な1本だった。実際に何度か鑑賞して、やはり驚くほど印象深いショットの連続に息詰まっている間にアッという間に鑑賞を終えるという素晴らしい作品だと思います。サスペンスとしてもメロドラマとしても確かに弱いのですが、だからこそ逆にショットの凄みを際立たしていますね!ただし人として当然のことをやってるにも関わらず、惚れた女からイヌの顔だの名前までマヌケだのボロクソ言われてるホリー哀れすぎ。しかし、この哀れなドMにとってはラストの秀逸な並木道のシーンさえ、自らを奮い立たす糧となってしまうのである!


よし坊さん [DVD(字幕)] 9点(2006-10-11 01:55:07)
23.《ネタバレ》 サスペンス物としては、今や色褪せた感のある死は偽装であるプロットは、本作では、繰り広げられる人間ドラマの序章に過ぎません。ドラマの根幹をなす『客観的に見て絶対的な悪行をどう受け止めるか』を名優が見せてくれます。確信犯のハリー、少佐にとっては許せぬ悪、アンナにとっては愛するという事はその人が行う事も含めて愛する、と三者は一貫した立場を貫き、ホリーのみが三者のはざまで二転三転苦しみます。この苦悩振りに感情移入させられるのです。加えて本作を忘れ得ぬものとさせてくれるのが数々の虚無感漂う美しい映像です。白眉は言葉ではなく画が語りかけてくるラストシーンで、映画って素敵だなとしみじみ思わされます。ホリーの下した決断についてどう思うか、10年くらい後にまた観てみたいです。
The Grey Heronさん [DVD(字幕)] 9点(2006-08-17 00:59:43)(良:2票)
22.サスペンスとしてはいまいちでもフィルムワークやCMでもおなじみのテーマ曲だけで楽しませてくれる一本。ラストシーンはgood!
maemaeさん [ビデオ(字幕)] 9点(2005-11-01 09:56:05)
21.《ネタバレ》 まずここがどこなのかというのが説明はあるけれど面食らいました。

複雑な時代のウィーン、4カ国語が行きかうのでそれも面白い。

普通かなり有名な作品でも全部英語だったりするわけで、

この作品は旅行客である主人公が、異国の中の異国に迷い込んだような

錯覚に見ているこちらも陥ります。

内容やオチはまるで違うけれども「ユージァル・サスペクツ」を思い出しました。

ハリー(オーソン・ウェルズ)を殺したのは誰か?

というより町全体が異様で何か隠しています。

短く無駄のない作品ですので怪しいやつは押さえます。

まあ群衆の中に怪しそうな男やシチュエーションが出るたび惑わされるのです。

これは手品かもしれないなと途中から気づき始め、

第三の男は現れました。

いや違う、この男であるはずがない。

サスペンスでは犯人役はいきなり登場か最初から登場かに決まっています。

最初から登場しているのに姿を現さないやつ・・・

謎解きは割りと早かったんですがそれよりも映像が気に入りました。

全体に少し斜めに傾いた構図、芸術的でさえある光と影の使い方。

このきれいさは「市民ケーン」より上をいっています。

難というか合わなかったのが音楽です。

「ドクトルジバゴ」のようでした。

もうちょっと低音を効かせたホラー系にしてもよかったかな。

この映画は音よりも映像で心情をよく表していると思いました。


アルメイダさん [ビデオ(字幕)] 9点(2005-07-17 06:49:04)
20.これコメディですよね(アレ?)。曲の選曲といい終盤の演出といい、ただならぬセンスをかんじるなぁ~。風船のシーンなんてブラボー(涙)! 髭ジェントルマンな警部がフードつきのダッフルコートなんか着てたりして(笑)、何気にキュートです♪
ジマイマさん [CS・衛星(字幕)] 9点(2005-02-23 17:19:28)
19.《ネタバレ》 軽妙で美しいギターの音色が心に残ります。淀川長治先生が何かの本で書いておられた通り、その音色と共に登場人物たちの雄姿が頭に浮かびます。ストーリーは今となっては古臭い単純な物かもしれないけど、こういう完成度の高い映画って大好きです。ラストシーン、主人公がふられるシーン、微笑ましくていいですね。
アーリーさん 9点(2004-12-04 00:40:41)
18.皆さんのコメントが素晴らしいので、今さら僕が言う事はないです。撮影におけるライトは被写体を照らす為にあるんじゃない。影を作る為にある。この作品を見ればそれがわかります。
あろえりーなさん 9点(2004-07-19 02:50:49)
17.《ネタバレ》 この映画をレンタルしたのは、英国映画協会にベスト1作品として選ばれていたのと、↓【なにわ君】さんのレビューが面白くてよけい興味をそそられたから(笑)。期待どおり、まさに「古き良き映画」という感じでした。光と影のコントラスト、アングル、音楽の使い方が秀逸で、モノクロならではの緊迫感がある。オーソン・ウェルズの初登場(暗闇に浮かび上がるところ)&最期の表情、そして哀愁たっぷりのラストシーンはいつまでも心に残ります。最近の映画にはこういう、情感あふれるシーンってないよなあ。最新技術を駆使して大金つぎこんで作った映画ほど、いつまでも人の心に残って語り継がれる名シーンという物が少ないような気がする。こういう映画って貴重。それにしても、正しいことをしたホリーに対して蔑むようなアンナの視線(最後は視線すらくれない)、ほんとうに痛々しい。犠牲者を見れば、どう考えてもハリーが極悪人なのに。…でも、追い詰められるとうまく逃げ切ってほしくなる、言ってることについ納得してしまいそうになる、そんなハリーの魅力をかもし出せるオーソン・ウェルズってやっぱりすごい!ジョセフ・コットンの、どんくさいけど実直なキャラも演技とは思えないほど自然。ワルがモテるのが世の常だけど、できればこういう人が報われる世の中であってほしい。
ROMYさん 9点(2004-07-04 23:51:55)(良:1票)
16.ジャンルとしてはサスペンスだと思うのですが、とても内面的に鋭い作品。特に女性心理の描写がえぐい。アンナに対して「ヤな女だなー」と途中までは思っていたのですが、結局アンナは、ハリーを愛していたのではなく、強すぎる自己愛から来るプライドを満たしてくれる男を要求していただけの、人を愛せない寂しい女なのだな、と哀れに思えた。
ラーションさん 9点(2004-03-07 02:11:33)
15.いわゆるひとつの、戦後のどさくさな状態にあったウィーンという場所を舞台にして展開される傑作サスペンス。モテない男とはどうい男かの教科書でもあった。正義感ばっかりが強くって、おせっかいやきで、素寒貧だったら、それはモテません。無一文なら無一文らしく、もっとうまいこと世渡りしたらどうなんだいと言ってやりたくもなるのだが、堅物なんだな、コレが。今の観覧車は、空中にいるときに扉を開けられるようにはなってないことと思うが、当時はちがっていたようで、その開け閉めするシーンが実に怖い。特にその時の会話と俳優の目がみどころ。ラストシーンは、私などが指摘するまでもなく、映画史上に残る名場面で、この国の"The Third Man"であったあの人も「永久に不滅」と評されているらしいです、ハイ。
南浦和で笑う三波さん 9点(2004-02-22 22:40:32)
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【点数情報】

Review人数 181人
平均点数 7.54点
000.00%
100.00%
200.00%
321.10%
463.31%
5147.73%
63217.68%
73519.34%
82916.02%
93418.78%
102916.02%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.22点 Review18人
2 ストーリー評価 7.73点 Review23人
3 鑑賞後の後味 7.81点 Review22人
4 音楽評価 8.45点 Review24人
5 感泣評価 6.37点 Review8人
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【アカデミー賞 情報】

1950年 23回
監督賞キャロル・リード候補(ノミネート) 
撮影賞ロバート・クラスカー受賞(撮影賞(白黒) として)
編集賞 候補(ノミネート) 

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