無法松の一生(1958)のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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無法松の一生(1958)

[ムホウマツノイッショウ]
1958年上映時間:104分
平均点:7.73 / 10(Review 41人) (点数分布表示)
ドラマリメイク小説の映画化
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タイトル情報更新(2022-09-26)【イニシャルK】さん
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監督稲垣浩
キャスト三船敏郎(男優)富島松五郎
高峰秀子(女優)吉岡夫人(良子)
芥川比呂志(男優)吉岡小太郎
笠智衆(男優)結城重蔵
飯田蝶子(女優)宇和島屋おとら
多々良純(男優)木戸番清吉
小杉義男(男優)松五郎の父
中村伸郎(男優)良子の兄
中北千枝子(女優)良子の兄の妻
田中春男(男優)熊吉
稲葉義男(男優)巡査
左卜全(男優)居酒屋の亭主
大村千吉(男優)ぼんさん
宮口精二(男優)剣の師範
土屋嘉男(男優)高校教諭
有島一郎(男優)オイチニの薬屋
沢村いき雄(男優)人力車の客
高堂国典(男優)町の古老
上田吉二郎(男優)茶店の客
本間文子(女優)茶店の老婆
谷晃(男優)虚無僧
山田巳之助(男優)奥大将
久世竜(男優)結城の乾分
今泉廉(男優)町の青年
三田照子(女優)
馬野都留子(女優)茶店の女房
広瀬正一(男優)
矢田稔(男優)
原作岩下俊作「富島松五郎傳」
脚本伊丹万作
稲垣浩(脚色)
音楽團伊玖磨
撮影山田一夫
製作田中友幸
配給東宝
美術植田寛
編集黒岩義民
録音西川善男
下永尚(整音)
小川信夫(録音助手)
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6.《ネタバレ》 前作「阪東妻三郎」の無法松から15年。
バンツマ以上のエネルギーと荒々しさを持ち合わせた三船敏郎が松五郎を演じきった。
いつも一本調子などなり声で叫ぶ(そこが良いのだが)三船が、今回は方言も見事にまったく違う三船を見せてくれた。
悪党から正義感、屈強な無頼漢から優男まで動きで魅せてきた三船敏郎の真骨頂とも言える作品の一つ。
表向きは博打に興じる暴れ者、本当は女子供に優しい繊細な男。その二面性が見事。
そして極めつけの祇園太鼓!
太鼓も上手な三船の腕が唸る唸る!
あばれ太鼓のように太鼓を打ち鳴らす様は迫力満点。
園井恵子と違った切り口で良子を演じきった高峰秀子、涼子の夫の小太郎に扮する芥川比呂志、撃剣師範役の宮口精二の演技も良い。
前作が不本意なカットで泣かされた稲垣浩にとって、今作は前作以上のパワーと映像(+カラーとシネマスコープ)で完成させられただろう。
これほど血が騒ぐ日本映画は滅多に無い。
すかあふえいすさん [DVD(邦画)] 9点(2014-12-18 19:00:37)
5.《ネタバレ》 未見にもかかわらず、何故か観たようなつもりになっていた映画っていうのが自分の中に結構あるんですが、これもそのうちの一本。オリジナル=モノクロ阪妻版は大昔、子供の頃見た記憶があるけど、あまりに昔過ぎてよく覚えてないや(笑)先日観た川島雄三監督「わが町」(8点)で辰巳柳太郎が演じたタアやんと同じく、いまやほぼ絶滅種となった「正しい日本快男児の美徳」標本のような魅力的な男の一代記。画面作りや演出も、非常に厚みがあって丁寧で感心。内務省の介入で肝心なシーンをカットせざるを得なかったという、オリジナル版への稲垣監督の熱き想いが伝わってきます。憧憬の対象、吉岡未亡人が高峰秀子っていうキャストも文句なし。今の感覚だとこの未亡人が都合のいいように松五郎を使っていると感じてしまうのはどうしても無理からぬ事だが、明治時代ならこういう身分の格差はごく自然的なものだったはず。ジレンマに懊悩する三船の無償の献身愛っぷりに、とにかく自分は泣かされました。多分、序盤ちょっとだけ出てきた吉岡大将=芥川比呂志の男っぷりに惚れたせいじゃないかなあ・・・。あの旦那がたいした事のないフツーの亭主だったら、あそこまで未亡人に対してストイックな態度を取らなかったんじゃないかと自分は思うんですよね。それだけに花火の夜、遺影の前でうなだれる、彼の苦悩の大きさが実感として観客にも伝わってくるわけです。「正しい日本映画の美徳」が顕著に現れた秀作として高く評価させて頂きます。
放浪紳士チャーリーさん [DVD(邦画)] 9点(2008-03-07 11:30:47)(良:1票)
4.あのばあさんはいつまで生きるんだ?
ケンジさん [DVD(字幕)] 9点(2006-12-25 22:03:34)(笑:1票)
3.戦時中に作られた阪妻主演の前作は、当局の検閲により大幅にカットされたと聞きます。そのことが余程悔しかったのでしょか、作り手のこの作品にかける意気込みと愛情が充分過ぎるほど伝わってきます。美しいカラー映像を彩りのあるメロディーで包み込んだタイトルロールからしてヤラれてしまった。監督稲垣浩の手作り感に満ちた演出が冴えに冴えており、存在感たっぷりの無法松を演じた三船敏郎に名女優高峰秀子のしっとりとした演技、そしてカメラワーク、音楽、セット美術ともどもすべてに於いて申し分ない。光陰矢の如しというか、過ぎ去る年月を人力車の車輪でもって表現するシーンは抜群に美しく、監督稲垣浩のセンスの良さを遺憾なく発揮している。松五郎が万感の思いを込め祇園太鼓を打つシーンは大いに盛り上がるわけですが、個人的には運動会のエピソードが好きですね。松が子供の頃、唯一大泣きした話をぼんぼんに聞かせた後、パッと開放的な運動会の場面に切り替わる。松が徒競走に飛び入りする。「松、負けたら承知せんぞ」と酔客から声援が贈られる。ぼんと夫人の期待に応えて一等になる。ぼんは小躍りして喜び(この時の笑顔が最高にイイ)、夫を亡くしふさぎがちだった吉岡夫人の瞳までがキラキラと輝く。松を中心にぼんと奥さんが唯一三人一体となった場面で、この瞬間、松はぼんにとって父親以上の存在となる。この感涙を誘う一連のシークエンスが、この映画のヤマ場でしょうね。ラスト、貯金の話しも泣かせてくれた。名作です。
光りやまねこさん 9点(2004-12-17 15:54:57)(良:2票)
2.見ながら顔は自然とニヤけて、悲しいシーンでもないのに何故か涙が出てきた。日本人に生まれてよかったと、日本人であることが誇らしくなるような映画。43年版も是非見たい。あと、松っさんがポスターを貰ったあの飲み屋。いいなぁ。あそこで飲みたいなぁ。
黒猫クロマティさん 9点(2004-01-14 10:46:35)
1.それまで作り上げてきた日本映画の達観、という気がしました。日本というものがこんなに力強くて綺麗だったとは、、
きれぎれさん 9点(2002-07-25 01:39:34)
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【点数情報】

Review人数 41人
平均点数 7.73点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
412.44%
512.44%
6614.63%
71024.39%
81126.83%
9614.63%
10614.63%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 10.00点 Review1人
2 ストーリー評価 8.50点 Review2人
3 鑑賞後の後味 8.00点 Review2人
4 音楽評価 6.50点 Review2人
5 感泣評価 10.00点 Review1人
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