クリード チャンプを継ぐ男のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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クリード チャンプを継ぐ男

[クリードチャンプヲツグオトコ]
Creed
2015年上映時間:133分
平均点:6.71 / 10(Review 62人) (点数分布表示)
公開開始日(2015-12-23)
公開終了日(2016-04-20)
ドラマシリーズものスポーツものスポコンもの
新規登録(2015-11-14)【ユーカラ】さん
タイトル情報更新(2023-05-29)【イニシャルK】さん
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監督ライアン・クーグラー
キャストマイケル・B・ジョーダン(男優)アドニス・ジョンソン
シルヴェスター・スタローン(男優)ロッキー・バルボア
テッサ・トンプソン(女優)ビアンカ
フィリシア・ラシャド(女優)メアリー・アン・クリード
ウッド・ハリス(男優)トニー・“リトル・デューク”・バートン
羽佐間道夫ロッキー・バルボア(日本語吹き替え版)
東條加那子(日本語吹き替え版)
伊藤健太郎【声優】(日本語吹き替え版)
出演カール・ウェザース
脚本ライアン・クーグラー
音楽ルドウィグ・ゴランソン
ゲイブ・ヒルファー(音楽監修)
撮影マリス・アルペルチ
製作ロバート・チャートフ
アーウィン・ウィンクラー
チャールズ・ウィンクラー
ウィリアム・チャートフ
デヴィッド・ウィンクラー
ケヴィン・キング・テンプルトン
シルヴェスター・スタローン
配給ワーナー・ブラザース
あらすじ
アドニス・ジョンソン(マイケル・B・ジョーダン)はかつてのボクシングヘビー級チャンピオンである今は亡きアポロ・クリード(カール・ウェザース)の息子であり、実母の死後は里親や施設を転々とした後、アポロの本妻メアリー・アン(フィリシア・ラシャド)に引き取られた。彼はビジネスマンとして成功していたが、父と同じプロボクサーの道を進むために仕事を辞めて家を離れる。彼はフィラデルフィアで余生を送っていた、父のライバルであり親友であったロッキー・バルボア(シルヴェスター・スタローン)と出会い、自分のトレーナーになって欲しいと頼み込む。
ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意願います!
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【クチコミ・感想】

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62.《ネタバレ》 驚くほどまじめすぎる。
なので、くだらなさ、漫画的軽さはないが、ロッキーシリーズのカタルシスがまるでなくなってしまった。
ゾク!と鳥肌がたつような場面がない。興奮できない。

アポロの息子、ロッキーがトレーナー、
しかしできあがったものは、そのどちらの匂いも感じられなかった。
せめて、絶体絶命の時にアポロステップでもやってくれればザワッときたものを。

チャンピオンもイマイチ圧倒的怖さがなかった。
うさぎさん [DVD(字幕)] 5点(2016-05-21 22:36:36)(良:2票)
61.《ネタバレ》 皆さん割と高評価だったので期待しすぎたのか、残念ながら私はそれほどのりきれずでした。やはり、ドニーがボクサーへの道を選ぶことの動機にいまいち説得力がなかったです。彼が見もしなかった父親に対する何らかの思いを募らせるエピソードが、一つは必要だったかと。あと、音楽はいかにも現代の若者向け(しかも特にアフリカ系アメリカ人向けか?)風で、オールドファンの私には違和感大でした。
それでも久しぶりにロッキー(決してスタローンではない)に会えたことはうれしかったですね。
Northwoodさん [映画館(字幕)] 6点(2016-01-15 22:09:35)(良:2票)
60.《ネタバレ》 パート1をなぞるようなストーリーは悪くない。 ファイトシーンもレベルが高く、決して悪い映画ではないのにそれほど心に響いてこない…なぜか? それは結局、主人公に感情移入しきれなかったから。 パート1が名作なのは、負け犬が成功を掴む話だったからで、成功者がYouTube観て悶々とする自分の気持ちを晴らしても「グッ」とこないのは当然か。 演技はともかく、スタローン演じる年老いたロッキーは、十分に観る価値があった。 ただ、ラストのフィラデルフィア美術館、ロッキーステップのシーン。 映画の中でロッキーが老いたことは十分に伝わってるんだから、あそこまでヨボヨボに描いてほしくなかったなぁ。
チャップリ君さん [映画館(字幕)] 6点(2016-01-05 10:23:57)(良:2票)
59.「ロッキー」を含む過去6作品すべて見ています。当然この映画にも興味津々でした。シリーズ物はなんでもそうですが、ある程度過去作を見ていないと、理解できない部分が出てきます。この映画もそうだと思います。なかでも、この映画の肝とでもいうべき”クリード”という名前の重さは、本作だけで感じ取れるものでしょうか?それに主人公が戦いたがる理由が、霞んでしまっています。ボクシングは過酷なスポーツです。なぜ傷ついても戦うのか、この理由をもっとはっきりさせた映画になっていれば、もっと楽しめたんではないでしょうか。
shoukanさん [映画館(字幕)] 6点(2015-12-28 17:02:24)(良:2票)
58.《ネタバレ》 ロッキーシリーズの新作かと間違った予想で観てしまった。これはロッキー新章でなく、主人公はドニーなのだね。ロッキーはセコンドとして脇に退いているけど、でも画面に映ったときの吸引力はさすがにスターです。年をとった武骨な優しさに渋みも加わっての存在感は、どうしても若武者を食ってしまうオーラがありました。
新世代の若きチャンプの人生を新たに織り成そうという意気込みはわかります。でも、ロッキーの若い頃と比べるのは酷でしょうが、人生=ボクシングへの熱量、画面からあふれ出る生活のリアルといった話の厚みがかの名作よりぐっと劣ります。だってさあ、ドニーはかっこいいもん。しゅっと引き締まった筋肉美、賢そうな顔つき。ガールフレンドは美人の歌姫、何不自由のない養母宅での育ち。どこにも客が共感し得るハングリー要因が見当たらんのですよ。イタリアの種馬ロッキー・バルボアの野暮ったさ、不器用さを愛したファンにはぴんと来ない造型の主人公なのでした。
ワタシがどっと落涙した場面はドニーがなんとか敗けずに試合をやり遂げたシーンではなく、ロッキーがフィラデルフィア美術館の階段をやっと登りきり「誰か階段を足したな」と冗談をとばすラスト。ああ一緒に年をとったんだなあとしみじみし、心から老ロッキーに労わりと感謝の念を覚えましたよ。
tottokoさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2019-07-29 21:24:13)(良:1票)
57.《ネタバレ》 まだこの期に及んでロッキーか、と思っていましたが、友人が見たいというので一緒に鑑賞。ストーリーは奇抜なものではなく、展開がそれなりに読めるもので特筆すべきものはありませんが、いろいろなシーンで初期のロッキーシリーズを思い浮かばされ、見る前に思っていたより引き込まれ、最後まで楽しく見られました。ロッキーの名所、フィラデルフィア美術館の階段がいつ出てくるのやら、と思っていたら最後の最後で出てきて少しニヤり、というか一安心。
ただ、主人公がボクシングに惹かれる理由の描き方がいまいち薄かったかな、と。裕福で順調な生活を送っている主人公を、「偉大なる父の血」により厳しいボクシングの世界に飛び込ませるというのなら、もう少しそのあたりを厚くして欲しかった。
ほかろんさん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2016-10-02 20:24:18)(良:1票)
56.《ネタバレ》 面白かった。ロッキーシリーズは、人生の節目を節目をボクシング試合を絡めることで、描いてきたが、これもロッキーシリーズのロッキー人生最後の闘いを描いてる。まだロッキーが病気と闘う決意をしたとこまでしか描いてないが、それをロッキーを主人公にせず、クリードの偉大な父親をもつ2世をメインにした話として、映画にしてる。この2世は、愛人の子。ボクシングシーンのラスト、クリードのハングリーの源が、自分が父親の偽りじゃない愛の結晶だったことを証明することであったと言うとこは、ホロリときた。どうしてロッキー絡みの映画は、こうも面白いのか。それはやはり娯楽作品ではあっても、生きるのに必要なことをきちんと言っているからだ。これこそ娯楽作品の王道のありかただ。
トントさん [DVD(字幕)] 7点(2016-07-09 08:27:53)(良:1票)
55.《ネタバレ》 本作の魅力のひとつは、もう見られないと思っていたロッキーの「その後」が見られることだ。地元でレストランを営み、街の人からも「チャンプ」と愛され、エイドリアンやポーリーの墓前で独りごちる姿は、想定の範囲内とはいえ映像で見られるとうれしい。そして、もう一度ロッキーが戦うストーリーを作りたいという制作陣の欲求と、老ロッキーが、あのミッキーのように若手を育てる姿を見たい、という観客の欲望が形になった作品といえるだろう。したがって、主役の位置づけである「クリード」すら食ってしまうロッキーの存在感は、いたしかたがないだろう。また、そのために「アポロに実は息子がいた」という設定を無理矢理つくっているので、あとのストーリーはどうしてもこじつけになってしまっているのは否定できない。とはいえ終盤にようやくあのビル・コンティの名スコアが流れてくれば、もう全て許せてしまう。ちなみに本作のもう一つの魅力であるファイトシーンはプロが参加していることもあり、撮影技術も相まってハイレベルに仕上がっている。周囲をぐるぐる回るカメラワークは今までにない臨場感があったし、控室からリングに上がるまでの長回しなども、リングに向かう緊張感がよく伝わってきた。若き監督が意欲的に挑んだロッキー続編として評価したい。
田吾作さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2016-05-07 11:36:34)(良:1票)
54.ご指摘されている方もおられる様に、何故学も社会的地位も職も金もあるのにそんなにもボクサーに固執するのかがよく分かりませんでしたね。当方、格闘技観戦が趣味ですが楽しみにしていた世界戦がダイジェスト的にさっさと終わる事、相手と体格が全然マッチしていない事(階級あってるのかな?)、12R戦い抜いた割には顔がキレイすぎるのも若干気になるところでした(ボロ雑巾だったロッキーの方が臨場感あったよ!)。
救いになったのは老ぼれロッキーの存在です。絵になるレジェンドは登場するだけで何かホッとさせる様な、温かで強烈な力を感じました。スタローンは味のある良い役者さんになったのですね…。あとアドニスは良い奴なんだろうけど、いくら何でも沸点低過ぎでしょ。ボクサーが素人相手に喧嘩とか演出にしてもやり過ぎですよ。
Kの紅茶さん [映画館(字幕)] 6点(2016-01-31 17:26:43)(良:1票)
53.《ネタバレ》 ●主人公がボクシングを始めるキッカケが曖昧。偉大なチャンプの血がそうさせる、という裏設定があったとしてもそれを納得する形で見せてくれてない。●劇中曲が印象に残らない。これは痛い!ロッキーシリーズは名曲揃いが故に残念。結局試合後半でかかったお馴染みのテーマ曲が一番盛り上がるという皮肉。●主役のマイケル・B・ジョーダンがイマイチ。今時の若者感はあるがそれだけ。苦悩していても苦悩している感じが伝わってこない。大根とまでは言わないが、この大役をやるには力不足に思えた。ただ、目元はアポロの雰囲気があって良かった。●正直言って設定が分かりにくい。まず主人公の彼がプロボクサーになったのはいつなのか?メキシコで試合をする前?でも彼は自己流でボクシングの練習をしてきたと言ってた。自己流でもプロになれるのか?分からない・・・。でそんなまだまだ駆け出しの彼が、たった数ヶ月ロッキーの指導を受けただけで、歴戦の強者ども相手に互角やそれ以上の結果を出せるものなのか?素質が元々あったとしてもいくらなんでも急成長しすぎじゃないか?ボクシングが安っぽくなっちゃうよ。あとプロが素人を殴って何もなしって・・・オイ!いくら何でもそれはダメでしょ。●とにかくこの映画に一番足りないものそれは、なぜ闘うのか?そこですね。はい。そういえば、精肉工場はなぜ出さなかったんだろう?う~ん気になるな~・・・。蛇足:エクスペンダブルズには笑えたw
Dream kerokeroさん [映画館(字幕)] 5点(2016-01-10 18:04:34)(良:1票)
52.《ネタバレ》 私はシリーズモノの作品の中で、ロッキーシリーズが一番好きです。そんな自分が観た感想です。
本作、主役はアポロの息子・・・とは言えロッキー寄りの話になるだろうなと思い鑑賞。

この作品は完全のアドニスの話でした。ロッキーという映画史に残る名作のアナザーストーリー的な作品。ロッキーの世界観は残しつつ、新たな主人公の人生にスポットライトを当てている。作品の構成自体はとても面白かった。ファイトシーンは歴代最高の迫力だし、その他の出演者のキャラクターも良い。各ボクサーのキャリアが字幕で表示されたりする点など、ロッキーシリーズには似合わない演出だけど、これは新たな作品なんだと感じさせられた。フィラデルフィアライダーの若者の演出も同様。また、音楽面でもロッキーのテーマなど一切使用しなかった事もある意味評価できる。そう、これはロッキーシリーズではない新たな作品なのだ。

賛否両論あるが、ロッキーの描き方、悪くは無いと思う。どんな超人的なボクサーであっても、やはり人間だし、病気にもかかる。
本作ではリンパ節の癌に蝕まれてしまう。抗癌治療でベットに横たわり、副作用で嘔吐し、毛髪が抜け、精気も失せてしまう。
時代は過ぎるのだという事を表している。だから新たな登場人物も出てくる。そんな状況も上手くストーリーに絡めて表現出来ている。

以上、ロッキーシリーズの後を継ぐ作品としてとても良い作品だったと思う。唯一点を除いては。
それは、主人公アドニスのバックボーン・感情が描ききれていない点である。察することは出来る、ただそれでは不足であるし、非常に勿体無い。上記の通り作品自体は素晴らしいのに、今ひとつ作品に感情移入出来ないのである。アドニスのセリフ「自分の存在が過ちでなかったと証明したい」、そう、これをもっと描いて欲しかった。アドニス自体が飄々とした性格なのは良いが、恵まれた生活を捨てて、ボクサーとして生きていく決意をしたからには、もっと強烈な感情表現があったはずである。

本当に惜しい、勿体無い。
夜光華さん [映画館(字幕)] 7点(2016-01-06 10:39:04)(良:1票)
51.《ネタバレ》 ボクシング界からプロを呼んだだけあって試合シーンは迫力があるし、きっちりとトレーニングを積みボクサーらしい身体を作り上げ俊敏な動きを見せたマイケル・B・ジョーダンは凄く立派だった。スピードボールを叩くシーンなんかもリズム感があって下手なボクサーよりセンスを感じる。表にクリード裏にはジョンソンの星条旗のトランクス、不屈の闘志を見せあの音楽とともに立ち上がるシーンはグッときたな。試合には負けたが親の七光りと言われ続けていたアドニスは己との戦いには勝ったのもロッキー的で悪くはなかった。 ただ、父を知らずに育ち母も他界し少年時代は不遇な人生だったかもしれないが、その後は何不自由なく暮らし成功者然としていた現代っ子のアドニスにはあまりノレなかったな。素行不良のチャンピオンが話題作りに元チャンプの息子と戦うにしても場所がリヴァプールってのも意味不明だった。ロッキーの周囲の人間は毎回誰かしら消えていて、今回はポーリーは亡くなってるし仲直りした息子も写真と説明でスルーされたのも残念だった。いくら盟友の息子が現れたとはいえロッキーの人生がこうなるのは寂しい気がする。ロッキー外伝のアポロの息子クリードの物語としてはいいのかな。まあ、ロッキーはファイナルで完結したと思っているので今回のこのお話はファンへのボーナス・トラックのようなもんかな。すっかりミッキーの役回りが似合うようになった年老いたロッキーは感慨深いものがありました。ロッキーはスタローンの役者人生の投影のような存在だし現在進行形の69歳が見えた気がしますね。ガンまで行っちゃったのならもうロッキーは休ませてください。ロッキーなら不屈の闘志で絶対に打ち勝つでしょうけどね。
ロカホリさん [映画館(字幕)] 6点(2015-12-26 22:45:29)(良:1票)
50.名作「ロッキー」の新章として、各方面からの激賞を聞き及びつつも、気が付けば8年の歳月を経てようやく鑑賞。既に人気シリーズと化し、劇場では第三弾が公開されている状況。

観れば間違いないんだから、観ればいい。
にも関わらず、なかなか鑑賞に至れなかった最たる要因として、あまりにも容易にストーリー展開が想像できてしまうということがあった。
年老いて隠遁生活をしているロッキー・バルボアの前に、かつての強敵(と書いて「友」)アポロ・クリードの息子が現れ、師弟として絆を深めつつ、稀代のボクサーとして大成していく……というストーリーテリングが、鑑賞前からくりっきりと脳裏に広がっていた。
無論、それこそが「ロッキー」に通ずるまさしく“王道”であることは理解していたが、王道なのであれば逆にこの先いつ鑑賞しても満足するだろうという思いも働いてしまい、今に至ったのだと思う。

実際に鑑賞し、率直に感じたことは、想像以上に想像通りな王道サクセスストーリーだったということ。

ボクサー王者アポロの私生児として辛い幼少期を過ごした主人公ドニーが、アポロの正妻メアリー・アンに引き取られるところから物語は始まる。
自身がチャンピオンの息子だなんて露知らず、愛する母にも先立たれ、孤児院で喧嘩に明け暮れる孤独な少年の心情は、とても悲痛だ。
この少年がボクサーとしての血統と才能に目覚め、少年から大人へと成長しながら、自ら人生を切り開いていくという王道的プロットは、想像しただけで十分に胸熱だ。

ところが、少年ドニーの登場シーンはその冒頭のみで、次のシーンでは、既に筋骨隆々の大男に育ったドニーもといマイケル・B・ジョーダンが登場し、メキシコの場末のリングとはいえ、強者としての片鱗をいきなり見せつけてしまう。さらに本業は、一流証券会社勤務、実家は大豪邸、地元のジムの先輩ボクサーにはスパーリングに挑む代償として高級車のキーを放り投げる始末。
その様からは、少年ドニーからほとばしっていた反骨心とハングリーさはすっかり消え去っていて、正直なところ、彼がボクサーへの道に固執する理由がぼやけて見えてしまったことは否めない。
無論そこには、亡き父に対する憧れと、呪縛のような血脈があることは明らかだけれど、“トントン拍子”過ぎる展開に対して、乗り切れないとまでは言わないが、少し俯瞰した立ち位置で見ざるを得なかった。

“トントン拍子”は、ロッキーとの師弟関係の構築、恋人との都合の良い出会い、大物ボクサーからのビッグマッチのオファーへと、わりと終盤まで淀みなく続くが、2つの試合シーンで、文字通りリングの只中へと一気に引き込まれた。
文字通り息をつく暇も与えてくれない圧倒的なファイトシーンが、本作をボクシング映画の新たな金字塔へと引き上げていることは間違いなく、それはやはり「ロッキー」の新章として相応しいストロングポイントだったと思う。
鉄腕麗人さん [インターネット(字幕)] 8点(2023-06-03 01:00:52)
49.《ネタバレ》  良くも悪くもザ・定番という感じのスポ根もの。いや、スポ根というにはトレーニングの描き方がやや薄味すぎるか。
 私はロッキーシリーズを見たことがないので、見ていれば何か感慨深いものを感じることもできたのかもしれません。
 ロッキーは最初断っていたのに、特にこれといった理由もなくコーチを引き受ける。ヒロインも何か特別なイベントがあったわけではなくいつの間にか恋仲になっている。トントン拍子にビジネスとして試合が組まれ勝ってしまう。もっというなら主人公がこれといった理由なく、向いていないからという理由で会社を辞め、ボクシングの世界へ転向してしまう。
 もちろん人が何かを始めるときってそんなもんかもしれませんがこれは映画。見ている私たちが共感し、感情移入できるような動機付けがあったほうが良いんじゃないでしょうか。出来事だけが淡々と羅列されて、あまりにドラマ性が足りない気がするのは私の感受性が鈍いから?
 少し期待していたせいもあって、全然つまらないとは言いませんが、はっきり物足りない映画でした。
たきたてさん [ブルーレイ(字幕)] 5点(2021-10-11 12:47:45)
48.《ネタバレ》 ロッキーシリーズの後日談。ちょっと主人公が強過ぎる気がします。もうちょっと挫折とかあっても良いんじゃないか。メインテーマはボクシングではないのかも知れませんが、ちょっとトントン拍子な感じです。ただロッキーを懐古するそれぞれのシーンは胸が熱くなります。
いっちぃさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2020-11-07 12:14:48)
47.ロッキーの続編として期待をしてしまいがちですが、そうではなく、完全なスピンオフとしてアポロの息子を軸にしたストーリー展開を楽しむという心づもりであれば、それなりに良い作品だと思います。主人公が黒人青年に変わったので音楽もうるさいブラックミュージックになってしまったのが辛かったすが、最後少しだけロッキーのテーマが流れるのが救いです。1試合目の長回しの撮影は臨場感があって良かったです。不死身と思っていたロッキーがまさか癌にかかるとは、、、。メイクがあまりにもリアルすぎて最後はロッキーは死んでしまうのかと思いました。。。またいつの間にかポーリーが亡くなったいたのも残念でした。。。
みるちゃんさん [DVD(字幕なし「原語」)] 6点(2020-01-04 15:01:55)
46.《ネタバレ》 ファンにはたまらないスピンオフ。
ロッキーのテーマが流れて熱くなったりもしたが良くも悪くも無難でした。
挑戦者に魅力が薄いのと急転の王者挑戦はドラマチックすぎる。
そう、ロッキー1と類似しすぎ。試合結果も同じ。
ボクシングを通した人間臭さ、ファイティングスピリットはロッキーシリーズの素晴らしい伝統だとおもいます。
ただ気持ちが出すぎて、新しいものを常に求める自分には捻りが無さ過ぎるラストが残念でならない。
mighty guardさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2019-05-29 12:27:23)
45.ロッキーファンなら楽しめる作品。
ありがちなストーリー展開と言われればそれまでだけど、何度もジーンとするシーンがあり、
試合のシーンの撮影技術の進歩も感じられました。
ロッキーもいい歳の取り方をしたなぁと感慨無量。続編も期待。
tonaoさん [DVD(字幕)] 8点(2019-05-06 13:05:27)
44.真面目に作られてるな、と。なんか熱量不足でね。時折グッとくるシーンもあったけどさ。対戦相手にインパクト無さすぎも残念な点である。
真尋さん [ブルーレイ(吹替)] 6点(2019-03-31 18:17:42)
43.いきなりチャンピオンに挑戦できるってところは、かなり無理があると思うが、懐かしさもあってそこそこ楽しめた。
あきぴー@武蔵国さん [DVD(字幕)] 7点(2019-03-05 21:13:20)
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【点数情報】

Review人数 62人
平均点数 6.71点
000.00%
100.00%
200.00%
311.61%
423.23%
5812.90%
62032.26%
71422.58%
81016.13%
934.84%
1046.45%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.25点 Review4人
2 ストーリー評価 7.40点 Review5人
3 鑑賞後の後味 7.40点 Review5人
4 音楽評価 6.80点 Review5人
5 感泣評価 5.75点 Review4人
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【アカデミー賞 情報】

2015年 88回
助演男優賞シルヴェスター・スタローン候補(ノミネート) 

【ゴールデングローブ賞 情報】

2015年 73回
助演男優賞シルヴェスター・スタローン受賞 

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