カイロの紫のバラのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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カイロの紫のバラ

[カイロノムラサキノバラ]
The Purple Rose Of Cairo
1985年上映時間:82分
平均点:7.59 / 10(Review 82人) (点数分布表示)
公開開始日(1986-04-26)
ドラマラブストーリーファンタジー
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2020-11-17)【イニシャルK】さん
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監督ウディ・アレン
演出伊達康将(日本語吹き替え版)
キャストミア・ファロー(女優)セシリア
ジェフ・ダニエルズ(男優)トム・バクスター / ギル・シェパード
ダニー・アイエロ(男優)マンク
ダイアン・ウィースト(女優)エマ
ヴァン・ジョンソン(男優)ラリー
グレン・ヘドリー(女優)
ジョン・ウッド[男優・1930年生](男優)ジェイソン
エドワード・ハーマン(男優)ヘンリー
ミロ・オーシャ(男優)
高島雅羅セシリア(日本語吹き替え版)
富山敬トム・バクスター / ギル・シェパード(日本語吹き替え版)
島香裕マンク(日本語吹き替え版)
塚田正昭ラリー(日本語吹き替え版)
さとうあい(日本語吹き替え版)
竹口安芸子(日本語吹き替え版)
小島敏彦ヘンリー(日本語吹き替え版)
石井敏郎ジェイソン(日本語吹き替え版)
小宮和枝(日本語吹き替え版)
加藤正之(日本語吹き替え版)
藤本譲(日本語吹き替え版)
田原アルノ(日本語吹き替え版)
峰恵研(日本語吹き替え版)
片岡富枝(日本語吹き替え版)
巴菁子(日本語吹き替え版)
鳳芳野(日本語吹き替え版)
広瀬正志(日本語吹き替え版)
深見梨加(日本語吹き替え版)
沢りつお(日本語吹き替え版)
稲葉実(日本語吹き替え版)
秋元羊介(日本語吹き替え版)
大山高男(日本語吹き替え版)
出演フレッド・アステアジェリー・トラヴァース(劇中映画「トップ・ハット」より)
ジンジャー・ロジャースデール・トレモント(劇中映画「トップ・ハット」より)
脚本ウディ・アレン
音楽ディック・ハイマン
挿入曲フレッド・アステア"Cheek to Cheek"
撮影ゴードン・ウィリス
製作ロバート・グリーンハット
製作総指揮チャールズ・H・ジョフィ
美術スチュアート・ワーツェル(プロダクション・デザイン)
キャロル・ジョフィ(セット装飾)
衣装ジェフリー・カーランド
編集スーザン・E・モース
その他ジュリエット・テイラー(キャスティング)
あらすじ
大恐慌時代の米国ニュージャージー、失業中なのに遊んでばかりか暴力まで振るう夫との生活にうんざりしていたセシリアは、ウェイトレスの仕事中も頭の中は映画のことばかり、今見ている映画「カイロの紫のバラ」ももう5回目で台詞まで覚えてしまっている。だが、その日はいつもと違っていた。映画の中の主人公が突然・・・
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【クチコミ・感想】

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82.《ネタバレ》 映画の中の人物がスクリーンの中から出てくるという発想も面白いけど、主人公を演じている本物のスターまでもが駆けつけてくるというのもこれまた面白い。色んな意味で映画ファンの気持ちを逆手に取って見せてしまう上手さ、そして、やはりこの映画はラストのミア・ファローが見せる表情に尽きる。あの表情が良いのである。心から映画に恋しているのが解る。
青観さん [ビデオ(字幕)] 8点(2009-03-09 21:08:37)(良:3票)
81.《ネタバレ》 ラストシーンに似た様な経験を、音楽を通じてした事があります。
彼女と別れたその日、仕事場で触れた音楽が素晴らしく、
微笑む事が出来たのですよ

これって、芸術や娯楽の素晴らしさの中の一つ、ですよね。
また、「その場面」がアステアのダンスと歌、というのも素晴らしい、です。
tjさん [ビデオ(字幕)] 9点(2005-11-01 05:07:42)(良:2票)
80.ミアがスクリーンから出てきた映画の出演者と本物の俳優のどちらかを選べ、と言われて現実の俳優を選ぶ。
これで幸せでない現実から抜け出せるかとときめいたのもつかの間、やはり現実は変わらず夢に終わる。
面白くもない辛い日常から抜け出せるのはスクリーンに没頭するひと時だけ、この時だけは夢の世界で幸せを感じていられる。
こうしてひと時の夢を見た後がっかりした彼女はまた新たな映画に夢を見る、、、


他の方もいわれてますが、虚構である映画で夢を見る楽しさや喜びを実に分かり易く描いて見せて素晴らしいです。
キリコさん 9点(2004-06-06 18:25:40)(良:2票)
79.《ネタバレ》 ウディ・アレンが「探偵学入門」へのオマージュを捧げた作品。
俺は「カメレオンマン」や「ハンナとその姉妹」ほど惹かれなかったが、日本ではこの作品が最も評価されているウディ・アレンの映画だそうだ。
そんなに良いですかねえ。「探偵学入門」の独創的な面白さには届いていないと思うのだけど。俺が単にキートンのアクション映画の方が退屈しなかったというだけなのかも知れないが。

逆にアメリカでは「アニー・ホール」とかあの辺が絶賛されているそうだ。俺には理解できない。「カメレオンマン」とかが好きな俺はそれが悔しくてしょうがない。ミア・ファローが好きだから余計に(「ハンナとその姉妹」もミア目当てで見たらハマッてしまったクチなんです)。

映画館のポスターを見つめる女性、夢見心地の彼女を空き缶の音が現実に引き戻す。現実はろくでもない夫との生活。職場でも失敗ばかり、映画だけが楽しみだ。

人々がにぎわう映画館お雰囲気が良い。
「カイロの紫のバラ」というトーキー映画。どうでもいいけど胸揺れすぎだろwwwジーン・ハーロウだってここまでデカくねえぞww

黒人のメイド、エジプトのカイロの遺跡?を探検、ホールで美しい歌声を響かせる女性。好きな映画は何度でも見に行ってしまうものだ。 


益々現実の夫に失望、髪型がそっくりの同僚、辛いことがあっても映画が忘れさせてくれる。

そんなある日、映画の人物が突然話しかけてくる。映画から人間が飛び出し、次元の壁を通り抜ける!共演者たちと観客もおまえら普通に会話すんなよwww

「探偵学入門」ではキートンみずからスクリーンに飛び込んでしまう。夢が本物となって目の前に現れるファンタジックな展開。

映画の中のヒーローと楽しい一時を過ごす、廃墟で語り合う、影の表現、ホールでゆったりと踊る、レストランで食事、車に乗ってドライブ(未遂)、教会に行ったり、教会で殴り合ったり、キスまでしちゃって彼女も映画の中に連れて行ってしまうのだから歌姫も気絶。共演者「早く戻れ(憤慨)」
人物が戻ってくるまでソファでくつろいだり酒をのんだりと過ごす共演者たち。取材陣まで押し掛け観客も律儀に待ち続ける。その前にフィルムが焼けちまうぞ・・・w 

本物の役者と映画の中でしか生きられないキャラクターの出会い。ミアは本物とも楽器を弾いたり歌ったりと夢の一時。だが同じ人間でも中身はまったく違う。彼女にとっては浮気してしまったようなものだろうか。同じ人間とした事なのに罪悪感が伴ってしまう。


夫からの卒業、そして夢との卒業。彼女が最後に見る映画はフレッド・アステア主演の「トップ・ハット」なのだから。
すかあふえいすさん [DVD(字幕)] 8点(2015-07-14 13:20:43)(良:1票)
78.《ネタバレ》 映画ファンでファンタジー作品大好き、でもでもいつもは現実的な私です。
身の程を知り、自分をわきまえている主人公に感情移入したのは、言うまでもありません。
そんな私には、途中のロマンスのシーンは面白かったです。
こんな事が起こったらいいなぁ(うっとり)
ウッディ・アレン監督さすがだなと感心しました。
そして話題のラストシーンに、ううむと唸らされました。
もしハッピーエンドだったならば、とてもつまらない作品になったことでしょう。
それでも映画が好きだし、アステアさんとロジャースさんに見とれる主人公に希望を感じた私です。
これからも映画をずっと観ていこうと思わせてくれた作品です。
たんぽぽさん [CS・衛星(字幕)] 9点(2012-02-19 15:29:09)(良:1票)
77.《ネタバレ》 アニーホールなどの様に、アレン独特の恋愛理論が語られ、一般には難解な映画なんだろうか?という考えをもっていたが、初めて観たその瞬間に、アレンは本当の天才だと心から感じた。
まさに映画好きの映画好きによる映画好きのための映画だ。
もしもスクリーンの中の人が現実世界に現れたら、、、
誰しも想像する夢のようなファンタジーを、美しく、皮肉も込めて描いている。
ミアファローの演技も目を見張るもので、喜怒哀楽を全身で体現している。
そして、何よりも脚本が素晴らしい。
この時代の人たちは、映画に勇気づけられ、励まされ、映画に恋をしていた。
辛いことがあったら、映画を観る そして元気になれ、また映画を観に行きたくなる。
そんな映画が好きな人の気持ちを、繊細に表現したラストは秀逸。
ウディアレンの過去の発言にこんなものがある。『大抵はささやかな希望がどこかにある。『カイロの紫のバラ』のラストでさえそうだ。ミア・ファローが映画館に戻り、フレッド・アステアの映画を観始める。観客は彼女が少なくとも自殺することはないだろうと思う。』
映画とは僕らに勇気も希望も与えることができる、素晴らしいものなのだ。
人生で必ず一度は観て欲しい、傑作映画。
バトルコサックさん [DVD(字幕)] 10点(2011-12-22 08:09:56)(良:1票)
76.《ネタバレ》 W・アレンの映画によくある『グッド・オールドファッションド(かっこつけてカタカナにしました)』感覚に古くささを感じてしまう自分だけど、これは狡いくらいに映画ファンの心を鷲づかみにしちゃう一本だと思う。現実とスクリーンに映る夢は違うものと認識させられたヒロインと自分達観客。だけど最後に映る「トップ・ハット(Heaven~♪I'm in Heaven~♪)」で希望を与えられる、というラスト、はっきり言って卑怯だろう。でもいいんだ。そういった雰囲気作りのうまさ(役者ファローの全盛期!)にうならされる一本。
Nbu2さん [映画館(字幕)] 9点(2011-03-27 21:11:47)(良:1票)
75.《ネタバレ》 好きな映画。映画館で見たかった作品とも言える。ユーモアとペーソスを巧みに織り交ぜながら展開する語り口も巧みですが、観客が思い描くラストを裏切って、あのラストに着地する。それでいて不満足には陥らない。その匙加減の上手さが、アレンが天才といわれる所以だと思います。個人的には、ラストのミアの表情は、現実逃避するしか能がない女から、映画を愛してはいるけれど現実は知っている、強くしなやかな女性に成長したハッピーエンドだろうと思っています。きっと彼女は、もう暴力亭主の元に戻ることはないでしょう。だからこそ、切ないながらも爽やかな希望が残る映画だともいえます。
Nujabestさん [DVD(字幕)] 9点(2009-10-22 23:45:23)(良:1票)
74.Heaven~♪I’m In Heaven~♪で始まるオープニングからラストまでまさに夢見心地。ウディ・アレンの作品では一番好きです。「映画みたいな恋したい」とか、「映画の登場人物に恋をする」という事は映画ファンなら誰にでもあることですよね。でも現実は映画のようには行かない。だからまた映画館に足を運ぶ。そしてまた元気をもらって映画館を後にする。ミア・ファローが演じるセシリアのように。
とらやさん [ビデオ(字幕)] 9点(2008-11-20 10:44:55)(良:1票)
73.本作は映画を観ている我々に向かって、映画を観るとはどういことかを描いてみせたメタ的な映画です。監督の他作品同様、表現者としての視点が垣間見え、(脚本家とドラマ)が(神と人生)に対比され、絶対的で冷酷な運命の受け入れというモチーフが出てきます。「現実は汚いのよ」(いいセリフだ・・・)と言うその世界が映画の中ということにハッとさせられます。理想と現実のギャップに対峙して完全な精神の自由性を求める態度から出るシニカルな笑い、これはいわゆるロマンティックアイロニーという奴でしょうか?。この映画は作品自体が一つのロマンティックアイロニーみたいなものです。映画で現実を突きつけることの間抜けさを自覚しながら、観客に現実を突きつけ、かつ観客に現実逃避させる。やっぱり巧い。巧いと唸らされつつも小賢しさが鼻につきそうな映画の作りです。しかし、この映画は技巧に走った冷たさが感じられません。それは作品人気にも表れています。本作は必死にあがき夢見る全ての人間への優しいなぐさめであり、励ましであると思います。現実逃避をしない人間はいません。理想・夢想・空想は、現実に立ち向かうために必要でしょう。リンドバーグのような英雄的人物は夢想の力をバックに現実を変えたのではないでしょうか?。現実に立ち向かうドラマ(人生)だけがドラマ(人生)ではありません。たしかに怠惰な現実逃避は自己破滅を招き、他人に迷惑をかけることがあるでしょう。しかし、空想癖により失業した主人公セシリアは愚かであっても、カワイイ愛すべき人間です。現実見ろと親切心で忠告するのならともかく、夢見る者を心ない目で他人が嘲笑することこそ愚かじゃないでしょうか?。P.S.本作は「映画好きなら誰でも」みたいな周りがつけたキャッチフレーズみたいなものが胡散臭いながらも独特の魅力を醸し出しています。映画の魅力にはそういうのも含めていいんじゃないでしょうか?。たしかに映画への愛に溢れた映画であるのは間違いないと思います。
しったか偽善者さん [地上波(字幕)] 8点(2008-06-01 00:03:59)(良:1票)
72.この映画のようにスクリーンからスターが出て来たら・・と思う人も多いだろうが、もし間違って「マトリックス」の「エージェント・スミス」が100人出て来てしまったらと想像すると・・恐い。
STYX21さん 7点(2003-11-13 19:57:51)(笑:1票)
71.《ネタバレ》 二十歳のころに見てからの再見です。ミア・ファローがかわいい映画という記憶でしたが、見直してみて、けっこうシシリアも悪いな、なんて。年取ったものです。しかし、この8点は、だからこそミア・ファローに投じる8点なワケで、そういった意味では全然成長していないワタシです。ミア・ファローがすべて仕切っていた映画とも言える。
なたねさん [DVD(字幕)] 8点(2024-03-14 19:14:32)
70.《ネタバレ》 ヒロインは最後救われたかったなぁ…

「トップ・ハット」に、じゃなくって、現実世界で。

映画の中の探検家は現実には無理だし、かといって現実世界の俳優の方は、性格が最低だから、どちらを取っても幸せになれないけれど。せめてあのDV旦那とはいつかきっちり離婚してくれることを願わないではいられない。

(でも彼女の性格的に無理そうだなぁ…)

まぁこういうオチの付け方をするのがウッディ・アレンなんだけど。(現実主義)


駆け落ちの約束をした俳優が待ち合わせの映画館にいなくって、仕方なく荷物をかかえたまま映画を見るヒロイン。

やっていたのは「トップ・ハット」。
これ、見たことないんですよね。

でも「グリーンマイル」で、あの大男君が刑務所の中での上映会で「トッㇷ゚ハット」を見て感動したり、クライマックスに近い場面で泣きながら「あいむいんへぶんっ…あいむいんへぶんっ…」って言ってたのが強く印象に残っていたので、「カイロの紫のバラ」でもラストシーンにこの映画のこの”I'm in heaven~♪”って歌うアステアのシーンが出てきて

「おおおおおっ!」

って思いました。


「トップハット」見なくちゃ。
フィンセントさん [CS・衛星(字幕)] 5点(2020-11-27 21:52:53)
69.《ネタバレ》 この作品が公開された頃、私は20代。巷では大絶賛だったのをおぼえています。
その何年か前に「アニー・ホール」がアカデミー賞授賞式を賑わせていたけれどその頃は10代、ちっとも面白いと思わなかったです。ダイアン・キートンは素敵でしたが。
そして「華麗なるギャツビー」からミア・ファローの何がいいのかさっぱりわからなかった私は本作に対しても全く興味がなかった。
ところが年月が経ち、中年と言われる年齢になってからウディ・アレンの映画が面白いと感じるようになったんですよね、
ミア・ファローに関しては考えは変わらずなんですが。
映画が好きでそこに癒しを求めるのはいい、しかし仕事にまったく集中しないでミスばかり、働かず暴力も振るう旦那ときっぱり別れることもできないセシリア。このキャラ設定が苦いですね、ダメ女です。
スクリーンから飛び出してきた時にどう収めるつもりなんだろうと興味が一気に沸く。
皮肉なハリウッド批判もありで、ラストでセシリアは泣きながら映画を観はじめ、いつもと変わらずひと時の夢の世界に浸る。
トムだけじゃなくギルも登場させ、夢と現実を見せつける。ファンタジーを用いながらも、とても苦い内容なんですよね。
こういう見せ方が違和感なくできるっていうのがウディ・アレンの凄いところだと思います。
「カイロの紫のバラ」このタイトルも素敵です。「アニー・ホール」も今観たら感想が変わるかもしれない。
envyさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2020-03-31 14:35:52)
68.《ネタバレ》 この作品が、アレンの中で一番好き。つらい現実に直面しても、最後に 映画の中のアステアの シーンを見て、ヒロインの涙が笑顔に変わるところが大好き。
にけさん [映画館(字幕)] 9点(2018-12-25 19:03:08)
67.《ネタバレ》 毎日の覇気も希望もない生活の中で、唯一の楽しみは映画鑑賞。その作品を鑑賞中に目が合って、素敵な映画スターが現実の世界に飛び出してきた。普通の人なら信じられないし、卒倒するかもしれない。でもこのヒロインはスレてないというか、ちょっと抜けてる感じで、素直に受け入れられて、喜ぶところが非常に可愛い。映画スターも同じ様に感じたのか、この子の魅力に惹かれて本気に好きになってしまう。最後はやはり元の世界に戻る様に諭すのだが、現実にもどることに対する葛藤が見て取れて切ない気分にさせられる。題材が良かっただけにもう少し盛り上がればもっとよかったかな。
SUPISUTAさん [DVD(字幕)] 7点(2018-05-02 12:30:12)
66.《ネタバレ》 もしも大好きな映画のスクリーンから憧れの登場人物が飛び出して来たら――。
映画の登場人物がスクリーンから飛び出して、女と恋に落ちる。その男の役を演じた俳優もいるので、同じ顔がこの世に二つ存在することに。現実の世界とスクリーンの世界が交差してのドタバタ劇。コントのもしもシリーズを想起させるような設定に、ちょっと入り込めない。が、ウッディ・アレンらしいウィットとペーソスを感じるシャレたラスト。
つらい現実への救いと取るか、仮想世界への現実逃避と取るかで余韻が変わってきそう。
飛鳥さん [CS・衛星(吹替)] 4点(2017-01-18 06:09:06)
65.映画賛歌のようでもありながら、ニューヨーカーのウディ・アレンによるハリウッド批判も含んでいるようでもあり、なかなか一筋縄にはいきません。
舞台は恐慌下のアメリカ。主人公の女性、仕事はつまらないし(本人のやる気が無さすぎるのも問題だけどそこはご愛敬)、夫は暴力を振るうし、そんな冴えない日常の中で、楽しみは映画を観に行くこと。現実とは違い、映画には、夢が、希望が、ステキな世界が溢れてる。それどころか何と、映画のスクリーンから憧れのスターが飛び出しきて一騒動が持ち上がる、というオハナシですが、要するにコレ、映画がスクリーンの向こうにとどまらず、現実世界にまで夢や希望を押し売りしてくるオハナシでもあるんですね。映画を観終わってしまったら、また厳しい現実に戻るしかないのに。
主人公の女性は、夢が現実になったと感じ、ついにこの幸せとは言えない生活から離れることができると感じる。しかしそういったものすべては、ひと時の幻影に過ぎない。それはあたかも、映画を観ている束の間だけ信じることができた、夢や希望。それに所詮そんなものは、ハリウッドのシステムの中では単なる商売道具だったりもする。
でも、それでもいいじゃないの、つかの間でもつらい現実を忘れて夢を見られるならば。だからみんな、映画を観るんだ、と。
あーーーーなんてイヤな映画でしょうね、これは(笑)。ホントはそんな事も含めて、忘れてしまいたいのにね!!
鱗歌さん [CS・衛星(吹替)] 8点(2017-01-11 22:30:53)
64.《ネタバレ》 映画の中の虚像世界も世俗的だけど、たかがファンタジーをここまで作り込むのは流石。登場人物の気のきいたセリフが皮肉っぽくてとても可笑しい。ヒロインの幸せのハードルが低いので、現実世界に飛び出した虚像俳優同様思わず手を差し伸べたくなるけど、結局実在の人物の虚ろな愛の方を選んでしまう。絵にかいたような薄幸ヒロインが大好きな映画を見ながら笑顔になっていく前向きなラストに切なさを感じてしまう。
ProPaceさん [CS・衛星(吹替)] 9点(2016-11-23 23:33:33)
63.《ネタバレ》 分かりやすくてコンパクトで素晴らしい。笑えて見入って、最後は映画っていいなあという余韻が残る作品。
主人公の女性は実在するギルを選んだけど思う通りにはならなかったけど、彼女はこれからも映画を楽しんで現実の世界をたくましく生きていきそうな気がする。
最後の彼女の表情にそんな印象を受けた。
さわきさん [地上波(吹替)] 7点(2016-11-23 10:43:28)
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【点数情報】

Review人数 82人
平均点数 7.59点
000.00%
100.00%
211.22%
311.22%
422.44%
544.88%
656.10%
72125.61%
82530.49%
91821.95%
1056.10%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 9.00点 Review4人
2 ストーリー評価 8.20点 Review5人
3 鑑賞後の後味 7.75点 Review4人
4 音楽評価 5.75点 Review4人
5 感泣評価 6.75点 Review4人
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【アカデミー賞 情報】

1985年 58回
脚本賞ウディ・アレン候補(ノミネート) 

【ゴールデングローブ賞 情報】

1985年 43回
作品賞(ミュージカル・コメディ部門) 候補(ノミネート) 
主演女優賞(ミュージカル・コメディ部門)ミア・ファロー候補(ノミネート) 
主演男優賞(ミュージカル・コメディ部門)ジェフ・ダニエルズ候補(ノミネート) 
脚本賞ウディ・アレン受賞 

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