ルパン三世 カリオストロの城のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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ルパン三世 カリオストロの城

[ルパンサンセイカリオストロノシロ]
Lupin the Third: The Castle of Cagliostro
1979年上映時間:100分
平均点:8.20 / 10(Review 519人) (点数分布表示)
公開開始日(1979-12-15)
アクションコメディアドベンチャーアニメシリーズもの犯罪ものロマンスTVの映画化漫画の映画化
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2022-02-01)【イニシャルK】さん
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監督宮崎駿
山田康雄ルパン三世
島本須美クラリス
石田太郎カリオストロ伯爵
小林清志次元大介
井上真樹夫石川五ェ門
増山江威子峰不二子
納谷悟朗銭形警部
永井一郎ジョドー
宮内幸平園丁
平林尚三国際刑事警察機構(インターポール)長官
寺島幹夫ドイツ代表
野島昭生日本代表
阪脩イギリス代表
緑川稔召し使い
加藤正之印刷主任
峰恵研大司教の運転手
あずさ欣平大司教
リチャード・エプカー石川五ェ門(英語吹替/Manga Enternatinment社版)
原作モンキー・パンチ
脚本宮崎駿
山崎晴哉
音楽大野雄二
鈴木清司(選曲)
作詞橋本淳(作詞家)「炎のたからもの」
作曲大野雄二「炎のたからもの」
主題歌ボビー「炎のたからもの」
製作藤岡豊
トムス・エンタテインメント(東京ムービー新社)
配給東宝
作画大塚康生
田中敦子〔作画〕(原画)
友永和秀(原画)
美術シャフト(仕上)
小倉宏昌(背景)
山本二三(背景)
小林七郎
小林プロダクション(背景)
編集鶴渕允寿
録音東北新社
加藤敏
その他IMAGICA(現像)
あらすじ
欧州の小公国カリオストロ。巧妙な偽札「ゴート札」の秘密を狙うルパン(声・山田康雄)一行は、悪漢に襲われているクラリス(声・島本須美)という美女を助けた。彼女は大公家最後の公女で、玉座を狙うカリオストロ伯爵(声・石田太郎)に、強制結婚を迫られているのだという。大公家と伯爵家が一つになるとき、莫大な財宝が現れるという伝説があるのだ。ルパンはクラリスに協力し、伯爵の陰謀と公国の謎に挑む。宮崎駿監督。
ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意願います!
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【クチコミ・感想】

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519.ルパンファンから見るとむずがゆくて仕方ない。そうでなくても、キャラクターを全く無視した作品なだけにコレをルパンと呼ぶのはおかしいと思う。「サザエさん一家崩壊の危機~ついに訪れた離婚の時~」とかあったら嫌でしょ?それと同じですよ。オタクと笑ってくれて構わないぜ!とっつぁんはあんなこと言いませんし、ルパンはクラリスの心なんて盗まないやい!!うわーん!泥棒の役目だかなんだか知らないが、善人なら泥棒じゃないキャラでやってくれっての。始終「う~、さみ~」と言ってるだけの中年男に成り下がった次元と万能カッター以上でも以下でもないゴエモン(これはカリ城に限らないが)が情けなくって情けなくって涙が出そうになった。題名が「クラリス姫と泥棒さん」だったら7点くらいあげてもいいかな・・・。宮崎駿監督作品は好きですが、ルパンだけはどうしても許せません。この作品がルパンの最高作みたいに言われるのは、正直腹が立ちます。なんでこんなに評価高いの?
海棠ルチアさん [ビデオ(邦画)] 0点(2003-05-22 14:42:11)(良:6票)
518.改行レビューしたいので修正です。

ちょくちょくテレビ放送されるジブリアニメ(厳密には違いますが)の一つで
それでも毎回楽しい作品の一つなんですね。

見る年齢によって解釈とか好きなセリフとか好きなシーンが変わったりするのですが
小さい頃ならラストの銭形のセリフなんでしょうけど
今の自分は「どっちにつく?」「女ー」「だろうな」ってところとか好きだったりします。
※ちょい前は「そいつがルパンだー」

つまりどのカットもきちんと意味があるようになっているんだと思います。
なのでずっと飽きない。

最初にカジノのシーンからカーチェイスとか
もう展開に無駄がなさすぎてすごい。

クラリスも一見弱く見えますが
ドレス姿で逃げ出して追ってから自分で運転して逃げようとしたり
結構したたかなんじゃないかという解釈は

色々手伝わせるラピュタのシータにも通じるところがあります。

あと、連続アニメでは重要人物だった
五右衛門と不二子ちゃんがちょい役だったのは
ルパン、次元、クラリス、銭形の4人にフォーカスしたかったんだろうなぁ
って解釈してますし

こういう気づきが多い作品だなぁって見る度に思います。

ちなみに偽札を捨てて原版に拘る意図は
おそらく偽札は量産できる「偽物」で、原盤は本物以上の偽札を作れる「本物」の原版
だから。みたいな話を聞いたことあります。

こういうところにロマンがつまってる感じがします。

作画面では今は陰影が強めだったりエフェクトが多いのが多く
原画陣が多く携わってるんだろうなぁって感じなんですが
今作は多分少数精鋭で背景はしっかり描写しつつ人物の作画はシンプルですが
とにかく絵的に楽しい。動きやら構図やら。

アニメの良さを再認識できます。

ちなみに好きなシーンはスパゲッティを取り合ってるところですが
田中敦子さんって方が作画していて
ルパンが屋根と屋根を飛んでるシーンも担当していて
まだ2年目だったそうです。

「君たちはどう生きるか」にも参加されており
アカデミーノミネートについても喜んでおられるでしょうってことで
レビュー変更しました。

10点で
シネマレビュー管理人さん [地上波(字幕)] 10点(2003-12-08 12:39:54)(良:5票)
517.人生の長きに渡って、その価値を全く見出す瞬間のなかった映画がある。『ブレードランナー』『マトリックス』がそうだったし、邦画ではこの作品がそれだ。三世よ、爺さんのリスペクトはカッコ悪いからやめとけ。宮崎、あんたはトトロやるまでポール・グリモーとフライシャーのリスペクトばっかだったな。だからあんたの作品は見なくなったし、多分、もう一生見ない。リスペクトの観せ方はモンキー・パンチの原作の方が大人だったし、宮崎監督が前半生でやってきた事より、ずっと大胆な踏み込みをしていた。あんたは自分のコントロールできなかった何かを、コントロールできないというそれだけの理由で殺してしまった。この作品以後、オリジナルのルパン三世は壊れて、跡形もなく消え去ったね…見事な巨大ヒットブランドにはなったがな。観客としてそれを許すほどの度量は、年食って少しは丸くなった今でも、ないだろう。だから、自分の中の宮崎駿は未来少年コナンで停止したままだ。悪いと責める気はないが、やはり0点は0点だ。
エスねこさん 0点(2004-07-19 06:43:32)(良:4票)
516.《ネタバレ》 少年時代、尊敬する人は?
なんて問いに、ルパン、と答えるほど
実力も能力もあるのに
どんな状況でも余裕と遊び心を失わない
ルパンメンバーの飄々とした姿にいっぱい憧れました。
厳しい状況である時ほど明るさを失わない。
大げさでなく、人としての指針でした。

「どっちにつく?」「オンナァ」「だろうなw」
「本格的に攻めてきやがった」「ああ、面白くたってきやがった」
「まぁ、ゆっくりしようぜ、どうせ出口はねぇんんだから」
「じたばたしたって始まらねぇや。おやすみ、とっつぁん」
「ほんじゃま、握手、と」「馴れ合いはせん」「あれま」

こういう会話ができる自分でありたいと
そして、そういう人に囲まれる自分でありたいと思いました。
こっちゃんさん [ビデオ(字幕)] 10点(2016-09-10 01:44:15)(良:2票)(笑:1票)
515.《ネタバレ》 冒頭からカジノを飛び出して全力で駆け抜ける障害物競走、重力法則を無視したカーチェイスの荒唐無稽な破壊力と面白さ、ポール・グリモーの「やぶにらみの暴君」を彷彿とさせる城砦の美しさや空間表現、マニアも唸る重火器の描写、銭形軍団の奮闘、スリリングな居城への潜入、負傷と復活、対決・・・こだわり抜いた王道ストーリーはやはり何度見ても面白い。

絶望に満ちたはずの奈落の底から「待ってろよ」と不敵で頼もしい横顔を見せるシーンのカッコ良さといったら!そこには「1st」シーズンの狙った獲物は絶対に奪う、殺る時は殺るという殺し屋の、プロフェッショナルの素晴らしき誇りと意地も感じられる。
泥だらけになろうが血まみれになろうがコイツは死なない。何度でも逃げ、何度でも飯を美味そうに頬張っては蘇ってくる!

そう、コイツはルパンじゃない。紛れも無い“ルパン”だ(どっちだよ)
奴(パヤオ)はとんでもない物を盗んでいきました。あなた(視聴者)の心です。
ルパンを本当にブッ殺した男、宮崎駿。
義賊になってしまったルパン、
出番が少なすぎる五右衛門、
風の谷出身の傭兵と化した峰不死子(誰てめ絵)、
イケメンすぎる銭形警部、
そして次元の作画の安定ぶりは異常。

その前に「アルバトロス」も「さらば愛しきルパン」もルパンじゃない(良い意味で)。
パヤオらしい子供の好奇心をくすぐるワクワクするエンターテインメントに作り変えてしまった。

この映画のルパンは、歳を取った一人の人間。
「1st」はシリーズのような悪党では無くなり、泥棒稼業からもそろそろ引退しようかな・・・そんな時のルパンだった。

カリオストロでクラリスに助けられて以来、何の因果か再び恩人の住む美しき城に戻ってきた。
恩人から大切な物は盗めない(もっと大事なものを盗んじまうけどな)。

それでも城にどう潜り込もうか怪しい算段を立てている時のルパンの活き活きとした表情!城の住人や警官隊に気づかれないための慎重さ、そして走り出したら止められない人間離れしたパワーを発揮する瞬間は「1st」の強靭な顎でワルサーP38をスライドさせた時に緊張を奔らせたあのルパン以外の何者でもない。
その常識を破壊するようなエネルギーは愛してしまった女のためにバズーカ抱えて喰らい付く「ラピュタ」や呪いに立ち向かう「もののけ姫」にも繋がっていく。


不二子も「捨てられたんじゃない。捨てたの。」
俺このセリフ大好きなんだがなー。不二子らしくて。

そしてあのセリフを銭形が・・・いや警部だからこそ言えるセリフ。
すかあふえいすさん [DVD(邦画)] 10点(2014-06-18 20:40:31)(良:3票)
514.思えば、この映画をはじめて見た時「宮崎駿」なんて名前は知らなかった。ついでだけど、『スター・ウォーズ』をはじめて見た時だって、「ジョージ・ルーカス」なんて名前も知らなかった。そういう先入観というか周辺知識なしに、ただ映画を楽しむことができた幸せ。DVDで改めて鑑賞すれば、「クラリスありえねえ」「あ~顔の造形が・・・」とか「銭形はあんなこと言わないだろ」とか、あれこれ考えちゃったけど、初見の時(たぶん「金曜ロードショー」だった)、夢中になって幸福な2時間を過ごしたことも思い出した。自分にとって、そういう時代と、そういう作品があることが、いまとなっては何だかうれしい。
ころりさんさん [DVD(字幕)] 9点(2005-09-01 00:43:17)(良:3票)
513.なぜ埼玉県警があんなところまでいくのか..
あばれて万歳さん 9点(2003-12-02 00:04:16)(笑:3票)
512.この映画は【一映画一名言】の原則が当てはまらない作品である。『何だ、その原則?』って思われるかもしれない。これは、一つの映画には一つしか名言はないって原則である。ただこの原則には問題がある。それは、私が今適当に考えた原則であるため普遍性がないことである(笑)もちろん信憑性なんかゼロに近い(笑)とりあえずここまでの話を要約すると、『この映画って名言が多いよなあ』ってことである。そしてラストシーンの『なんと気持ちのいい連中だろう。』って名言。この名言がこの映画の良さを端的に表している。そうなのである。ルパンや次元、五右衛門はもちろんのこと、銭形のとっつぁんや埼玉県警の諸君までが気持ちのいい連中なのである。【ドラえもん】も、映画になると急にジャイアンがいい奴になる。それと一緒である。これがTVアニメを上手く映画化するコツなのかもしれない。ルパンらしくないとか銭形はあんなんじゃないといった批判もあるかもしれないが、そのイメージとのギャップがいいのではないかと思う。私個人としては彼らの意外な一面が見れて非常に満足している。とにかく面白いと思える映画である。10年後も20年後もこの映画を面白いと思える感性を持ち合わせていたいと思う。だからこの映画には10点を付けたい。そしてこの頃のルパンに『きっとまた逢える』と信じたい。
ブンさん 10点(2003-11-12 04:29:31)(良:3票)
511.《ネタバレ》 これも昔のビデオ録画時代からずっと見てます。
一番好きなシーンが最初に金をばらまいてから流れるOPなので
そこから先が蛇足にすら感じられるのが難。
よく「これはルパンじゃない」とか言われますが
「コナンvsルパン」程度に見るのが一番いいかと思われます。

最近のルパン映画(TVSP)と違って敵が小国の王というのもいいです。
ヒロインもただのヒロインではなく、かつてルパンと関係があったというところも良い。
ただ、他キャラを立たせ過ぎたか、次元と五エ門のキャラはかなり薄くなってますね。
モンキーパンチ先生は銭形はただのバカキャラじゃない、この作品のはいい、とは言ってましたが
もう少し切れ味のあるシーンをいくつか入れてくれると尚良かった。

なんにせよルパン抜きに考えればかなり完成度の高い作品ですがこれは
「ぼくのかんがえるるぱんさんせいじゃない」って言ったところですかね。
その前の映画が「クローン人間」であることも考えるとどう考えてもあちらが正統ルパンですよ。

とは言いつつも最初のほうのスパゲティのシーンといい、今はこれがせいいっぱいといい、
非常に魅力的な演出で満ち溢れている作品なのでルパンをあまり見ない、全く見ない人ほどおすすめかと。
にんじんさん [ブルーレイ(邦画)] 8点(2019-06-02 04:40:57)(良:2票)
510.なんて気持ちのいい連中だろう。
まめさん [地上波(邦画)] 10点(2008-05-04 22:11:43)(良:2票)
509.映画作品としては、宮崎駿監督のベスト作品だと思います。アクションよし、ストーリーよし、キャラよし、音楽よし、脚本よし、演出よしの何拍子も揃った奇跡のような作品です。とくに台詞については暗記している台詞がいくつもあるくらい、名台詞の宝庫です。また、メインの悪役こそ、とことん悪く描かれていますが、そのほかの登場人物は悪役側も含めて、みな憎めない人ばかり出てくるのも、宮崎作品の特色であり、好きなところです。これだけわかりやすく、エンターテイメントに徹した作品を他に知りません。たしかに本来のルパンⅢ世シリーズとは明らかに外れますが、1作品として面白いので許してください。何度観ても見飽きない心躍る傑作です。監督が巨匠になりすぎてしまったので、食わず嫌いの方もいるかもしれませんが、これを観ないのは本当にもったいないです。
目隠シストさん [地上波(邦画)] 10点(2006-04-16 01:47:58)(良:2票)
508.このころの宮崎作品は車の動きがいい。大塚康生さんが抜けられてからの宮崎作品の車の動きはあまりいいとは言えません。クラリスが運転して逃げるピンクのシトロエン2CVがクラッシュする場面のすばらしさ。またフィアットのあのコミカルでいて理にかなったリアルな動き。こういうのは今のアニメにはありません。それどころか世界的に見ても車をこれほど生き生きとリアルに動かせる技術はないと思います。今のアニメーターの皆さんにはもう少し車のことを知ってほしい。いくらリアルな絵になっても引っ張るだけではつまらないと思います。また、山田康雄さんの声がすばらしかった。クリント・イーストウッドの日本での人気もこの方の功績なしでは考えられないでしょう。無限にきざになれる声とでも申しましょうか、どんなキザな台詞も山田康雄さんにかかれば自然にすんなりと耳に心地よく入ってきます。ルパンの名台詞も山田康雄さんでなければただのキザな台詞で片付けられていたかもしれません。私に書けるのは今はこれが精一杯です。 あ、それから日本警察の車がいすゞフローリアンと言うところがまた泣かせるチョイスです。
アホをどりさん [映画館(邦画)] 10点(2006-03-06 13:54:17)(良:2票)
507.私がラッキーだと思うのは、初めて観たとき、「これは宮崎駿で云々..」「ルパン斯くあるべき」という先入観無しでいられた事ですね。
今から初めてご覧になられる方々は、それらのうんちくが邪魔してしまうのでしょうね。

アニメどうこうではなく、エンターテイメントとして絶品です。
本当に彼らは「気持のいい連中」だし。

塔の中で、あの有名な万国旗のシーン。
素直に思います「こりゃ、モテるわなあ」
tjさん [ビデオ(字幕)] 10点(2005-11-01 09:08:42)(良:2票)
506.ルパンに惚れました。この8点わ全部ルパンに捧げます。あの、いつも余裕で、ぬけてそうでぬけてないところが最高にかっこいい!!自分もルパンみたいな人を探そうと思ったけど、惚れさすには、まず自分が不二子ちゃんにならなあかんわけで‥。。99、55、88??77??む、むり!!ひーでーぶー
小星さん [ビデオ(字幕)] 8点(2005-04-12 01:37:32)(笑:2票)
505.《ネタバレ》 最初に言っておきますが、私は宮崎作品が好きです、大好きです、しかしそれ以前にルパンマニアです、ルパンのゲームするためにPS2買うぐらいマニアです。ルパンマニアから見てこれほど怒り真骨頂な作品はあるでしょうか?イアや無い、浜岡先生の浦安鉄筋家族でもパロってマシたが、あれは偽者です、ルパンじゃない、銭形じゃない。 私が思うに宮崎先生もルパンマニアだと思います、だからこそ新ルパンの最後でナウシカやラピュタのロボット出しちゃったのではないでしょうか? わたしはこれこそ、巨匠宮崎の数少ない暴走だと思います、思い入れ強すぎで、つい自分のキャラ使っちゃったのではないでしょうか? 同じように、ルパンが絡むとどうやら宮崎駿監督は壊れちゃうようです
はまちさん 0点(2004-06-10 22:06:53)(良:2票)
504.《ネタバレ》 旧TVシリーズ全23話の中の美味しい所だけを抽出して宮崎マジックとも言うべき演出で再構成したストーリー(まだ見ていない人は全部見るべし)。それにしても宮崎マジックに掛かるとキャラが動く動く。車も走る走る。画面の隅から隅までをフルに使い切った映像が連発する。宮崎映画特有の飛行シーンは既にこの頃から健在(ルパンも屋根の間を飛んでいた!)。オートジャイロやらハンバー・スーパースナイプ、銭ブル(ブルーバード)、シトロエン2CVそしてルパンと言えばフィアット500という代名詞も付く程だがメカの部分も多少マニアックながら充実した作画力(大塚康生氏の賜物)でリアルに描かれていた。漫画然とした動きばかりで意見が別れる映画だと思うが非常に素直に楽しめる作品だと思う。興行的には失敗したが(Mr.BOOが併映では・・・)映画の本質的な所では大成功だと思う。最後に取り逃がしたルパンを目にしてクラリスの前で銭形が放った言葉「奴めとんでもない物を盗んで行きおって!」にクラリスが反応し「いえ、あの方は何も盗んではいません。」に銭形「いや、確かに盗んで行きました。あなたの心です。」聞いてて歯の浮く様な台詞だが物凄くカッコイイ!単なる漫画映画ではなく感動させてくれる一面も。必見の映画だと確信する。
sting★IGGYさん 8点(2003-11-22 22:23:56)(良:2票)
503.小学生当時、リアルタイムで見た影響を差し引いても、とても79年の作品とは思えない、まさに奇跡的な完成度の高さ。安易にCGを多用する昨今の映画やアニメには到底辿りつけない境地に、既にこの地点で達している。確かに「ルパン三世」のキャラの魅力に助けられている部分も大きいが、それでもルパンキャラを生かした作りがとてつもなくうまいため、エンターティメント作品として相乗効果的に面白くなっている。序盤から息をもつかせぬカーチェイスに始まるストーリー展開や、最後まで飽きさせない緩急の効いたメリハリのある演出は、映画に限らずあらゆるエンターティメント作品のお手本と言っても過言ではない。現実的な演出部分と、いかにもルパンらしい非現実的な突っ走った演出の妙味が心地いい。何度見ても飽きないというのもスゴイ。これだけ完成度の高いエンターティメント作品に対しては、キャラ的にルパンらしいとか、らしくないという評価自体、ほとんど意味が無い。恐らく、十年後、二十年後に見ても、小学生当時と変わらない新鮮さと感動を持って見ることが出来るであろう数少ない作品のひとつ。
FSSさん 10点(2003-08-26 08:00:40)(良:2票)
502.ひとつの映画として観たら傑作と言えるでしょうが……、ルパンとして観ると不満だらけです。名場面と言われているラストの銭形の台詞も、私はあんなことをいう銭形は嫌いだ。それから、とりあえず出したという程度の不二子の扱いを見ると、いかに宮崎監督が大人の女性を描けないかがよくわかる作品でもあります。
万年青さん 0点(2003-06-25 03:19:11)
501.ルパン(一味)というキャラクターに頼っている分、「ラピュタ」よりは映画としての完成度は落ちると思います。でもこっちの方がとてつもなく好きなのはルパン世代だからでしょうか? カリオストロの城のみを舞台とする、ある意味ダイハードのようなアクションの連続、そして台詞もうまい。もちろんアニメーションならではの映像表現も秀逸。ロードショーで観た時は一日中映画館にいました。これを越えるアニメはもうないだろうなぁ、とあきらめつつ8点献上。
sayzinさん 8点(2001-08-04 12:11:36)(良:2票)
500.《ネタバレ》 私の世代のルパンはピンクジャケットでしょうか。でも全然観てなくて、夕方の再放送の赤ジャケが一番馴染みがありました。
夏休みとかの午前中に放送されていた、もっと古いルパンが緑ジャケですね。チャーリー・コーセイの歌が格好良く(子供には可笑しかったけど)、インパクトが有りましたね。
ルパンのTVアニメは当初、ハードボイルドな怪盗&殺し屋という大人向けの作風でしたが、あまりの低視聴率から監督が自主降板。テコ入れで参加させられたのが宮崎監督。大人向けに完成しているルパンというキャラを、視聴率のために子供向けに軌道修正して創り変えられたそうです。健闘及ばず、緑ジャケのルパンは23話で番組打ち切りという結末を迎えました。
再放送で人気が出たルパン。本作公開当時、テレビでは赤ジャケのルパンが放送されていました。赤ジャケのルパンは155話もの長寿番組となり、以降映画やTVスペシャルでは、赤ジャケがルパンの代名詞となっています。

では何故、カリオストロでは緑ジャケに逆戻りしてたのか?宮崎監督はおそらく、自分が育てた(産んだわけではない)不遇な緑ジャケ・ルパンの、最後の大冒険・引退の物語として、本作を創ったんじゃないでしょうか?そうであれば、本作の優しいルパンが、モンキー・パンチ氏の創ったアダルトなルパンとも、コミカルな赤ジャケとも違うことが観えてきます。

最初のカジノでルパン一味は「ざっと50億」もの大金を手に入れます。モナコだから円ではなくフランかな?'79年あたりは1フラン=50円~60円。これはもう一生遊んで暮らせるお金です。泥棒稼業の“退職金”としては充分な金額だったハズ。
だけどルパンは偽札だからって捨ててしまいます。自分たちの“退職金”が偽札だったなんて恰好悪いコトが出来なかったんでしょう。
「次元、次の仕事は決まったぜ!!」カリオストロ公国のゴート札。ここを攻略したって偽札しか手に入らないはず。尻尾を巻いて逃げ出した、駆け出しのチンピラ時代の精算なのか。思い残しを無くすことが、今のルパンが考える“仕事”なのかもしれません。そう考えると、たまたま出会った少女を悪い奴から助ける事も、今のルパンには立派な“仕事”なんでしょう。
派手なベンツから安い大衆車フィアットに乗り換え、100円ライターを使ってシケモクを吸い、カップうどんを食べる。そして何より不二子を“追わなくなった”ルパン。不二子とは実に1年ぶりの再会。
豪勢なもの、精巧な偽札、不二子との縮まることのない男女の関係さえ、今のルパンには宝物では無くなっていたのかもしれません。

カリオストロのダム湖の秘密を暴き、無垢なお姫様と一緒に暮らす未来も掴めたのに、彼女を抱きしめることなく立ち去るルパン。
「ヤツはとんでもないものを盗んでいきました。あなたの心です」ルパン三世の長い歴史の中で、クラリスの心ほど価値のあるものがあっただろうか?
「おめえ、残っててもいいんだぜ?」返事をしないルパンが、不二子の収穫、偽札の原盤を見て元気を振り絞る。そして追いかけっこはいつまでも続く…
宮崎監督が育てた緑ジャケットのルパン三世は、宮崎監督の考える最も価値のあるものを盗んだからこそ、このカリオストロの城が最終回なんです。
K&Kさん [地上波(邦画)] 10点(2023-05-27 01:23:31)(良:1票)
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【点数情報】

Review人数 519人
平均点数 8.20点
071.35%
120.39%
250.96%
381.54%
450.96%
5193.66%
6315.97%
76913.29%
89919.08%
99418.11%
1018034.68%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.96点 Review30人
2 ストーリー評価 8.52点 Review50人
3 鑑賞後の後味 8.98点 Review55人
4 音楽評価 8.59点 Review44人
5 感泣評価 6.92点 Review27人
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