58.思いがけず王位を継いだジョージ6世。寒色の多い画、黒や茶の暗色の上に掛かる青い光が、内気なアルバートの内面を表しているかのようだった。上映時間中は男二人の会話劇がほとんどで、コリン・ファースとジェフリー・ラッシュが落ち着いた画面からこぼれることなくシーソーバランスを保つ。クライマックスがあの演説というのは確かに地味かもしれないけれど、あの震災を経て観たからなのか、言葉の持つ力とその響きに心を打たれた。でもベートーヴェンがもたらした相乗効果は否めないなぁ。 【のはら】さん [DVD(字幕)] 7点(2011-09-10 20:30:20) (良:1票) |
57.エリザベス女王のお父さんがわかって良かったです 【マーガレット81】さん [DVD(字幕)] 5点(2011-09-04 19:59:08) (良:1票) |
56.激しいシーンもないに,2時間以上ずっと緊張が続く映画でした。一番のお気に入りは,ヨーク公の后。ちょっと大竹しのぶのような感じで,よかった。チャーチル役もよかった。最後にませたせりふを言った女の子が,現女王になんですね。スピーチができなくなって,固まってしまったときの聴衆役の演技にも拍手します。 |
55.悪い部分は無いと思うが、そのかわり突出した部分も無い。 お手本のような、教科書のような作品。自分にはちょっと退屈だった。 他の人に「面白かったから観に行くといいよ」とは言えない。 【虎王】さん [映画館(字幕)] 5点(2011-03-20 23:28:40) (良:1票) |
54.今年度のアカデミー作品賞「英国王のスピーチ」を観てきました。 英国王ジョージ6世と言う名前は、私のような海外競馬マニアにとって、「キングジョージVI&クイーンエリザベス ダイアモンドステークス」で知っています。 秋のビッグレース緒戦に位置し凱旋門賞を占う上での重要なレースです。 そういう意味で知っているジョージ6世ですが、吃音に悩む内気な国王だったとは、恥ずかしながら知りませんでした。 この作品は、間違いなく秀作だと思いました。 コリン・ファースの演技は見事でした。 エレベーターやタバコ、1シリング硬貨やプラモデルなど小道具の使い方が秀逸で、笑える部分も多く大満足な作品でした。 また、歴史物語としても非常に見ごたえがありました。 日本でもこう言った作品って、作れそうな気もするんですけどねえ... 【ミスプロ】さん [映画館(字幕)] 8点(2011-03-04 23:22:49) (良:1票) |
53.よかったです。 繊細で癇癪もち、そして不器用な吃音症の英国王バーティ……とっても魅力的でした。 彼の緊張と共に私も緊張し、彼に笑顔がほころぶたびに私も頬を緩める、完全に感情移入した2時間弱。 ただ、これは私がコリン・ファースという役者が大好きなためなのかも。そのせいか冷静にこの映画の良し悪しを語れそうにありません。 自分の好きな役者がいい映画に出ることは普通はうれしいものなんでしょうが、なんだか本作品に関しては複雑な心境になってしまいました。 「コリン・ファースにうっとりしたのではなく英国王バーティに心を奪われたのだと、そう確信できる何かがほしい」なんて思うなんて贅沢なのかな…… 【ぞふぃ】さん [映画館(字幕)] 8点(2011-02-28 17:49:12) (良:1票) |
52.実話だったとは知らず、良い話でした。ただちょっと地味かな。 【alian】さん [インターネット(字幕)] 6点(2022-07-13 08:12:06) |
51.面白そうな雰囲気をぷんぷん漂わせているんだけど、最後まで盛り上がらずに終わってしまった。 【miso】さん [地上波(字幕)] 4点(2019-10-20 00:26:45) |
50.面白かった。 吃音障害を持つ英国王の苦悩。 スピーチだけでここまでドラマ展開できるもんなんだね。然れどスピーチ。 この戦乱時代の国民にとって、こんなに重要なものはない。自信を持つって大事だよね。 |
49.吃音を克服した英国王のお話・・・と言えばそれまで。過程を丁寧に堅実に見せる。王室が日本よりも開かれ、企業に例えるあたりが目から鱗。兄が王冠を投げ出し、国家の命運を望まずにして任されてしまったジョージ6世の苦悩の重さが伝わる。良く出来ていて面白いと思うが、悪く言えば、ご年配向けであまりにも優等生すぎる。万人向けには違いないが、決定打になるような切れ味とインパクトが欲しい。 |
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48.最後のスピーチの後に流れる曲、ベートーヴェンの「皇帝」の第2楽章でした。敵国音楽じゃないかと思いつつ、ピッタリはまっていた気がします。全編にわたる地味なストーリー展開すらも象徴している感じ。というわけで、映画としてはどうってことありませんが、「皇帝」をいい雰囲気で聴くためのPVだと思えば、それなりに楽しめます。 【眉山】さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2018-04-24 02:57:22) |
47.バーティとローグの言葉のやり取りが、なかなか面白くて惹き込まれる。ただ終わってみると「なんだこれだけか」みたいなあっけなさが残る。 【もんでんどん】さん [CS・衛星(吹替)] 5点(2017-10-24 18:40:58) |
46.ストーリーは淡々と進むが、治療法が具体的に示されたことと 演技力のよさで惹きつけられる。 【Donatello】さん [DVD(字幕)] 7点(2017-07-23 10:25:36) |
45. 英国王ジョージ6世の吃音矯正に悪戦苦闘する姿、その過程で育まれる彼と言語聴覚士との友情を描く。 吃音に悩むジョージがライオネルの指導の下、歌や下品な言葉使いを用いて矯正に悪戦苦闘。この辺の演出はさじ加減の難しいところだが、王室といえど人間味を感じさせるユーモラスな描写で、戸惑ったり怒ったりしながらライオネルに信頼を寄せる展開がいいね。 長兄のエドワード8世が即位後まもなく「世紀の恋」で退位したため、ジョージは国王に即位する。エドワードとシンプソン夫人との交際を冷淡に描いているが、親ナチスということを考えればやむを得ないところ。まあ美人でなくても社交界ではモテる人もいるということか…。 国王となったジョージのスピーチは、戦争に突入する時期でもあり国民を奮い立たせる一役を担ったことだろう。ラストの演説シーンは見ごたえがあった。「感動」とまではいかないが。 わがスピーチのお手本は佐々木良作(ユーモアのセンス)、雷門ケン坊(寿限無の早口)、そして黒沢良(TVドラマ「アンタッチャブル」のナレーション)だ。とりわけ黒沢良さん風のエキサイティングな語りは説得力大。発音の悪いどこかの首相はスピーチの内容より、まず発声の仕方を訓練したほうが良いとエモいます。 【風小僧】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2016-02-28 13:33:04) |
44.イギリスの王室や、当時の文化・世相になじみのない自分としては、今イチのめり込むことができませんでした。 また吃音でのスピーチについても、英語ネイティブじゃないとハラハラ感は実感できないんじゃないでしょうか? それにしてもこじんまりとまとまり過ぎていて、アカデミー主要4部門(作品・主演男優・監督・脚本)受賞は???な感じです。 不作の年だったんだろうか? 【プラネット】さん [DVD(字幕)] 5点(2015-03-31 12:32:49) |
43.ゴチャゴチャしてなくて良かったです。 コリン・ファースの着こなしが素敵でした。 【トトット】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2014-11-19 08:31:06) |
42.英国王室を取り扱った映画を観ていつも羨ましく思うのは、我国ではまだタブー視されている、好意的でない描写への度量の広さです。スピーチも話の内容だけではなく、その人が抱えているバックグランドが心に響くことが多いように思います。そこをうまく使われると騙されてしまうのでしょうが。 【ProPace】さん [試写会(字幕)] 7点(2014-09-17 19:49:37) |
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40.吃音症の王様がスピーチの練習をする、というだけのオハナシで、これといった大きな事件もないのに、親しみやすい娯楽作品に仕上げている点はまず、さすがだとは思います。背景の美術にもこだわりを見せながら、会話のシーンではあえて表情のアップを多用し、最後に画面を引いて背景を見せつけるあたりも、自信の表れなんでしょうかね。そしてもうひとつ、表情のアップを映画の主軸に置く理由としては、観る者を登場人物へ感情移入させようという計算も働いていそうです。だもんで、観終わって、ああよかったね、ってことにはなるのだけれど、しかし何か物足りない。ここには、「表情」や「人のよさ」はあるけれど、肝心の「行為」「行動」ってのがあまり描かれてなくって。役者の表情ってのは、一見、説得力があるように見えるけれど、映画に本当に説得力を持たせ、印象深いものとするのは、そこに盛り込まれるエピソードの方にこそあるんだと思うのです。本作はその点、少々弱い作品、という気がいたします。だいたい、最後のスピーチの場面で感動するとしたら、スピーチする姿に感動しているのやら、ベートーヴェンに感動しているのやら、知れたもんじゃないですし。あと、そうそう、どうしてこうも、ウィーン拠点の作曲家の曲ばかり挿入するんですかね、何とかイギリス音楽から見つくろえないもんですかね。こういうところがイギリス人の度量の広さと言えなくもないですけれども。 【鱗歌】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2014-04-21 23:41:32) |
【ホットチョコレート】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2014-04-06 08:34:52) |