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青べか物語

[アオベカモノガタリ]
1962年上映時間:101分
平均点:6.50 / 10(Review 4人) (点数分布表示)
公開開始日(1962-06-28)
ドラマコメディ小説の映画化
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タイトル情報更新(2021-05-04)【イニシャルK】さん
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監督川島雄三
助監督山本邦彦
キャスト森繁久彌(男優)先生
フランキー堺(男優)五郎ちゃん
左幸子(女優)おせいちゃん
中村メイコ(女優)五郎ちゃんの第一の花嫁
池内淳子(女優)五郎ちゃんの第二の花嫁
千石規子(女優)五郎ちゃんのおっ母さん
加藤武(男優)わに久
市原悦子(女優)あさ子
井川比佐志(男優)倉なあこ
東野英心(男優)忠なあこ
名古屋章(男優)看視人
小池朝雄(男優)貝盗人
桜井浩子(女優)お秋
桂小金治(男優)勘六
丘寵児(男優)寿司屋主人
中村是好(男優)浦粕軒
山茶花究(男優)増さん
左卜全(男優)老船長
丹阿弥谷津子(女優)お定
乙羽信子(女優)きみの
東野英治郎(男優)芳爺さん
立原博(男優)セールスマン
園井啓介(男優)若い警官
富永美沙子(女優)おかっちゃん
原作山本周五郎「青べか物語」
脚本新藤兼人
音楽池野成
撮影岡崎宏三
製作佐藤一郎
東京映画
配給東宝
美術小島基司
録音西尾昇(録音)
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1.自身が転居を繰り返した山本周五郎は、その小説の中でも名もなき風来坊の物語に本領を発揮した。同じく、転居を繰り返し撮影所を転々とした川島監督も仮住まいの宿を好んで映画の舞台とした。その意味で、これは非常に相性の良い原作小説と映画であるように思える。映画冒頭とラストで浦粕橋を渡る流れ者としての主人公が、常に「出て行く」ことを前提として共にキャメラの側に背を向けて歩いているのは象徴的だ。原作は三十二の章から浦粕町という町自体とその住人たちの暮らしぶりを描出したもので、「場所」「移動」への拘りという意味でも川島的題材といえるだろう。映画の中でも、干潟や水路を航行するべか船の叙情、フランキー堺が新妻を乗せて川沿いを飛ばすバイクの疾走感がリズム感を生み、快い。原作の中でも最も映画的なエピソードのひとつといえるのが老朽汽船の船長の回想を描いた「芦の中の一夜」だと思うが、水路を進む蒸気船と、それを土堤の上で見送りつつ追いかける桜井浩子を船の側から捉えた幻想的な移動ショットなどは格別に美しい。また、「移動」に関連して川島作品のひとつの特徴である「脚」のカットは、乙羽信子夫婦の挿話に絡んで登場する。この部分は原作には無いため、歩行障害を患った川島監督自身あるいは新藤兼人による直截な創作エピソードという事になろう。山本周五郎と川島監督の半私小説的挿話の混交と、岡崎宏三の優れた情景ショットによって幻想的な趣の強い作品になっている。
ユーカラさん [映画館(邦画)] 9点(2008-11-21 22:19:07)
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【点数情報】

Review人数 4人
平均点数 6.50点
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200.00%
3125.00%
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6125.00%
700.00%
8125.00%
9125.00%
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