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[オルエットノホウヘ]
Du Cote d'Orouet
1970年上映時間:161分
平均点:8.25 / 10(Review 4人) (点数分布表示)
ドラマ青春もの
新規登録(2010-02-03)【もっつぁれら】さん
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監督ジャック・ロジエ
脚本ジャック・ロジエ
編集ジャック・ロジエ
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【クチコミ・感想】

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3.木靴をみつけてゴトゴト鳴らしてゲラゲラ笑う。何が面白いのかわからんがこっちまで笑いそうになる。「おーるるるえっっっと」と言ってはゲラゲラ笑う。何が面白いのかわからんが笑いが伝染する。これは演技なのだろうか。脚本はどうなってるのだろう。とにかくそこに演出があることを感じさせない彼女たちの素の表情とカメラを意識しないあまりに無防備な彼女たちの身体が次から次へと映し出される。彼女たちは物語に準じた会話をするでもなく、決められたゴール地点へ向かって行動するでもない。彼女らに引きつけられるようにして登場する男たち同様、ただひたすら昨日と今日と明日の関係になんの脈略もない彼女たちのバカンスに付き合うのみ。それがそのまま極上の映画体験になっちゃうんだから素晴らしい。登場する男の一人がやたらとワインをがぶ飲みしてるんだけど、南仏の海岸と白ワインって合うなあと。凄く美味しそうだったもんで、この映画見たあとすぐに安物のワインをアホみたいに大人買いして毎日ガブガブ飲んでたんだけど、安物はいらんとヨメさん付き合ってくれず。一人でがぶ飲みワインってのは絵にならんのな。ま、夫婦でがぶ飲みだって絵にはならんか。
R&Aさん [映画館(字幕)] 8点(2010-08-06 14:32:27)(良:1票)
2.名画座で見て即ロジエのボックスを買ってしまった。
なんとも言えない、何も起こらない映画ではあるのにどうしようもなく映像体験だった。
確かに見てる間、何も起こらないのに苦痛でもなく、寧ろどんどん時間は過ぎたし、
ラストのハっとするような数秒のシーンには胸を掴まれもした、
でもだからと言ってこれが自分の見てきた映画人生でベスト3に入るほどだとは思わなかった。
なのに見終わってから、何度も何度も不可解なほど印象に残ったこの映画を思い出した。
今までどんな凄惨で暗い映画を見ても、滂沱するほど感動した映画を見ても感じないほどの余韻が胸をしめた。
でもなんでそんなに感動したのかも分からなかった。
全く言葉にできない。
でも光の加減にしろ風景にしろテンポにしろ、自分の中でこれこそ映画、という最高の一本。
(一応注意書きしておきますけど女子がバカンスでお菓子くったりキャハハと笑ってるのがほとんどの映画。ほんとに。)
05さん [映画館(字幕)] 10点(2015-07-14 23:54:08)
1.16mmからのブローアップによる画面の微妙な粗さが、ささやかな異世界というべき夏の海辺と陽光のカラーと相俟っていい味を出している。通奏低音となる波音も同様だ。ジャック・ロジエの長編2作目となる本作の設定もまた、3人娘のヴァカンスというシンプル極まりないもの。本作に限らず、この作家はいかなるシーンも物語に従属させることなく、何よりも場の空気を清新に掬い取り、人間関係の微妙な揺れを的確に捉えることに徹しているようだ。嵐の夜のおしゃべりやうなぎ騒動、海辺での戯れ、乗馬の疾走感等々、、本作の優れたシーンの数々は、物語的にはまったく意味が無いが、それゆえにこそ彼女らの生きる場を捉える画面は豊かさと鮮度を増す。とりわけ、ヨットシーンの滑走とローリングの感覚は格別だ。今流行りの3Dにも全く引けを取らない体感度で、スリルと緊張感、そして波と風と光を受け取ることができる。
ユーカラさん [映画館(字幕)] 9点(2010-02-13 20:00:38)
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【点数情報】

Review人数 4人
平均点数 8.25点
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6125.00%
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8125.00%
9125.00%
10125.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.00点 Review1人
2 ストーリー評価 4.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 5.00点 Review1人
4 音楽評価 Review0人
5 感泣評価 Review0人
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