ラストコンサートのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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ラストコンサート

[ラストコンサート]
The Last Concert/Take All of Me
(Dedicato a una stella)
1976年上映時間:94分
平均点:6.54 / 10(Review 24人) (点数分布表示)
ドラマラブストーリー音楽もの
新規登録(2004-06-07)【mhiro】さん
タイトル情報更新(2024-05-14)【イニシャルK】さん
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監督ルイジ・コッツィ
キャストパメラ・ヴィロレッジ(女優)ステラ
リチャード・ジョンソン(男優)リチャード
リカルド・クッチョーラ(男優)ステラの父
上野樹里ステラ(日本語吹き替え版【ソフト】)
菅生隆之(日本語吹き替え版【ソフト】)
谷育子(日本語吹き替え版【ソフト】)
有本欽隆(日本語吹き替え版【ソフト】)
福田信昭(日本語吹き替え版【ソフト】)
横沢啓子ステラ(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
京田尚子(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
松岡文雄(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
脚本ルイジ・コッツィ
音楽ステルヴィオ・チプリアーニ
配給日本ヘラルド
あらすじ
人生に挫折したピアニストが、偶然一人の少女と出会う。彼女は病魔に冒されており余命3カ月の命だった。懸命に生きる少女と再起に賭ける男、年齢差を越えたふたりの交流を美しいメロディと映像に乗せて描いたラブ・ストーリー。
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【クチコミ・感想】

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1
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15.考えてみれば映画産業の斜陽化がいよいよ深刻になった1970年代って、映画館へ訪れなくなった観客を呼び戻そうとさまざまなジャンルが生み出された面白い時期だったんだな。
ヘイズコードが撤廃されて人の情動に訴えかける表現が比較的自由になったからということもあるかもだけど。
アメリカンニューシネマで若い世代を、
ロートルスター総出演のはりぼてディザスター映画やノスタルジア映画で古きよき時代を思い出したいオールドファンを、
政治や裏社会をジャーナリスティックに扱った映画でビジネスマンたちを、
それまではB級の素材でしかなかった子供向けテレビで放送されるようなSFやホラーやそもそもそれまで映画の題材にならなかったような子供の恋物語で子供たちを
懸命に映画館へ呼び込もうとしたわけです。
そんな中で今更こんなベタベタなメロドラマがウケるものかと思われながら大ヒットを記録したのが「ある愛の詩」。
ぼくは「詩」の文字を「うた」と読むことがあるというのをこのタイトルで初めて知りました。
難病悲恋ものはメロドラマの鉄板ネタとして今でもよく作られるのですが、この「ある愛の詩」以後類似の作品が何本も公開された覚えがあります。
この「ラストコンサート」もそんな中の一本。そろそろこのテーマの映画が飽きられはじめた頃の作品だったような気がします。
「小さな恋のメロディ」で見覚えた安心の日本ヘラルド映画のマーク。
この日本ヘラルド映画が配給だけでなく制作のために出資までした映画です。
出資が日本、スタッフキャストはイタリア、使用言語は英語、舞台はフランスというばかに国際的な映画でした。
日本が出資しているからなのか、60年代70年代頃の日本の少女漫画の雰囲気を強く持っている感じがします。
実際、この映画をわたなべまさこ、水野英子、本村三四子諸氏の絵柄で全く違和感なく脳内再生することができます。
20歳の女性が中年男性に一目惚れし積極的にいいよってくるという幕明け。
今見たら、これは男の妄想そのものじゃないかとフェミの人たちに攻撃されておかしくない展開。
でもこの映画が作られた頃の意識では女性から男性に迫っていくというのが、かえって女性の側の妄想であり憧れであったということもあるのです。
これは当時の少女漫画を見てみるといくつもの例を発見することができるでしょう。
だって男女平等だもン!みたいな。
現在の価値観で昔の作品を評価することの難しさを感じるところでもあります。
まあ、個人的な思い出補正を越えて見る価値がある映画かどうかは不明ですが、そこまでの話題作でもないのにDVDが売られ続けているというのはそれだけこの作品を求める人がいるということなのでしょう。
ヒロインが白血病であることは序盤で既に明かされていて結末は最初から分かりきっていますので、衝撃を受けることなく安心して泣くことができる映画だと思います。
涙を流したい時にはどうぞ。
かずくんさん [映画館(字幕)] 6点(2024-05-11 23:35:59)
14.なんだかラスト・コンサートを観始めてしまった。
どうしてだろう?
裁判がストレスだから?
そういう意味では、この映画は特殊かもしれない。なぜって……。
逃げ場のなさや、行き詰まり感にこれほど似合う映画はないような気がするからだ。
シベールのものすごい切れ味とは対極にある。
かなしくはない。
いらだちとは違う。既に救いをもとめない感覚。
リチャードに共感しているからかも。

評論的なことを言うのは控えたい。
ただ、思っていたのとは全然違って、
映画作品としての完成度はかなり高かった。
というのも、画と音楽で語るからだ。
じゃあ、どう思っていたのか。
通俗的だと思っていた。
そして、通俗性を打ち消すだけでなく、別次元に昇華したのが、パメラの若さ炸裂っぷりだと思っていた。
だが、それだけではなかったのだ。これもまた、プロが作った映画だった。
それに加えてパメラ。
いやはや、この映画もまた永遠だったのだ。

あと、もうひとつだけ付け加えるなら、この映画は「邂逅モノ」だ。

JTNewsのレビューについて
リアルタイムで観た人が多くレビューを書いている。
JTNewsのレビュワーは重箱の隅を楊枝でほじくってまでけなしたいらしく、読むとたいてい不愉快な気分になるのだが、今回は納得のいく意見が多かった。

DVDの吹き替えについて
DVD用の吹替えを用意したのだが、あまりにひどかったので、TV放送時の吹替えを再録する権利を取り直したんじゃないか?
DVDには両方入っているので、(怒りに我を忘れて)発作的に叩き壊していた、などというおカネの無駄遣いはしなくて済みます。
おら、はじめちゃんさん [映画館(字幕)] 10点(2022-06-23 05:53:52)
13.子供の頃に見て、とても感動した覚えがあり、ひさしぶりに見ました。何か別の映画と記憶が混同していたようで、「あれ?こんな内容だった?」と戸惑ったところもありましたが、ラストは泣けました。テーマ曲も懐かしかったです。あまりにもベタな内容と古臭さは、仕方ないと割り切るしかないですね。
ramoさん [CS・衛星(字幕)] 5点(2013-02-16 12:43:48)
12.歳の差カップルの、純粋ラブストーリーもの。
てっきり最近の映画だと勘違いしていて、随分と70年代を意識した作りだなぁと思っていたら、
76年の作品だった。導入部はまあいいんだけど、そのあとの二人の行動に多々首を傾げる部分が。
恋愛というより、心の弱い者同士が何となくくっついている感じ。
ヒロインはかわいい顔をしている。オッさんのほうはピアニストということで、
美しい音楽がストーリーをカバー。映像もまあまあきれい。ラストは一応涙を誘う展開だけど、
よくあるオーソドックスなパターン。中学生の女子あたりなら感動できるのかも。
MAHITOさん [DVD(字幕)] 4点(2011-08-11 15:28:35)
11.とても落ち着いた雰囲気で、ステラとリチャードを演じる二人の演技にも、音楽にも、風景にも優しさを感じさせてくれる映画でした。特に音楽が素晴らしく、その音楽の使い方も実に上手くてよく計算されています。

時に2人は喜怒哀楽を激しくぶつける場面もありますが、全体を通して意識的に台詞を抑えて、あの優しいテーマ曲にのせて二人の行動や表情を少し離れてカメラが捉える。しかし台詞は無いですがその時の2人の内なる心の声や感情が見事に見る者に伝わります。

豊かな表情を見せるステラを演じた女の子がとても魅力的でした。海辺の風景も、街中の風景も映像の素朴な美しさもとても印象に残る作品でした。
とらやさん [DVD(字幕)] 7点(2010-08-07 17:12:57)
10.この小さな作品が今でも愛されているのは、やはり曲の力が大きいと思う。押しつけがましくなく泣きに入ることもなく、それでいて心をとらえて離さぬ曲。メロディラインでこれに近いものというと「雨にぬれても」くらいしかない。ステラの命が消える間際に身につけていたマーガレットをあしらったドレスとともに、いつまでも心に残る。
レインさん [映画館(字幕)] 7点(2009-10-17 02:33:08)
9.音楽や景色が素晴らしいのは言うまでもないですが、ステラが可愛らしくて好きです。冒頭の海のシーンが強く残りますね。
色鉛筆さん [地上波(字幕)] 8点(2008-11-19 07:30:08)
8.昔は、こんなもんでも、泣けたんだろうな。
みんな嫌いさん [DVD(字幕)] 3点(2007-09-16 12:35:52)
7.映画館で不覚にも大泣きしてしまった記憶に残る一作。
当時の純朴な子供心に免じて 大甘の9点。
DVDも出ましたが見るのがちょっと怖い・・
しろタマネギさん [映画館(字幕)] 9点(2007-08-09 13:40:55)
6.薄命の若くてカワイイ女に気に入られて、人生の再起を図る中年の話なんだが、なんか中年親父の妄想たっぷりで、オイオイそりゃあ出来過ぎだろ?こんな女いるわけ無いだろ?と突っ込みながらも、ついつい見入ってしまうのは、私も妄想を抱いているからか???
東京50km圏道路地図さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2006-08-19 18:34:59)
5.この映画を観た年齢が早すぎたせいか、あまり感情移入できなかった。もうちょっと大人になって観ればまた変わってくると思うけどな。
アンナさん [ビデオ(字幕)] 3点(2006-07-17 20:46:49)
4.なんだか、泣かせてやろうという意図がありありと感じられてしまって萎えます。何かとかかる音楽や突然怒鳴りあったりする展開にも馴染めませんでした。
MARK25さん [CS・衛星(字幕)] 3点(2006-07-17 13:10:51)
3.作品の出来と自分の中での価値が、必ずしもイコールで結びつかないものっていっぱいありますが、これもそんな一本。かなり雑な経緯で作られた、日本出資の英語なイタリア映画で、映画そのものもベタベタな悲劇のラブストーリー、今思えば演出にしろ演技にしろカメラワークにしろ、もっとやり様はあったよね、と感じるのですが、それでも中学時代の私にとってこの映画は宝物でした。フィルムに定着したヨーロッパの風景の美しさ、その風景に置かれたヒロインの美しさ、それだけで映画が一枚の絵画のように心に焼き付いてきます。ステルヴィオ・チプリアーニの、実はたった3曲をアレンジしまくって構成されている音楽も、そのビジュアルを彩る可憐にして美しい要素。今はホラーかB級アクションばっかりやってるニュー東宝シネマですが、当時はラブストーリーがお得意の劇場で、塾をサボってこの映画を見に行きました。今も当時と全く変わらぬ佇まい(ツッコミ入れるべきなのでしょうが)に、ここを訪れるたび、中学時代のときめきが甦るのでした(【追補】2005年4月に改装されて有楽座と名前が変わりました。かつての有楽座を知っていて、ニュー東宝シネマにも別の思い入れがある身としては、この改名は納得できませんが)。LPもCDも(ついでにアン・ルイスが歌う日本語の歌も)買ったのに、なんでLD買わなかったの、俺ちゃんのバカバカ!と思ってたのですが、DVDがついに発売になるようで嬉しい限り。心の中の絵画を汚さないかと、心配でもあるのですが。
あにやん‍🌈さん [映画館(字幕)] 9点(2005-04-08 23:44:44)
2.懐かしい!こんなオジサンになんで恋する?と思ったもんだが、ステルヴィオ・チプリアーニの音楽が思春期の私を泣かす泣かす。この女優さんいまやイタリア演劇界の重鎮ですが、フルヌードを見たときはショックだったなー。
mimiさん 6点(2004-09-23 19:58:17)
1.「カサンドラ・クロス」と一緒に上映されてました。生き別れた父を探して旅をする若い女の子が主人公。ひょんなことから落ちぶれたピアニストのおじさんが彼女に巻き込まれ一緒に旅をする。けれど彼女は白血病をかかえている、という悲恋ものです。中学生だった私はボロボロと泣きました。主人公の女優さんはパメラ・ピロレージというのね。イタリア人にしてはあっさりとした感じで品がよくてきれいな人なの。多感なころにワンワン泣かされた映画というのは何年たっても忘れないのね。♪ラララ・ランララ・ララララ~・ララララララ~というメロディと季節外れの海辺のシーンがきれいでした。ハミングが入るところもあったよね。映画館であんなに泣いたのはこれが初めてだったと思う。この点数は当時の素直な気持ちです。
envyさん 8点(2004-08-15 22:58:49)
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【点数情報】

Review人数 24人
平均点数 6.54点
000.00%
100.00%
200.00%
3312.50%
414.17%
5312.50%
6625.00%
728.33%
8416.67%
9312.50%
1028.33%

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