マリヤのお雪のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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マリヤのお雪

[マリヤノオユキ]
(マリアのお雪)
1935年上映時間:80分
平均点:8.00 / 10(Review 4人) (点数分布表示)
時代劇モノクロ映画戯曲(舞台劇)の映画化
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タイトル情報更新(2023-06-12)【イニシャルK】さん
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監督溝口健二
キャスト山田五十鈴(女優)お雪
原駒子(女優)おきん
夏川大二郎(男優)朝倉晋吾
梅村蓉子(女優)慶四郎の妻 通子
芝田新(男優)横井慶四郎
鳥居正(男優)官軍大佐
中野英治(男優)佐土原健介
滝沢静子(女優)お勢
原作川口松太郎
脚本高島達之助
撮影三木滋人
配給松竹
美術西七郎(装置)
衣装小笹庄治郎
字幕翻訳小栗美二(字幕)
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【クチコミ・感想】

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3.若い頃の山田五十鈴はやはり何度観ても綺麗ですね。
後年は、やや粘着質で気持ち悪めのキャラになってしまったのが残念です(笑)。
にじばぶさん [ビデオ(邦画)] 5点(2007-09-13 10:59:36)
2.人の業が露にされる乗り合い馬車のシーンにフォードの『駅馬車』を思い出しましたが、どちらも原作がモーパッサンの「脂肪の塊」を元に書かれたらしく納得。ここでただ座っているだけの山田五十鈴の落ち着きぶりというか何もかもを悟った風な雰囲気に驚く。だってまだ17歳か18歳くらいでしょ、このとき。で、めちゃくちゃ綺麗です。銃撃戦という溝口映画にはめずらしいアクションシーンがありますが、なかなかどうして、林の上に、そして林の遠く下にいる被写体にとっての敵が被写体とともに映されることで臨場感ありありのドキドキシーンになってます。彦馬さんも書いておられる揺れる船から残された二人を映した画ですが、この二人を並列に並ばせないんです。その画のにくいほどの美しく完璧な構図!はっきり言ってお話なんてどうでもいいです。いや、どうでもいいことないけど、どうでもいいと思わせるほどの美しい画でいっぱい。その美しい画が次に映される美しい画と、そしてその美しい画がまた次の美しい画と繋がって映画となる。何度もため息をこぼしました。
R&Aさん [映画館(邦画)] 9点(2007-04-20 16:50:14)
1.西南戦争を背景に“お雪”=山田五十鈴と“おきん”=原駒子の田舎芸者2人の女の意地と悲哀が、官軍と賊軍の対立軸の周りで細やかに滲む傑作です。官軍の前線と床下に潜む賊軍密偵、杉木立で上から下から挟まれる賊軍密偵などの上下空間の利用、全編に見られる奥行きある被写界、「じれったいね」と山田がアップになりその向こうに小さく写る官軍将官の構図など見事なショットの数々に惚れ惚れします。杉木立のシーンでは美しいピンストライプの杉が写り、この縦の線が後半になると格子戸や窓の木枠、すだれなど縦のラインごしの山田や原に引き継がれます。これは賊軍密偵の潔き最期と芸者の一本気を直線的に表現したものではないでしょうか。また銃声、襖を閉めた向こうから聞こえる会話などの画面外を意識させる音の利用、緊迫したシーンから一転小川のせせらぎや菜の花畑、雲流れる空への転調、また官軍と賊軍の対立を無益に笑い飛ばすかのような馬、豚、犬、小鳥のさえずりもいいですね。そしてなんといっても、マリヤ像のシガレットケースのショットから繋がれた山田が官軍将官の元へ現れた時の、急須やコップに仄かに光る十字、ラスト付近で官軍将官のサーベルに光る十字・・・しびれます。乗船を拒否された山田と原が縦にゆらゆら揺れる船の中からのショット、その山田と原の無言の表情は涙なくしては見られず、ラストシーンの手前と奥の無言の2人・・・「マリヤのお雪」が深深と私の奥に降り積もっていくのでありました。
彦馬さん [CS・衛星(字幕)] 10点(2006-02-03 13:23:53)(良:2票)
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【点数情報】

Review人数 4人
平均点数 8.00点
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200.00%
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400.00%
5125.00%
600.00%
700.00%
8125.00%
9125.00%
10125.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 10.00点 Review1人
2 ストーリー評価 10.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 10.00点 Review1人
4 音楽評価 10.00点 Review1人
5 感泣評価 10.00点 Review1人
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