有りがたうさんのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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有りがたうさん

[アリガトウサン]
1936年上映時間:78分
平均点:7.56 / 10(Review 18人) (点数分布表示)
公開開始日(1936-02-27)
ドラマコメディモノクロ映画小説の映画化ロードムービー
新規登録(2005-09-18)【イニシャルK】さん
タイトル情報更新(2015-01-22)【イニシャルK】さん
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監督清水宏(監督)
助監督佐々木康(監督補助)
キャスト上原謙(男優)有りがたうさん
石山龍児(男優)髭の紳士
桑野通子(女優)黒襟の女
築地まゆみ(女優)売られゆく娘
二葉かほる(女優)その母親
仲英之助(男優)行商人
河村黎吉(男優)東京帰りの村人
忍節子(女優)東京帰りの娘
水戸光子(女優)旅芸人
浪花友子(女優)旅役者
爆弾小僧(男優)旅役者
葉山正雄(男優)小学生
高松栄子(女優)茶店の婆さん
小倉繁(男優)新婚の夫
原作川端康成「有難う」
脚本清水宏(監督)
音楽堀内敬三(音楽指揮)
配給松竹
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【クチコミ・感想】

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7.ロードムービーというジャンルがそもそもあまり好きではなく、元々サイレントで撮影され、セリフがすべてアフレコによるもの(!)ということに違和感を抱き続けて終わった。環境音がないというのは不自然の極み。
カニばさみさん [DVD(邦画)] 5点(2016-05-31 00:44:01)
6.テレビのドキュメンタリー番組のようなロードムービー。悲哀と疲弊に満ちた人々の世相を、これ程までに温かく明るく描き切られている事に感嘆。単なる能天気ではない、酸いも甘いも噛み分けた有りがたうさんが発する「ありがと~」の響き共々余韻の深さが凄い。清水監督は溝口・小津・山中監督が「天才」と呼んだらしいが、納得させられる不思議な味わいを持つ作品。
The Grey Heronさん [インターネット(字幕)] 9点(2016-01-08 22:27:24)
5.山田監督100選で鑑賞しました。戦前の風景と生活が身近に感じられる映画ですが、殆ど可笑しくないコメディです。
ProPaceさん [CS・衛星(邦画)] 5点(2014-08-28 20:56:38)
4.清水宏の傑作ロードムービー。戦前が身近に感じられる名作の一つです。

ストーリーは至極単純、のどかな田舎道を延々とバスが走るというシンプルなもの。それだけなのにまったく飽きない。田舎の美しい風景、人々の人情に溢れたドラマ。冒頭から「有りがたう!」のバーゲンセール。どんだけ言うんだよ(笑)
どんな時でも感謝を忘れない運転手の人情味。たまに毒づくのも面白い。それに個性豊かなバスの乗客たち。ズケズケ物を言う女性、見栄を張った紳士、赤ん坊を取り上げるために急ぐ医者、売られていく娘・・・様々なドラマを見せてくれます。運転手と娘さんの会話がまた何とも言えません。感謝に始まり感謝に終わる・・・またいつか会えると信じて・・・良い映画です。
すかあふえいすさん [DVD(邦画)] 9点(2014-01-07 16:17:24)
3.「ありがとう」「ありがとう」「ありがとうさん」たくさんのありがとうが飛び交う心地よい映画だ。台詞もBGM音楽も、バスも乗っている人も歩いている人も、のんびりのどかですばらしい。感謝する心など現代の私たちが忘れてしまったものがそこにある。だがよくよく見てみると、売られていく娘や在日朝鮮人の人たちなど、時代を反映する悲しい面もある。「道路は造るがその造った道を歩いたことがない」ということばにどきっとした。
ESPERANZAさん [地上波(邦画)] 8点(2013-02-21 14:53:37)
2.おそらくこれを初めて見たときは誰も、登場人物の喋りにびっくりすると思う。ゆっくりした棒読み。なんだこれは! そういう喋り方をする土地なのか、とオロオロしていると、上原謙や桑野通子もそう喋る。トーキー初期の録音技術では普通に喋ると言葉が聞き取れなくなるのか、と気を回す。いや、これより古い『隣の八重ちゃん』は普通に会話してた。呆然としながら考えた末に結論はただ一つ、監督の指示としか考えられない。そしてそう判断したころは、このリズムにこちらが合ってしまって、大変心地よい境地になっている。お年寄りが昔話を語っているような、宮沢賢治の世界のような。トーキー初期はこんな思い切った演出冒険も出来たのだ。子どもらはバスの後ろに飛びつき、女歌舞伎のお披露目と遭遇したり、桃源郷を思わせる。ところが描かれる内容は厳しい不況下の世情なのだ。226の年で、青年将校らを決起させた地方の娘の身売りが、上原謙に「葬儀運転手の方がよっぽどいい」とぼやかせるまでに、車内を重くしている。映画の結末は飛躍のある展開で作品の傷かとも思えたが、あのゆっくりとした喋りで世界が変容されていると、峠を越えることで善意が勝つんだ、と素直に受け入れてしまえた。この前々年に満州国が誕生し、五族協和と「仲良し」が強制的に偽装される時代になったが、本作では朝鮮人の苦衷がキチンと語られていた。まだ厳しい検閲はなかったのか、もし検閲官が見逃していたのなら「ありがとー」だ。車窓風景の映像史料としての価値は計り知れない。
なんのかんのさん [CS・衛星(邦画)] 9点(2013-01-04 09:53:22)
1.清水宏監督作品も、夭折した桑野通子という女優さんを観るのも今回が初めてです。なんとまあ、ノンビリしたロード・ムーヴィーなんでしょう。もしかしてこの映画が日本のロードムーヴィーの先駆けなのかな?観ているうち頬がだんだんほころんでいくような愉しい映画ですね。もちろん戦前の作品なので、映像の技術的な部分については今の観客の目から見るとかなり不満が残るけど、まずこれオールロケーションというのがすごいです。どこかで観た山の稜線や海岸の景色だなあって思ってみていたら、地元静岡の南伊豆の風景でした。こういう風景の中で語られる人間賛歌には文句のつけようがありません。↓ユーカラさんが述べられているさりげない当時の社会批判にも、一本筋が通ってますよね。
(→松竹100周年記念祭にて)
放浪紳士チャーリーさん [映画館(字幕)] 8点(2005-11-23 11:39:28)
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【点数情報】

Review人数 18人
平均点数 7.56点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
5211.11%
6211.11%
7527.78%
8211.11%
9738.89%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 5.00点 Review1人
2 ストーリー評価 10.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 9.00点 Review1人
4 音楽評価 8.00点 Review1人
5 感泣評価 10.00点 Review1人
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