アメリカン・グラフィティ2のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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アメリカン・グラフィティ2

[アメリカングラフィティツー]
More American Graffiti
1979年上映時間:111分
平均点:7.00 / 10(Review 1人) (点数分布表示)
公開開始日(1980-04-26)
ドラマシリーズもの青春もの歴史もの
新規登録(2019-01-16)【こた】さん
タイトル情報更新(2024-01-03)【イニシャルK】さん
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キャストキャンディ・クラーク(女優)デビー・ダンハム
ポール・ル・マット(男優)ジョン・ミルナー
チャールズ・マーティン・スミス(男優)テリー・フィールズ
ロン・ハワード(男優)スティーヴ・ボランダー
ボー・ホプキンス(男優)ファラオ団ジョー
マッケンジー・フィリップス(男優)キャロル
シンディ・ウィリアムズ(女優)ローリー・ボランダー
撮影キャレブ・デシャネル
製作総指揮ジョージ・ルーカス
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1.《ネタバレ》 自宅で1作目を友人と観る機会があり、その勢いで2作目も観賞。 公開時には酷評が目立っていたが、しっかりと前作の内容を引き継いでおり、空気感は異なるものの、正統派の続編と言える。 エピソードによって画面サイズが変わるのも、時代を感じさせる上手い演出だった。 カートだけは登場せず、セリフでしか名前が出て来ないのが、残念な点。 物語は4つのエピソードを年を重ねながら進められる。  ①ジョンのエピソードは、田舎町のレーサーとしての英雄譚。 時代もまだ明るい空気が漂っており、前作のイメージを一番残している。 レースでの結果は、町の連中がジョンを助けて、盛り上げて、一緒に勝ち取ったもの。 この田舎町ではジョンミルナーは人気者なのだ。 北欧から来た美人の留学生とのエピソードも、ジョンらしく一筋縄ではいかないが、レース後の会話が何しろ微笑ましい。 それだけにラスト、波打つ坂道で黄色いデュースクーペが見えなくなるシーンは、胸が締め付けられる。  ②最も印象深いのは、戦場でのテリー。 リアルな戦場シーンにも正直驚いた。 1作目のおっちょこちょいで、臆病だったテリーの面影はなりを潜めて、仲間の命を救ったり、 壮絶な(友軍の)攻撃から、飄々と生還したりと、一人前の男として頼もしく成長している。 理不尽な上官に逆らったり、戦場離脱を企てたりという行動は、臆病風に吹かれた訳ではない。 彼の理想が戦場に無かっただけだ。 痛快にも部隊を脱した彼が、その後行方不明になってしまう件は、作品の中では直接描かれてはいない。 彼の前向きな行動と、力強い生命力。 決して死ぬんじゃないぞと、祈らずにはいられない。  ③デビーのエピソードは、最もお気楽。 時代背景はとても退廃的でありながら、彼女の持つ素直さや、ポジティブさが、コメディパートとして息抜きとなる。 ただ「大晦日は嫌い。とても良い友人が二人も死んだ日だから」というセリフには悲しくなる。 破天荒だが、いい仲間との出会いがあり、飛び切りの笑顔が見られた、一番のハッピーエンド。  ④夫婦となったスティーブとローリーの喧嘩は相変わらず、それどころか激しさは増す一方。 しかし、「いちご白書」を彷彿とさせる、学生と警官隊の激突に巻き込まれる事によって、 1作目同様、結局信頼関係を強めていく、ある意味進歩していない二人に、何故かホッとする。  4年にわたる大晦日、それぞれの「蛍の光」の歌唱で締めくくられるラストは、明らかに前作より悲しい。 混沌とした時代に突入してしまったアメリカが、1962年の様に輝きが感じられないのは、この時代の日本も同様。 再上映や、テレビでの放映がほとんどない本作、確かに、前作のような爽やかさはない。 しかし時代の厳しさに翻弄されながらも、前に進む事を選んだ彼らに再会できたのは、やはり嬉しい事であった。
こたさん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2019-01-28 08:48:31)
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【点数情報】

Review人数 1人
平均点数 7.00点
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200.00%
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400.00%
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600.00%
71100.00%
800.00%
900.00%
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