《改行表示》15.《ネタバレ》 潔いくらいの媚びない作りで、デビュー作の「その男、凶暴につき」を彷彿とされる痛々しい暴力描写のジェットコースタームービー。 間延びすることなく流れるように進んでいく話で、ここ最近の北野映画では良く出来た部類だと思います。 大友組の面々が破滅に追い込まれていく所が、淡々と進んでしまうのが北野武の味と言えば味なんだろうけど、もっと臨場感でオーバーなくらいが丁度良かった気もするが、 個人の好みか、それも。 【バニーボーイ】さん [地上波(邦画)] 7点(2012-09-09 17:58:40) |
《改行表示》14.《ネタバレ》 痛い。痛いんだって。 もう血の気が引くって。歯医者のところとかラーメン屋なんか見てらんない。 有名実力俳優達がヤクザ。これが救いだった。この記号性がフィクションですよーって現実を確認させてくれるのが助かる。 で、結局ヤクザ映画の全員結局悪人なんだよね的な当たり前をこうやって表現されると、良いもの見させていただきました的な妙な満足感。 ぼったくりバーとか、居酒屋とか、道すがらボコボコとか。色々ほんと怖い。 【黒猫クック】さん [DVD(邦画)] 7点(2012-05-01 03:24:53) |
13.面白い。あっさりとした殺し方、凄惨なバイオレンスも程よく、組織の抗争が繰り広げられる。テンポがよく、飽きさせない。椎名と加瀬がかなりハマっていていい。 【Balrog】さん [DVD(邦画)] 7点(2011-09-11 15:01:38) |
12.《ネタバレ》 いままでのたけし映画とは違って俳優がけっこう派手です。でも内容はいままでのたけしヤクザ物そのもので、なんというか「安心して観れる」感じです。 【紫電】さん [DVD(邦画)] 7点(2011-03-23 21:41:07) |
11.なんだか嫌な世界を観たって気がして、もうみんな不幸な感じで、後味悪いけど、そんな気持ちにさせられたってことはいい映画だったんだと思う。 【しっぽり】さん [DVD(邦画)] 7点(2011-03-21 13:37:06) |
10.《ネタバレ》 なんだか痛さを伴わない暴力のオンパレードでお気軽に観れる北野映画。石橋蓮司先生に乾杯。歯医者での襲撃は完全にマイベストシーンです。 |
《改行表示》9.登場人物が全員悪人!ってフレーズにひかれて鑑賞。久々の北野監督作品の鑑賞でしたが、楽しめました。 あれだけ豪華なキャストがやりたい放題ですから! わたしはフツーのカタギですが アホな上司についたら下のモンはツライなー、なんてしみじみ身に染みた作品でもありました。 【ろにまさ】さん [DVD(邦画)] 7点(2011-01-16 00:35:37) |
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8.北野武はやくざ映画を創らせるとやはり巧い。やくざ映画と言えば抗争中心のストーリーになるのは仕方なく、あとは監督と役者によってどれだけ引き込めるか?が勝負なのだが、充分楽しめる。やくざ映画のプロだと感心。 【東京ロッキー】さん [DVD(邦画)] 7点(2010-12-09 16:19:22) |
7.「任侠」とはまったく無縁のドライなヤクザ映画ですね。現実世界ではご勘弁願いたいですが、映画の中のヤクザって、つくづく魅力的で面白いと思いました。役者陣がとにかくよかったです。 難点といえば、何だか話しがとてもちっちゃい点です。それにしては山盛り人が死んでいきます。とんでもない話ではありますが、荒唐無稽と簡単に片付けられない「リアリティ」が感じられ、うまい演出だなと思いました。 【ジャッカルの目】さん [映画館(邦画)] 7点(2010-07-05 02:02:28) |
6.暴力描写が激しそうだと言うことで、覚悟して見たけれど、思っていた程ではなく許容範囲内で問題なく見ることができた。でも、次々と殺し殺されでそれなりにバイオレンスだけれど。そんな暴力描写の中にもどこか笑えてくるシーンがあったりとでそんなところに北野作品らしさを感じた。話は、暴力団の内部抗争と言うことで目新しさはないものの、飽きさせないテンポと豪華俳優陣の演技で十分に楽しめる内容になっていて良かったと思う。 【スワローマン】さん [映画館(邦画)] 7点(2010-06-28 19:34:06) |
5. 北野監督は、見せなくてもいいシーンは排除する、というリズムで今まではやってきたような気がします。が、今回はやや饒舌な感じがしました。もっと整理できたはずです。 【海牛大夫】さん [映画館(邦画)] 7点(2010-06-26 18:58:56) |
《改行表示》4.面白くないわけではない。でも北野監督のバイオレンス映画といえば、どうしても期待値があがり、面白い映画でも、評価が下がる。。。 でも久々に2回見たいと思えるから不思議。 【ドクターペッパー】さん [映画館(邦画)] 7点(2010-06-23 11:05:13) |
3.椎名桔平かっこよかったなー。実際ヤクザなんて、憧れるような対象ではないけれど、かっこよかったなー。 【センブリーヌ】さん [映画館(邦画)] 7点(2010-06-22 02:55:21) |
《改行表示》2.まずタイトルロールにシビれた。カッコよ過ぎ。 暴力と笑いは紙一重という、これまでの北野武監督のバイオレンス作品全てに共通しているテーマのひとつでもある。演出するにあたり、アドリブを尊重しているのは、根本からl暴力的支配よりもエンタテイメントを常に意識した北野監督の観客への配慮でもあると思う。 敵対ヤクザへの仕打ちの方法やその見せ方、怒号や罵声飛び交う言葉の応酬 頭のキレる者だけが伸し上り、正直者は馬鹿を見る 一歩間違えれば立派なコメディだ。 ただ、「ソナチネ」で完成形を作ってしまっているが故に、超えられない壁があるのも然り。それは非凡な才能の持ち主として贅沢な悩みでもあるが、望まれている以上ハードルは常に高い。期待値を込めての点数評価となる。 【シネマブルク】さん [映画館(邦画)] 7点(2010-06-20 11:50:17) |
1.《ネタバレ》 文字通り、恐ろしいものを観たという感じ。やっぱりバイオレンスは苦手だ、劇中5割は薄目状態だった(無論ストーリーがわかる程度には開けているが)。とかく非道で下劣。魂やら仁義やら、竹内力のVシネマみたいな、私が勝手に信じていたジャパニーズヤクザの美学みたいなものはこっぱ微塵である。ちなみに「全員悪人」というテーマだが、それでも共倒れせず、最終的には勝者と敗者が提示される。武道派より知能派が強いというのは結構分かりやすい構図で、生き残るメンバーに意外性はそんなになかった。そしても一つ残念なのは、そうそうたる俳優陣なのに、それぞれのキャラクターが役者さんのイメージを大きく外れていないこと。例えば、今や草食系なんていうありがたくない肩書きが定着しつつある加瀬亮のインテリヤクザもファンからすれば今更感あるし。腕のある役者さんを揃えてるぶん、配役はもうちょっと遊んで欲しかったかなと欲張ったコメントをしてみる。ところで、映画のジャンルとしてアクションやバイオレンスは殆ど観ない私だが、以前たまたま観た「レザボア・ドッグス」は屈指の名作だと思っている。本作も北野監督こだわりの暴力描写にはオリジナリティがあり(歯医者でグチャグチャの発想は純粋に驚いた)、逐一派手だが、「レザボア~」のグロいけどスタイリッシュというギリギリラインを狙った攻撃性のほうが個人的には好きだな。とにかく大画面でのイタイイタイ感じが私にはちょっと刺激が強すぎた。そんなバイオレンス・ビギナー(要するにただの怖がり)な私なりにこの映画の美点を挙げるとするなら、陰惨な暴力映画なのに、何か可笑しく、何かダサいことだ。悲劇と喜劇という一見相反する要素が同時に成り立つというのは何時でも人生の真理というわけではなく、チャップリン然り、やはり見せる側の才能なんだと思う。初日舞台挨拶のとき、北野監督は某納棺師を題材にした映画をネタにジョークを飛ばしていたが、人がごろごろ死ぬことさえ、即席で笑いにできるこの人は本当に凄い。やっぱり映画監督・北野武はお笑い界の奇才・ビートたけしでもあるわけで。彼が「世界のキタノ」と呼ばれ、愛される理由はこういうセンスにあるんだろうなとしみじみ思った。無論、穏やかな死の映画「おくりびと」のほうが私の肌には合いますが、ね。 【よーちー】さん [映画館(邦画)] 7点(2010-06-13 23:51:54) |