映画ドラえもん のび太の恐竜2006のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。2ページ目

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映画ドラえもん のび太の恐竜2006

[エイガドラエモンノビタノキョウリュウニイマルマルロク]
2006年上映時間:107分
平均点:6.70 / 10(Review 37人) (点数分布表示)
公開開始日(2006-03-04)
SFコメディアドベンチャーファンタジーアニメシリーズものファミリーリメイクTVの映画化漫画の映画化
新規登録(2006-03-13)【伊藤さん】さん
タイトル情報更新(2021-05-31)【イニシャルK】さん
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監督渡辺歩
楠葉宏三(総監督)
水田わさびドラえもん
大原めぐみのび太
かかずゆみしずか
木村昴ジャイアン
関智一スネ夫
神木隆之介ピー助
船越英一郎黒マスク
劇団ひとりおやじ、主婦A、リサイクル業者、レポーター、タイムパトロール長官
スキマスイッチタイムパトロール隊員
内海賢二ドルマンスタイン
三石琴乃ママ
松本保典パパ
高山みなみスネ夫のママ
宇垣秀成手下
楠見尚己手下
高戸靖広手下
木村雅史手下
まるたまり主婦B
福圓美里男の子A
原作藤子・F・不二雄
脚本渡辺歩
楠葉宏三
音楽沢田完
作詞スキマスイッチ「ボクノート」
阿木燿子「ハグしちゃお」
作曲スキマスイッチ「ボクノート」
宇崎竜童「ハグしちゃお」
編曲スキマスイッチ「ボクノート」
主題歌スキマスイッチ「ボクノート」
夏川りみ「ハグしちゃお」
撮影熊谷正弘(撮影監督)
東京アニメーションフィルム
プロデューサー小倉久美
杉山登(チーフプロデューサー)
増子相二郎(チーフプロデューサー)
制作小学館
テレビ朝日
シンエイ動画
小学館プロダクション
アサツー ディ・ケイ
藤子プロ
八鍬新之介(制作進行)
配給東宝
作画木船徳光(CG監督)
渡辺歩(絵コンテ)
西村貴世(原画)
金子志津枝(原画)
テレコム・アニメーションフィルム(原画)
小西賢一(作画監督)
大杉宜弘(原画)
むぎわらしんたろう(おまけマンガ作画)
大塚正実(原画)
林静香(原画)
山下高明(原画)
古屋勝悟(原画)
美術野中幸子(仕上担当)
松谷早苗(色彩設計)
編集岡安肇
小島俊彦
録音田中章喜(録音監督)
西尾昇(デジタル光学録音)(デジタル光学録音)
その他東京現像所(フィルムワーク)
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17.大人になってからドラえもん映画を観たらどうなるのだろう、と鑑賞。 まあ、予想通り好き勝手し放題ですね。 とりあえずドラえもんの万能性を何とか制御するシチュエーションにしとかないと危機的状況は作れないと思うのですが・・・。 内容としては育てた恐竜を本来の時代・場所に戻せて、めでたしめでたし・・・だけ。 原作にあるようなのび太のダメさ加減が全くないために彼がいつになく懸命になる過程が描かれず、ドラマはなくなり、物語としてもなんら機能しないままに終わる。 漫画映画と語るにしてはあまりにもチープですし・・・。
カラバ侯爵さん [地上波(邦画)] 1点(2007-03-10 21:55:12)
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16.《ネタバレ》 確かに全体的な質は向上してるけど、一つだけ気に入らないのはティラノサウルスとブロントサウルスの決闘シーン。まず迫力をもたせようとしたのかどうかしらないけど、スピード感がありすぎてリアリティを失っている。それと前作ではブロントサウルスは死んだのに対し、本作では両方とも死なないところ。子供向けの作品ということで暴力描写を避けているのかもしれないけど、そこは自然界の現実をしっかり表現して欲しかったと個人的に思った。 
ばかぽんさん [DVD(字幕)] 6点(2007-02-02 03:18:29)
15.《ネタバレ》 正直、色々と不満はある。見る前に原作を熟読していったのでどうしてあそこを切ったんだよ、というカンジは否めない。特に、前半はほぼ原作通りに進行したのに、後半は結構カットしているシーンが多くて何だかなぁ…。でも、何だか許せてしまう。それは何故なのか。恐らく画面から熱意が伝わってくる故であろう。物語の構成も原作を多少切ってはいるが、それ自体をよく理解していることが伺えるし、笑わせるところは笑わせて、泣かせるところは泣かせる、という風にメリハリを付けているのも好感が持てる。最新のアニメ技術と音響技術で作った爆発シーンなんかもなかなか迫力があった。そして何より、劇場で一生懸命主題歌を口ずさんでいる子供たちを見て、色々理屈をこねている自分が馬鹿馬鹿しくなったのがこの作品を自分の中で認めることが出来た一番の理由だと思う。童心に帰ればこの作品、ホントに面白い。ラストの原作コマの挿入なんか、思わず涙がこみ上げてきた。次回作にも期待だな。
ドラりんさん [映画館(邦画)] 9点(2007-01-26 15:32:51)(良:1票)
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14.書きこむ前に自分で点数を決めて同じ気持ちの人間がいないと「俺、変?(汗)」と思ってしまう小心者です(変えはしないですが)ので、【やましんの巻】さんや 【こばやん】さんを初め、皆さんの好意的レビューを読み、「俺だけじゃないんだなー、この気持ち」と嬉しく。(笑) では、心して、感じたままにレビューを… まず、昔の「のび太の恐竜」が凄く好きですが…「時は進んでいる」のを前提にし、 出来る限り懐古主義に縛られて作品を色眼鏡で見る事無く鑑賞しようと誓いました。 結果、もの凄く感動できた。 いい大人の俺様ちゃんが、涙を流してることに自分でもビックリ。  当然、創始者とも言える藤子不二雄先生に大いなるリスペクトも必要ではある。 それは前提。 だが、ドラえもんとは雁字搦めのガイドラインに縛られ変化は許されないるモノではないはずだ。 俺様ちゃん的には「押えなきゃいけない精神・創始者に対してリスペクト」は大事にした上で、「新しい何かを創ろうとする」クリエイターの気概を感じた。  ドラえもんは国民の宝と言っても過言ではあるまい。 故に人の数の想い出もあり、その想い出は掛け替えなく大事だ。 俺様ちゃんにも小学生の時に観に行った想い出もある。 ドラえもんには日常を超えた…太古や宇宙などの世界を感じさせて貰い、ある意味のび太らと一緒に行動した。 そして「不思議なモノに対してのロマン」を今でも感じる心を培って貰えたと思うのだ。 「声優の声が変わった」…「表情に毒がある」…「演出がクドイ」…などなど、色々と不評を聞く。 「もはやドラえもんではない…ドラえもんは終わった…」と。  しかし、本当にそうだろうか? いや、俺様ちゃんはこう思うのだ。 本当に変わらなきゃならないのは「作る側」だけではなく「観る側」…つまり、「我々も」なのではないか?…と。 古き衣に拘らず、新しい姿の下の「精神」を感じ取り、「未来へ」とその精神を伝承する。 それが凄く大事な事なんじゃないかなーと、今回考えさせられた。 ともかく、大人も楽しめる一級の冒険活劇風味のヒューマニズムドラマを魅せて貰ったのは間違いない。 製作者に最大限の賛辞を送ると共に、藤子先生の精神が伝承されている事にも感動をした。
映画の奴隷さん [DVD(吹替)] 9点(2006-12-24 06:16:12)(良:4票)
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13.《ネタバレ》 予告においてピー助が「ピュァーイ」(旧)から「ピューイ」の棒読みになっていたのを観てしまった時点で「絶対鑑賞すまい」と思っていたものだが、後にとある機会があったんで全部観てしまった。わさびドラえもんは真面目なセリフが全然似合わない…のび太ってこんなベタベタな小学生だったか?等々の違和感は多分にもれず感じたが、上記のようなピー助に関する点は予想に反して良かったんじゃないか。ああいう「少年のび太と小動物のふれ合い」とか、「のび太の心理表現」なんかは、たぶん渡辺歩氏の得意分野。前半の日常部分は「コレ星4個ぐらいいくんちゃうか?」と唸らされるぐらいの完成度があったように…思ったが、が!もうひとつのキモにあたる後半の冒険部分は最悪中の最悪!何もかもがふざけてる(直球にネタバレをば→)①敵も味方もポケットにぶち込んで脱出…→②ポケットの中身カラでも徒歩でGO!…③「ええ!ピースケちゃんアメリカから日本まで泳ぐのぉ!?」(静)「成長したなぁっおまえっ」(ジャ)…数秒後④「タイムマシンの入り口だっ」(ド)…→⑤帰宅…………藤子F不二雄はこんなマンガ絶対描いてません。 
もるこるさん [ビデオ(邦画)] 3点(2006-12-20 02:56:32)
12.ドラえもんファンです。いい年して結構な頻度でドラ映画見てます。声優面ではそういう時代だから仕方ないことだし、慣れの問題だと思ってたけど、リメイクになるとオリジナルの良さをどうするのか正直不安でした。最初のうちはドラえもんのオーバーなリアクションが少し気になってたけど、しばらく見てたらそれにもなれて、最後の方には感動してうるうるしてしまいました。。。面白かったです。リメイク第二段の魔界大冒険が楽しみです。ただピー助の声が神木くんて・・。見てる間は誰が声やってるのか知らなかったけど、なんか素人くさい男の子がぴーぴー言ってるなぁ・・と思ってましたw。アフレコ現場でぴーしか言わせてもらえなかった神木君・・。ま、そんなこんなで合格点のリメイク第一弾だと思いました。
ネフェルタリさん [インターネット(字幕)] 7点(2006-11-26 19:56:07)(良:1票)
11.《ネタバレ》 小学生の頃究極にドラえもんファンだった僕はその頃から「昔のドラえもん映画をもう一回作り直して(つまりリメイク)してほしいなー」ってずっと思ってた。そして遥か昔にドラえもん離れしてから今回「のび太の恐竜」がリメイクされるのを聞いて「今更ドラえもん借りるとか恥ずかしー」とか思いつつレンタルして観ました。何ていうか絵が荒かったりカップヌードルのシーンがなかったりキャラ遊ばせすぎ(笑)など欠点も数多かった(ていうかオープニングの歌が「ドラえもんのうた」じゃなかったのはかなりショッキングだった)けど「もうドラえもんも変わらなきゃいけなかったんだよなー」ってこれを観て何か納得した。ドラえもんとのび太が単なる単細胞バカになったとか批判でてそうだけど、ピー助と畳の上で頭こすりつけてボール遊びするドラえもんとのび太の悪ノリがたまらない笑そしてラストののび太のセリフ、のび太がそういう言葉を言えるようになった事にはっきり言ってマジで感動したよ。やっぱお前ら最高だ。
たいがーさん [DVD(邦画)] 7点(2006-09-29 23:08:45)(良:1票)
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10.大人になのに、今更ドラえもん映画観るのは恥ずかしい気がするし、声優も作画もスタッフも変わりもうあの頃のドラえもんじゃなく新しいものになってましたが、このサイトでの評価がとても良いので、観て見ました。どこか懐かしい感じがして、別れのシーンやラストシーンも含めてとても感動しました。 ストーリーは昔の良かったものをリメイクしたってのもあるけど、音楽、映像も違和感なく、意外に素晴らしかった。主人公5人みんないい味を出してる。声優に関しては、変わった当初は気に入らなかったが、1年以上たった今では大分慣れてきた。この映画での声優もみんながんばっていて、馴染めている(ピー、ピーって言ってるだけの人を除いてはねw) ドラえもんは基本的に子供向けですが、大の大人が観てもいいものです。本当によかったです
ラスウェルさん [DVD(邦画)] 8点(2006-09-21 22:46:58)(良:1票)
9.《ネタバレ》 思ったより良かった。声もそろそろ馴染んできたし。しかしオリジナルの持つパワーとその他総合的には及びませんでした。一言で言えば「くどい」。一つ一つの場面を力を入れて書いているのは分かるのだが、そうかと思えば「あれ?あのシーン抜くの?」という拍子抜け感もある。グネグネ動く子供達をリアル、表情豊かと見るかくどいと見るかは人次第だが、演出の仕方も「原作を忠実に再現した」という話からは程遠いテンポの悪さを感じた。鉛筆画のようなタッチが妙に目に付いてしまったのと、渡辺監督特有の表情の崩し方、リアクション、動きにもどうも乗り切れない。今やってるアニメの絵でいけば良かったのに。手塚真氏が仰っていましたが「ドラえもんの絵は手塚治虫の絵をさらに簡略化し、更に記号化を進めた形」とありました。本編にそれを見る事は非常に難しかったです。ラストは大幅に改変されタイムパトロールの力を借りずに日本へ帰り着いてしまいます。「道具もぜーんぶ流されちゃった」とドラえもんはニコニコして言ってますが、ちょっとこれはどうか。藤子氏の言葉や最後のサインや「おわり」の文字など、藤子氏へのオマージュを散々宣伝してましたが、大事なところをそっくり取り替えられた感がして感動も半減でした。加えて、笑いの取り方があざとい。ドラえもんとは生活ギャグで笑わせる、すなわちキャラが持つ特性によって生まれる笑いであるからこそ微笑ましく、嘘くさくない。旧作で見せた、「よおし、これをかえして見せるぞ!」と意気込んだあとののび太の布団姿。彼なりの孵化のさせ方が感じられていいのだがどうも滑稽でクスリと笑いを誘う。本編のようにのび太はつまずいてこけるから面白いのではない。(本編では少なくとも彼は五回はオーバーリアクションで転んでいる)。新しいものを作りたい意欲は感じましたが「これぐらい変えてもドラえもんだからそこそこ理解してくれるんじゃないの」という意図もひしひしと感じました。
次元転移装置さん [DVD(邦画)] 6点(2006-09-12 15:48:20)(良:2票)
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8.《ネタバレ》 公式HPの予告編に只ならぬ物を感じ、観てきました。 公園の湖に野次馬やマスコミが押し寄せたシーンや、タイムマシンに乗っての 恐竜ハンターとのカーチェイス(?)シーンなど、物語全体から見ると明らかに 浮いてしまっているシーンはありましたが、声優や制作スタッフを総入れ替えしての リメイクがこれほど上手くいくとは、正直思っていませんでした。 声優入れ替えにより、これまでのお助けマン的存在から、のび太と一緒に悩んで 動き回る友達的存在へと変化したドラえもんの性格や立場をスムーズに受け入れられ、 制作スタッフ入れ替えにより、これまでのドラえもん映画では観られなかった、 生理的快感を生む素晴らしい作画を観られ(特に作画の線を、手のぬくもりが 感じられる微妙な描線で描いた事により、線自体が演技をし、各場面でのさらなる 感動を生み出した)、大いに感心・感動させられました。 これらがドラえもんの映画に新たな可能性を生み出した事は間違いないでしょう。 ピー助との二度の別れのシーンにはいずれも泣かされましたが、特に最後の シーンでは、それまで隣の席で両親の膝上に乗って退屈そうに遊んでいた3歳くらいの 子供が、突然「ドラえもんかわいそう~」と館内全体に響くくらいの大声で 泣き出し、こちらもさらにつられてしまいました。また、前に座っていた親子連れ (両親・8歳くらいの男の子と6歳くらいの女の子)の、両親二人は時折ハンカチで 涙を拭き、上映終了後に女の子は「私、最後までちゃんと寝ないで観たよ! おもしろかったよ!」と誇らしく家族に語っていました。 これまで色々な映画を映画館で観てきましたが、「(この作品を)映画館で観て 良かったなあ」と、他の観客と直に感動の共有が出来た体験をこれほど嬉しく 思った事は初めてです。 作品評価は9点ですが、この気持ちをプラスして10点とさせて頂きます。
はあさん [映画館(邦画)] 10点(2006-04-23 05:04:06)(良:3票)
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7.記念すべき初レビューをこの映画に捧げます。ドラえもんの声が変わり、絵柄も変わり・・と「私たち」のドラえもんからどんどん離れていくドラえもん。見送るしかない大人の私たちは自分の年を感じるとともに、その複雑な思いを製作者側へとぶつけていたのかもしれません。「こんなのドラえもんじゃない!」と。私もその一人でした。だからいっそスッパリ嫌いになっちゃおうと、この映画を見に行ったのです。さぁ嫌なところ探しつくしてやるー!と意気込んで見ましたが・・・素晴らしい。まずは映像。特にタケコプターで空を飛ぶときの映像の爽快感といったらありません。そしてシナリオ。内容は昔と変わりません、そこがまたいいのです。私は後期ドラの感動の押し付け(「君は誰を守れるか」とか・・・)が嫌で仕方なかったのですが、今回はピー助との別れをしつこく押すのではなく、やたら透明感のある涙でダダ泣きする。とある意味あっさりした感がありました。しかし冒険を終えたのび太たちの顔を見れば、この出会いと別れの大きさを充分感じることができます。 長年愛していたものが変わってしまうのはとても辛いことです。しかし、ドラえもんは常に子供のものであったはず。そして私たちはもう子供ではないのです。 賛否両論なのは当然です。しかし「面白い、面白くない」は主賓が決めること。この2時間近い(子供ものにしては)長いこの作品、子供たちはぐずることなく、ドラえもんと笑い、ハラハラドキドキの冒険をしていました。これこそこの映画の評価にふさわしいのではないでしょうか。 必ず批判が待っているこの厳しい条件の中、素晴らしい作品を作り上げたスタッフの皆さんと、これからのドラ映画への期待、そして新しいドラえもんと子供たちの未来に10点献上いたしたいと思います!!
夜野比瑪さん [映画館(吹替)] 10点(2006-04-16 01:35:13)(良:3票)
6.映画版ドラえもんは確か中学生くらい、「竜の騎士」辺りまでしか観てなくて、その辺りからテレビ版からもマンガ版からも遠ざかって、もうすぐ二十年。宿題勉強大嫌い、昼寝ぐうたら大好きで、あやとりと射的しか取り得のない、でも心優しいのび太に思い切り感情移入しまくっていたクソガキも、いつの間にやらクソ大人になりましたよなってしまいましたよ。そんなクソ大人が久々に再会した(しかも劇場では初めて)ドラえもんは、やっぱりドラえもんで、もうそれだけで何だか嬉しくて、声優さんが代わったとか演出が変わったとかそういうのは、ま、どうでも良くて、ただ嬉しかったのです。・・・帰り道、「いっそのこと、あの千葉にある南蛮渡来のネズミ王国を接収して“藤子不二雄ランド”にしてしまえば良いのに。いやすべきだ、そもそもネズミはドラえもんの天敵だし」とか思ってしまったワタクシはやっぱりクソ大人です。でも映画は最高。
ぐるぐるさん [映画館(邦画)] 8点(2006-04-15 18:30:59)(良:2票)
5.《ネタバレ》 この映画で泣かされるなんて思ってもみなかったなぁ。前半のクライマックス(漫画ではラストにあたる部分)で既にウルウル状態だったけど、ラストでのび太を尻目に仲間のところに行くピー助を切なげに送り出すのび太を見た瞬間から胸が一杯になった。オープニング、カメラワーク、笑いの取りかた、全てが新鮮でたしかに藤子先生の世界観とは異なるけど、そこが逆にシリーズを一新しようとした意欲が見えて好感が持てたし、ドラえもんは前よりも精神年齢が低くなって役立たずになったという点についても、その分のび太がドラえもんに安易に助けを求めすぎるクドさが無くなって個人的には見やすかった。今回のスタッフ総入れ替えは良い結果をもたらしたと思う。アクションシーンが一層贅沢になる一方でタケコプターのシーンの爽快感、友達との葛藤のドラマなど見せ場を丁寧に押さえているし、最後に目的地まで「歩いて」いくシーンも素直に上手いと思った。この映画を見る限りでは渡辺監督は相当なロマンチストなんだなぁ。80年版もずっと前に見たけど、漫画のほうが印象に残っていた自分としては、今更ながらのび太がピー助にちゃんと別れを告げられて本当によかった。とても印象に残った映画なので今回はおまけして8点のところを9点にさせていただきます。ただ、最後に。オマケのドラえもん、「あたたかい目」してないぞ!(笑)
マイカルシネマさん [映画館(邦画)] 9点(2006-04-04 19:26:15)(良:2票)
4.何だかんだ言って僕も『ドラえもん』を観て育った世代なので、このアニメには非常に愛着があります。昨年長年慣れ親しんできた声優陣を一新し、新たなスタートを切った『ドラえもん』の初回放送を観た時には、声どころか作風まで大きく変わってしまっていてかなり幻滅したのを覚えています。最初は何故こんなことをするんだろう?と思いましたが、今回劇場へ出掛けて行って違う角度から「自分はいつからドラえもんを観なくなったのだろう?」と考えました。もはや魅力を失ってしまった映画の長編シリーズ、繰り返されるテレビのリピート放送。この現状を打破するために『ドラえもん』が新たに生まれ変わったのは当然ではないでしょうか。本作もはっきり言って全然今までの『ドラえもん』らしくありません。らしくないカメラワークにらしくないギャグ、自由自在に変わる絵のラインとおかしな事だらけです。しかし『ドラえもん』に秘められた夢や希望、そして友情といったテーマの本質はこれっぽっちも変わっていません!五人がタケコプターで大空を羽ばたいた時、僕は再び『ドラえもん』の世界へと戻って来たような気がしました…。エンドロール後の“おまけ”によると来年もまた新作が作られるようなので(リメイクかどうか分かりませんが)、極力観たいと思います。それから僕もオマケで貰ったおもちゃ大切にします(笑)
かんたーたさん [映画館(邦画)] 8点(2006-04-03 13:39:17)(良:2票)
3.良かった。何が良かったって、僕が子供の頃からずーっと観てきたドラえもんで、未だに感動できたことが、だ。観る前までは、正直、お金を出して観ようとは思っていなかった。今まで慣れ親しんできたドラえもんの声も、画も、変わってしまい、もう僕の中でドラえもんは終わっていた。けれど、よく考えてみたら今の子供たちには、声が変わったことも、画が変わったことも、関係ないじゃないか。場内に聞こえる子供の声を聞いて、そう思った。勿論、あら探しをすれば目につく点はある。でも、僕はいつから純粋に物事を捉えられなくなったんだろう。考えるたびにそう虚しく感じる。それでも、ドラえもんは僕らが、夢に見るけどできない冒険を、僕らの代わりにしてくれている。そういう風に思えた。確かに、こういった子供向け感動作品ならいくらでも溢れている。しかし、巧い描写もたくさんあり、大変感心した。例えば、机の上に置いてあった恐竜のオモチャの使い方。夕日とのコントラストが何とも映える。特に、このオモチャがとても巧く使われていたのが、パパがのび太に昔話をするシーン。このシーンは、結末が見えてしまった後半(それでも感動したけどね!)よりも感動的。そして、月の使い方も素晴らしい。1億年前の世界には時計はおろか、人間自体がいなかった。そこで、時間の経過を感じられる月を有効的に使っていて、とても良かった。しかし、学校帰りに男4人で観に行ったため、きっと子供たちには怖い学ランのお兄さんたちに映ったに違いない。それでも、僕らは感動を分かち合えて良かった。最初は乗り気ではなかったけれど、お前らについて行って良かった!久しぶりに貰ったオマケのキーホルダー(景品も豪華になったなぁ~)、大事にしようと思います。
こばやんさん [映画館(字幕)] 9点(2006-03-20 21:20:06)(良:3票)
2.《ネタバレ》 やましんの巻さんの後にレビューとは僭越ですが、辛口でいきます。    ドラえもん映画と思わないで見れば良作かもしれません。しかし、オールドファンにとってドラえもんの映画に欠かせない要素が今作には無いのが残念。すなわち、ドラえもんの主題歌と武田鉄矢の映画主題歌であり、頼りになるドラえもんであり、友情に厚いジャイアンであり、最後に男を見せるのび太であり…。それらが今作ではまったく出てこない。ドラえもんは最後まで何にも解決せずに道化の存在として終始する。ドラえもんというのはのび太を暖かく見守ると同時に母性を併せ持ったロボットであったはず。それがトラブルを笑って誤魔化すような存在にまで堕ちてしまった。のび太と恐竜ハンターの一騎打ちという名シーンもカットされ、彼が男として自立し世界を守るといった描写も見られない。彼らは受身の存在から脱することなく物語はエンディングに向かってしまう。    ピー助を白亜紀に帰すために1億年前まで旅立つストーリーは夢があるけれど、ピー助と別れを告げるまでの物語も薄い。変に表情やキャラクターのオーバーリアクションで表現しようとする作画も稚拙に見えてしまう。オープニングの「ハグしちゃお」で、もう過去のドラちゃんとは別物なんだと覚悟はしていましたが、見事にそれを認めざるをえない気持ちです。鉄人兵団や海底鬼岩城、魔界大冒険といった一大物語に往時をしのぶばかり…。    ドラえもん最盛期をリアル世代で育ったからこそ、現在のドラえもんには違和感を覚えます。ドラえもんというのは原作を読めば分かるようにブラックな描写もいとわない大人も楽しめる漫画・映画であったはず。飴玉のように甘くして、表面上の画だけ藤子先生のテイストを取り入れても脚本がこれでは台無しです。頼りにならないドラえもんはドラえもんじゃない!そう感じたリメイク版でした。
トトさん [映画館(字幕)] 4点(2006-03-16 22:11:59)(良:2票)
《改行表示》
1.…夜明けとともに、のび太が懸命にあたため続けた恐竜のタマゴがふ化する。光があふれる窓を背景に、逆光気味に捉えられたのび太と恐竜ピー助。この瞬間、彼らはお互いに「かけがえのない存在」であることを全身で受け止めている。そして見ているぼくたち観客にも、その“思い”は、ハッキリと伝わってくるのだ。  だからこそ、その後の冒険の中で、のび太が決してピー助を見捨てようとしなかったこと、しかし最後はピー助のために別れなければならないことの「感動」がより際だったのだと思う。さらに、ジャイアンやスネ夫たちまでもが、のび太を最後まで裏切らないことの「心意気」に胸を打たれたのだと思う。  「愛するものを見捨てない」「友だちはかけがえのないものだ」「相手を思いやること」・・・この映画が描こうとしているのは、コトバにしてしまうと、とても単純で気恥ずかしいものだろう。しかし本作の作り手たちは、驚くほどの熱意と才能のありったけを注ぎ込んで、そういう「単純でありふれているけれど、何より大切なこと」を観客であるこどもたちに“説得”しようとする。そしてその真摯で心情のこもった映像には、オトナの観客をも心から説得されるに違いない。事実、あの時映画館にいた誰もがのび太たちを「あたたかい目」で見守り、それぞれが「かけがえのないもの」へ思いをはせていたのだった…。  『クレヨンしんちゃん』のように、登場するキャラクターだけを“口実(エクスキューズ)”にして「作家主義((!)」に走るのではなく、ジブリ作品のようにオリジナルな映画づくりを謳歌するのでもない。あくまで「ドラえもん」の世界に忠実でありながら、それを“超える”のではなく“深める”ことをめざした本作。・・・今さら「ドラえもん」なんて、と言わないで、ぜひ見てください。きっとアナタも、誰もが「あたたかい目」になっている映画館の幸福な“空気”を体験できますから。そして、ラストに流れるスキマスイッチの歌・・・ああ、また見たくなってきた。   《追記》↑なるほど、【トト】さんのようにオリジナル作品のファンから見ると「辛口」な評価になるんですね…。ただ、のび太を「男(ヒーロー)」というより、あくまで等身大の「11歳の少年」として描こうとした新「ドラえもん」は、藤子・F・不二雄先生の意志に反するものじゃない…と思うのですが、どうでしょう? ついでに点数も9→10てことで!
やましんの巻さん [映画館(字幕)] 10点(2006-03-16 13:32:13)(良:4票)
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【点数情報】

Review人数 37人
平均点数 6.70点
012.70%
112.70%
225.41%
312.70%
438.11%
538.11%
638.11%
7616.22%
8513.51%
9718.92%
10513.51%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 6.75点 Review4人
2 ストーリー評価 7.25点 Review8人
3 鑑賞後の後味 7.44点 Review9人
4 音楽評価 7.50点 Review8人
5 感泣評価 7.30点 Review10人
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