27.結局この主人公の少年はその後大成しなかったようで、今では普通の大人として生きているのかな?その原因・理由が本人の意志なのか?性格なのか?環境なのか?はわからない。現在、この主人公が幸福なのかどうかもわからない。そもそも有名人になって勝者となる事が幸福なのかどうかもわからない。人それぞれにいろんな才能があって、いろんな要素でそれが生かされたり殺されたりするんだろうけど、才能を発揮する事の是非と人生の幸福とは基本的に無関係であって、最終的には本人が納得できる人生を送れるかどうかが重要なんだろう。やや映像や音楽で不必要に盛り上げている印象があって、もっとストーリーで才能と幸福の関係性について丁寧に描いて欲しかった。昔の映画なので「高校生プレーヤーとして活躍中」で終わってしまって、その後の主人公については想像するしかないし、ボビー・フィッシャーの運命を調べてみたりすると、いろいろと考えさせられるものはある。才能がありすぎると政治利用されたり、政治に左右されてしまうという事をあらためて思い知った。<追記>主人公のその後を調べてみたら、頭脳派から肉体派に転向し、太極拳で有名となり、現在はメンタル系を中心に諸々の先生稼業をして普通の人生を歩んでいるようですね。人生とは面白いモノだなあと思いました。 |
26.《ネタバレ》 最初から最後まで飽きる事無く見られる作品。でも、ただそれだけかもしれない。 スパルタが良いのか、それとも個性を伸ばすのが良いのか。 一つの事に打ち込むのが良いのか、それとも色々な分野で見識を広げるべきか。 持って生まれた性質と才能を元に成功者が語れば、それら全てが正解になる。 雰囲気で見れるものの、内容としてはちょっと肌に合わなかった。 チェスの師の考え方を否定され決別したが認定書を持って来る演出の所は この物語において重要なシーンのはずなのだろうが、認定書を否定した後の フォローのシーンが無いまま、あのシーンに持って行くのは描き方が雑過ぎる気がする。 少年の成長を描きたかったのならば師と別れた後の家族とジョシュの気持ち、 別れた後の師の気持ちはどうだったか、そこをもう少し丁寧に見せてくれたら良かったかなぁ。 【デミトリ】さん [地上波(字幕)] 5点(2016-09-30 15:08:08) |
25.天才少年もの。 実話をもとにしたということは、正直見る前から成功者だということが分かっているので、 どちらかというと、どうやって成功したかを見るという映画になってしまう。 だからといって、話がつまらなくなるわけでもなく、見ていてドキドキもさせられる。 良くできた作品だと思う。 【シネマファン55号】さん [インターネット(字幕)] 7点(2016-07-14 15:23:12) |
24.ジュシュ演じるマックス・ポメランクくんのこぼれそうな澄んだ瞳!もっと活躍していてほしかった。それに本編が実話とは、このジョシュのその後をしらべてみたらそれがまた太極拳のチャンピオンになっていたりびっくり。才能を見出した親もすばらしいね。 【HRM36】さん [DVD(字幕)] 8点(2016-04-04 11:35:05) |
23.《ネタバレ》 ジョッシュ役の子が可愛らしかったですね。原作のラストにあったギャラリーの盛り上がりをもっと再現してほしかったかな。 【osamurai】さん [DVD(字幕)] 7点(2016-02-14 20:07:35) |
22.《ネタバレ》 最近ボビー・フィッシャーのドキュメンタリー番組を見たところだったので、チェスに人生を捧げるような鬱展開を危惧したけど、予想に反して爽やかなラストシーンに安心した。 前半はボビー・フィッシャーと同じ過ちに陥りそうで心配したけど、ジョシュはジョシュの道を見付けたようで良かったです。 【もとや】さん [DVD(吹替)] 7点(2016-01-25 18:28:47) |
21.天才ボビーフィッシャーの再来を夢見る周囲とは対照的に、冷静で野球も大好きな少年ジョシュ。むしろ野球をやっているときの方が楽しそうでさえある。大会では勝った喜びよりも負けた相手への気遣いで顔を曇らせる優しいジョシュが、葛藤を乗り越えてと言うよりは何とか心の折り合いを付けながら、それでも好きなチェスはやめないという幼いながらも揺れる心にジーンとくる。好み35/50、演出11/15、脚本9/15、演技7/10、技術9/10、合計71/100→7/10点 |
20.男性は自分の弱みを見せられず、鬱になって様々な逸脱行動を起こすという内容について書かれた本《男はプライドの生き物だから》の中でジョシュの父親が紹介されていて、映画も見てみました。観賞後3ヶ月経ちますが、見た目にもクールなチェスを題材にした時点で、華やかな雰囲気になりますね。ジョシュ母親の的を得た力強さが印象に残っています。また見たいな。 【●えすかるご●】さん [DVD(字幕)] 7点(2013-03-10 21:34:57) |
19.チェスだけに没頭しのめりこんでいったボビー・フィッシャーの生い立ちとその後の彼の人生を随所に挿入しながら、チェスの腕前を見ればボビーを髣髴とさせる天才チェス少年ジョシュの成長と家族と周りの大人達との関係や、大人達が子どもから学び成長していく様子をも描いていく。幼い頃からチェスだけに没頭したボビーと、野球やバスケ、釣りも楽しむジョシュ。チェスの対局、その戦術などを克明に見せる作品ではなく、人生の貴重な一時期である少年時代の大切さ、普通の子どもとはかけ離れた才能の持ち主だからこそ親や周りの大人達の役割の重要さが伝わってきます。相変わらず静かに控え目に作品を盛り上げるジェームズ・ホーナーの音楽が美しく、ボビーのまわりの大人達、特に母を演じたジョアン・アレンの存在感が一際輝いていました。 【とらや】さん [DVD(字幕)] 7点(2011-12-06 21:05:32) |
18.《ネタバレ》 羽生喜治は言う。「ある次元を越すと技術や経験だけではなく 個性と個性とのぶつかり合いの勝負になる」 ジョショの場合、良き家庭、良き師匠たち、そして 良き友人に恵まれて個性を育める。そう信じている。 【michell】さん [DVD(字幕)] 8点(2011-09-24 22:01:59) |
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17.サクセスストーリーものかと思ったら全然違って、 父子の関係を軸に描きつつ、家族の在り方をテーマにしたドラマだった。 タイトルに使われているボビー・フィッシャー(チェスの名人だったらしい)は、 あくまで小道具代わり。ストーリーの内容そのものにはあまり関係ないです。チェスは面白いし、 子供の上達が早いのもわかるけど、序盤はもう少し丁寧に描いてほしかったかな。 少年の心の成長もさらりと描けていて、普通に良作だと思う。 【MAHITO】さん [DVD(字幕)] 5点(2011-09-07 09:13:36) |
16.可愛いジャケットが目に入り、借りることに。チェスのルールは知りませんでしたが、楽しめました。 【*まみこ*】さん [DVD(字幕)] 6点(2011-05-22 13:02:11) |
15.ジョー・マンテーニャもキングスレーもフィッシュバーンも、そしてもちろん主演の彼も良い演技をしているのだが、何といってもジョアン・アレンの画面引き締め力が圧巻!その辺にすっと立って視線を一つ動かすだけで、場の雰囲気をすべて形作っています。1シーンだけ登場のローラ・リニーにも注目したいところ。演出面でも、駒音とチェスクロック音の重なりで緊迫感を出す手法、画面上の丁寧な光と陰の作り方、クライマックスの間の取り方など随所にこだわりがあり、単なる物語の叙述にとどまらない一つの世界を創りあげています。 【Olias】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-12-14 00:48:51) |
14.語られている話の節々に、ジョシュが天才っていうよりは秀才って感じが出てますね。特に、チェスに対する情熱ってのが、ボビーフィッシャーの異常さとかを聞いてるとちょっと薄く感じられる。映像が挟まれるのはその対比なのか?実際にはもうチェス止めたみたいですしね。 【デフォルトモード】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-01-23 19:35:56) |
13.《ネタバレ》 チェスだけやっていてもだめってことですね。他がそうであるように。 【色鉛筆】さん [DVD(字幕)] 8点(2007-07-25 06:25:21) |
12.映像がすっげえ綺麗だった。ジェームス・ホーナーの音楽はやっぱ良いなーって思った、日本にも「真剣師」という、お金を賭けて将棋を指す人がいるって話を聞いたことがあるけど、アメリカのチェスの世界にも似たような人がいるんだなーって思った、ジョシュ役の子のつぶらな瞳が印象に残った(ちょっと「ミツバチのささやき」のアナ・トレントを思い出した)、ジョシュのお父さんがちょっとMr.ビーンみたいに見えた・・・皆さんのレビューが熱のこもった素晴らしい内容なので、ワタクシは例によって手抜きさせていただきやす。 【ぐるぐる】さん [DVD(字幕)] 9点(2006-07-14 17:03:17) |
11.《ネタバレ》 父親の改心のし具合の過程がちょっとはしょり気味なことが気になるけど、まずまずの良作。 【MARK25】さん [DVD(字幕)] 6点(2006-05-16 18:11:28) |
10.《ネタバレ》 「僕1番になりたくない、1番になるのが恐いんだ、負けるのが恐いんだ。。。。」こんな 小さな子にも勝敗・負けることへの極度の不安が影を落とすんだね。。。。 チェス場でやがてライバルとなる男の子を一目見たときから、その子より目を離せなくなって しまうシーンはリアルだったね。 「公園で黒人のギャンブラーから教わった攻撃型の自由奔放なチェス」 「人を憎めと教える家庭教師から教わった守備主体のチェス」 この2つの教えの 板ばさみに合う少年。少年の顔から笑顔が消えて行く様は見ててとても辛かった。 精神を病んでしまったら、何もかも台無しだよ。自由奔放で心に負担かけることなく やるのが一番だと俺は思う。それでも、人を憎めという辛い教えを説いた家庭教師のことを 主人公の少年が慕っていたのには驚いた。 【アキト】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2005-11-22 01:27:38) |
9.チェスの盤面をうつしたシーンはそれほど多くない。チェスの映画だけに登場人物の個性をセリフや動きだけじゃなくて、チェスプレーで演出してくれることを期待していたのだが肩透かしだった。麻雀劇画みたいに画面の下三分の一くらいにチェスの盤面がずっとうつされてて……とかだったらもっと楽しめたかな。子供みて感動したいとかなら普通におすすめ。天才を扱った映画なら「グッドウィルハンティング」の方が自分は好き。 【ことり式】さん [ビデオ(字幕)] 4点(2005-09-29 18:57:49) |
8.チェスを通して、少年の視点から人間ドラマを見せる。苦しいだけの博打としてのチェス、試合としてのチェス、疑問のなかで少年は楽しかった頃のチェスの試合を思い出す。強くて弱い少年の成長を描く素晴らしいドラマ。 【sherlock】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-08-19 08:49:28) |