ストロベリーショートケイクスのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。2ページ目

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ストロベリーショートケイクス

[ストロベリーショートケイクス]
2006年上映時間:127分
平均点:6.69 / 10(Review 32人) (点数分布表示)
公開開始日(2006-09-23)
ドラマロマンス漫画の映画化
新規登録(2006-10-17)【ぐるぐる】さん
タイトル情報更新(2015-02-14)【ESPERANZA】さん
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監督矢崎仁司
キャスト池脇千鶴(女優)里子
中越典子(女優)ちひろ
中村優子(女優)秋代
岩瀬塔子(女優)塔子
加瀬亮(男優)永井
安藤政信(男優)菊池
趙民和(男優)リー
奥村公延(男優)田所
中原ひとみ(女優)町子
前田綾花(女優)ミチル
宮下ともみ(女優)ユリ
桂亜沙美(女優)サキエ
諏訪太朗(男優)秋代の客
いしのようこ(女優)女医
高橋真唯(女優)近藤
矢島健一(男優)編集長
安藤玉恵(女優)
村杉蝉之介(男優)森尾店長
原作魚喃キリコ「strawberry shortcakes」
脚本狗飼恭子
撮影石井勲
配給アップリンク
キュービカル・エンタテインメント
美術松本知恵
あらすじ
主人公である池脇千鶴、その脇を固めるその他の3人の女性は、都会でたくましく、そしてしたたかに生きている。そこで巻き起こる、数々の事件。物語。4人の女性は孤独な都会に生き、果敢に立ち向かっていくが・・・エロティックで衝撃的なシーンも満載であり、女優4人の体を張った演技も見所。
ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意願います!
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12
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12.《ネタバレ》 四人(距離感でいうと二対二)の女性の群像劇。しかし、双方はまるで別世界に住むわけではなく、立ち寄る場所やアイテムでリンクしている(個人的には、秋代が捨てたトマトが、塔子を介して、美しい絵となって戻ってくるという繋がりが一番好きだ)。わからない人には絶対にわからないし、わかる人にはわかる感じの映画。

四人の女性で一番共感票が多いのは、デリヘル嬢・秋代だろう。仕事柄色んな男と寝るのに、キクチへの想いはとても純粋。女友達というポジションの物足りなさを感じながらも、それでも彼の傍にいられるならと、敢えて男らしいサバサバキャラを演じるあの感じ。帰り道、家まで送ってもらわず、途中でわかれた彼の姿を見つめる秋代の、何とも言えない表情がいい。
女優の中でも、儚い大人の女というジャンルが私の中では存在するのだが、中村優子という人は、その中でもぴか一である。別の作品で同じくデリ嬢を演じた同ジャンルの麻生久美子より断然いいと思う。

ついでに他の女優に関してもコメントを。
ちーちゃんの美少女扱いに違和感を感じていた私は、少し冴えないくらいの女を演じている彼女が一番リアルだと思った。
岩瀬塔子さんは、後半MEGUMIのスレンダーバージョンとしか思えなくなったものの、実際にいそうな女性像として判りやすい。
中越典子は、あまり好きな女優ではないが、この作品でやや好感が持てた。
つまり全てが絶妙なキャスティングだった。(蝉之介含む。私は、やたら彼が葬式用の写真に納まっているシーンを目にする気がするのだが、気のせいだろうか)

映画としてはものすごく好きなのだが、他の人も書かれているように、とても会話の音が小さく、いいシーンでも画面に耳を近づけなければいけないのが辛かった。その点がマイナス。それでも初レビューなので、少しおまけの8点。
よーちーさん [DVD(邦画)] 8点(2007-07-22 14:57:24)
11.《ネタバレ》 4人の女性を通してそれぞれの上手くいかない生き方をリアルに描いています。まぁ…ここまでドラマチックな人はあんまりいないけど、言い出せない気持ちとか、恋をしたい!とか部分的には共感出来る要素がたくさんありました。デリヘル嬢はちとショックですが棺おけは、やりすぎかも?(笑) 真夏じゃ厳しいと思うし…(笑) 里子役がいなかったらすごく重い映画になってたと思うので良いアクセントになって、なかなか面白かったです(*^_^*)
うさぎ大福さん [DVD(邦画)] 6点(2007-06-22 19:17:08)
10.《ネタバレ》 まあ、非常に生々しい作品で、正直ちょっと引いてしまう部分もありました。そんな中でも、池脇千鶴のちょっと三の線が入っているキャラクターが、この作品を重くなりすぎないように上手くバランスをとっていて良かったです。
  
 私は男なので、ちょっとストーリーに入りこむことができず傍観するような形になってしまったのですが、登場人物達の部屋の家具・雑貨や小道具的なものがちょっと個性的でそっちの方に結構目が行ってしまいました。(ベッド代わりの棺桶は中々シュールでいいですね。あと、業務用の透明な冷蔵庫はちょっと自分の部屋にも欲しいなと思いました。)
TMさん [DVD(邦画)] 7点(2007-06-17 20:26:39)
9.音が小さすぎて何と言っているのかわからないところが多かった。電車の音なんかは割りと大きな音になっていたのだから、聞こえても聞こえなくてもどうでもいい内容だったということなのだろうか。女性には共感できるところがあるのかもしれないが、僕には登場人物の気持ちは全く理解できなかった。
HKさん [DVD(邦画)] 5点(2007-06-09 13:39:42)
8.どんな内容なのかよく知らずに家族で見始めたら、お茶の間が凍りついた。
まあ、そんなことはどうでもいいんだけど、とにかく声が小さい。
ボリュームを上げてもセリフが聴き取り難い。
たぶんどうでもいいようなことを喋ってるんだろうけど、
何を言ってるのかわからないのは致命傷に感じた。
物語は無いに等しく、若い娘たちの日常がやや下品に描かれている。
それがいいのか悪いのかよくわからないけど、
あんまり面白いというものではなかった。
駄作とまでは言わないけど、僕には向かない作品だったようだ。
もとやさん [DVD(邦画)] 4点(2007-05-17 18:52:49)
7.鬱積する都会の雑踏の中で、もがくように、ひたすらに生きる4人の女性像。それは時にどこまでも痛々しく、時にどこまでもいとおしい。
いたずらに感情を込めず、淡々と彼女たちの“深い部分”を描き出した情感溢れる世界に胸が詰まる。

魚喃キリコの原作は素晴らしく、もちろんあの原作があってこそのこの映画なのだが、難しいとされる漫画の映画化をとても巧く、とても丁寧に成していると思う。
微妙な感情が渦巻く4人の女性を、それぞれの女優がとても巧く表現していて、そのことが何よりもこの映画の完成度を高めている。
池脇千鶴は惨めさの中に不思議な愛らしさを併せ持つ不器用な女を好演していたし、中村優子は切なく痛々しい二面性を持つ微妙な女性を、絶妙な表情と声のトーンで演じ分けていた。

実のところ、世に生きる幾多の女性たちの何がリアルで何が虚像なのかなんてことは分からないけど、少なくともこの映画の中の女性たちの苦悩や葛藤というものは、ありのままであり、それはあくまで創られた世界でのことだけれど、伝わってくるそれはほんとうの“声”だと思った。

彼女たちの苦しみは、完全に消え去ったわけでは決してないのだけれど、それでもラストシーンの浜辺でのそれぞれの微笑みには、深い安堵感を覚えた。
そういうことを、とても自然に観る者に与えることが出来ている、さりげなくも本当に良い映画だと思う。

こわれやすく、愛らしいショートケーキのように、けなげに、ひたすらに、すべての女性は生きていく。
鉄腕麗人さん [DVD(邦画)] 9点(2007-05-06 01:09:43)(良:1票)
6.都会に住む孤独で寂しさを感じながら、何とかして自分の居場所や幸せを手にしようとあがく4人の女性のリアル。それぞれが皆何かに耐えていて、それがどうしようもない事を分かっていて、でも何とかしようとあがく彼女達は時として痛々しく見えるが同時に彼女達の懸命さ切なさにほろっとしてしまう。僕は秋代と塔子が印象的だった。セリフが少なく映像で描こうとする姿勢も気に入った。
思込百遍さん [DVD(邦画)] 7点(2007-04-30 23:13:36)
5.いい映画ですね。大都会で孤独に生きるリアルな日常を切り取り、それぞれが抱える期待と苦悩を静かに映し出している。歯ブラシをそっと持ち帰るちひろやハムスターを埋めてやる塔子、坂道を自転車で勢いよく駆け上がる秋代や神様にお願いをする里子。そして、それぞれを写す背景描写も印象的。新しい何かが始まりそうなラストも好感がもてる。深夜にそっと見ればなお良いような気がした。秀作。
カリプソさん [DVD(邦画)] 8点(2007-04-30 13:23:11)(良:1票)
4.《ネタバレ》 寝床が棺ってのは、やり過ぎと思った。まずこれで退いてしまった。秋代の電話の会話が相手の応答が無いくらい速過ぎるとか、里子の神棚方向は隣の家なのに何故光が?とか、どうでもいい粗が気になってしまう程に退屈だった。ちひろと搭子の友情は良かったです。
じふぶきさん [映画館(邦画)] 4点(2007-01-19 11:29:51)
3.原作コミックを買いたくなって、実際に購入した、唯一の映画。
ラスト15分は涙が止まらないです。
さりげないいつもの明かりが、こんなにもなけるなんてびっくりです。すばらしい。
ただ、ちょっとエロい。
でも本当に久々に心が打ち震えた。ので、10点!
no_the_warさん [DVD(邦画)] 10点(2006-11-07 23:26:24)
2.ルームメイトの二人が夜の屋上で会話している。二人のコミュニケーションのずれが遠景を横移動する上下線の電車灯の動きで明快に示されている。位置関係からタイミングまで絶妙だ。池脇千鶴がベランダのブランコから消灯する東京タワーに向かって語りかける場面の的確なタイミングも然り。ハムスターを埋葬している岩瀬塔子の背景の鉄道高架を走る電車に反射する夕陽の光線などなど、奥の情景にある機械的な光の運動に手前のドラマをあくまで自然に組み合わせていく緻密さ、芸の細かさは見事といってよい。発車寸前の電車デッキ内でのやりとりも臨場感に満ちて素晴らしい。各々個性的な携帯電話着信音や、各人各様の置き時計の機械音など、音の感覚も鋭敏かつ繊細である。
ユーカラさん [映画館(邦画)] 8点(2006-11-05 22:22:28)
1.原作は未読ですが、矢崎監督の「三月のライオン」が好きだったのと、我がココロの婚約者(←・・・ツッコミは、ナシの方向で)池脇千鶴が出演してるので観に行きました。ぶっちゃけた話、恋愛経験が乏しいワタクシには、女性心理の微妙な機微みたいのが分からない所もあったのですが(だからちょっと点数低めなんです)、“強いけど、弱い、そして弱いけど、強い”四人の女性がそれぞれ魅力的でした。個人的に一番魅力を感じたのは画家の塔子。ルームシェアしているちひろを半ば軽蔑・嫌悪しつつも、実はちひろのようになれない自分が悔しいと思っているような感じも見られたし、つまりはお互い自分にないものを持っているから苛立ちや劣等感を感じつつもお互いを必要としてたって感じなのかな。池脇千鶴演じる里子は一番平凡ぽいキャラだけど、実は四人の中で一番強くてある意味したたかなのかもしれない。デリヘル嬢の秋代は、、切なかった。とにかく女性の描き方がカッコ良い映画でした。何だか一部で、過激なベッドシーンの事が大きく取り上げられてるみたいだけど、割と自然だったし(悪い意味での)イヤラシさは感じなかったし、きっと女性が観ると感じるものが多いんじゃないかな、と思います。
ぐるぐるさん [映画館(邦画)] 7点(2006-10-26 18:33:16)
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【点数情報】

Review人数 32人
平均点数 6.69点
013.12%
100.00%
200.00%
313.12%
439.38%
526.25%
6412.50%
7825.00%
8928.12%
939.38%
1013.12%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 6.00点 Review1人
2 ストーリー評価 6.00点 Review5人
3 鑑賞後の後味 6.00点 Review5人
4 音楽評価 8.50点 Review2人
5 感泣評価 10.00点 Review1人
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