かげろう(2003)のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

Menu
 > 映画作品情報
 > 映画作品情報 カ行
 > かげろう(2003)の口コミ・評価
 > (レビュー・クチコミ)

かげろう(2003)

[カゲロウ]
Les Égarés
2003年
平均点:5.81 / 10(Review 16人) (点数分布表示)
ドラマ戦争ものロマンス
新規登録(2004-08-03)【アンナ】さん
タイトル情報更新(2008-12-03)【イニシャルK】さん
Amazonにて検索Googleにて検索Yahooにて検索
Twitterにて検索
ブログに映画情報を貼り付け
監督アンドレ・テシネ
キャストエマニュエル・ベアール(女優)オディール
ギャスパー・ウリエル(男優)イヴァン
脚本アンドレ・テシネ
音楽フィリップ・サルド
ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意願います!
(ネタバレを非表示にする)

【クチコミ・感想(10点検索)】[全部]

別のページへ(10点検索)
【新規登録順】 / 【変更順】 / 【投票順
1
>> お気に入りレビュワーのみ表示
>> 全レビュー表示

>> 改行なし表示
※ 「改行」や「ネタバレ」のデフォルト表示のカスタマイズは「カスタマイズ画面」でどうぞ
1.《ネタバレ》  どうもエロな描写を売りにしているようだが、実は非常にストイックで丹精な演出に貫かれた秀作だと思う。そして、本作に登場する唯一の情交シーンは、抑制の利いた語り口の中では異質なほど丹念に描かれていて一瞬違和感を覚えるが、観終わったあとに実はこの物語の核になっていることが分かり、かえって深い余韻を残す。
 こんな映画をどこかで見たことがあるなと、ふと『完全なる飼育 愛の40日』を思い出した。男は過剰で不器用な行動を通してあるひとりの女を愛し(まるでそこに己の全存在を賭けているかのようだ)、やっと愛を勝ち得たかに見えたその瞬間、唐突にやってくる残酷なる運命。彼らはむしろ既に予感=諦念していたかのように(そうだ。確かにこの二作の彼らはそれを口にしていたはずだ)進んでその運命の渦中へと自らを投じる。どちらも愛される女性(運命の女!)の視点から描かれているのもよく似ている。さらに、一般の観客には不親切なほど肝心なことがあまりにも素っ気なく、ぶっきらぼうに描かれているのは、この二作の監督の資質が元々似ているからなのだろうか? 
 しかし、ひとたび観てしまうと、いつまでも癒えない鈍い痛みのような感動が心の奥底に沈殿してしまう。私はこれらを『アフター・ダーク』などに連なる“孤独な魂のフィルムノワール”とでも呼びたい。
なるせたろうさん [DVD(字幕)] 10点(2005-04-22 14:37:07)
別のページへ(10点検索)
【新規登録順】 / 【変更順】 / 【投票順
1
マーク説明
★《新規》★:2日以内に新規投稿
《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 16人
平均点数 5.81点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
4531.25%
516.25%
6637.50%
7212.50%
816.25%
900.00%
1016.25%

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS