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生さぬ仲(1932)

[ナサヌナカ]
1932年上映時間:78分
平均点:6.67 / 10(Review 3人) (点数分布表示)
公開開始日(1932-12-16)
ドラマサイレントモノクロ映画ファミリー小説の映画化
新規登録(2010-06-14)【なんのかんの】さん
タイトル情報更新(2012-01-16)【にじばぶ】さん
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監督成瀬巳喜男
キャスト岡田嘉子(女優)清岡球江
奈良真養(男優)渥美俊策
葛城文子(女優)渥美岸代
突貫小僧(男優)近所の子ども
河原侃二(男優)刑事
大山健二(男優)下宿人
岡譲二(男優)日下部正也
宮島健一(男優)秘書
脚本野田高梧(脚色)
配給松竹
美術浜田辰雄(舞台装置)
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2.現存する成瀬巳喜男映画の中でも、最古の部類に入る作品。

“産みの親”対“育ての親”の構図。
劇中の岡譲二のセリフが印象的。

「子供を産むのが母親ではなくて、子供を育てるのが、母親の母親たる所以だ」。

まあ確かに理屈ではそうなんだけど、お腹を痛めて産んだ我が子を、手元に置きたいという、産みの親の心情というものがあるのでは?

ここは少し、一方的な善人の主張という感じだが、まあ、分かりやすくて良い。
成瀬巳喜男作品にしては、軽いノリで分かりやすく、心情的にも感情移入しやすい作品である。

それにしても、1930年代の成瀬巳喜男映画は、本当に鑑賞にこぎつけるだけで大変である。
正直なところ、映画の内容より、貴重な成瀬巳喜男映画を観られたということに、より満足感を得た感じである(苦笑)。
にじばぶさん [映画館(邦画)] 6点(2012-01-12 23:32:40)
1.《ネタバレ》 まあ悪い意味で少女小説的な話で、メロドラマと言っても監督が後に得意としたそれとは大分違う。かっぱらいの街角のシーンから始まり、順に岡田嘉子(産みの母)に近づいていく。次いで子どものほうを描く。両者を並行して描いていって、子どもを強引に連れていっちゃう展開。デパートに勤める母(育ての)とこの子どもが会ってしまいそうになる三越のシーンのあたりに、晩年のサスペンス作家をほうふつとさせるものがなくもない。母があわてて追いかけると、エレベーターの戸が閉まって下降を始めるあたり。階段とエレベーターの追いかけ。車の後部座席から子どもが母を見かけるが、すぐ目隠しをされてしまうとか。豪邸の子どもと、借家の母との共感シーンなんかもいい。何かを感じ合うみたいなところ。この後で子どもは外に忍び出て酒屋の自転車にぶつかってしまう。後年自動車事故を好んだ監督は、この頃は自転車で我慢した。この酒屋が私のノートによると三井弘次(当時なら秀男)。いまざっと調べた範囲では確認できなかったが、前年から与太者トリオのシリーズが始まって人気が出ており、トリオの一人安部正三郎が本作に出てるのは確認できたから、三井が出てても自然。いま残ってるフィルムのうちでもかなり初期の三井ではないか。で話のほうは満洲浪人の髭面男が出てきて善玉として仕切る(たぶんこれ岡譲二って、小津の『非常線の女』の人)。当時のヒーロー像ってのが分かる。監督これが長編三作目だそうだが、岡田嘉子を使えるほど期待されていたわけだ。
なんのかんのさん [映画館(邦画)] 6点(2010-06-14 12:19:05)
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【点数情報】

Review人数 3人
平均点数 6.67点
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200.00%
300.00%
400.00%
500.00%
6266.67%
700.00%
8133.33%
900.00%
1000.00%

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