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翼に賭ける命

[ツバサニカケルイノチ]
THE TARNISHED ANGELS
1957年上映時間:91分
平均点:4.80 / 10(Review 5人) (点数分布表示)
ドラマラブストーリーモノクロ映画
新規登録(2010-07-10)【HRM36】さん
タイトル情報更新(2010-07-29)【S&S】さん
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監督ダグラス・サーク
キャストロック・ハドソン(男優)
ロバート・スタック(男優)
ドロシー・マローン(女優)
ジャック・カーソン(男優)
ロバート・ミドルトン(男優)
アレクサンダー・ロックウッド(男優)
ロバート・J・ウィルク(男優)
トロイ・ドナヒュー(男優)
音楽フランク・スキナー(音楽)
ジョセフ・ガーシェンソン(音楽監督)
ヘンリー・マンシーニ(ノン・クレジット)
製作アルバート・ザグスミス
配給ユニバーサル・ピクチャーズ
特撮クリフォード・スタイン
美術アレクサンダー・ゴリッツェン
衣装ビル・トーマス
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2.《ネタバレ》 まずこの時期のダグラス・サーク作品にしてはモノクロなのがなぜか不思議。題材からモノクロがふさわしいというわけではもちろんなく、単純にバジェットの問題なのだろうか。サーク映画の美しいカラー映像をこよなく愛する者としてはとても残念です。フォークナーという作家は『意識の流れ』を重視したジョイスみたいなタイプだと思っていましたが、こんなメロドラマの題材になる様な小説を書いていたとは知りませんでした。二人の男とひとりの女が生活を共にしていて、女が生んだ子供の父親がどちらなのか本当は良く判らないって、けっこう凄いシチュエーションじゃないでしょうか。おまけにどっちの男が結婚するかをサイコロを振って決めるんですから、いやはや何と言って良いのやら。こんなお話しをメロドラマにしちゃうんですから、そこはサークの真骨頂と言えるでしょう。撮影所の方針でメロドラマを撮りまくりましたが、舞台演出家からキャリアを始めたサークは文学にも造詣が深い教養人で、本当はメロドラマを撮るのは不本意だったそうです。本作もプロデューサーが介入しなければもっと違った文芸ドラマになってたかもしれません。まあ私とすれば、ゴージャスなドロシー・マローンを堪能できたのでそこそこ満足できましたが。スカートの中を丸見えにしてパラシュート降下を見せてくれるシーンには、思わず眼が釘付けでした(まさにプロデューサーの思うつぼにはまったわけです)。
S&Sさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2011-06-04 01:38:18)
1.《ネタバレ》 いちおう大恐慌期の話なんだけど、それにしちゃヒロインなんかゴージャスな感じで、あんまり巡業芸人の「うちひしがれ感」がないの。社会派映画じゃなくてあくまでメロドラマだから貧乏くささはダメってことなんだろう。でもそこらへんの階級差が出せてないために、話のポイント、飛行機を手に入れるために夫が妻に経営者への色仕掛けを強いるあたりの凄味が、も一つ出てこない。あるいはかつての戦場の撃墜王が現在レースの飛行機乗りをやってる屈辱感も。しかしこのレースシーンは迫力があった。だいたい飛行機ってのは、対照物がないのでスピード感が出なく、映画では優雅な感じになってしまうものだが、このレースは低空飛行で、浜辺すれすれに飛んでいく。疾走感。二度目のレースシーンでは、子どもの遊具の回転飛行機と重ね合わされ、盛り上げていた。パイロットの虚無感をきちんと踏まえ、それを原動力とした飛行として描かれていたら、このレースシーンの迫力は名作の名場面と言われるようになったのではないか。これ原作フォークナーなの。アメリカの大作家のうち、フォークナーはなぜかあんまりいい映画化がない。彼は無名時代ハリウッドでシナリオ書きの副業をせっせとこなしていて(たとえば『三つ数えろ』)映画との相性はいいはずなのだが、ああそうか、だから自分の文学では映画化しづらい世界に行ってしまったのか。原作読んでないけど、終盤の新聞社での長ゼリフなんか、文学の香り高く言葉が練られている。これ原作が生かされてる部分なんじゃないかと思ったが、違ってたらごめんなさい。
なんのかんのさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2011-03-06 12:14:30)
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【点数情報】

Review人数 5人
平均点数 4.80点
000.00%
100.00%
200.00%
3120.00%
4120.00%
5120.00%
6240.00%
700.00%
800.00%
900.00%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 5.00点 Review1人
2 ストーリー評価 6.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 5.00点 Review1人
4 音楽評価 6.00点 Review1人
5 感泣評価 Review0人
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