13.《ネタバレ》 水難事故で亡くなったアニキの命日、神奈川県の実家に姉弟家族が集まるお話。中身はただそれだけなんだけど、現代家族の原風景を見ているようで妙にもの懐かしい。特に日本人ならそう感じるはずだ。平成版の東京物語やな。跡取りとなるはずだった立派なアニキ。死人は記憶の中で美化される。父とは違う道を行き、失業中のオイラ。子は親の思う通りにはゆかぬものだ。それでも歩んでゆく、オイラなりに。両親が亡くなった後に、運転免許もファミリーカーも実の娘もゲット。いつもちょっと間に合わねえ。それぞれの人生。救われたデブにも、ソイツなりの人生。実に味わい深い。煎じた日本茶のようだ。良作。 【獅子-平常心】さん [DVD(邦画)] 7点(2024-01-15 01:10:25) |
《改行表示》12.《ネタバレ》 前半はつまらない。 是枝監督の作品はだいたいこんな印象。 後半でだんだんと本音が見えてくる。 そっからが秀逸だ。 各登場人物に見せ場があって強い印象が残る作品だった。 ラストは正月くらい帰ってあげようよって思った。 【Dry-man】さん [インターネット(邦画)] 7点(2021-11-01 01:04:19) |
11.《ネタバレ》 日本人にしか分からない情景が広がる THE日本の映画という感じですねぇ。結構ノホホンとした雰囲気ながらいろいろな事情が絡む脚本がとっても上手。普通っぽい会話の流れの中に、樹木希林扮するおばあちゃんの発する言葉にハッとしたりして。そしてその心情はとてもよく分かる気がする。静かな展開ながらとてもよい映画だとオモイマス 【Kaname】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2015-05-04 10:29:37) |
10.よくある家族ドラマで、これといったエピソードも無いんだけど、その自然な、やや狙いもみえる会話や演出が、すんなりと感情に触れてくる。長男が救った子供について語る場面や、次男の嫁と話す場面の樹木希林が凄みを感じるほど素晴らしい。 【noji】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2014-12-02 13:03:39) |
9.《ネタバレ》 良くできていると思います。登場人物がみんな普通の範疇の人で、家族の交流に焦点を当てて描いているとなると、どうしても「東京物語」と比較してしまいます。「東京物語」とは50年以上の時間の差がありますが、やはり「歩いても歩いても」の方が登場人物に対して冷たい印象を持ってしまい、それが日本人の家族に対する付き合い方がドライになっていることを示しているような気がしました。それでも、最後の墓参りの場面では、家族が3人ではなく4人になっていたことに、ほのかな希望を感じることができたのが救いです。 【川本知佳】さん [DVD(邦画)] 7点(2014-10-03 17:07:38) |
8.各々の関係性とその距離感が、とても自然なような気もするし、「ほら、家族ってこうでしょ?」的なあざとい演出のような気もするし。まあ、それにしても救いがない。家族なんて所詮こんなもんなのかもしれないが。 |
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《改行表示》7.《ネタバレ》 そうそう家族と言えど、いろいろな感情を持って共同生活を送っているんだよね。一人暮らしの私にとって何か懐かしいような新鮮な感覚でした。さ、次の家族ステージへ。 ♪街の灯りがとてもきれいねヨコハマ ブルーライトヨコハマ 【T橋.COM】さん [DVD(邦画)] 7点(2011-09-10 21:23:54) |
【アフロ】さん [DVD(邦画)] 7点(2011-08-19 03:23:04) |
5.YOUのようなおばさん、というか義姉さんにあこがれる。 【はるこり】さん [DVD(邦画)] 7点(2009-10-16 21:56:05) |
《改行表示》4.前半はYOUいいなと思いつつ何気なしに鑑賞。 後半樹木希林さんの何気ない一言で鳥肌もん。ホラーか?これはと。 じっくり2回観ると、色々と観えてきますね。 なんか自分にも頭痛くなるようなことばかりで。 「いつも、ちょっとだけ間に合わないんだよな」。人生ってホントそんな連続ばかり 【ひで太郎】さん [DVD(邦画)] 7点(2009-09-30 12:12:46) |
3.おばあちゃんが、店屋物の鰻重の出費をぼやくシーンにリアルを感じた。既存の故郷美学映画または田舎平和映画を少しほじっくった感じがいい。 【チューン】さん [映画館(邦画)] 7点(2009-09-29 21:02:10) |
2.小津映画みたいだった。それぞれの思いが会話の端々やしぐさから表れてるのがよかった。 【しっぽり】さん [映画館(字幕)] 7点(2009-07-05 15:34:15) |
《改行表示》1.淡々と描かれる家族の風景がどことなく滑稽でもあり、どことなく悲しくもあり、少し考えさせられるところのあるいい作品でした。 善人でも悪人でもない樹木希林のニュートラルな演技があまり嫌味になり過ぎず作品全体の雰囲気を適度な状態に保っていたように思う。 特にこれといった物語があるわけじゃないけど、それぞれの人生を感じられる心地好い流れの中で、その良さがじわじわと臍から入ってくるようでした。 【もとや】さん [DVD(邦画)] 7点(2009-03-31 16:25:18) |