フィツカラルドのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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フィツカラルド

[フィツカラルド]
Fitzcarraldo
1982年西独ペルー上映時間:158分
平均点:7.25 / 10(Review 24人) (点数分布表示)
ドラマアドベンチャー
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2019-01-02)【S&S】さん
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監督ヴェルナー・ヘルツォーク
キャストクラウス・キンスキー(男優)フィツカラルド
クラウディア・カルディナーレ(女優)モリー
脚本ヴェルナー・ヘルツォーク
製作ヴェルナー・ヘルツォーク
あらすじ
昔々、まだこの世に充分な品質のCGがなかった(というか『トロン』が上映された)ころ。一人のバカな監督が、ジャングルを切り開き船を山へ上げる映画を思いついた。「船を山に上げるんだ! 船を山に上げるんだ!」監督の無謀な情熱がフィルムに焼き付けられる時、我々は見るのだ。特撮なし、ごまかし抜きの、信じられないような映像を…って、ストーリーを語ってませんが、この話にはそんなもの不要です。あらゆる意味で『逆タイタニック』。
ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意願います!
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8.《ネタバレ》 映画史においても悪名高い二人(笑)、ヴェルナー・ヘルツォークとクラウス・キンスキーのコンビによる、渾身の冒険ロマン。南米はペルーのジャングルや湿地帯などどこ吹く風で、白いスーツで精力的な主人公フィツカラルドの姿が印象的。船による山越えばかりがクローズアップされているが、ジャングルの奥地を開拓する秘境探検モノとしても充分楽しめる。もし山を渡る蒸気船の空撮写真が存在したとして、どうせ合成写真だろう?と誰もが目を疑うだろう。それほど、現実離れした圧巻の光景と思う。秘境の奥地にオペラハウス建設という、途方もない夢を成し遂げたフィツカラルドの情熱。そしてこんな馬鹿げた映画を考えて、本当に実写で撮ってしまったヴェルナー・ヘルツォーク監督の情熱。真の圧巻は、蒸気船が山を越えた事実よりも、あきれるほどに壮大な彼らの野心であり情熱なのだろう。
タケノコさん [DVD(字幕)] 7点(2018-02-20 22:00:28)
7.《ネタバレ》 奇才ヘルツォークと怪優キンスキー。コンビを組むべくして組んだ2人の映画。
アマゾンの奥地にオペラハウスを建設するという壮大な夢を追いかける男のドラマです。
最大の見所は言うまでも無く、大きな蒸気船が山を登るシーン。
本当に蒸気船が山を登っているのです。本物の船体が持つ重み、その質感。
何というスペクタクル!何という男のロマンか。
山越えを成し遂げ歓喜したのも束の間、船は激流に流され、岩にぶつかり無残にも傷ついてしまう。
しかし、本作はその後がいいんです。
その蒸気船にオペラの一団を乗せ、オペラがアマゾンにこだまする。
その男は正装に身を包み、何とも誇らしげな表情を見せる。この時のキンスキーの表情が実にいい。
誇らしげなその男を、岸辺でパートナーの女が満面の笑みで迎える。この時のCCの表情も実にいい。
船は傷つき傾いていますが、それでもオペラと共に船はアマゾンを行く。
この男の不屈の精神を見事に表現した、爽やかさすら感じさせるラストでした。
とらやさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2016-09-21 23:20:30)
6.《ネタバレ》 川に巨大な船という異質なものが実在する迫力。船体を上に向かってなめるように移動するカメラワーク。森から突然船が現れたり、消えたりするロングショット。船が山を越えるという常識では考えられない事実。とにかく全体を通して、今までどの映画でも体験した事のない映像による演出、迫力、そして癖になる心地悪さが凄かった。
どこからともなく鳴り響く民族音楽とオペラの不協和音がわかりあうことの出来ない先住民と開拓者をあらわし、最終的には友情とも何とも言い難い不思議な関係性が生まれるカタルシスもあった。
これからどれだけ映画を観ようとも山を越える船を忘れる事はないと思った。
ちゃじじさん [DVD(字幕)] 7点(2015-10-29 20:33:02)
5.《ネタバレ》 “奇人コンビ”ヴェルナー・ヘルツォークとクラウス・キンスキーによる、ズッコける程に壮大稀有なとんでもないスペクタクル作品。

私も上記レビューに対抗して一言で言ってしまえば、“320トンの船に山越えをさせる○チガイ作品”といったところか。

結果として、山越えを果たしたはいいけれど、向こう側の河で下流までアッサリ流されてゲーム・オーバー。

なんたるオハナシ。
そんなアホな。


巨大な船を山越えさせる話をドキュメンタリー・タッチで時系列的に淡々と描くもんだから、途中ダレまくり。
冗長もいいところだった。

しかししかし・・・


ラストで下流まで流された後を受けての、ラストシーンにおける主人公を演じたキンスキーの言葉が良い。

「結果はこうなってしまったけど、実際に目にできたこと、感じられたこと、得られたことがあればそれでいい。」

そんなニュアンスな言葉。


話としては上に書いたように退屈な面はあったけど、最後の、このキンスキーの一言でジーンときてしまった。

“結果重視ではなく、その最中に感じ取れたこと、得られたこと、それが大切。”

この価値観は、自分にとっての人生観にリンクするところがあって、妙にジーンときてしまったのだ。


死ぬ間際に何も残っていなくとも、その生きてきた過程の中で、沢山の貴重な経験、素敵な出会いがあればそれでいいと自分は思っているし、そういう生き方をしていきたいと思っている。

だけどそれはリスクも高いし、時にはストレスもたまる。
社会的地位を失えば、周りから見くびられるもする。


そういう苦労の中、こうした映画を観れたわけで、妙に感銘を受けてしまったわけである。

私の様な人生観を持っている人、サラリーマンをやりながらも自分の守りの人生に疑問を持ち続けながら毎日を過ごしている人、そんな人達に是非オススメしたい一本。
にじばぶさん [ビデオ(字幕)] 7点(2007-09-02 11:31:12)
4.映画館に4回足を運びました。アギーレが「史実×ウソっぽい絵」のミスマッチの魅力だとしたら、こっちは「ウソっぽい話×ヤラセなしのド迫力映像」のアンバランスの魅力ですね。主人公を描くのに、ヘルツォークらしいスポ根直球勝負ではなしに、ウッディ・アレンの『カメレオン・マン』みたいな手法を使ってれば、山登りシーン以外も面白くなったと思うんですが。天は二物を与えずというか…でも好きですよ。
エスねこさん 7点(2004-02-22 17:08:32)
3.予備知識無しに観ることが出来たら、もう1点上がると思う。それぐらい、「船で山越え」の無茶苦茶ぶりに面白さは集約されている。フィクションとは知ってても(いや、ノンフィクションか(笑)?)、あの絶壁とも思える斜面を見た時は「嘘だろ。」と呟いてしまった。制作当時だからこそ出来たこと・出来なかったことの両面に支えられて、まさにドキュメンタリーのようなリアリティが存在する。でもさぁ、ボンゴに船が翻弄されるシーンで、明らかに模型と判るソレを使ったのは、痛いと思うなぁ。。。今までの苦労が台無し、みたいな。
ぽろぽろさん 7点(2003-06-27 15:53:17)
2.1982年の映画だったんですね。私は、横浜の関内の関内名画座(関内というよりは、伊勢左木町)で見ました。主演は、ご存知クラウス・キンスキーですね。狂気の主人公は、はまり役でしたね。改めて、エピソードを読むと、実生活でもクレイジーな人だったらしいですね。あれって、地と演技の境が無いんでしょうか?まあ、個性的な俳優さんには、ありがちな事なんでしょうけど。ふと思い出してしまいました。映画って、とってもいいですねって、べたな落ちですまそ。
クゥイックさん [映画館(字幕)] 7点(2003-06-07 23:47:37)
1. ウェルナー・ヘルツォークという監督は狂気染みた野望に取り憑かれた主人公の映画を撮るのが名刺代わりのような変人。本作でもマジでスティームボート(蒸気船)を山に登らせたりしております。今ならCGでチョチョイのチョイてな感じなんでしょうが、82年当時では「実際にやるっきゃねーだろ?」とひたすら力業!!映像的にも本物だけが有する迫力ってヤツに満ち満ちて圧倒されます。ただ、クラウス・キンスキー扮する主人公の動機(南米にオペラハウスを建設する為の資金繰り)が、シーンの凄絶さに比べて何ともセコく、今イチ説得力に欠けるような気がしないでもありません。恐らくエンリコ・カルーソーのオペラに物凄く造詣が深いオペラおたくにしか主人公の気持ちは理解できないでしょう。私はクラシックは好きでもオペラはチョット…というトコロなんで、どうも余りよく分かりませんでした。先述の蒸気船山越え場面のド迫力とクラウディア・カルディナーレ最後の輝きに…7点。
へちょちょさん 7点(2003-03-12 03:43:30)
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【点数情報】

Review人数 24人
平均点数 7.25点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
428.33%
5312.50%
600.00%
7833.33%
8625.00%
9312.50%
1028.33%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 4.00点 Review1人
2 ストーリー評価 5.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 5.00点 Review1人
4 音楽評価 4.00点 Review1人
5 感泣評価 4.00点 Review1人
chart

【ゴールデングローブ賞 情報】

1982年 40回
外国語映画賞 候補(ノミネート) 

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