ローズヒルの女のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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ローズヒルの女

[ローズヒルノオンナ]
la femme de rose hill
1989年スイス上映時間:95分
平均点:8.00 / 10(Review 1人) (点数分布表示)
公開開始日(1991-01-26)
ドラマ
新規登録(2014-02-08)【なんのかんの】さん
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監督アラン・タネール
キャストジャン=フィリップ・エコフェ(男優)
脚本アラン・タネール
製作アラン・タネール
配給シネセゾン
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1.《ネタバレ》 この監督作品は芸術路線のようでいて社会派の面もあり、その融合がちょっとギクシャクに感じることが多かったんだけど、これはなんかすんなり入っていけた。見知らぬ町でさすらうってとこは同じなんだけど。霧・道・車。けっこう複雑な、それでいて滑らかな動きをするカメラ。昔はレナート・ベルタだったが、今回は違う人(ユーグ・リフェルって人)。すると同じように動いたカメラは監督の指示なのか。登場する人はみんな傷つくの。年いった農夫、嫁不足の孤独を共感しあえるはずだったのに、うまくいかない。母も息子の不幸を目撃させられ続ける。若者の伯母も疎外を共感しあえるはずだった。父は息子を失ってしまい、息子は死んでしまう。そしておそらくこの村では、あんな黒人女が来なければ良かったんだ、とささやかれることになるだろう。みんなして不幸へ不幸へと傾いていく。「社会派映画」と限定して見られることは監督は不満だろうが、人々のささやかな夢が潰れていく過程を記録する姿勢には、社会派の視線がある。これから「魔女狩り」の誕生まで、ほんの一歩なのじゃないか。
なんのかんのさん [映画館(字幕)] 8点(2014-02-10 09:48:52)
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【点数情報】

Review人数 1人
平均点数 8.00点
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