浪華悲歌のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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浪華悲歌

[ナニワエレジー]
1936年上映時間:89分
平均点:7.45 / 10(Review 11人) (点数分布表示)
ドラマモノクロ映画
新規登録(2004-05-16)【--------】さん
タイトル情報更新(2020-05-09)【イニシャルK】さん
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監督溝口健二
キャスト山田五十鈴(女優)村井アヤ子
梅村蓉子(女優)麻居すみ子
原健作(男優)西村進
志村喬(男優)峰岸五郎
進藤英太郎(男優)藤野喜蔵
原作溝口健二
脚本依田義賢
撮影三木稔〔撮影〕
配給松竹
衣装小笹庄治郎
録音加瀬寿士
字幕翻訳小栗美二(字幕)
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1.考えてみればこれ完全に「傾向映画」というジャンルに含まれる作品なんだなあ。題名「何が彼女をさうさせたか」だっていいんだ。ただヒロインが一方的に受難するのではなく、彼女なりに企て、対決しようとする。そこらへんで「傾向映画」というジャンルから抜け出たか。ヒロインが決断するところを飛ばすのがいい。会社からも家からもいなくなって、モダンなアパートに移る。昔の恋人がアパートを訪れるシーン、カーテンの外から山田を捉えていたカメラが下がり入り口の男、そのまま階段を上がっていくのを追い、もとの窓までワンカット。『祇園の姉妹』では、ちょっとラストが取って付けた気分になるんだけど、こっちのラストはしっくりくる。署に引っ張られ、情けない男は逃げ、家に帰れば、自分が金を工面してやった兄、妹にうとまれ、実情を知っている父も黙ったまま。社会も家庭も大きく壁として立ち塞がってきて、それと拮抗するぐらいにヒロインは不貞腐れる。それまでヒロインの“闘争”を観てきた者にとって、戦いに敗れた後に彼女ができることは「不貞腐れること」しかないと納得できる。ぜんぜん「いじけ」た気分のない不貞腐れ。こうならねばならない、という道を突き進む迫力。転落することのエネルギーが満ちている。これって面白いことに、がむしゃらに成り上がる話とどこか気分が似ているんだ。
なんのかんのさん [映画館(邦画)] 8点(2010-01-10 12:11:09)
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【点数情報】

Review人数 11人
平均点数 7.45点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
519.09%
6218.18%
7327.27%
819.09%
9436.36%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 10.00点 Review1人
2 ストーリー評価 7.50点 Review2人
3 鑑賞後の後味 7.00点 Review2人
4 音楽評価 7.50点 Review2人
5 感泣評価 6.50点 Review2人
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