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雪の轍

[ユキノワダチ]
WINTER SLEEP
(KIS UYKUSU)
2014年トルコ上映時間:196分
平均点:6.33 / 10(Review 3人) (点数分布表示)
公開開始日(2015-06-27)
ドラマ
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監督ヌリ・ビルゲ・ジェイラン
脚本ヌリ・ビルゲ・ジェイラン
配給ビターズ・エンド
編集ヌリ・ビルゲ・ジェイラン
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3.《ネタバレ》 全員が悪人ではないのに、ふとした擦れ違いとプライドが話を拗らせ、何も解決しないまま現状維持で終わる。 アスガー・ファルハディ監督の愛憎劇を彷彿とさせるが、グイグイと引き込むような話術も詩情もなく、3時間強のほとんどを室内の鬱屈した対話で占めるため、淡々を通り越して睡魔で幾度か分けて観るはめに。3時間以上描くほどの密度もなく、理屈を捏ね繰り回す議論はただただ空疎でしかない。理想主義の妻と現実主義の夫がエゴとエゴの衝突を機に、互いに見えなかったものに気付くエピソードに答えがあるのだろう。カッパドキアの雄大な雪景色がつまらないことで諍いを起こす人間の小ささを際立たせているようだ。そんな深刻な事情も汲み取れない日本人観光客が愚かに見えた。それは、この映画の良さが分からない自分そのものか。
Cinecdockeさん [DVD(字幕)] 3点(2020-05-19 00:11:37)
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2.《ネタバレ》 長い映画だったので、HPで大筋を把握して観たので、3時間強でもさほど苦ではなかった。 面白かった。トルコ版「ある結婚の風景」みたいな感じで、男女の喧嘩がかなりを占める。 そして、ラストのお金をめぐっての冒頭の親子とのやりとり。ここで一気にドラマが引き締まる。それまでも色んな軸が張り巡らされて、面白いのだが、一番のクライマックスはやはりここの部分だ。この親子で始まり、この親子で終わることで、人のあり方を浮き彫りにしている。例え、尊敬に値することを言う大作家でも、身内の女性にかかればコテンパンだ。宗教、国は違えど、女性の言い分と言うのはどこも変わらないものだなぁと思ってしまった。またやはりラスト近くの作家先生がいかがわしいと言ってた地元の教師の引用する言葉と、作家先生の引用する言葉で、人間としての力量が浮かび上がる。作家先生は、自虐的な歌だった。対して一方の先生は、人生に向き合い闘い抜いているからこその引用句だった。最後、奥さんの元に帰るのだが、HPでは離婚すると書いてあったが、映画はそこまで描かない。ただほのめかして終わりの、実に品の良い映画だった。面白い!
トントさん [DVD(字幕)] 10点(2018-11-25 20:45:17)
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1.この映画の評価は難しい。深いと言えば深いのだろうが、深ければいいのか?と言いたくもなる。少なくとも新しくはない。こんな映画わりと他にもあるだろうと思う。3時間という上映時間もなかなか辛い。何よりこの映画の舞台がカッパドキアである必要性はどこにあるのかが私にはわからなかった。どこぞの田舎町で別によかったのではないか?「銃が登場すればその銃は発泡されなければならない」とチェーホフが言ったように、世界的に有名なカッパドキアを舞台にするならそこには何か意味があるべきだと思うのだが(私が読み取れなかっただけだろうか)? 本作はパルムドールを受賞しているわけだが、こういう映画は何だかこの良さがわからないと人間として浅いんじゃないかという強迫観念に襲われるから、正当に評価できてない気がする。 まあそれにしても国際映画賞っていうのはどうしていつもこう生真面目なものしか選べないのか。
ばかぽんさん [DVD(字幕)] 6点(2017-04-02 13:22:06)
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【点数情報】

Review人数 3人
平均点数 6.33点
000.00%
100.00%
200.00%
3133.33%
400.00%
500.00%
6133.33%
700.00%
800.00%
900.00%
10133.33%

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