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インテリア

[インテリア]
Interiors
1978年上映時間:93分
平均点:6.78 / 10(Review 23人) (点数分布表示)
公開開始日(1979-04-14)
ドラマ
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2018-02-22)【S&S】さん
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監督ウディ・アレン
キャストダイアン・キートン(女優)レナータ
ジェラルディン・ペイジ(女優)イブ
E・G・マーシャル(男優)アーサー
モーリン・ステイプルトン(女優)パール
サム・ウォーターストン(男優)マイク
メアリー・ベス・ハート(女優)ジョーイ
リチャード・ジョーダン(男優)フレデリック
宮川洋一アーサー(日本語吹き替え版)
潘恵子フリン(日本語吹き替え版)
岡本茉利ジョーイ(日本語吹き替え版)
堀勝之祐フレデリック(日本語吹き替え版)
脚本ウディ・アレン
撮影ゴードン・ウィリス
製作ロバート・グリーンハット
チャールズ・H・ジョフィ
ジャック・ロリンズ(ノンクレジット)
美術メル・ボーン
衣装ジョエル・シューマカー
編集ラルフ・ローゼンブラム
その他ジュリエット・テイラー(キャスティング)
あらすじ
あるアメリカのブルジョア家庭。イブは、創造力を持ち、インテリアデザイナーとしての才能があるが、過度に支配的な性格で、夫や3人の娘に対して精神的な影響力を持っていないと気が済まない。そして、ある日、家族は彼女に対して反乱を起こす。娘たちの独立後、唐突に夫は「試験的な」別居を提案する。イブは精神的に不安定になり、娘たちのパートナーも巻き込んだ家族の愛憎劇が繰り広げられることになる。
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【クチコミ・感想】

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12
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23.《ネタバレ》 93分で終わってくれてよかった。 いつものアレン作品のような軽快でおしゃれな音楽は無し、会話も笑いも無し。 ヨーロッパの、静かだけど描いてることはきっついという家族や夫婦問題の映画のようです。  まずオープニングあたり、母親イヴが次女のジョーイの家へ花瓶を持って訪ねるシーンがこの一族の紹介というか、どういうタイプなのかがよくわかるという秀逸なシーンでした。 イヴが手掛けた自宅や別宅のインテリアは、今だと断捨離ブームといっしょによく聞くようになったミニマムとかミニマルとかそんな感じで、 とにかくシンプルでおしゃれです。しかし「寒そうな家」これが私の最初の感想で、なんでもそうだけど手掛けた人の人となりが作品に反映されるっていうのは間違いないと思います。 娘たちは生まれた時から母親のイヴと成長してるので、なんだかんだ言っても自分の思い通りにしてしまう母親に慣れてるとこがあるけれど 旦那さんたちには耐えがたいことですよね、当たり前です。 とにかく自己主張が強いとこも母親譲りで、長女がいちばん母親の影響が強く下へ行くほど緩和される、 というか要領がよくなっていくといった方がいいかな?三女はいつも家族からいちばん遠くにいる。たまに帰ってきて愛想よく振る舞う。 誰かが何か言うたびに誰かが傷ついている一家「だったらその強い口調でガンガン、ズケズケ物言うのやめろよ」とずっと思ってました。 完璧を求める、芸術家になりたい一家の悲劇。いち早くここから逃げ出した人の勝ちってかんじです。 崩壊した家族がすごくわかりやすく描かれています。
envyさん [インターネット(字幕)] 7点(2023-05-03 12:50:16)
22.《ネタバレ》 母親のいつ崩壊するか分からないダムの様な精神状態が、家族それぞれを描き出していく様は面白かったです。三姉妹全員が母親の呪縛に囚われているのではなく、一人一人が様々なスタンスで母親に接し接されている辺りが上手いなあと。個人的にウディ・アレンの映画はおちゃらけている作品より、シリアス一辺倒の作風の方が好みです。
民朗さん [DVD(字幕)] 6点(2012-10-27 07:36:52)
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21.《ネタバレ》 人によっては無味乾燥な言葉遊びで90分を消費している映画に見えるかもしれないが、3人の娘の母に対する思いの温度差に注目すると、非常に興味深い。母に対するコンプレックスを乗り越えたレナータと乗り越えられないジョーイ、そもそもコンプレックスなど持たず、母を理解しきれていないフリン。レナータは母を軽蔑し、ジョーイは母にアンビヴァレントな感情を抱き、フリンは母を一般的に「愛して」いる。この4人の女性たちの会話のテンションは尋常ではない。整然としたインテリアに囲まれた彼女たちの台詞には心を突き刺す氷が隠されている。ラストで、自分に表現力が無いと嘆くジョーイの言葉が、最も鋭い表現力を持って愛する母親に突き刺さるのはたまらない皮肉だ。 家族という一体感の仮面を一枚一枚剥ぎ取っていく過程は嫌らしく、露悪的でさえあるが、この真実の追究がアレンの真骨頂だ。「個人」を大切にするアメリカの家庭崩壊を描き、個人主義の暗部を切り取った作品とも言える。
枕流さん [DVD(字幕)] 6点(2010-06-19 18:32:15)
20.《ネタバレ》 才能はなくても表現の術を知る長女。直感力はあっても表現の術を知らない次女。売れない女優ながらも自分と折り合っている三女。そして、完璧でなければ死を選ぶ芸術家の母。最も悲劇なのは次女で、怖いのは自分が何者か知らないこと。
michellさん [DVD(字幕)] 6点(2009-04-24 21:50:47)
19.馬鹿げた中でレベルの高い皮肉とか風刺を利かせるウディ・アレンが好きなので、この作品は受け入れ難いです。アニー・ホールもまだよく分かっていないので、私には早いんでしょう。ベルイマンもまだ早いと思って観ていないくらいなもんで。
色鉛筆さん [DVD(字幕)] 3点(2009-04-04 21:22:25)
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18.ウディアレン作品らしく、会話が非常に多いです。複雑な人間関係ですが、主眼はやはり本当の家族、人間らしさだと思います。母親の名前やらラストシーンやら、ウディアレンはけっこうシンボリックな作品を作ったと思います。 ただ母親の以前までのキャラクターが描かれていないのでただ弱々しいだけの母親に見えてしまい、落差というか、崩壊していく過程がいまいちはっきりしなかったように思います。会話で説明しすぎ。
Balrogさん [DVD(字幕)] 6点(2008-11-10 00:57:48)
17.ウッディ・アレン苦手なんですけど、これはコメディじゃないからなあって思ってみましたが、やっぱりダメでした。次女と母親の関係が焦点なんでしょうけど、もう少し描き込んで欲しかったと思います。
ひよりんさん [映画館(吹替)] 4点(2008-02-10 09:44:22)
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16.覚悟のないままに家族を作り、互いに傷付けることしか出来なかった一家の悲劇。 意味深いですが、かなり退屈な作り。
カラバ侯爵さん [DVD(字幕)] 4点(2007-11-30 06:40:17)
15.限りなく静かで、どこまでも美しい作品。淡々と流れる中、夫婦・親子・姉妹・男女の想い、感情の起伏が渦を巻く。ダイアン・キートンを始めとした俳優陣の抑えた演技、沈黙のシーンが、ぞの渦を巻く感情を台詞以上に雄弁に語らせる、深い海のような作品。
よし坊さん [DVD(字幕)] 7点(2006-07-23 06:13:10)
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14.《ネタバレ》 娘たちと自分の姿とダブらせて観てしまいました。  ウディ・アレンさんって、深いなぁ(感心)  ウチは親子で才能が無いので良かったな、なんて思ってしまいました。  姉妹の関係母子関係をここまでリアルに再現できるなんて、驚きです。  題名『インテリア』の意味にしごく納得。  これからの映画作りには「家族を守る」調の分かりやすい描き方は卒業して、本作ぐらい真実に迫って欲しいです。
たんぽぽさん [DVD(字幕)] 9点(2006-06-10 23:14:43)
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13.コメディではなく、音楽もほとんど無いシリアスな作品でしたが、ストーリー、映像の美しさ、雰囲気どれをとっても素晴らしい作品でした。 とにかく、登場人物のキャラクター設定がとても絶妙で、非常に面白かったです。特に、3姉妹の複雑な心の動きや姉や妹・両親との関係などは非常に生々しく、それが淡々とした背景と上手くマッチして、とても美しい作品に仕上がっています。 
TMさん [ビデオ(吹替)] 8点(2006-05-11 11:57:02)
12.たぶん去年見た。とにかくしゃべる。そしてもめる。もめてもめてもめまくる。ああうっとうしい。常に誰かが気分を害し、もめまくるのだ。世の中は利害関係に満ちている。たとえ家族であっても。みんながこんなに自己主張しなくてもちょっとだまってればいいじゃないかあ。彼らはわが国のように「隠す」ことを美徳とする文化がないのであろう。日本人の私の感覚でいうと、家族とすらこんなにもめまくる人生は疲れすぎる。体力負け(肉食にはかなわん)。
パブロン中毒さん [DVD(字幕)] 7点(2006-02-18 23:29:26)
11.なななななんと暗いお話なんだ。
ケンジさん [DVD(字幕)] 5点(2005-07-24 13:17:53)
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10.作品を見る前にこれはウディ・アレンらしくない作品だと聞いていたので、どんな感じかなと思って見てみましたが、自分としてはとてもウディ・アレンらしい作品だと感じました。確かにユーモアがないので印象がかなり違いますが、それ以外はいつものウディ・アレンの要素がかなり入っていると思います。死を恐れる長女に、自虐的な次女、カリフォルニアから来たあけすけな三女、三姉妹を抑圧する母親。そして、そこにあらわれる自由でたくましい父の再婚相手であるパール。いつもなら長女と次女がウディで、友人や社会が三女と母親、そして、ウディが最後にたどり着く結論がパールである気がします。(ウディ自身は自分は母親に似ていると話していますが) ちなみに、ウディはこの作品がベルイマンの模倣ではないかといわれた事に影響を認めながらも、珍しく腹を立てて、ベルイマンは映像でメッセージを伝えるが、僕は言葉でメッセージを伝えている。だから、根本的に違うんだといったようなことを言っていました。そして、ベルイマンもこの作品をとても気に入ってくれたそうです。
スー・ミー,スー・ユー・ブルースさん [DVD(字幕)] 9点(2005-04-19 20:45:41)
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9.他の人も言っているように、本当に繊細な映画だと思う。ジョーイ、レナータだけでなく、イヴやアーサー、パール、フリン、彼女らの旦那たちも含めてそれぞれの心境が痛いほど伝わってくる。 特にラストで海辺を見つめる三姉妹は何を想っているのだろうかと考えてしまう。恐らく三人とも母親イヴを想っているのだろう。 完璧なまでに秩序を求めた母親、想い通りにならないと許せない人間だった母親に振り回され続けていたと思う。しかし、それぞれ母に対する想いはだいぶ違うと感じる。特にそれは葬式の際に花を置く仕草で分かるような気がする。 レナータは母イヴに反発し続け、憎しみを拭い切れていない。 ジョーイは母イヴを自分の理想と捉え、母からも期待を受けるも、才能がない自分は母親を裏切ったと思い、母からは軽蔑されていると感じている。そんな母親を憎しみながらも人一倍愛している。 特に母親が買ったと思われる花瓶をパールが壊したときの激怒にイヴへの愛が感じられる。パールとのダンスを断り、最後まで父の再婚を許せなかったのもそうだろう。 フリンは幸か不幸か本当の母親のことを知らないで育つことができ、母からは表面的な愛情を受け、母親に対しては普通に愛情を持っていると感じた。 たぶんイヴはレナータ、ジョーイで思い通りにならない子育てを諦めて、表面的にしかフリンとは付き合っていなかったのではないかと思っている。 それぞれが母親に対して抱えるのは憎しみ、愛憎、愛情ではないか。 彼女らの生き様もそんな母親に対する感情の影響が感じられる。 レナータは才能があるも自分の感情を素直に出すことが出来なくなっている。 母親の反発心からか、母親ほどではないものの心が歪んでいる気がする。 だから旦那のフレドリックの心も離れていったのではないか、病気の影響もあるかもしれないが。 ジョーイは母親に認められたい、何かを成し遂げたいと思いながらも、何もできずにもがいている姿が見受けられる。 フリンは本当の愛情を受けていないので、どこか軽く薄い印象を受ける。だからクスリなんてやっているのではないか。 それだけ母親の存在は大きかったのだろう。あの母親を演じたジェラルディン・ペイジは凄すぎる。夫が自分とは真逆の感情を表に出す女性を選び、自分を否定され、自分の思い通りにはならなかった人生の果てに完全に心が狂ってしまっていた。海に突き進む姿は印象的だった。
六本木ソルジャーさん 9点(2005-02-22 00:17:52)(良:1票)
8.淡くグレーな色調、静かなリズム、窓から海を眺める姿は絵画の様に美しい。 母親が思い描く理想の家族像が壊れ、今迄の不満が溢れ出しパートナーや家族を罵倒してしまう三姉妹の精神状態が心細いが繊細に描かれている。父親の再婚をきに新たなスタートが幸せになるように願わずにはいられなかった。観る度にいろいろ考させられる映画です。
rexrexさん 9点(2004-07-10 10:52:49)
7.結婚30年の夫婦と三人姉妹の物語。父親が久しぶりに揃った三人姉妹に対し、突然母親との別居を切り出すことから始まる。神経質で完璧主義で何もかも自分でコントロールしなければ気が済まない母親が起こす自殺未遂。母親とは正反対の女性との結婚を準備する父親。母親を気遣いながらも自らの生活を守る娘達。それぞれの心理が丁寧に描かれている。人間誰しも幸せになりたい。けど、自分の幸せが他人の不幸に繋がる事も多々ある。その場合どうするか?罪悪感とどう折り合いをつけるか?他人ならば思い切って切り捨ててもいい。しかし家族となるとそう簡単には解けない複雑な呪縛がある。親の姿に自分の行く末を見る。かと言って「犠牲になる」のは偽善ではないか?「人生は少し鈍感な位でなければ生きて行くのは難しい。」と言っていた作家がいたが言えてると思う。舞台となっている海岸の風景や登場人物達の立ち位置なども計算されていて美しい。薄いガラスのように繊細な作品。
黒猫クロマティさん 8点(2004-06-15 17:47:53)
6.《ネタバレ》 どこにでもある家庭内の問題を淡々と撮った感じ。ウディ・アレンは裏方に徹した方がいいんじゃないかと思う。夫が妻を最後まで拒絶する、という話が新鮮で、とても楽しかった。
ラーションさん 8点(2004-05-24 05:40:30)
5.何時になくシリアスで、繊細で、深みのある映画。この母親が私の母とが絶妙にリンクしており、家族の気持ちがよくわかる。ただ身近すぎるだけに面白いとも思えない。新しい家族のあり方をテーマにした映画ってこの頃から増えていったような気がします。
亜流派 十五郎さん 6点(2004-04-14 22:36:34)
4.最近見てませんが、一時期はまってました。母親がガス自殺をするためにドアのすきまにテープを貼る場面と、入水自殺の前に娘と会話する場面が心に焼き付いています。ウディの頭の中ってどうなっとるんでしょうねえ。
tamecatさん 7点(2003-04-14 22:10:09)
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【点数情報】

Review人数 23人
平均点数 6.78点
000.00%
100.00%
200.00%
314.35%
428.70%
528.70%
6521.74%
7417.39%
8417.39%
9521.74%
1000.00%

【アカデミー賞 情報】

1978年 51回
主演女優賞ジェラルディン・ペイジ候補(ノミネート) 
助演女優賞モーリン・ステイプルトン候補(ノミネート) 
監督賞ウディ・アレン候補(ノミネート) 
脚本賞ウディ・アレン候補(ノミネート) 
美術賞メル・ボーン候補(ノミネート) 

【ゴールデングローブ賞 情報】

1978年 36回
主演女優賞(ドラマ部門)ジェラルディン・ペイジ候補(ノミネート) 
助演女優賞モーリン・ステイプルトン候補(ノミネート) 
監督賞ウディ・アレン候補(ノミネート) 
脚本賞ウディ・アレン候補(ノミネート) 

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