岸辺の旅のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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岸辺の旅

[キシベノタビ]
Journey to the Shore
2015年上映時間:128分
平均点:6.14 / 10(Review 21人) (点数分布表示)
公開開始日(2015-10-01)
ドラマ小説の映画化
新規登録(2015-09-14)【ユーカラ】さん
タイトル情報更新(2017-07-02)【+】さん
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監督黒沢清
キャスト深津絵里(女優)薮内瑞希
浅野忠信(男優)薮内優介
小松政夫(男優)島影
村岡希美(女優)フジエ
奥貫薫(女優)星谷薫
赤堀雅秋(男優)タカシ
蒼井優(女優)松崎朋子
柄本明(男優)星谷
高橋洋〔俳優〕(男優)
原作湯本香樹実「岸辺の旅」
脚本宇治田隆史
黒沢清
音楽大友良英
佐々木次彦(音楽プロデューサー)
撮影芦澤明子
製作佐々木史朗〔製作・1939年生〕
博報堂(「岸辺の旅」製作委員会)
ショウゲート(「岸辺の旅」製作委員会)
ポニーキャニオン(「岸辺の旅」製作委員会)
WOWOW(「岸辺の旅」製作委員会)
配給ショウゲート
特撮浅野秀二(VFXスーパーバイザー)
美術安宅紀史
衣装小川久美子(衣装デザイン)
編集今井剛
録音松本昇和
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【クチコミ・感想】

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1.《ネタバレ》 並みの演出家なら、過去のフラッシュバックをジャンジャン繰り出すのだろう。その類は一切やらないところはさすが。
小松宅のシーンで、浅野忠信が「怖い夢だった。」と過去形の語りを始めるとカメラがゆっくりと彼の顔に寄っていく。
ほとんど回想突入のパターンなのだが、カメラは彼の背後にあるドアの曇りガラスに映る影のほうに対象を移す。

あくまで現在進行形でドラマを語る。これもまた監督にとっては倫理感みたいなものなのだろう。

これ見よがしでない実演奏の提示、三人のレイアウト、ショットの持続と照明が見事に決まったピアノシーンが美しい。

そして風があり、滝があり、カーテンの揺れがあり、森の霧がある。

直近の侯孝賢と比較してしまうのは酷だろうけれど、あの山を立ち登る濃霧を見せられた後でこの申し訳程度の霧はどうしても見劣りしてしまう。
『リアル』であれだけの霧をやっているのだから。

ドラマの性質ということもあろうが、カレンダーで年月を提示しつつも携帯電話を一切出さず、それでいて違和感をまるで感じさせないのも流石。
山麓のシークエンスでは、深津絵里はモンペ姿。ラジカセや時計印マッチや小学校のレトロ感がなんともいい味を出している。

そして監督がメロドラマと語るだけあって、ラストの浜辺で響く波音の演出が素晴らしい。
ユーカラさん [映画館(邦画)] 8点(2015-10-03 22:35:11)
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【点数情報】

Review人数 21人
平均点数 6.14点
000.00%
114.76%
200.00%
314.76%
429.52%
5523.81%
629.52%
714.76%
8838.10%
914.76%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 1.00点 Review1人
2 ストーリー評価 0.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 0.00点 Review1人
4 音楽評価 0.00点 Review1人
5 感泣評価 0.00点 Review1人
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