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牛久

[ウシク]
Ushiku
2021年上映時間:87分
平均点:8.33 / 10(Review 3人) (点数分布表示)
公開開始日(2022-02-26)
ドキュメンタリー
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監督トーマス・アッシュ
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3.《ネタバレ》 我々は本当に「良識のある国際人」と言えるのだろうか?

入国管理センター職員達の行為は、日本人の心情を写す鏡の
様なものではないか。「異文化・異人種」に対する怯えを
振り払う為の行動としての威圧。日本人社会からの村八分。
彼らは我々、自分達自身でもある。

そして管理センターの行動規範は「難民=不法入国
してきた犯罪者」という前時代的なもの。臭い物には蓋
で、何十年とほったらかしにしてきた政府政策のツケが、
この混迷した世界には対応出来てない事を証明してるわけだ。
どうすりゃいいの、この状況?

ドキュメンタリーとしては製作者の意見の押し付けが目立ち、
作品としては率直にいって自分は好きではない。レビュワー皆様
の捉え方によっては1点とか2点もあり得る作品だろう。
だけどこの作品に関しては私Nbu2レビューの
絞めパテーン、「~機会が有れば鑑賞下さい」とは書けない。
好き嫌い良し悪しはともかく、このドキュメンタリーは、
現代に生きる我々にとっての「踏み絵」たる作品だから、ちゃんと見るべき。


【追記】今回映画上映後にトーマス・アッシュ監督の挨拶があったのですが、
無知こそが最大の問題であり「この事実が何とか伝わって欲しい」、
「映画を鑑賞した人々が考えるきっかけになって欲しい」点を私は強く感じました。
Nbu2さん [映画館(字幕)] 8点(2022-09-11 06:29:57)(良:1票)
2.作品としての評価が、なかなか難しいですね。行政の実態の暴露という意味では大きな意義があり、取材のための労力や時間がかかっているのは事実なのですが・・・。例えると、生の素材が並べられたものを、料理としてどう評価するのか、そもそも評価すべきなのかというような悩ましさがあります。本作に関して言えば、多くの人に周知することよりも、入手した生の情報を、まずは下手に手は加えず、まずはオープンにして、それにより、現状を変化させることに重きを置いた戦略なのかもしれませんね。暴かれた日本の難民対策の実態について言えば、普段、不法入国者を扱うことが多い職員たちに難民を扱わせれば、まあこうなってしまうんだろうなと思うところもあり、難民受入に対して状況に応じた特別な措置を講じなかった面で、行政が判断を間違えたという事なんだと思いますが、その判断ミスそのものより、判断ミスの結果起きてしまう状況を常にチェックして、フィードバックする機能がないことこそが問題だよなと思いました。
camusonさん [映画館(字幕)] 7点(2023-02-07 19:17:02)
1.《ネタバレ》 この映画を世に問うことでトーマス監督は何らかの刑事罰を受ける恐れ(それを狙っているようにも思えるが)があり、実名で登場する収容者の皆さんも、何らかのペナルティが予想される告発の映画であるにも関わらず。鑑賞したワタシのインパクトほどの波風は、世間にはそんなには立ってなくて。この程度の映画なら、ことさら騒ぐでもなく、なかったように処理できるとでもいいたげな。イヤな世の中になったもんです。おそらくこの映画には、B面があって。入管施設で働く人たちは、こんな収容者処遇のやり方にどれだけ誇りを傷つけられているだろうと思って。見たところ、若い職員もいるじゃないか。どなたか観ていただいて、感想を聞かせてほしいです。
なたねさん [映画館(字幕)] 10点(2022-08-29 19:39:57)
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【点数情報】

Review人数 3人
平均点数 8.33点
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200.00%
300.00%
400.00%
500.00%
600.00%
7133.33%
8133.33%
900.00%
10133.33%

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