喜劇 とんかつ一代のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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喜劇 とんかつ一代

[キゲキトンカツイチダイ]
1963年上映時間:94分
平均点:7.60 / 10(Review 5人) (点数分布表示)
公開開始日(1963-04-10)
ドラマコメディグルメもの
新規登録(2006-07-19)【青観】さん
タイトル情報更新(2023-08-12)【イニシャルK】さん
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監督川島雄三
キャスト森繁久彌(男優)五井久作
淡島千景(女優)五井柿江
加東大介(男優)田巻伝次
三木のり平(男優)遠山復二
フランキー堺(男優)田巻伸一
団令子(女優)秀山とり子
池内淳子(女優)遠山琴江
横山道代(女優)第二大陸初子
水谷良重(女優)りんご
益田喜頓(男優)衣笠大陸
若宮忠三郎(男優)須賀
山茶花究(男優)秀山仙太郎
岡田真澄(男優)マリウス
木暮実千代(女優)田巻おくめ
村田正雄(男優)支配人 友成
立原博(男優)裕ちゃん
原作八住利雄
脚本柳沢類寿
音楽松井八郎
主題歌森繁久彌「とんかつの唄」
フランキー堺「むらさき色の夜のため」
撮影岡崎宏三
製作佐藤一郎
東京映画
配給東宝
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【クチコミ・感想】

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5.タイトルにもあるようにいきなり豚の映像を大きく見せて強烈なほどの印象を植え付ける。川島雄三監督らしい始まり方に自然と画面の中へと引きずり込まれていく。とんかつをネタとして、一本の映画を撮ってしまうなんて流石です。森繁久彌、フランキー堺に加東大介、そして、三木のり平とまるで「社長シリーズ」に「駅前シリーズ」のような面々が繰り広げるギャグの数々、特に三木のり平のクロレラの研究者の凄さ、やはり三木のり平、もしかしたら日本映画史上で最も笑える人物ではないかと思うぐらい凄い。他にも川島雄三監督作品の常連と言って良いメンバー達のとんかつととんかつ屋の経営を巡る駆け引き、川島雄三監督らしいテンポの良さで飽きることなく観れる。それにしてもこの作品の団令子の色気は一体?これまた川島雄三監督らしい人間の描き方、また一つ川島雄三監督作品で面白い映画を観た気がする。 頼むからこの作品も「人も歩けば」「とんかつ大将」同様、DVD化してくれ~!森繁久彌のあの歌、CDあるのかな?あったら欲しい。
青観さん [CS・衛星(邦画)] 9点(2021-02-15 18:48:07)(良:1票)
4.《ネタバレ》 「とんかつが食えなくなったら死んでしまいたい~♪」のフレーズが頭から離れません。そして、とんかつが無性に食べたくなってくる作品でした。

 とんかつ屋を舞台の中心とした人情喜劇ですが、脂に滲んだベタベタさは無く、カラッとした仕上がりになっています。もっと劇的な演出にもできそうなところを、一歩引いた視点で撮っているところが川島雄三監督ならではなのかなと感じました。カメラワークも凝っていました。

 あと、冒頭に豚供養のシーンを持ってくるなど、私達が美味しいとんかつを食べられるのも豚の生命の犠牲があってこそであるということを、笑いの中で描いているのも興味深かったです。
TMさん [CS・衛星(邦画)] 8点(2015-06-20 12:27:10)(良:2票)
3.東京・京橋「フィルムセンター」にて鑑賞。
川島雄三監督作品、21本目の鑑賞。

これ面白い!
森繁久彌、フランキー堺、加東大介、三木のり平らが、「とんかつ」をめぐって繰り広げる喜劇が最高。
この4人の中では、やっぱり断然フランキー堺が好きだ。
あの膨れた体型に見合わない軽快な動きは本作でも健在!
特に、加東大介が住んでいる家の庭先にある、お隣の屋根の上によじ登ったのは「よくやってくれた!」と言いたい。
なぜなら、「あの屋根によじ登ってくれないかなぁ・・・」という、私の期待に見事応えてくれたからだ。
ほんとに、フランキー堺っていう人は、体全体で笑わしてくれる。
それと、フランキー堺が工事現場で物凄い高いところから降りてくるシーン。
これも凄い。
体を張っている。
危険をいとわない、その体を張った演技には脱帽だ。

森繁は比較的面白いものの、本作では加東大介がイマイチ不調。
役柄がカンシャク持ちだったせいもあるが。

もちろん私も映画館を出た後は「とんかつ屋」に直行した。
だけど、ただのとんかつ屋じゃなく、本作で舞台になった「上野のとんかつ屋」に行ったのだ。
「上野公園の周りに、ほんとにとんかつ屋はあるのか?」という期待と不安を抱ながら、雨の中、一路地下鉄で上野に向かい、執念で「上野のとんかつ屋」を探し、食べてきた。
頼んだ品は「上ロースかつ定食(1800円)」。
美味しかったけど、やっぱり上野は食事代が高くつく。

あ、映画の話をしなければ・・・
後半は少し失速気味で、笑える箇所もなくなってしまったが、とにかく前半から飛ばす飛ばす。
森繁が経営するとんかつ屋のマークが良かった!
「Q」の文字が、なんと豚の顔になっている!!
これは凄い!
何たる、芸の細かさ。
非常に感心してしまった。

おっと、字数制限が・・・
この作品、語りつくせぬ面白さがある。
DVD化されていないのが残念で仕方ない。
にじばぶさん [映画館(邦画)] 8点(2008-09-07 20:27:27)(良:1票)
2.日本独特の人情喜劇と川島が得意としたスラップスティックコメディが見事に合わさった作品。とはいうものの、いくつかの川島作品に見られる「とんでもなさ」が無いのでごくごくありふれた作品という印象。日本の風習を揶揄するように、わけが分からぬ複雑怪奇な親類のつながりを笑いへと転化し、でもそれもまたいいもんだとお祝い事で話を収束させるストーリーが心憎い。あ、とんでもないシーンが一つあった。仲良しになったフランス人(岡田真澄 !)が連れてきたお母さんの無表情。なんなんだ?あの意味の無い異様さは!
R&Aさん [CS・衛星(邦画)] 6点(2007-11-27 13:33:21)
1.監督ご本人の謙遜コメントとは裏腹に、画期的かつ全てなぎ倒すほどの破壊的パワー全開コメディ、『人も歩けば』の後で観たのがいけなかったのか、これはごくごく平均的な喜劇というか、少々物足りなかったです。国際的入賞レベルの豚の屠殺者が異常なほどの潔癖者だとか、三木のり平の映画の本筋とは全く関係ないクロレラ研究者とか、サブキャラクターは面白かったけど何だか全体的な人物相関が把握しずらかった。オープニングとラストに流れる、森繁が歌う主題歌が楽しかったので1点プラス。でもこれは、そんなに批評とか深読みとかするような種類の映画じゃないですよね、楽しく観れれば全て良し!みたいな感じ。川島映画常連の、曲者バイブレイヤーたちも楽しんでこの映画に参加してますっていう雰囲気が画面から伝わってきました。映画観た後、すぐに自分がとんかつ屋に駆け込んでしまったのは言うまでもない。(→フィルムセンター『川島雄三監督特集』にて鑑賞)
放浪紳士チャーリーさん [映画館(邦画)] 7点(2007-06-30 10:54:29)(良:1票)
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【点数情報】

Review人数 5人
平均点数 7.60点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
500.00%
6120.00%
7120.00%
8240.00%
9120.00%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 Review0人
2 ストーリー評価 Review0人
3 鑑賞後の後味 Review0人
4 音楽評価 10.00点 Review1人
5 感泣評価 Review0人
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