春との旅のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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春との旅

[ハルトノタビ]
2009年上映時間:134分
平均点:6.29 / 10(Review 24人) (点数分布表示)
公開開始日(2010-05-22)
ドラマロードムービー
新規登録(2010-06-03)【目隠シスト】さん
タイトル情報更新(2021-04-15)【イニシャルK】さん
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監督小林政広
キャスト仲代達矢(男優)中井忠男
徳永えり(女優)中井春
大滝秀治(男優)金本重男
菅井きん(女優)金本恵子
小林薫(男優)木下
田中裕子(女優)清水愛子
淡島千景(女優)市山茂子
柄本明(男優)中井道男
美保純(女優)中井明子
戸田菜穂(女優)津田伸子
香川照之(男優)津田真一
原作小林政広
脚本小林政広
撮影高間賢治(撮影監督)
製作アスミック・エース(「春との旅」フィルムパートナーズ)
朝日新聞社(「春との旅」フィルムパートナーズ)
配給アスミック・エース
衣装宮本まさ江
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12
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24.《ネタバレ》 生きることの辛さ、生きることの意味を考えさせられる映画。
人それぞれ色んな過去があって、それに伴って人間関係が構築されている。
でも、その根底には人々の優しさがある。

生きる勇気を与えてくれる映画だった。
にじばぶさん [DVD(邦画)] 8点(2020-05-09 22:34:00)
23.《ネタバレ》 なんだか観ちゃう感じはありましたが、実際どーなのかしら?
孫に嬉しいこと言われて、ポックリ死ねて、妄想老人の夢が詰まった作品ってことですかね。
ろにまささん [CS・衛星(邦画)] 5点(2017-06-08 06:30:45)
22.なんだか全てが不自然な作品だった。
特に会話の中でモノローグの様にずっと一人で喋り続ける場面が目立った。
一環としたテーマもいまいち見えてこなかった。

それでも素晴らしい構図や情景が多数あった。
なんとなく鑑賞するには丁度いい作品かもしれない。
鈴木さん [インターネット(字幕)] 6点(2017-05-03 19:28:48)
21.思いテーマを扱っているかおしれないが、いかんせん前半というか終盤までがかなり退屈な展開になってしまっているのが惜しい。
「人は人のことをずっと許せないのか」ということになるが、その結論は出ていない。
simpleさん [CS・衛星(邦画)] 5点(2014-11-01 15:59:02)
20.《ネタバレ》 他人の家を覗き見る感覚のロングショットに、揺れる心と重なる手持ちカメラ。段落ごとに背景が変わるロードムービーの特性も相まって、視覚的に観客を退屈させません。さらに役者は芸達者を揃えました。しかもその起用法が凄いです。名優小林薫をチョイ役で、しかも顔を映しません。なんと贅沢でしょう。徳永えりの役作りも深かったです。見応え十分。細部まで創り込まれた良質な映画を堪能しました。ただ難点があるとすれば、演者の芝居が“立ち過ぎていた”こと。リアリティを欠いた気もします。しかし、その“嘘臭さ”に意味がある物語だったかもしれません。主人公は我が身の置き処を求めて親類宅を訪ね歩く老人とその孫娘。これまで人生の意義を問う旅でした。血を分けた兄弟間の確執は長年積み重ねてきた産物。誤魔化しが効きません。だから痛いのです。そして遠慮がありません。どの兄弟の言い分ももっともでしたが、中でも長女の説教が一番心に響きました。“春の人生を犠牲にするな”この言葉の重さを、2人はどれだけ理解していたのでしょう。自分の我侭を理解しつつも、甘えを止められない忠男。そんな祖父から離れられない春。情はあって当然です。2人には積み重ねてきた時間があります。でも“支え合い”ではなく“寄り掛かり”では何時か潰れてしまいます。望まないなら辛くない。もがかないから痛まない。「こんなもんだ」と諦めてしまえば、人生は確かに楽なのだと思います。でも忠男がそれを望むのは烏滸がましいですし、春が悟るのは早過ぎます。自立して自分の道を歩いてきた長女には、2人の生き方が歯痒かったのだと思います。ところで、あの結末は希望でしょうか、絶望でしょうか。ポックリ逝ければハッピーエンド。寝たきりコースならバッドエンドとの見立てが妥当でしょう。顛末が明かされぬ以上、観客は望む結末を選べば良い訳です。現実的で切実な題材だからこそ、逃げ道が必要でした。この結末は監督の優しさ。そう理解します。ただそうだとしても、死ぬのが幸せって何なんでしょう。自分は、長女にこき使われながら慣れぬ薪割りに精を出す忠男の姿を思い描きたいです。泣きべそかきながら自分の夢を探す春を見てみたいのです。夢物語かもしれません。でも“10年以上前に別れた義理の息子の後妻(しかも美人!)が、初対面の年寄りと一緒に暮らしたいと申し出るファンタジー”に比べれば、慎ましいお願いじゃないですか。
目隠シストさん [映画館(邦画)] 8点(2014-10-30 21:22:49)(良:1票)
19.《ネタバレ》 演技派俳優の演技が堪能できる作品。特に仲代達也はしつこいロングカットも耐えれる納得の演技でさすがに素晴らしかった。ストーリーは祖父の引き取り手を探すと言うかなりシビアな内容だが、孫と各地を回るロードムービー的な要素もあってなかなか楽しめた。ラストは正直救いが欲しい所だが、家族というものの難しさや、身内としてどこまでの愛情を注げるかなど考えさせられるところも多い映画だった。特に暗い店内でそばをすするシーンは印象的。
taka-104さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2014-10-29 23:43:15)
18.家族とはホント厄介なものだ。それがよく出ていた。が、ラストの方で多少救い(というかファンタジー?)があるので、ここまでやるならもっと辛辣に徹底的にやってもよかったと思うが。 設定としては老婆の放浪の方が面白くなったのではないのかと。男家族には身内は原則冷たいからイガイ感がない。
東京50km圏道路地図さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2014-08-06 12:51:50)
17.《ネタバレ》 なかなかないしっかりとした映画。監督と俳優の意地がにじみ出ている稀な映画。
aimihcimuimさん [DVD(邦画)] 9点(2014-08-05 00:48:17)(良:1票)
16.仲代達矢にあえて身勝手我儘老人をさせるとか、カメラ固定長回しを多用するとか、ちょっと違ったことをやってみようという意図は見えるんですよ。しかし、キャラクター側の個別の物事に対する反応や変化が平坦でありきたりなので、結局は作為的にしかなっていません。あと、脚本上の説明台詞も、やっぱりあっちこっちから滲み出てしまっているんだよなあ。
Oliasさん [CS・衛星(邦画)] 3点(2014-06-20 03:04:27)
15.途中で退屈してしまいました。映像的にはロングで長回しを多用したり、最後のクレジットでも隅っこに名前を出したりと、いろいろと凝っているのですが、どうもそれがワンパターン。変化に乏しいです。柄本明との兄弟喧嘩の時だけはアップの連続で、対比は出ていましたけど。それに比べて音楽は凡庸すぎて、これも退屈の一因。特に序盤は、台詞のないところは感傷的な音楽の垂れ流しで、つかみがあれではダメでしょう。アートを気取った映像とはえらい違いです。お話としては感動的なのかもしれませんが、そう感じる部分は特にありませんでした……。
アングロファイルさん [CS・衛星(邦画)] 6点(2014-06-13 22:08:31)
14.敬老の日に毎年テレビで流すべきだと思う。
ケンジさん [DVD(邦画)] 8点(2013-08-18 22:51:38)
13.《ネタバレ》 他の方のレビューをうなずきながら拝読しました。うん、ガニ股は気になる(笑) それにそれからの春の旅の方も気になる。仲代さんがさすがな存在感。これからって時のあのラスト。身勝手な2人だけど私は意外と良かった作品です。
movie海馬さん [地上波(邦画)] 6点(2012-05-02 02:01:15)
12.あのガニ股はいらない
マーガレット81さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2011-10-16 22:22:12)
11.どうも仲代達矢が漁をしていた海の男に見えない。いまでは地方でも老人がああいうインテリめいた眼鏡をかけていても自然なのかも知れないし、しゃべり方なんかも一生懸命第一次産業従事者めいた語り口をしてはいるんだけど、カップ酒よりもコーヒーが似合ってしまう。当人は初めてコーヒーを飲むと言っても、実はいつも書斎でコーヒーを飲んでいそう。リア王になるべき人が老漁師のふりをしてるみたい。まして足を引きずって歩くと、映画史的に『炎上』でのインテリ学生を思い起こしてしまう。この主人公の設定が面白いのは「甘えたじいさん」を、どことなく肯定的に捉えているところだ。孫のお荷物になりたくないと家を飛び出した主人公は、一見「毅然として」いるようでいて、実は親族に甘えられると思っているその「可愛げ」がポイントだろう。「毅然」が苦手な私としては、このじいさんの甘えぶりが頼もしかった。孫に心配かけて本人はいつもモリモリ食ってる。でも仲代だと、本質が「毅然として」いて、それに「甘え」のメッキが掛けられているように見えてしまう。これに出た役者でなら、大滝秀治のほうが良かったんじゃないか。全体、良作ではあるが、なにかNHKが祝日にでも放送する単発ドラマ的な「コクの薄い良作感」が漂う。
なんのかんのさん [DVD(邦画)] 6点(2011-09-10 10:17:17)
10.《ネタバレ》  先行きが不透明な日本という国に生きる者として、この作品は非常に身につまされるテーマを扱っており惹き付けられました。自己実現を第一に人生を送ってきた主人公の老人の姿はまさに現代の日本人である我々の象徴であり、その我々が将来どのような状況に陥るかをこの作品は示してくれています。

 ただ、このようなヘヴィなテーマであっても、これまで日本映画を支えてきた名優たちが演じているのですから面白くないわけがありません。特に、仲代達矢のクソ爺ぶりは本当に素晴らしかったです。

 そして、3月11日の震災で大きな被害を受ける前の東北(気仙沼・唐桑町他)の姿も映し出されており、そののどかな風景が一瞬にして失われたことの恐ろしさを痛感させられました。また、主人公たちの家族がバラバラになった原因が大津波によって家が流されてしまったことにあるという設定(当然、この作品は震災前に作られたものです)が非常に重く感じられました。映画の中で、何回か出てくる鹿折唐桑駅も大津波の被害にあい、その姿を変えてしまってます。

 今、多くの人に見てもらいたい作品です。

TMさん [DVD(邦画)] 9点(2011-08-19 00:12:18)
9.《ネタバレ》  泣かせてやるぞ見え見えの脚本に、まんまと載せられて泣いてしまった。

 じいちゃん、わがままに生きてウマが合わない兄妹もいて、全然バラバラなのに、どこかでお互い思いやってる部分がにじみ出ていて、老後の不安を背景にしつつどこか一縷の望みを与えてくれている。

 最後の方は、春ちゃんの旅になってしまってじいちゃんがなんかいい人っぽくなってしまい、唐突感も否めないし、わざとらしいお涙ちょうだいストーリーなのだが、すでに、それまでに、じいちゃんと春ちゃんに感情移入が完了しているので、しっかり感動してしまった。

 映画の尺の中で、あまりエピソードを詰め込まず、画面がゆっくりと流れているのも、感情移入と波長があっていた感じ。

 ラストシーンは、ありきたりすぎてちょっと頂けないかな。

 じいちゃんと柄本明との喧嘩のシーンは、すごく愛情が感じられる演出だったから、ラストもそんな感じで、今後のじいちゃんと春ちゃんのまた喧嘩ばかりの厳しい日常生活を描くだけでも、なんとなく温かいみたいな感じで締まったと思う。
nobo7さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2011-05-21 18:06:16)
8.《ネタバレ》 日本版「ハリーとトント」って感じですかね。「バウンティフルへの旅」もちょっと入っているかな?邦画で近いって言えば、素材としては「息子」ですか?まぁ、仲代達也の演技の味わい深さを感じる映画って言うか。でも結構、段々面白くなってきて、最後はこの点数です。春ちゃん演じる女優は結構、可愛いですよね。走り方とかドカドカって感じで走っていますけど、中々素顔はキレイです。邦画はセリフが聞き取りにくいので、字幕で鑑賞してますけど、この映画も字幕があってよかったです。この二人の旅代、お金足りるのかなぁなんて心配しちゃいました。泊まるとこがないので、ホテルのラウンジにいたら、追い出されて、日本も住みづらい国になっちゃいましたね。それにしても、どの邦画観ても、必ず出てる柄本明と香川照之。またか、って思っちゃいます。
トントさん [DVD(邦画)] 7点(2011-03-28 07:27:25)
7.《ネタバレ》 どうもお涙頂戴演出が気になる。特にラストは唐突すぎて唖然とした。弱ってる様子も無かったし、ただ泣かせるために殺したようにしか見えない(死んだと決まってはいないが)。数多くの映画に出演し、名監督、名脚本家と仕事をしてきた仲代達矢をして「(出演作の中で)五本の指に入る脚本」とまで言わしめた本作だが、若さゆえかイマイチ理解できず残念に思う。
リーム555さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2011-03-24 21:35:38)
6.ここでの評価はそこまで高くないですが自分はものすごく当たり。まさに「ザ・ファミリー」。家族という切っても切れない関係が実に繊細に描かれておりました。ほんっとあーゆーどうしようもない爺ちゃんでも何故か見放せないんですよねぇ。実際ここまで純情な娘もなかなかいないとは思いますが。仲代達矢の酒の飲み方はまさに極みの域。豪華ベテランキャストも申し分なし。
すたーちゃいるどさん [DVD(邦画)] 9点(2011-03-23 10:52:28)
5.《ネタバレ》 いやー、完全にやられました。期待してなかった分、観た時の凄さがあります。
出ている役者は、ヒロインを除けばみんな名優で、役者の演技が全てという感じの映画でした。
仲代達也は勿論、それ以上に凄いなぁ、と思ったのが大滝秀治と香川照之の演技、
出てる時間なんて、二人とも10分も無いのだけど、仕草で演技をして見せるんだよね。
あれは凄いと思う。
引っかかったのは、ヒロインのガニマタの演技と撮り方と音楽かな?
どうも監督の作意があったみたいなんだけど、作意以上に障害でも持っているとしか見えない様な演技で、でもそうした物を感じさせる描写や表現が全くされないので、変な演技だけが強調されて見えてしまった気がします。あれじゃ徳永えりが可哀想だったかな。
また、やたらと望遠レンズで撮っているのだけど、あれに何の意図があるのか分かりません。特に長男の家に行った時ね。カメラをパンして兄弟二人の会話から、兄の妻と弟の孫が別の部屋で、という撮り方なんだけど、変な間なんですよ。部屋を移動するとか、長回しの一発撮りという計算もあっての事なんだろうけど、無駄に間延びさせるだけで、そこにあまり効果があるとは思えないんですよね。
また、オープニングからかかる曲なんだけど、あれどう聴いても「Somewhere out there」(「アメリカ物語」の主題歌)の音を若干変えてるだけにしか聞こえない。
エンドクレジットにも無かった様なので、オリジナルというのであれば、非常に問題があると思います。この点が明確にクリアにならない限り、出来るだけ多くの人に見ていただきたいけど、ちょっと高い点はあげられません。(配給会社から連絡来ました。音楽は全くのオリジナルとの事。訴えられても文句は言えそうもないけど・・・)
奥州亭三景さん [映画館(邦画)] 5点(2010-09-08 12:27:18)
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【点数情報】

Review人数 24人
平均点数 6.29点
014.17%
100.00%
200.00%
328.33%
400.00%
5520.83%
6416.67%
7312.50%
8625.00%
9312.50%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 10.00点 Review1人
2 ストーリー評価 7.50点 Review2人
3 鑑賞後の後味 5.50点 Review2人
4 音楽評価 3.50点 Review2人
5 感泣評価 5.00点 Review2人
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