サマーウォーズのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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サマーウォーズ

[サマーウォーズ]
SUMMER WARS
2009年上映時間:115分
平均点:6.39 / 10(Review 211人) (点数分布表示)
公開開始日(2009-08-01)
アクションドラマSFコメディアニメ青春ものネットもの
新規登録(2009-06-01)【マーク・ハント】さん
タイトル情報更新(2021-06-24)【イニシャルK】さん
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監督細田守
神木隆之介小磯健二
桜庭ななみ篠原夏希
谷村美月池沢佳主馬
仲里依紗陣内由美
富司純子陣内栄
田中要次陣内頼彦
今井悠貴陣内真吾
信沢三恵子陣内万理子
玉川紗己子陣内理香
中村正[声優]陣内万作
小林隆陣内太助
永井一郎陣内万助
山像かおり三輪直美
斎藤歩陣内侘助
桐本琢也陣内理一
入山法子
羽鳥慎一
諸星すみれ陣内真緒
佐々木睦篠原和雄
板倉光隆陣内克彦
原作細田守
マッドハウス
日本テレビ
角川書店
脚本奥寺佐渡子
音楽松本晃彦
岡田こずえ(音楽プロデューサー)
作詞山下達郎「僕らの夏の夢」
作曲山下達郎「僕らの夏の夢」
佐藤勝「上田わっしょい」
編曲山下達郎「僕らの夏の夢」
主題歌山下達郎「僕らの夏の夢」
製作西垣慎一郎
ワーナー・ブラザース(サマーウォーズ製作委員会)
角川書店(サマーウォーズ製作委員会)
マッドハウス(サマーウォーズ製作委員会)
日本テレビ(サマーウォーズ製作委員会)
読売テレビ(サマーウォーズ製作委員会)
企画丸山正雄
プロデューサー奥田誠治(エグゼクティブプロデューサー)
制作マッドハウス(アニメーション制作)
配給ワーナー・ブラザース
作画貞本義行(キャラクターデザイン)
名倉靖博(原画)
伊藤嘉之(原画)
高橋英樹[作画](原画)
山下高明(レイアウト設定)
青山浩行(作画監督)
古屋勝悟(原画)
中鶴勝祥(原画)
橋本敬史(原画)
田中敦子〔作画〕(原画)
美術武重洋二
上條安里(OZ美術デザイン)
男鹿和雄(背景)
小倉宏昌
高屋法子(ハーモニー)
編集西山茂
録音上田太士(光学録音)
東京テレビセンター(ダビングスタジオ)
その他マッドハウス(提携)
日本テレビ(提携)
IMAGICA(フィルム&デジタルラボ)
ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意願います!
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51.私ごとですが本作を2回観ました。
"時をかける少女"の時も2回観ましたが非常に感動し、DVDも出た日に購入して(封を開けずに鑑賞ゼロですが)しまうほど好きな作品です。
今作は平日とはいえ、学生夏休み真っ只中。劇場は超満員でした。
普段なら別の作品に乗り換えるところですが、早めに劇場に着いた為良い席を取ることできたのでそのまま鑑賞することに。
予想どおり時間が経つと共に満席になりましたが、こんな時完全指定のシネコンの良さを感じます。
CM予告と続き本編が始まろうとしたその時、隣に体重1tはあろうかという巨漢が陣取られました。
その瞬間、冷房の良く効いた場内が真夏の太陽の下のごみ収集所近くにいるような気分に。
巨漢が5分に一度発作が起きたように汗だくの顔を全力で拭う度に、湿度が5%ずつ上がっている気がします。
結果気分を悪くしてしまい初めて劇場のトイレで嘔吐する自体になり、ある意味サマーウォーズを体験したわけです。
そして2回目。トラウマ克服とリベンジに燃える私は、今回休日前の夜中に行きました。
上映後は確実に終電の無い最終前の上映を選択。が、前回と同じく時間が経つと共にほぼ満席状態に。
とはいえ、万が一を考え席を微妙な一番後ろの端の方を選択。
CM予告と続き本編が始まろうとしたその時、隣に男男女の3人組が陣取られました。
私の隣に座る彼は落ち着きが無く、5分に一度発作が起きたように動き回り、水を飲み、隣に話しかけ、クラスに一人は居る、気が弱いのにやけに目立ちたがりの浮いた男の子のようです。
私の心には2回分の鑑賞代金と一度しかない夏の貴重な時間が溝に捨てられていくような絶望感が漂います。
そんな時、激しく動く彼の肘が私の肘にぶつかり、反応した私と目が合いました。
好機と思い、目で訴えかけました。「ツギウゴイタラコロスゾ」
私の切実なる願いが届いたのか、それ以降息をしていることすら判らないほどピタリと動きは止まり、
私も死んでいるのではないかと心配になり、鑑賞どころではありませんでした。
エンドロールが始まった瞬間物凄い勢いで出て行く彼。体調を崩したのでしょうか、彼が心配でなりません。
そんなこんなで大変な思いをして2度の鑑賞をしたおかげでなんとか内容のほうは覚えております。
"時をかける少女"と並び、非常に素晴らしい作品と、みなさまにお勧めしたいと思う次第です。
ひで太郎さん [映画館(邦画)] 9点(2009-09-30 16:11:41)(笑:1票)
50.《ネタバレ》 面白かったです。アニメを映画館で見るのは久しぶりでしたが、映画館に行った価値がありました。いろいろとご都合主義なトコロもありますが、あんまり気になりませんでした。最後の方で、家族が一丸となって立ち向かっていくところや、世界中の人々が応援してくれるところあたり、ちょっとウルっと来てしまいました。真夏に見たかった映画です。
れじろうさん [映画館(邦画)] 8点(2009-09-29 23:30:50)
49.《ネタバレ》 タイトル通り夏味とも言うべきでしょうか(?_?)見終わった後すっきりとした気持ちになれる作品でしたよo(=ёェё=)o ネットワーク技術は発達し、もうオズのような巨大仮想現実世界は夢物語ではなくなりました。人と人とが接点を持つことはより容易くなり、それ故、言葉は悪いですがいつでもサヨナラできる使い捨て感覚の人間関係も増えちゃったりして(;_q))クスン、そして逆に交流という存在が身近にありすぎて踏み出せなくなってしまったり、個人主義が増えたり、その人その人の個体としての能力が最優先で見られるようになったりしちゃって≦(∩ェ∩)≧でもねでもね、どんなにネットワークが発達しても簡単にコミュニケーションが取れるようになっても、人との繋がりは大切なもので、そしていくら個人が個人がと言われるようになっても、たくさんの人が一丸となって同じ目的を持ったとき、とても大きな力を発揮することもあるってことを栄婆ちゃんのがんばれよって一押しには(c ̄- ̄) コッソリと混ぜてあるような気がします。なんで花札なの?なんで先輩のアバターがメイクアップするの?健二くんが陣内ファミリーに心を開いていたってこと、全然気づかなかった。知らない人多いの苦手だって言ってたし、そういう気持ちに動いていく描写が甘い気がしたよ?なんて突っ込み所も無いわけじゃないけれど、この映画を観るという子がいたら、おすすめしちゃうそんな作品(o*。_。)oペコッ 余談ですけど、最近よくネタにされる死亡フラグってこと意識しすぎなのかな≧(;´▽`)≦あんなに意味ありげなセリフがいっぱい出て来たのに、さすがにやり過ぎ~まさか死なないでしょ~…と思っていたら、死んでしまったよね婆ちゃん( ´゚д゚`)エェー!人って本当にひねくれた学習をしていく生き物でごじゃりますね(ρ゜∩゜)
尤紀ёさん [映画館(邦画)] 8点(2009-09-25 20:21:09)
48.《ネタバレ》 絵作りが素晴らしい。縁側から眺める日本の原風景とweb内での仮想世界を、美しい自然色とコテコテの原色で、違和感なく描いている。各キャラクター(アバターも)の個性も精密に表現されている。細田+貞本コンビは現在の日本アニメ界を代表する映像クリエーターである事に疑いない。
しかし、肝心のストーリーはありきたり。「2001年宇宙の旅」を連想させる人工知能の叛乱は、SF系の映画では使い尽くされたパターン。イマイチ少年が周囲に激励され、オトコに変わり、憧れの女性と結ばれるというお涙ほろり攻撃は、あだち充の「タッチ」で十分かな。花札で世界を救うのは、少々強引だな。
「時かけ~」の成功は、天才・筒井康隆の原作あればこそと、再認識した次第。
このコンビでの再挑戦を望む。
つむじ風さん [映画館(邦画)] 5点(2009-09-23 23:34:57)
47.《ネタバレ》 この舞台設定で、デジタルな仮想世界での攻防を、アナログ的なもの(暗算、花札等)も駆使ししつつ勝利するお話であれば、その象徴ともいえる「ばあちゃんとその見識」をもっと活かさなくては、ほかのこの手の作品と同工異曲になってしまいます。大団円は、ばあちゃんも一緒にお祝いしたかったですね。【再見2015.7.3】感想は変わりません。でも、ま、楽しかったですよ。+1点。
なたねさん [映画館(邦画)] 6点(2009-09-17 17:19:10)
46.《ネタバレ》 結論から言うと、ツッコミどころはありますが、かなり好きな部類でした。
 (詳細はブログにて)
シネマレビュー管理人さん [映画館(邦画)] 8点(2009-09-15 12:14:17)
45.《ネタバレ》 最高級のアニメ映画です!素朴で温かい大家族の心を育む雄大な自然と地球の命運を賭けた鋭いデジタルバトルを繰り広げる進化した仮想都市。互いに対照的な良さを持つ両面を同時に楽しめる贅沢な作品です。仮想空間で起きていることで多少分かりづらい所もあったけど気にせず素直に物語を堪能できました。
獅子-平常心さん [映画館(邦画)] 8点(2009-09-10 01:30:41)
44.ストーリーはご都合主義でツッコミたくなるところも多いけど、そこはアニメなんで多くは求めていません。ちょっとハッタリかますくらいのが面白いし。それよりなにより絵の素晴らしさに感激しました。背景の美しさや登場人物のキャラの書き分けが本当に魅力的。ちょっとした台詞や仕草なんかが結構リアルだったりして何時間でも観ていたいなあと思わせる映像でした。あとに残るものは少ないけど115分の映画としての充実度はかなりのもんでした。
8bitさん [映画館(邦画)] 7点(2009-09-08 22:34:31)
43.《ネタバレ》 ワクワク、ハラハラ、ドキドキ、ウルウルが次々とやってきて、スッキリ観終われる、そんなアニメ映画。日本アニメはこうでなくっちゃ!でも、主人公の最初の暗号解読失敗を活かすなどして、最後の踏ん張りにもう一ひねりほしかった。確かに暗算はすごいけど。
南の二等星さん [映画館(邦画)] 9点(2009-09-08 00:57:56)
42.《ネタバレ》 古くはマシュー・ブロデリックの「ウォー・ゲーム」、最近だと「イーグル・アイ」、
題材に新しさはない。が、この映画のイマジネーションの炸裂ぶりはすごい。長野の美しい自然の描き方、バーチャルシーンでのまるでフリーダムな描写法、なにをとっても一級品。観ているあいだ脳汁があふれまくります。こんなアニメ、世界中でも日本でしか作れない。アニメ文化が真に成熟した国でないとこの映像は出てこない。久々にこの国の国民であることを誇りに思う映画でした。DVDが出たら観ればいいやとおもってるあなた、いますぐ映画館へ!
ケルタさん [映画館(邦画)] 10点(2009-09-06 21:26:33)
41.《ネタバレ》 祖母が亡くなった後のなんともいえない空気感、明るい外とくらい部屋の中、その中をカメラがゆっくり移動していくというシーンがとてもいい。震えた。話のテンポが思いのほか悪かったり、役に立つとかたたないという次元ではなくほぼ脇役と化す主人公とか、いろいろあるけどそのシーンは本当にいい
HAMさん [映画館(邦画)] 6点(2009-09-06 00:23:12)(良:1票)
40.細かい設定とか、無理があるとか、そういう事はこの映画の言いたい事ではない気がします。
理屈っぽい人は嫌かもしれないですね。
素直におもしろかったし、ちょっと感動しました。
ただヒロインがもっと魅力的だったらもっと良かったのになあ。
bokugatobuさん [映画館(邦画)] 8点(2009-09-04 19:35:15)(良:1票)
39.《ネタバレ》 面白かった。点数は甘めだけれど、楽しめた。冒頭は声優が気になったけれど、ストーリーがよかったし、仮想現実の映像もよく作られていた。予告編では何がどうなるんだかわからなかったが、ちゃんと話の筋があった。ご都合主義、ネットの世界観など、制作側は承知の上でしょう。【以下、ネタバレ】最初に解読したはずの暗号が間違っていたのに、その時点で、“他の暗号解読者と同じように”アカウントを乗っ取られているのは変(そういう描写をしなければよかったのに)。スパコンだのイカ釣り漁船だの、アニメだからこそ、という描写があるし、最後の暗号解読もいい展開。何より“根っからの悪者”っぽい人がいない。(展開はそうでもないけど)なかなかほのぼのした映画だった。
mohnoさん [映画館(邦画)] 8点(2009-09-04 02:55:06)
38.《ネタバレ》 世界観はいいんだけどねぇ~。もっと細部をつき詰めてほしかった。
PCをハイスペックにしただけで強くなったり、ID盗んだだけで衛星や交通網まで操作できたり。ちょっと何でもありすぎるんじゃないの?
全フィールドがバトルモード(?)だかになってるはずなのに、花札対決では律儀にルールを守ってる敵さんが可笑しくてしょうがなかった。
ヴレアさん [映画館(邦画)] 6点(2009-09-02 17:11:33)(良:1票)
37.《ネタバレ》 本当に素晴らしいアニメというのは実写以上に作り物という印象を受けない
その映画の登場人物たちは映画内の世界で生きているからだ すべての場面において製作者はは登場人物の感情に従っていればいいのだ
「時かけ」はそれに気づかせてくれた素晴らしいアニメだった
さて、サマーウォーズである やはり製作者たちの只ならぬ才能を感じることが出来た
おばあちゃんのようなキャラを魅力的に見せることは困難極まりない なのに引き込まれていく 作為的な所がないのだ おばあちゃんは純粋な一人の人間であった
おばあちゃんが死んだ後の、家族達が廊下に座り込んでいる場面に至っては鳥肌物であった 日本独自の「間」である 撮り方も斬新だなあと感じた
花札の場面も並の製作者だったらチープ極まりない場面であろう
なぜあそこまで惹きこませることが出来るのだろう

でも何故か私は納得いかなかった 「時かけ」のような感情を得ることが出来なかった
ヒロインが棒読みとか主人公ならどう考えても数学オリンピックの代表になれるとかそういう要素はこの際どうでもいい
本当に、数学が出来る主人公やラブマシーンの製作者、おばあちゃん、キングカズマ等が一同に集うなんていう奇跡が起こりうるのだろうか そしてタイミングよくおばあちゃんが亡くなることなんてあり得るのだろうか
そうだろう 確かにあの展開の中ではおばあちゃんが死ぬのが「映画的に」一番纏まりがよく面白い展開になる
ラブマシーンの製作者が知り合いだったならば「映画的に」心情の変化、葛藤等が細かに描かれる
しかし、私はもっと・・・ 純粋な世界が見たかった この映画の世界は製作者が作ったものだった  主人公たちは話を盛り上げる要素に過ぎなかった
私は「映画的に」面白い世界など望んではいなかった

多分、この映画の製作者が時かけの人たちでなかったら、私は7点・・・いや8点をつけていたかもしれない だが最初に述べたことに気づかせてくれた製作者たちだからこそ私はあえて5点などという中途半端な採点をする
映画が終わったとき、エンディングまで誰一人席を立たなかった 
そして映画館が明るくなるや否や、客たちは「面白かった」と言った
確かに楽しかった 貴方たちが正しいのだろうと思った この捻くれた精神をどうにか直したいものだ

ただ私も、カズマの指はチュッパチュッパしたいかもしれない(男だけど)
板橋島野&綿貫さん [映画館(邦画)] 5点(2009-08-30 06:14:08)(良:2票)
36.笑いどころと泣きどころが満載。テンポも抜群にいい。ただ、中盤あたりから主人公がほぼ(というか全く)目立たなくなったり、ヒロインにあまり魅力を感じない点が残念だった。
個人的には前作(時かけ)、宮崎作品越えでした。
eurekaさん [映画館(邦画)] 9点(2009-08-27 11:46:26)
35.《ネタバレ》 あの「時かけ」の監督の新作ということで、珍しく劇場へ行ってきた。おもしろいお話だけど、今作に関しては自分のことに置き換える部分が見つからず、共感して感動ってところまでは行けなかった。マイナスポイントもちらほら。スーパーコンピュータの冷却が滞った理由には、進行している事態の大きさにを考えると拍子抜けというより腹が立ったし、ばあちゃんが国家の中枢に電話して“励ましてるだけ”というのも違和感があった。電話の相手も忙しいと思うよ。仮想空間の人の繋がりとか、諦めずに頑張り続けるとか、そうすれば女の子も惚れてくれるとか、もちろん家族の絆とか、おまけに花札のルールとか(全然分からん)、色々と詰め込んでいるけど、どれもイマイチ強くない。設定が飛び跳ねすぎていたのかもね。話は脱線するが、この映画でいちばん感心したのは「縁側」の素晴らしさだ。家の内と外の境界を曖昧にする日本家屋特有の構造。その開放感には、外気との一体感、自然との一体感、世の中との一体感が含まれている。外側からは容易に覗けるし、声も掛けやすく、不要なバリアーを作らない。この映画の舞台に縁側を持ってきたことは、あの大家族のキャラを描写し、ストーリーを転がす上でかなり有効な小道具だった。このあたりの監督のセンスは買いです。
アンドレ・タカシさん [映画館(邦画)] 6点(2009-08-24 03:35:17)(良:1票)
34.《ネタバレ》 そこまで期待してはなかったがかなりいい出来だと思う。

映画自体が完全にエンターテイメント+おいしいとこ取り、という構造なので、展開のご都合主義には目をつぶるべきでしょう。だからその意味では宮崎アニメとは比較云々ではなく次元を異にしている気がする。おいしい部分のくっつけ方としては、地球の危機、家族、みんなの協力、世界的つながり、等々をうまく振り分け、また多くの登場人物にきちんと役割を与えているあたりがうまくやっていると思う。

なお、一番興味深かったのは、アニメーションだからこそ可能な映像を存分に生かしている点だと思う。ウェブをインターフェイスによりあらわすことで、空想の領域を極限まで体現している。これは実写化は100%不可能だろうし、そういうものこそアニメの本領の気がした。

θさん [映画館(邦画)] 8点(2009-08-23 00:17:50)
33.《ネタバレ》 予告見た印象では、一時期流行したセカイ系を踏襲しただけの作品かと思っていたが、曾祖母や親戚を巻き込んでの縦の繋がりや、一族の連帯感を投入してきたことは斬新だった。しかし、前半あれだけ人間同志の連帯感を意識的に描いた割には、クライマックスの戦闘シーンで、格ゲーや花札で「個VS個」の戦いに変貌するところなど不可解な点も。だが、所々で甲子園の実況中継を印象的に挿入してきたことで、「あーなるほど」と納得。この監督さん野球が本当に好きなんでしょうね。自分も大好きなスポーツなんだが、後半の戦闘シーンの描き方なんて野球の攻撃とまるっきり一緒。野球は一見、個VS個のスポーツに見えるのだけれど、チームの連携無しには成り立たない競技であり、そこに人間と人間の繋がり、つまり小さな運命共同体である社会が存在する。失敗する人がいたり、それを挽回する為に頑張る人がいたり、それらをお互いにカバー、連携しあってゲームを作り上げていく。そして勝敗が決まる。やはり、意図的にセカイ系とは一線を画す作品にしようと努力したのだろう。ところで肝心の内容なんですが、主人公が野球で言えばサード辺りをやっているようでイマイチ没頭できず。やはり映画の主人公は一番活躍して欲しいというのが正直な所。ピッチャーであり4番である必要もないが、せめてドでかいホームランくらいは打って欲しい。なんか活躍が、地味といいますか…。多分成長する前の段階を丁寧に描いてないからだと思う。それ故に、ナツキが侘助へ抱いていた憧れなのか初恋なのか分からない感情が、ラブマシーン(その感情のメタファー?)をぶっ倒すことで、主人公への恋に発展したという展開も、やや唐突で説得力が足りなかったように思う。他の選手の活躍は、各々泣き所があって良かったのだが。みんなが主役の物語ってのも悪くないが、自分は物足りませんでした。一番印象に残ったシーンは大屋敷の長い縁側で、各々が死の悲しみに浸っている箇所。人間と自然が一体となってる感じ、生と死が身近にある日本の田舎の原風景を描いているようで素晴らしかった。
Nujabestさん [映画館(邦画)] 6点(2009-08-21 22:08:36)(良:2票)
32.長野の雰囲気、主人公とヒロインの青春、エンディングテーマなど個人的に好きな部分は確かにあるのですが、惜しくもなぜか心を深く揺さぶられることはなかったように思います。言葉足らずですが何か足りない気がするんです。その要因は非現実的すぎる設定とか最終決戦の方法とか、様々にあると思うのですが、それらにも関連して私が一番しっくりこなかったのは、あのネット世界の描き方かなと思います。ネットの専門的なことに関して詳しいわけではないですが、ウイルスに侵食される過程や、駆逐の仕方など、どうもデフォルメされすぎて、あまりにも幼稚すぎる印象を受けてしまいました。デフォルメはアニメの武器だとは思いますが、過度のデフォルメとそれに加えてクライマックスの都合が良すぎる展開などで、少しさめてしまったように思います。惜しいんですけど良作とは認められませんでした。
666さん [映画館(邦画)] 3点(2009-08-19 18:19:00)(良:1票)
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【点数情報】

Review人数 211人
平均点数 6.39点
020.95%
141.90%
252.37%
3136.16%
4115.21%
52411.37%
64320.38%
74018.96%
83617.06%
92511.85%
1083.79%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 6.08点 Review24人
2 ストーリー評価 6.61点 Review31人
3 鑑賞後の後味 7.32点 Review31人
4 音楽評価 6.75点 Review28人
5 感泣評価 6.25点 Review28人
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