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マイマイ新子と千年の魔法

2009年【日】 上映時間:93分
平均点: / 10(Review 19人) (点数分布表示)
ドラマファンタジーアニメファミリー学園もの小説の映画化
[マイマイシンコトセンネンノマホウ]
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タイトル情報更新(2017-01-03)【イニシャルK】さん
公開開始日(


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監督片渕須直
福田麻由子青木新子
水沢奈子島津貴伊子
森迫永依諾子
本上まなみ青木長子
松元環季青木光子
野田圭一青木小太郎
竹本英史青木東介
塚田正昭清原元輔
諸星すみれタミちゃん
小山剛志多々良権周防介
原作高樹のぶ子「マイマイ新子」
脚本片渕須直
主題歌コトリンゴ「こどものせかい」
製作松竹(「マイマイ新子」製作委員会)
エイベックス・エンタテインメント(「マイマイ新子」製作委員会)
マッドハウス(「マイマイ新子」製作委員会)
制作マッドハウス(アニメーション制作)
配給松竹
美術山本二三(背景)
その他文化庁(支援)
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【クチコミ・感想】

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1
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19.アニメ映画に詳しくはないので、彩色に関わる決定権が誰にあるのか知らないが、色の使い方が、桜の咲く頃とラストの雪景色のシーンを除いて、空だけでなく全般的に何かくすんだ感じであまり美しくない。宮崎アニメの場合、季節や時間帯も色と明暗表現で明瞭に描き分けられ、このシーンは夏の午後6時頃の様だと明瞭に判り、気温すら感じ取れるが、本作ではその点が希薄。人体と顔に日差しが当る明るい部分と、影になっている部分の明度差が正確に描き分けられておらず粗雑な印象。

アニメ映画には、何より色彩設計が最重要と考え、厳密に計られて然るべきなのだ。欠点ばかりをあげつらう様で些か心苦しいが、更に言うと、眼の描き方も雑。視線を横に反らした表現など、まるでへのへのもへじで描く人顔の、の字の様、目の表現は紙に描いた人物に生命を吹き込む上で最も重要。そこを疎かにしては感情移入も難しい。アニメの場合、膨大な量をこなさなければならず、またアニメーターの技量もマチマチで、描画に一貫性が無かったり、線や動きがぎこちなかったりと、色々と問題を克服するのは難しいが「神は細部に宿る」と言うではないか、商業映画としてお金を払ってもらう以上、クオリティをもっと高める努力が必要。

ストーリーについて言うと、千年の魔法とする意図の意外性を期待したが、拍子抜け。タイムスリップしたような千年前の牛車が、新子の主観による幻視として現れるのでは、表現として弱く、説得力も持ち得ないのでは。国破れて山河あり、昭和30年頃の山口の風景描写は感心した。未舗装の道路や田園風景と野辺の花は、日本の原風景のようで、愛おしく感じられる。日焼けした現地っ子との間に発生する、色白の転校生少女との場違いな異質感と、27色の色鉛筆のエピソードも微笑ましい
DADAさん [DVD(邦画)] 6点(2016-12-30 14:39:17)
18.《ネタバレ》 『この世界の片隅に』の片渕須直作品と知ってDVDでの鑑賞。

同じ片渕須直監督が戦中~終戦までの日本を描いた『この世界の片隅に』と同様に、終戦から10年ほど経った地方の町(村)の空気感を非常にリアルに描いている映画です。

牛車が進む奈良時代的な過去と新子たちの現実が交錯する世界観は 一見すると時間ファンタジーだが、そうではないと感じた。
現代と違って、与えられる娯楽が無い子供たちが、自分の空想力で遊んでいた時代だから、想像と現実をレイヤーのように重ね、幻景と実景を綯い交ぜ(ないまぜ)にした世界で遊ぶ姿を描いている【ごっこ遊び】想像力豊かな少女の物語で、『君の名は。』的な過去とのシンクロファンタジーではない。
子供の想像だから、矛盾だらけで断片的だし、ジブリ作品のような派手で爽快なクライマックスが展開するわけがない。
つまり、これはフィクションとは正反対の現実的な〝妄想で現実をより楽しむ少女たち〟の・・・〝自由で豊かで純粋な心〟を描いた映画なのだ。

終盤、戦後のリアルな大人世界〝現実〟を新子は垣間(かいま)見る。〝子供の想像世界〟を〝現実〟が否応(いやおう)無く侵食してくるのだ。
しかし、どんな時代であっても、空想の翼を広げて夢を追って駆け回る子供たちの輝きが衰えることはない。そうこの映画は言っている。そして、優しく映画の幕は下りる。

できれば、この作品の前に『この世界の片隅に』を見ておくことを薦めしたい。その方が、片渕監督の描く世界を感じとり易いと思うし、【すずさんの生きた世界の、その後の世界】を垣間見ることが出来るからです。
墨石亜乱さん [DVD(邦画)] 9点(2016-12-09 04:09:35)
17.この映画の良さはよくわからない。
miumichimiaさん [DVD(邦画)] 4点(2014-09-18 01:26:13)
16.《ネタバレ》 はっきり言ってこのアニメ上級者向き これを子供が見ておもしろいだろうか?昭和30年代に生きた人たちが見なければおもしろさ半減なのではないか 舗装されてない町並み 板塀 ホーロー看板 スカンポ 桑の実 秘密基地 傷痍軍人 こんなものを知らない人達が見ても懐かしさを感じるのだろうか? 物語で起こる事は結構現実的で重いが子供達の空想と遊びの中で語られて行く しかも、主人公二人の空想が違和感なく高度にからまってなおかつ破綻しない この辺は実に素晴らしいと思った しかし、余りにストーリーに起伏がなく淡々としすぎているのはどうか なによりもこのアニメをけなすと、「この面白さがわからない奴は感性が鈍い」と言われそうな作品すぎるのが一番の問題じゃないか? まぁよく出来てるとしかいいようがないが、優等生すぎる
にょろぞうさん [ブルーレイ(邦画)] 7点(2013-12-16 15:36:08)
15.《ネタバレ》 悪い作品ではないと思うのですが、普通の女の子の日常生活と千年前の表現がまったく面白くなく、最後まで気持ちが入りませんでした。
ramoさん [CS・衛星(邦画)] 4点(2012-07-16 00:06:06)
14.興味が有れば観ればいいし、興味ないなら観なくても良いと思う、そんな映画って感想です。アニメ好きの大人が子供心をまだ保ってる大人向きに作った様な作品なので、やや難解風に仕上げてます。世界観や風景は好きでした。
movie海馬さん [テレビ(邦画)] 5点(2012-06-03 15:38:41)
13.《ネタバレ》 前半がとてものんびりとした爽やかな展開だったので、タツヨシの父が自殺した敵討ちをする為にヤクザのいるバーに上がり込む後半の展開には少々驚きましたが、でもそのタツヨシとの別れ方が、これまた凄く爽やかで、そのシーンが一番ぐっときました。ただ、これはあくまで個人的な意見ですが、1000年前の舞台と現世がどうもいまいちリンクしていないというか、、、、。これだったら、1000年前の妄想はまるまるカットして、現世だけの構成でもいいんじゃないかと思うのです。ノスタルジックな雰囲気、子供達の絆、そういうところは凄くいいんですけどね。
あろえりーなさん [DVD(邦画)] 5点(2012-02-20 13:26:43)
12.《ネタバレ》 新子のマイマイは想像力と感受性のアンテナ。千年前の人々の暮らしに思いを馳せ、友の痛みを自分の痛みとして感じ取る事ができます。新子の父親は研究者であることから、もともと好奇心旺盛な家系なのでしょう。しかしマイマイは新子の専売特許ではありません。貴伊子も新子と同じ千年の夢へ飛び込めたように、マイマイはどの子どもだって持っています。いや、我々大人にだって。ただ、新子のように「明日の約束を返せ!」と叫ぶのが“しんどい”事や、空想に割ける時間が限られている事を大人は知っています。だから、普段は仕舞っているだけ。でも使わなければ、どんなお宝も錆びてしまいます。自分のマイマイを久しぶりに出してみたくなる本作のような映画は、大人にとって貴重な存在だと思いました。類似作品として真っ先に思い出されるのが『となりのトトロ』。“ススワタリ(真っ黒くろ助)が見えるのは子どもだけ”と、空想と現実世界に明確な線引きがされていたトトロに対し、本作の境界はやや曖昧です。マイマイが有る限り、人はいつでも千年の魔法に酔う事が出来るのですから。そういう意味では、ファンタジー色の強いトトロの方が厳しい世界観だと感じました。トトロは成熟した大人が作ったアニメ。マイマイ新子は子ども心を忘れない大人が作ったアニメ。
目隠シストさん [DVD(邦画)] 6点(2012-01-04 22:53:23)(良:1票)
11.《ネタバレ》 前半は子どもらのやることを笑いながら見ていて面白かったが、後半に入ると影がさして来て、妙に深刻な事件が起きたりする。主役の女の子があんな顔で怒鳴るのはやりすぎなんじゃないか。原作ではもっとあっけらかんとした感じだったろうと思うが。
またストーリーが複雑で難しいので、一回見ただけでは何が起こったかわからず、理詰めで考えなければならなかった。何か話を作りすぎのような気がする。独りよがりな台詞も多い。

ただ、映像的に美しいのは心に残る。また個人的には特に、千年前と昭和30年の風景を直接重ねて見せるような、いわば歴史地理学的な発想が面白いと思った。それがまた、都びとの目には何もないように見える一地方にも何百年、千年にもわたる人の暮らしが積み重なっている、という映画独自の主張につながって、時間的な深みを感じさせている。
それから千年前の一般庶民にも、花を散らす牛車を見てなごむ程度の心の余裕があるように描かれているのはよかった。世の中いいことばかりでないのは当然だが、悪いことばかりでもなく、楽しいこともある。それは千年前も今も同じだろう。昭和の事件の結末も含めて、この世界に対する基本的な肯定感が伝わって来て嬉しくなった。それはあくまで“子どもの世界”なのかも知れないが、中年男に向けた癒し効果もあったと思う。

そういうわけで、マイナス面もあり他人に勧めるのは躊躇するものの、個人的には忘れがたい映画になってしまった。
なお、登場人物のうち特にお姫さまのキャラクターが可笑しくて可愛い。周防権介の息子らをいいように使ってやりたい放題だったが、後半、山中の家を訪ねた場面は見ていて泣き笑いだった。周防守の権威をもって、この母子にいい継父を世話してやれないか。
くるきまきさん [DVD(邦画)] 8点(2011-12-31 15:44:38)(良:1票)
10.《ネタバレ》 『一度見ただけで理解できて分かりやすい毒のない感動的な作品が素晴らしい映画、アニメ作品がドキドキワクワクファンタジーが当然だ』というのならこの映画の得点は低いでしょう。ある意味分かりにくてもいい映画があってもいいでしょう。実際何度か見た後にはとんでもなく凄い構成の映画だと感じます。実際、私が映画館で見たときは難しかったっし???が何度も頭の中に浮かびました。この映画は、リラクゼーション&ヒーリングのBGV(バックグラウンドビデオ)的な面と、もの凄く計算されつくされた構成で出来ている謎解きタイムトラベルストーリーの面があるところが熱狂的なファンを産んだ原因ではないでしょうか?
原作があり、すべて一人の少女の周りで起こった事実です。別に無理やり不倫させたり自殺させたり迷子にしたりした訳じゃありません。事実から変更している細かい所も意図して変更してある。大人向きで子供にわかるのか?という意見も多いですが別にすべて理解する必要はないでしょう。友達を作ること、大切な色エンピツを雑にあつかわれるところ、みんなでどろんこになって遊ぶところ、妹がいなくなって心配するところ,理不尽な現実に対する憤りや抵抗・無力感、十分子供向きでしょう。外国の映画祭で、何でナギコになるのが新子じゃなくて貴伊子なのか?と監督に質問した子供がいたそうですが、監督の答えは『君はどう思うの?』言ったみたいです。正解が無いと文句を言う大人が多いこと。そのくせ、例えは適切ではないかもしれませんがピカソの絵を理解している振りをして有難がっている大人があまりにも多い。人が死ぬことがとんでもなく凄い事件であるような今の風潮ですが、生き物である限り死ぬのは当たり前のこと。生きている時にどれだけ素晴らしい生活をし、いろんなモノを分かち合うのが重要なんじゃないでしょうか?病院でいろんな機械をつけて長生きさせることにに幸せがあるのか疑問です。どれだけ時代や環境が違っても子供は子供でしょう。小説での千年の魔法はひづるが生き返ることが千年の魔法とされていますが、映画ではもっともっと、千年の魔法は凄いことになっています。
マーガレット81さん [DVD(邦画)] 10点(2011-01-29 21:09:21)(良:2票)
9.なんで金魚すぐ死んでしまうん?と言ってたかどうかはさて置き、そこはかとなくジブリ作品をリスペクトしてるのがいい。
キャラクターも背景画もいい具合に劣化ジブリの様相。
最近のジブリ作品が迷走してるように感じていたので、これがほんとのジブリだよなぁって、ちょっと懐かしくもありました。
これでストーリーが良かったら完璧にジブリのパクリだったんですけど、残念ながらそこまでは真似出来なかったようで、千年の魔法はどこに行っちゃったんだろうかって感じでした。
もうちょっと上手く千年前とリンクさせることができたら名作になってたかも知れないだけに残念。
あと、大人の諸事情がいちいち重いのもマイナス点だろうか。
ポニョ探しや身分を越えた友情だけでも子どもの世界では大事件のはずで、感動的な物語になってたはずなのに、大人の諸事情が重過ぎて全部吹っ飛んでしまった感じでしょうか。
もとやさん [DVD(邦画)] 5点(2011-01-12 05:21:15)
8.《ネタバレ》 昭和30年代の地方の田園風景の再現は「トトロ」を彷彿させる。「トトロ」が家族の親愛の物語ならば、本作は友達とのコミュニティを扱った作品だろう。子供たちは友達と遊ぶことで世界を拡げて行く。行動半径だけではなく、精神世界も広がってゆく。学校の授業では教わらない、とても大切なものを身に付けて行く。その舞台として用意されるのが、デジタルが一切無い緑と水に溢れたご近所。その豊穣な世界観を観るだけでも意味があると感じる。一方で、友人の父親の自殺が大人の世界への鬼門として表現される。本作の子供たちは、それに抗する手段を持たない未熟な弱者として描かれる。いつかは、友達と遊ぶ時間も厳しい現実に取って代わる予感。だからせめて今は精一杯に遊ぶ。その時間と仲間たちを慈しむ。それだけを切々と謳っている映画でした。心を素にして感じる。そんな映画でした。
アンドレ・タカシさん [CS・衛星(邦画)] 6点(2011-01-04 17:32:44)(良:1票)
7.ノスタルジーを売りにするのは結構だが、そこに頼りすぎてる印象。約90分の映画で60分くらい特に何が起きるわけでもない少女の日常を見せられる。この部分を楽しめなかったのがすべてでした。
リーム555さん [CS・衛星(邦画)] 3点(2011-01-01 21:52:00)
6.1000年前の物語と昭和30年代の物語をシンクロさせるアイディアは悪くないし、登場人物の性格描写も行き届いている。一昔前のアニメーションを思わせる素朴な質感の映像も物語の時代性を映し出す上で効果的に働いている。物語の舞台は山口県なのだが、僕も中国地方に住んでいるので、新子のしゃべり方には親しみを覚えた。声優を務めた福田麻由子さんは東京都出身なのに、なかなか芸達者である。
ただし、一番大事な脚本が少し力不足な印象を受けた。「大人」と「子供」の世界の食い違いや「子供」の世界の絆の強さが描きたかったものと推察されるが、タツヨシの父親のエピソードにはかなりの唐突感が残るし、新子や貴伊子の両親との関係にはもっと焦点を当てて欲しかった。原作があるから仕方がない部分もあると思うが、もう少し登場人物を絞り込んで映画化したほうが良かったのではないか。本で描ける分量と映画で描ける分量にはやはり大きな差があるだけに、もっと原作を削る工夫が必要だと思った。良い雰囲気を持っているだけに惜しい作品だ。
枕流さん [DVD(邦画)] 6点(2010-10-24 13:13:16)
5.序盤半分くらいなんにも起こらなさすぎてどうしようかと思ったが、最終的にはそれなりに満足した。福田麻由子の低い声が新子をより魅力的にしているのが大きい。
田舎娘は声が低い方がそれっぽい。
すべからさん [DVD(邦画)] 6点(2010-08-14 16:52:31)
4.《ネタバレ》 作画も物語もキャラクターも、牧歌的な雰囲気を呈しているが、完全に大人向けアニメ作品ですね。対象年齢は「15歳以上」といった所か。

滋味あふれるジュブナイル・アニメの名作。(矛盾?)
aksweetさん [DVD(邦画)] 8点(2010-08-10 02:51:12)
3.う~ん..ある意味、難解..変化球って感じです..意図的に物語を創っているのも、鼻につく..これを観て、子供達が理解できるのか..疑問...
コナンが一番さん [DVD(邦画)] 5点(2010-07-26 17:24:13)
2.《ネタバレ》 結論から言えば近年のアニメ映画の中でも傑作だと。大人こそ観るべきアニメでしょう。
でも意外に賛否両論ある作品で、理由はファンタジーの要素が少なく冒険ものとしてあまりわくわく出来ないこと、終盤の展開が現実的でシビアな点があると思います。
でも自分はこの作品が大好き。昔の子どもたちの遊びや生活を観ているだけでも楽しい。
古代の人たちのエピソードも、夢か、それとも新子の力によるものなのかはわからずじまいなのですが、この映画は「どっちでもよい」というスタンスをとっています。子どもたちの世界は、子どもにとって「ほんとう」であればよい、というふうに受け止めました。
ハッキリとした描写の映画が多い中、こういった作風は個人的にものすごく好きです。
ヒナタカさん [映画館(邦画)] 9点(2010-07-13 18:21:34)(良:1票)
1.《ネタバレ》 ディティールの描写に関してはかなりいいんですよね。新子の秘密の空間や、水の中に創造された美しい空間、千年前の少女の暮らしまで含めて、子供の世界を大切に、イマジネーション豊かに描いています。だけど全体を俯瞰すると、やたらに独り善がりな作品が浮かび上がってきてしまいます。大人の都合ってヤツとの対峙がクライマックスに据えられているのは判りますが、そこだけがまるっきり異質で作品に大きな歪みが生じています。そして、その歪みこそをこの映画は重視し、本来きっちり描かれていい筈の二つの重要な事柄を、サラリとエピローグ扱いにして流してしまいます。その重要な二つからあえて感情を排し、心を抜いてみせた意図、それはどう考えても独り善がりとして捉える以外にないのですよね。この監督は、そこに至るまでの観客の視点、心の動きをきちんと意識したんだろうか?と。それは舞台挨拶でこの映画をどう見るべきかを予め観客に説明した上、上映終了後に何を描いたかを解説までしてみせる、まるでうるさいラーメン屋のオヤジみたいな監督の姿勢、そして主役の声を担当した子の「自分にはああいう別れ方はできない」という本音に表れていたように思います。映画は世に送り出した時点で観客のものであるという根本的なところから見つめ直さないと、これからもこの監督は独り善がりな自己完結パターンを延々と繰り返す事になると思います。映画は無垢な状態で見させてよ・・・。
あにやんさん [映画館(邦画)] 5点(2009-12-02 01:46:25)
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【点数情報】

Review人数 19人
平均点数 6.16点
000.00%
100.00%
200.00%
315.26%
4210.53%
5526.32%
6526.32%
715.26%
8210.53%
9210.53%
1015.26%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.00点 Review1人
2 ストーリー評価 8.00点 Review2人
3 鑑賞後の後味 8.50点 Review2人
4 音楽評価 9.00点 Review2人
5 感泣評価 7.50点 Review2人

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