ある街角の物語のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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ある街角の物語

[アルマチカドノモノガタリ]
Story of a Certain Street Corner
1962年上映時間:38分
平均点:8.00 / 10(Review 2人) (点数分布表示)
戦争ものサイレントアニメ
新規登録(2010-07-03)【エスねこ】さん
タイトル情報更新(2019-09-24)【イニシャルK】さん
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演出山本暎一
原作手塚治虫(原案)
脚本手塚治虫
制作手塚治虫
作画山本暎一(原画)
杉井ギサブロー(原画)
りんたろう(動画)
編集山本暎一
その他IMAGICA(現像)
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2.《ネタバレ》 哀しい話だが、とても素敵な映画だ。セリフが一切ないのに、映像だけで総てが伝わってくる。
正直この作品を見るまで、手塚治虫をナメ腐っていた時期があった(中学生の頃)。だが、試しに見てみたこの作品で意識を改めた。漫画だけでなく、アニメでもこんな凄いのを残したのか・・・!と。やっぱり手塚治虫は凄い。この作品はもっと多くの人に見てもらいたい。

戦争の足音が迫るヨーロッパのとある街角。街灯が暗い路地を照らし、ポスターの中で静かな演奏を続けるヴァイオリニストとピアニストの淡い恋。空間で遮断された二人は、そこから抜け出して手を取り合うことも、愛し合う事もできない。
屋根裏部屋に住む女の子、その子が大事にしているクマのぬいぐるみは落ち、それをイタズラ好きのネズミが見つける。
恋人たちの穏やかな日々。直接手を取り合えなくとも、こうして見詰め合っているだけで、それだけで良かった。
それを引き裂くように戦争は激化していく。独裁者のポスターが嘲笑い、脅かす。

やがて戦火が街を包むが、皮肉にもその焔が恋人たちを結びつけ、空高く誘うのである。
すかあふえいすさん [DVD(邦画)] 9点(2014-12-17 05:56:28)
1.《ネタバレ》  音楽に乗せて動く、ポスターに描かれた人たちが愉快で面白かった街角。軍関係のポスターが現れ、壁中を席巻する様は、明らかに軍事批判なんだけど、戦争によって街はひどい事にはなったが、同時に様々な事が解決している。
 女の子は、ぬいぐるみを取り戻せたし、街路樹は種を地に蒔くことができた。二人の音楽家のポスターも、添い遂げ二人の演奏をすることができた。
 普通に考えれば、どんなに困っても煮詰まっても、戦争というのはすべてを破壊してしまう、という事なんだろうが、私は逆に考えてしまう。

 ま、生き残った女の子と木々の新芽が、希望を感じさせるのだけは確かである。希望というのはいつでも、「これからの命」にあるものだ。
Tolbieさん [DVD(邦画)] 7点(2012-10-06 18:10:19)
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【点数情報】

Review人数 2人
平均点数 8.00点
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100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
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7150.00%
800.00%
9150.00%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 9.00点 Review1人
2 ストーリー評価 9.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 9.00点 Review1人
4 音楽評価 9.00点 Review1人
5 感泣評価 9.00点 Review1人
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