ヘンリー&ジューン/私が愛した男と女のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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ヘンリー&ジューン/私が愛した男と女

[ヘンリーアンドジューンワタシガアイシタオトコトオンナ]
Henry & June
ビデオタイトル : 私が愛した男と女/ヘンリー&ジューン
1990年上映時間:136分
平均点:5.83 / 10(Review 12人) (点数分布表示)
ドラマラブストーリー実話もの
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2024-02-14)【M・R・サイケデリコン】さん
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監督フィリップ・カウフマン
キャストフレッド・ウォード(男優)ヘンリー
ユマ・サーマン(女優)ジューン
マリア・デ・メディロス(女優)アナイス
リチャード・E・グラント(男優)ヒューゴ
ケヴィン・スペイシー(男優)リチャード
ジャン=フィリップ・エコフェ(男優)エドゥアルド
フェオドール・アトキン(男優)
ゲイリー・オールドマン(男優)
脚本フィリップ・カウフマン
撮影フィリップ・ルースロ
製作ピーター・カウフマン
ユニバーサル・ピクチャーズ
配給UIP
編集デデ・アレン
字幕翻訳戸田奈津子
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1
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12.《ネタバレ》 破滅の美というのが映画のジャンルとして確かにある。多くはラストが悲劇的である。それを観て、散りゆく花の一瞬の美しさに我々は安全地帯から酔う。しかし我々はその代償としてナニモノでもない。この映画もそうである。不倫の官能に堕ちていく男女の作家は、自分たちの遍歴を何らかの形でそれぞれ文章にするということで大作をモノにする。そうではあるが、やはり退廃である。映画の主人公たちは、文章にするという秩序立てで、とりあえず乱れた生活の中で精神状態を保ってはいる。しかし作家ならいいが、これが家族ならたまったものではない。それでも女性作家の旦那は、銀行家という職業のせいか、どこか鈍い。しかし男性作家の妻は、旦那の写し鏡のごとく、乱れた生活の中にいて、逃げ出しはするが、それでも戻ってきた時は、文字にするという身の処し方を知らぬ故、混乱する。監督のカウフマンは自分はお気に入りの作家だ。「存在の耐えられぬ軽さ」で退廃の人生を描いた彼は、ここではもう悲劇の行方までは細かく描かない。それよりも作家であることで、何とか立っている女性作家の妖しげな美しさを丁寧に描いてる。カウフマン監督作品の佳作さが残念だ。もっと彼の真骨頂の作品を観たかった。しかし彼もこのような退廃の美を描くなかで、自分を見失ってしまったのかもしれない。
トントさん [ビデオ(字幕)] 7点(2016-09-19 08:54:58)
11.硬質な肌触り、それでひんやりしている。とりわけヒロインのアナイスとジューンの凝視。相手を見抜いてやろうという凝視と、そう簡単に理解されないわよ、と気を張っているために見返す凝視でもあるか。自分の輪郭を絶対侵させまいとする誇りのようでもあり、傷ましくもある。とにかく日本にはない視線。この視線のドラマの迫力が強烈で、ジューンなど「尽くしたのに捨てられる哀れな女」という新派的な弱い存在になりかねないところなのに、彼女が残った二人を裁いているドラマでもあった。彼女、その後社会奉仕の仕事に入ったそう。この閉じた人々の物語で、世の中が姿を垣間見せるのは、ドイツのラジオとこの社会奉仕のナレーションのとこだけ。社会が確実にこの人々を閉じ込めつつある中で、ジューンだけは主体的に社会との関係を回復していく。音楽や映画が同時代の動向を示している。登場する人々がみな毅然としている。駄目な旦那でさえも。
なんのかんのさん [映画館(字幕)] 8点(2014-01-09 09:23:22)(良:1票)
10.同じ監督の「存在の耐えられない軽さ」同様、ラブストーリーというにはドロドロしすぎている雰囲気の愛憎劇が、さしたる起伏もなく延々と続く作品。夫婦の両方を愛した上に自分の夫とも関係を保つなんて、一言で要約してしまったら荒唐無稽にも聞こえるのであるが、それを何となく成り立たせてしまっているマリア・デ・メディロスのキャラクター作りは称賛に値する。
Oliasさん [DVD(字幕)] 5点(2006-02-27 02:01:59)
9.自伝的物語らしいけれど、超ノーマルな私にはどても理解出来ない登場人物たちの生き方。マリア・デ・メディロスのアイメイクが印象的だった。
Mirandaさん [地上波(字幕)] 5点(2006-02-26 20:45:12)
8.映画の質としては決して高いものではないけど、なぜか忘れられない作品。この手のはなしが好きなんでしょうな。マリア・デ・メディロス、ウマ・サーマン、リチャード・E・グラントはエロティックなんだけど、肝心のヘンリー・ミラー=フレッド・ウォードがカサカサ乾いた感じで全然セクシーじゃなかったのが残念!!あの時代のパリに集まっていたアーティストたちもちらりと描かれていたのがちょっとうれしかったりする。たしかマン・レイが出てきたと思うけど・・・勘違いだったらスミマセン。
envyさん [CS・衛星(字幕)] 5点(2005-10-10 14:18:09)
7.ユマだけだった。
taronさん 3点(2004-02-22 12:09:25)
6.ちょっとダラダラしてた感じもしましたねー。でも、思ったよりおもしろくなかった...と言ってポイッて捨てられない...だって、あれで、ユマのファンになってしまったからっ!!見てる間中、私もアナイスと同化して、「早くでてこい、ジューン!!!」...やばいですね...。アナイスとヘンリーの原作もよんでみましたが、観念的で、あのころ(16歳)のわたしには、ちょっと馴染みにくかったです。今、冬で、なんだか合ってそうなので(?)、また読んでみたいと思います。
マロリーさん 5点(2003-02-03 09:29:55)
5.もっと深みが欲しかった。テーマとしては悪くないのに。マリアの顔はインパクトがあって○。ユマは・・・妖艶ですねえ!
アサリさん 3点(2001-06-10 20:35:27)
4.まったく好きになれないストーリーだった。もっとヘンリーやジェーンの人間性に迫った話かと期待したのに,情事の話って感じ。
paciniさん 5点(2001-04-18 13:57:16)
3.アナイス・ニンの自伝的作品とか。独特の顔を持つヒロインのマリア・デ・メディロスが、意外に魅力的に撮られていて良かった。あの顔を見たら、一生忘れることはないでしょう。
イマジンさん 9点(2001-03-24 15:23:53)
2.昔日本TV「11PM」に桝添要一が出ている時、この映画を非話題作として紹介していた。桝添の聞き手は最悪にも井森美雪で、噴水の横で胸をまさぐっているシーンが紹介され(はっきり言って、このシーンしか放映されなかったのだ)、桝添を冷やかしていたのを覚えている。つまりこの映画はあくまで、Hな映画としてしか宣伝されていなかった。作品のテーマは確かに、女性もエロティックな経験を期待する、と言うことが謳われている。エマニュエル夫人のアメリカ版といった印象も受ける。また舞台はフランス。勿論、制作者側にはこう言ったイメージで作品を作りたいと言った考えがあったのかもしれない。でもあの11PMの宣伝はあんまりだ。決してエマニュエル夫人ではない。純粋に、ある一人の女性が、退屈な人生に刺激を求め、自らそのチャンスを拡げようとしている。男性の目から描いた既製の作品とは、一線を引くべきだと思った。
さん 7点(2001-02-02 00:13:02)
ハチヤマさん 8点(2000-04-23 01:14:38)
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【点数情報】

Review人数 12人
平均点数 5.83点
000.00%
100.00%
200.00%
3216.67%
400.00%
5541.67%
600.00%
7216.67%
8216.67%
918.33%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 Review0人
2 ストーリー評価 Review0人
3 鑑賞後の後味 1.00点 Review1人
4 音楽評価 Review0人
5 感泣評価 Review0人
chart

【アカデミー賞 情報】

1990年 63回
撮影賞フィリップ・ルースロ候補(ノミネート) 

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