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静かな生活

[シズカナセイカツ]
1995年上映時間:121分
平均点:5.20 / 10(Review 10人) (点数分布表示)
公開開始日(1995-09-29)
ドラマ音楽もの小説の映画化
新規登録(2003-11-27)【fero】さん
タイトル情報更新(2023-11-23)【イニシャルK】さん
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監督伊丹十三
助監督中嶋竹彦
山口晃二
キャスト渡部篤郎(男優)イーヨー
佐伯日菜子(女優)マーちゃん
山崎努(男優)パパ
柴田美保子(女優)ママ
今井雅之(男優)新井君
大森嘉之(男優)オーちゃん
宮本信子(女優)団藤さんの奥さん
小木茂光(男優)ワインを飲み干す男
久遠利三(男優)プールのおじさん
高橋長英(男優)お巡りさん
岡本信人(男優)下水屋さん
三谷昇(男優)小説の中の男
渡辺哲(男優)水のビンの男
緒川たまき(女優)お天気お姉さん
柴田理恵(女優)近所の奥さん
原ひさ子(女優)お祖母ちゃん
結城美栄子(女優)フサ叔母さん
左時枝(女優)朝倉さん
柳生博(男優)キャスター
阿知波悟美(女優)黒川夫人
久保晶(男優)
原作大江健三郎「静かな生活」
脚本伊丹十三(脚色)
音楽大江光「大江光の音楽」
撮影前田米造(撮影監督)
浜田毅(応援撮影)
上野彰吾(応援撮影)
小松高志(応援撮影)
沖村志宏(撮影助手)
製作玉置泰
プロデューサー川崎隆
配給東宝
特殊メイク江川悦子
特撮島村達雄(デジタル合成)
山崎貴(デジタル合成)
渋谷紀世子(デジタル合成)
白組(デジタル合成)
美術龍田哲児(装飾)
尾関龍生(装飾)
編集鈴木晄
普嶋信一(編集助手)
録音小野寺修
白取貢(録音助手)
松本昇和(録音助手)
北田雅也(録音効果)
その他IMAGICA(現像)
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1
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10.《ネタバレ》 伊丹監督らしくない伊丹映画でした。監督が今まで積み重ねてきた方程式を壊した作品かもしれません。
主役が佐伯日菜子に渡部篤郎と、まだ俳優経験の浅い若い2人で、今までの伊丹作品の常連だったベテラン山崎努も宮本信子も、一歩引いた立ち位置で作品に参加しています。
同級生であり義弟である大江健三郎の小説を映画化したものなので、もしかしたら、原作の良さを引き出せるように、監督自身の持ち味を出さないように配慮して映画化したのかもしれません。それくらい伊丹作品っぽくなく、大江作品の映画化って感じです。

とはいえ私は大江さんの本は読んだことないので、イメージも何もありませんが。どこまでが創作か解りませんが、マーちゃんとイーヨーが大江さんの実の子供たちだと思うと、扱っているテーマが障害者の性だったり、性暴力だったりと、中々赤裸々な内容だったと思います。
最初は、障害者への差別を交えつつ、両親不在の兄妹の周りで起こる、ちょっと不思議な事件を、ゆるーく解決していくほのぼの系ミステリーだと思いました。家の門に置かれる水の瓶と、それを捨てずに貯めてるマーちゃんのシュールさ。少女を襲う渡辺哲はショックだったけど、ちょっと新感覚な謎解きで面白かったです。そう、後の『アメリ』のような期待感がありました。

悪い男とフェードアウトするお天気お姉さん。「どうしてもボランティアになっちゃう」は、残酷だけど飾らない本音ですね。このお姉さんがイーヨーを「世界で一番魂の綺麗な人」と表現しますが…友人がよく『野良猫って目付き悪いけど、飼い猫にすると徐々にフニャンって目付きになるんだよ』と言います。餌の心配が無くなると、猫も穏やかな顔になるんですね。
イーヨーはお金持ちの両親と面倒見の良い優しい妹に囲まれ、時間に縛られることなく、作曲とか水泳とか自由に好きなことをして生きていけます。
時たま他人から残酷な言葉を掛けられるにしても、一般家庭で暮らす障害者は、イーヨーのように手厚いフォローをしてくれる人がいません。これだけ恵まれた環境であれば、世界一魂が綺麗になっても不思議では無いのかもしれません。

さて、中盤から新井君の小説による風評被害と彼の本性の話になり、序盤とは作品の色がガラッと変わります。小説の襲われる女性があまりに残酷。アメリ風作品は普通の生々しいサスペンスになります。
マーちゃんも可哀想だけど、そこに至る経緯が、アレ?って感じ。団藤さんに暴力ふるった後、何事もなかったかのようにプールに来てる新井は変だし、それ知ってて水泳習いに行く兄妹も変。そしてマーちゃんなぜ新井の部屋に入ってしまう?どうしてその事件、絵に描いて残す?というか、話をこっちの方向に持っていくなら、序盤のイーヨーの性問題とか必要だったのかな…
う~ん…あ、あとポーランド大使館員への執拗なビラ配りに結構な時間を割くとか、色んな意味で私とは住む世界が違うなぁって、思いました。
K&Kさん [CS・衛星(邦画)] 5点(2024-04-24 01:27:58)★《新規》★
9.いい映画に出会いましたので、久しぶりに投稿してみましたが特に書く事はありませんが傑作でした。
白い男さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2013-01-20 00:43:44)
8.《ネタバレ》 障害…と言っていいものだか。。。とにかくそんな子供を持ったある家庭の日常。もちろん大江健三郎氏の原作なので氏の家族が題材にはなっているんだろう。
劇中まーちゃんが言うセリフ『もし彼が障害を持って生まれてこなかったら…とは考えないんです、うちの家では』ってのが非常に印象的でした。
無垢な存在の彼らと現代人のわたしたちは、どこか恥ずかしくて向き合えない部分があるのかもしれません。
しかしそうだからといって差別的な言動は厳に慎むべきだと再認識しました。
わたしが通っていた中学は養護学級がありましたが、みんなイイ奴らばかりでした。
しかしそれは傍(はた)から見てるだけの人間の見解であって担任の先生方は大変なことも多々あったと思います。
やっぱりどんなに優しい気持ちで接しようと思っていても、疲弊しますからね。
お互い穏やかで静かな生活をおくることができればいいですね。
ろにまささん [CS・衛星(邦画)] 5点(2012-06-22 22:04:07)
7.《ネタバレ》 新井君はなんで傷害罪で現行犯逮捕されないの?なんでその後普通にレッスン受けてるの?あの人が…じゃなくて通報しないの?ホイホイマンションについていくのはなんなの?オールで殴られてわりとすぐに復活したけど死なないの?強姦未遂だけど通報しないの?マーちゃんはなんでそんなに時間があるの?NEETなの?近所のおばさんの登場の仕方はわざとなの?母親だけ訛ってるのは何故なの?父の親戚の葬儀も訛ってたけど母と関係あるの?マーちゃんの棒読みは何なの?あとは任せろって死姦する人間は存在するの?いませんって1P目に書いちゃっていいの?場面転換に全く芸術性を感じさせないんだけど気のせいなの?字幕に頼りすぎじゃないの?文字で書いちゃってるけどいいの?まさに謎が謎を呼ぶ映画だなぁ。緒川たまきの登場シーンが異常に艶かしかったり色々変態っぽいので、緒川たまきファンに超オススメ
デフォルトモードさん [DVD(字幕)] 1点(2009-02-21 02:38:23)
6.《ネタバレ》 あのドクロマークの液体が気になった・・・。
ぱんこさん [DVD(邦画)] 5点(2008-02-02 23:07:07)
5.《ネタバレ》 今のところ、この映画の最高得点になってしまいそうですが、正直な感想です。そんなに悪くはなかったのです。ただ、正直言えば、この映画だけだと障害者の生活を美化してしまう部分があるかなとも危惧を抱きました。そのあたりが、この映画でも(同列には並ばないけど)『レインマン』とかでも、感じてしまう。障害のある人に天才的な能力を発揮する人はいるのは事実。でも、全ての人がそうじゃない。だから、そのあたり、誤解を生んでしまうのではないかと思ったのです。でも、一方で、障害の有無を問わず、天才的な人は、いる。これはそういう、一人の天才とその家族をめぐる物語として、私にはとても面白かったのです。
いのうえさん [CS・衛星(邦画)] 7点(2007-05-20 23:34:15)(良:1票)
4.《ネタバレ》 障碍をもっている演技というのは実はとてもしやすいものではないのだろうかと思う。レオナルドディカプリオ(ギルバートグレイブ)もそうだが障碍をもつ人物の演技というのは、とても光って見えるものだが果たして実際はそうなのだろうか。強烈な個性を持った人物は演じやすいものではありませんか?むしろ凡庸な人物を演じる方が難しくないでしょうか。・・・・「マーちゃん」はもっと自分でしっかりと物事を考えた方がいいんじゃないかなあと思う映画でした。
蝉丸さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2007-01-07 11:45:17)(良:1票)
3.渡部篤郎がおまけ映像で泣いているのが印象的でした。それだけこの役に思い入れがあったということでしょうか。障害を持つ人を純粋さだけでなく、性的な部分、家族の苦労など描いていて、良かったと思います
サイレンさん [ビデオ(字幕)] 6点(2005-12-04 09:17:13)
2.伊丹監督が監督になって、ずっと撮りたかったテーマの映画が本作でなかろうか。日本の社会の中に根強く残る障害者に対する差別や偏見、特に障害者の恋やセックス的な部分をあえて描いている。監督としてはこのタブーを打ち破り、障害者に対する理解を深めたかったのだろう。監督の大江先生に対する友情、光氏に対する愛情はよく分かるのだが、これは親族だからこそなのではないのだろうか。一観客としては、お天気お姉さん同様、ボランティア以上の気持ちは沸かない。
亜流派 十五郎さん 6点(2004-12-07 21:07:05)
1.こりゃーよくも悪くもホント痛々しい話ですよ。よくもここまで、みたいな。渡部氏の演技はすばらしいですが。なんていったもんか、とにかく私は後味の悪さを強調したい。。笑えるもんなら笑いたいけどあんまわらっていいテーマじゃないでしょ。首つったじーさんとか首つるしかないっしょ。あーでもマーちゃんが襲われたときの、最近滅多に拝めなくなった巨大な白パンは大爆笑でした。
らいぜんさん 4点(2004-04-05 16:35:41)
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【点数情報】

Review人数 10人
平均点数 5.20点
000.00%
1110.00%
200.00%
300.00%
4110.00%
5440.00%
6220.00%
7110.00%
8110.00%
900.00%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 0.00点 Review1人
2 ストーリー評価 3.00点 Review2人
3 鑑賞後の後味 1.50点 Review2人
4 音楽評価 4.00点 Review1人
5 感泣評価 1.50点 Review2人
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