1. イースター・パレード
異常に暑い、非常識に暑すぎる。こんな時は、なにも考えずに楽しめる映画がいちばん。ということで、コレ。四の五の言わせず華麗なダンスを堪能させる作品。ついでに歌も楽しめる。だからお話の方はオマケみたいなもので、ありきたりの三角(四角?)関係だったり、やはりよくある無名の新人のサクセスストーリーだったりしても、まったく気になりません。惜しむらくは、フレッド・アステアがおじさんすぎること。もうちょっと若ければ、共演者とバランスがとれたんですけど。とはいえ、それを差し引いても十分楽しめました。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2018-07-23 19:02:34) |
2. イングリッシュ・ペイシェント
見終わってネットで調べた結果、アルマシーがハンガリー人だと気づきました。これでは内容についてきちんと理解できたかどうか、心許ないわけですが……。長時間でも見られましたが、それは撮影と音楽のおかげでしょう。時間に見合った作品だったかどうかは、「?」が付きます。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2014-11-03 09:37:19) |
3. いつか晴れた日に
《ネタバレ》 久しぶりに見ましたが、やっぱりいいなぁ~。当時の雰囲気がよく出ていると思うし(もちろん、その頃私は存在しませんが)、ペース配分を考えたシナリオがいい。映像・音楽もきれい。エマ・トンプソンは、自分で脚色しただけに役にはまっているし、ケイト・ウィンスレットも魅力的。この2人のうち、どちらかでも欠けていたら、こうはいかなかったでしょう。 内容としてはラブロマンスなのですが、イギリスらしいと思うのは探偵小説的な「意外性」に満ちていること。あの人とあの人が実は婚約していたとか~。かと思ったらあの人と結婚したとか~。その意外性の出し方、こちらへのパンチの打ち方が、タイミングよくてみごと。そしてそんなところにまで品があります。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2012-05-06 08:30:22)(良:1票) |
4. いそしぎ
《ネタバレ》 日本人でなおかつ信仰心の薄い人間にとっては、本作での宗教がらみの恋愛観や人生観は正直よくわかりません。主人公のローラは専業主婦に拒否感を示すなど、フェミニズムというかウーマンリブを先取りしているようで(アメリカでは隆盛だった?)、そうした点は興味深いのですが、45年も経っては古びてしまっています。当時は進歩と保守という対立で捉えられたのでしょうが、今のアメリカ人ならどう見るでしょう。あと、ローラの言う「自由」が、どうもアメリカ人にありがちな「自由という名の身勝手」に思えて共感できませんでした。映像と音楽は美しく、そこは今でも鑑賞に耐えると思いますが。 それにしても、聖職者の妻役にエヴァ・マリー・セイントをキャスティングするというのは、狙ってるんでしょうか? [CS・衛星(字幕)] 5点(2012-03-18 08:23:07) |
5. イージー・ライダー
バイクの話というからアクションものかと思ったら、普通というか結構地味なドラマでした。当時の風俗をうかがい知る以外に、魅力が感じられません。使われている音楽も、特にどうとも思いません。当時は時代の最先端を行っていたのでしょうが、それゆえに古びてしまったようです。純粋に物語として、見られないわけではありませんが。絵作りなど、元NHKの佐々木昭一郎が演出したドラマと似たところがあり、影響を与えたのかもしれません。個人的には、そちらの方に興味があります。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2009-10-01 22:20:51) |