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とらやさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2102
性別 男性
自己紹介 善人が苦労が報われて幸せになるハッピーエンドの映画、
悪人が出てこないゆる~い世界観の映画、
笑いあり、涙ありの人情喜劇が好きです。

2008年11月19日の初投稿から、早いもので10周年を迎えました。
この間、みんシネのおかげで出会ったいい映画もいっぱいありました。
管理人様、レビュワーの皆様、いつもお世話になっております。
これからもよろしくお願いいたします。
2018.11.19

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1.  おとなの恋は、まわり道
キアヌとウィノナ、ほぼこの2人にまで登場人物を絞った大人のラブコメ。 共通の知人の結婚式で出会った2人の会話劇が延々と続く。 その会話の中身は結婚する共通の知人の悪口に、互いの人生観の理屈っぽいやり取りに・・・ と言ってしまうと退屈そうな作品に見えてしまいそうですが、意外にそうでもない。 これまでにも結構共演が多い2人。息の合った掛け合いが楽しく、 90分足らずの尺でサラリと見ることが出来る作品です。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2020-09-03 15:20:19)
2.  おかしな関係(1984)
ダドリー・ムーアとエディ・マーフィーが絡めばどんなことになるんだろう? 2人とも好きなのでキャストを見た時は結構楽しみだったのですが、 作品は2つのパートに分かれており、それぞれのパートの主役といった構成になっているので 2人が作品の中で直接絡むことが無かったのが少々残念。 ダドリーのパートは最新鋭の兵器の開発をめぐる産業スパイ的な内容もあったり、 その最新鋭の兵器を搭載した戦車に乗るエディのパートは、戦場の最前線が舞台。 どっちもそれなりに緊張感のある設定ですが、基本的にユルユルでグダグダ感の大きいコメディです。 1つの作品としてのまとまりにも欠けますがさすがにこの2人、それぞれのパートで持ち味はしっかり発揮しています。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2019-07-07 17:09:04)
3.  おかしなおかしなおかしな世界
1963年作、アメリカン・ドタバタコメディ超大作。結構なバカ映画です。 ある大物犯罪者が35万ドルもの大金を隠した場所を言い残し交通事故死。 その事故現場に居合わせたごくごく普通の連中に、珍道中の最中に出会った、ごくごく普通の一般市民の皆様に、 最後はお偉い警部様までもが、あぶく銭に目がくらんで35万ドル争奪戦を繰り広げる。本当にくだらない作品です。 大御所ミルトン・バールをはじめとするベテランコメディアン達に加え、 名優スペンサー・トレイシーやエセル・マーマンといったスター達の体を張ったバカコントがこれでもかと挿入されます。 監督があのスタンリー・クレイマーというのが一番の驚きですが、 普通の人たちが大金を目の前に豹変していく様にはちょっとだけ皮肉が込められているようにも思えます。 我先にカネの隠し場所にたどり着こうとカーチェイスも頻繁に挿入されますが、演出やスタントにキャリー・ロフティンの名が。 この人、スピルバーグの「激突!」の殺人トレーラーのドライバーの人ですよね。ちょっと納得です。 終盤にはチョイ役でピーター・フォークが登場。 本作の2年後、似たテイストのある公道爆走コメディ大作「グレートレース」ではしっかりいい役を貰っていました。 このようにスターが出世していく一過程が見られるのも映画好きには嬉しいところです。 途中は中だるみもあるし、160分はさすがに長い。今に見ると笑えるような笑えないような微妙なギャグもあり。 しかしこれが60年代前半の作品であることを考えると当時としてはなかなかのコメディ大作ではなかったかと思います。
[DVD(字幕)] 8点(2018-10-28 20:10:19)(良:1票)
4.  オン・ザ・ミルキー・ロード 《ネタバレ》 
何年ぶりになるだろう?クストリッツァの実に久しぶりの新作。 作品からほとばしる、この人の映画特有の力強さに全く衰え無し、本作も素晴らしい作品でした。 いつものクストリッツァと同じく、愛すべき動物たちと牧歌的な農村の風景から作品はスタートする。 しかし間もなくこの村は戦場であることをすぐに思い知らされますが、 そんな中に生きる人々の人間描写もまた、彼らしい独特の明るさと力強さがあります。 〝イタリアの宝石″モニカ・ベルッチの変わることの無い美しさと共に、 ミレナを演じた女優さんの、モニカに全くひけを取らない存在感もまた印象的でした。 モニカ演じる〝花嫁″と愛し合うことになる、クストリッツァ自らが演じる主人公の男ら主要登場人物と 動物たちの楽しい絡みや、もう1つのクストリッツァの映画に欠かせない要素、登場人物が楽器を奏で歌い踊る音楽もまた素晴らしい。 休戦を祝い、村人が歌い踊る宴。しかしモニカを追ってやってきた黒ずくめの特殊部隊が、その平和なひと時を粉々にしてしまう。 その特殊部隊が多国籍軍であるというところに何とも言えない皮肉を感じます。 以降は愛し合う2人の特殊部隊からの逃避行が描かれますが、水辺から川の中、そして荒涼とした羊の放牧地での追手との攻防は圧巻の一言。 祖国の内戦を背景にしたものが多いクストリッツァ映画ですが、平和の象徴のようなクストリッツァ映画に出てくる動物たち。 本作で最も印象的なのはハヤブサですが、戦争の悲惨さを寓話的要素に包み込み、いつにも増して彼らの強い意志を感じさせます。
[DVD(字幕)] 8点(2018-08-05 16:23:25)
5.  女と男の観覧車 《ネタバレ》 
アレンが好きな、そう遠くない過去のアメリカを舞台にした人間模様。 1950年代、寂れつつある夏の海辺の行楽地コニーアイランド。 こんな作品の舞台にアレン映画独特の色合いと、前作と同じくストラーロの撮影が絶妙にマッチしています。 登場する全ての人物が、それぞれの繋がりの中で何かしらの後ろめたさを感じながら日々を過ごす人間模様。 そんな中、気だるいようで、時に鬼気迫る熱演を見せるケイト・ウィンスレットの存在が最大の見どころです。 かつては女優だった華やかな日々と、今の空しい日々。 そんな日々を彼なら変えてくれるかもしれない。彼女にとっては救世主のように現れた彼もただの人間。 再婚した夫と、ギャングから命を狙われている再婚相手の娘と、放火癖のあるまだ幼い自分の息子と・・・。 何も解決していない、誰も幸せになっていない、彼女を突き放すようなエンディング。 出ていきたくても引越す金も無く出ていけない寂れゆく夏の行楽地という設定が虚しさに拍車をかけます。 それでも、人間は生きていかなければならないということか。 ご主人が気の毒な役回りですが、演じるコメディアン、ジム・ベルーシが十分にらしさを見せてくれます。 お話の方は既視感のあるソープオペラ的ストーリーではありますが、 アレンらしい色調と音楽を背景に描かれる、コメディと並んでアレンが好むほろ苦くシリアスな人間ドラマです。
[映画館(字幕)] 6点(2018-07-13 16:03:08)
6.  汚名
アクションやヒッチコックお得意のユーモアはほとんど無いスパイサスペンスではありますが アメリカの諜報機関と南米に逃亡しているナチスの残党というサスペンスの構図は 第2次世界大戦終結間もない頃という本作が制作された時代背景を色濃く感じさせます。 サスペンスよりもケイリー・グラントとイングリッド・バーグマンのメロドラマに軸足が置かれていますが グラントのらしさがあまり感じられず、むしろラストシーンの後に厳しい運命が待ち受けているであろう敵役のクロード・レインズが印象的。 コーヒーカップ、鍵。本作でもやはり、サスペンスを盛り上げるヒッチコックのちょっとした小道具の使い方には唸らされます。
[DVD(字幕)] 7点(2018-01-15 21:37:57)
7.  夫たち、妻たち 《ネタバレ》 
夫(男)とは?妻(女)とは?結婚生活とは?-アレン映画お馴染みのテーマを インタビュー形式を交えたアレン映画お馴染みの手法で見せる、彼が得意とする非常に苦味の強いコメディ。 全編にわたって手持ちカメラが使用され、時にかなりの接近戦で登場人物をとらえており、それがいい臨場感をもたらす。 2組の夫婦の間に割って入る、途中から挿入される男女1人ずつ(リーアム・ニーソンとジュリエット・ルイス) と、2組の夫婦の関係が微妙に変化していく中盤以降の展開が非常に面白い。 特にジュリエット・ルイスのあの独特の喋り方と、彼女に惑わされていくアレンとのやりとりが見ものです。 敢えてインタビュー形式を入れなくても成り立った作品だと思いますが、登場人物が結構感情的になる場面が多く、 その後にクールダウンした登場人物がその時々の心境を振り返るので、見る者に彼らの気持ちを整理する間を与えてくれます。 中盤までとはガラリと変わった関係となった2組のカップルと、1人の男。3つのインタビューで作品を締めくくります。 男と女とは、結婚生活とは・・・。色々と考えさせてくれる、彼らの本作最後の言葉です。
[DVD(字幕)] 8点(2018-01-06 17:38:42)
8.  オンディーヌ 海辺の恋人
うまくいかない人生、現実の厳しさをファンタジー的要素にうまく包み込む。 母国アイルランドを舞台に様々な人生を描いてきたニール・ジョーダンですが、これも彼の好きなパターンの作品です。 突如海から現れた美しい精霊と、アイルランドの田舎の海辺の町でさえない日々を過ごす漁師のロマンス。 彼女を精霊と信じる漁師の1人娘が可愛らしく、現代のおとぎ話的世界観に欠かせない重要なピースとなっています。 アコースティックギターを基調とした素朴な音楽も海辺の田舎町の日常に自然と溶け込む。 こういう世界観の作品は嫌いではないのですが、なぜ彼女は突如海から姿を現したのか? もちろん彼女が精霊であるはずがなく、訳アリであることは容易に想像がつくのですが、 その訳アリの事情がそれまでの世界観とかけ離れすぎているのが残念。 男のことでも何でもいいのですが、もう少し普通の事情の方が本作の世界観には似合っていたと思います。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2017-11-01 21:08:11)
9.  大いなる決闘 《ネタバレ》 
既に引退した元保安官にチャールトン・ヘストン、 彼に逮捕されたことを逆恨みし、脱獄し復讐に乗り出す悪役にジェームズ・コバーン。 手の内を知り尽くした2人が互いの手を読み合う中盤までの静かな展開はなかなか面白い。 愛娘が誘拐されることにより、ヘストンにも強烈な復讐心が芽生えるといった流れも、 終盤の〝大いなる決闘〝に期待感が高まるのですが、娘がレイプされるあたりから尻すぼみになってしまいます。 こういう姑息な手を使わせずに、憎みあう2人の男同士の大いなる決闘が見たい訳ですが、その結末はあっけない。 敵を倒したものの重傷を負い、「助けてくれ」と娘に助けられ手当てされているラストもカッコよくない。 やはり西部劇のラストはカッコよく決めて欲しいですね。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2017-10-22 22:13:17)
10.  黄金の指
邦題の通り、“黄金の指”を持つ、4人組のスリのチームのリーダー、ジェームズ・コバーン。 高そうなスーツをスマートに着こなすジェームズ・コバーンがクールでシブい。 でも、どこかユーモアを感じさせるこの人ならではの魅力が出まくっています。 そして金を持っていそうな人間を百発百中で見極める熟練の目を持つウォルター・ピジョン。 もっと昔の時代の人のイメージがある人ですが、ベテランスリ師を余裕しゃくしゃくの味で演じる。 ドジもやらかすまだまだ未熟なマイケル・サラザンに、こういう映画のお約束、紅一点にトリッシュ・ヴァン・ディーバー。 熟練の技を持つ2人に未熟な2人。この4人がいいバランスで、コバーンと他の3人にはならずに4人組のキャラをうまく立てていきます。 いざ仕事に取り掛かるまでが結構長くてスロースタートの作品ではありますが、結末がいかしている。最後はやはりコバーンがカッコいい。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2017-10-06 21:13:08)
11.  オール・オブ・ミー/突然半身が女に!
日本未公開も納得、僕は大好きなのですが日本ではあまり受けがよろしくないスティーヴ・マーティン芸が満載のコメディです。 フランク・オズらと並ぶスティーヴ・マーティンの使い手、カール・ライナーの手綱さばきも冴えわたる。 体の左半分は自分、右半分は亡くなった女に乗っ取られる。体の右半分に乗り移った女は普段は姿が見えないけど、鏡にはその姿が映る。 演じるコメディエンヌ、リリー・トムリンとマーティン、鏡に向かい合った2人のかみ合わない言い争いが楽しい。 1つの体に2人の人格。自分の体を制御できないマーティン芸、これはもう彼の真骨頂です。 序盤のオシッコのシーンから最後まで期待通り笑わせてもらいました。全盛期のマーティンの珠玉の名人芸が堪能できる一作です。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2017-06-20 20:33:45)
12.  オン・ザ・ハイウェイ その夜、86分 《ネタバレ》 
上映時間は86分、主人公の男がハイウェイをドライブする86分をひたすらとらえ続ける。 上映時間=作中の時間、この設定は今となってはさほど目新しさはないのですが、 彼は全く動かない。作品の全ての時間は、様々な相手と電話で話しながらハンドルを握りハイウェイを運転する彼の姿をとらえ続けるのみ。 彼が電話で絡む様々な声の主以外、キャストはハイウェイをドライブする男を演じるトム・ハーディ1人のみ。 運転席に座ったままのトム・ハーディの1人芝居を86分間ひたすら見続けることになるワン・シチュエーション映画。 彼の奥さん、息子、出産を間近に控えたある女性、仕事仲間、仕事で緊急に連絡を取らなければならない警察や役所の人間たち。 彼らとの間に現在進行形で起こっている問題に対し次々に電話で対応しなければならない。電話の向こうの声の主の事情や対応も様々でよく練られている。 この夜に起こった問題の全ては彼の自業自得ですが、それら全てを投げ出さずに向きあおうとする。 今夜の彼の行動のことの発端から適当に逃げていれば、今夜も何事もなく家に帰り夕食をとりながら家族とサッカーを観戦し朝になれば仕事現場に向かい、 何も失わずに済んだのかもしれないが、彼はそうはしなかった。そのために彼は仕事も家庭も失うことになるのだろう。 この夜の様々な問題に対し、たった1人の運転席に座ったままの登場人物と電話、これだけで見事に最後まで緊張感を持続し続けた。 極端に動きが制約された中でのトム・ハーディの1人芝居もまた素晴らしかった。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2017-06-12 21:56:44)(良:1票)
13.  王子と踊子
チャーミングなアメリカン・コメディエンヌ、マリリンとシェイクスピア俳優の英国紳士、オリヴィエ。 本作で2人が演じる役は自由奔放な踊り子と欧州某国の大公殿下。 この2人のスターの持ち味や醸し出す空気も、演じる役の2人が住む世界もあまりにも違うのですが、だからこそのコメディとなっています。 基本的にはドタバタ劇なので監督も兼任したオリヴィエには分が悪くなってしまった感じがしますが、 衣装も素敵だし歌も歌ってくれるし、マリリンのチャーミングな魅力は全開。 ただ、本作の舞台裏を描いた「マリリン 7日間の恋」を見た後に本作を見ると何とも言えない気分になる作品でもあります。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2017-01-11 21:39:42)
14.  お家をさがそう 《ネタバレ》 
これまでにも「アメリカン・ビューティー」「レボリューショナリー・ロード」で 崩壊の危機にあるアメリカの家族を描いてきたイギリス人監督サム・メンデス。 一方本作は、間もなく産まれくる子どもと一緒に安住できる場所を見つけるために、 全米各地で既に家庭を持っている人々を訪ねるという幸せ探しの旅のようなロードムービーとなっています。 しかし、各地で出会う家族や夫婦達の描写からは、やはり彼らしさが顔を覗かせます。 これから子どもと共に住む場所を探す旅というよりは、様々な夫婦、家族と会う機会を重ねながら、 主人公の2人が新たな家族のカタチを模索していく旅。 そして彼らが新たな家族のカタチを作り上げていく安住の地は、以外にも身近な所にありました。 安住の地を見つけた幸せな2人の姿で作品は終わりますが、これからも2人は結婚はしないという形をとり続けるのかな。 サム・メンデスにとって夫婦とは、家族とは何なのか。 彼のこのテーマの新たな作品をもう少し見てみたい気がしています。できれば、幸せになるストーリーで・・・。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2016-12-30 00:27:00)
15.  オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ
アダムとイヴの一風変わったラブストーリー。2人は人間ではなく吸血鬼。 ジャームッシュ流、新感覚のヴァンパイア映画。 現代のヴァンパイアにもスマホはもはや欠かせない日常生活のアイテムの1つであり、 you tubeも欠かせない娯楽の1つか。しかし彼らにとっても現代社会は決して過ごしやすくはないようです。 生きにくい現代社会への皮肉に、ジャームッシュ独特の音楽のセンスに心地よいオフビート感とユーモアは本作でも健在。 ある意味だらだらと綴られていく、彼らの夜の闇に包まれた日常。 そんな彼らの日常に途中から投入されるお茶目でおてんばの妹、ミア・ワシコウスカの存在も効いています。 全く異なった趣を見せるデトロイト、タンジールの人気の無い深夜の街の風景。 それは美しくも、彼らの孤独感を表しているようでもあります。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2016-10-19 16:16:50)(良:1票)
16.  オズ
ジュディ・ガーランドがドロシーを演じた、あの「オズの魔法使」の続編的作品です。 「オズの魔法使」のかかし、臆病ライオンやブリキ男と同様に、 本作でもドロシーの仲間たちのキャラクターは愛らしくて良かったと思います。 しかし、小さな子どもも一緒に家族で楽しめる作品であることが前提であるべきと思うのですが、 必要以上にダークファンタジーになってしまった世界観はどうたったのでしょうか。 かと言って大人のファンタジーという訳でもなく。 ドロシーと仲間たちがガンプに乗って空を飛ぶシーンなど、好きな部分もあるんですけどね。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2016-09-25 12:15:25)
17.  オーバー・ザ・トップ 《ネタバレ》 
父と、何らかの事情で離れて暮らしていた子どもが再会し、一緒に旅に出る。 定番のロードムービーの始まりですが、この息子が父と打ち解けていくのにさほど時間は必要としない。 アームレスリングで見せられた父の強さ。トレーラーを運転させてもらった時の息子のワクワクした表情。 そして「人生は向こうからはやってこない」という教えと息子自身のアームレスリングの勝利。 ベタベタではあるのですが、父とまだ幼い息子が打ち解けていく2人旅の姿がいい。単純明快なアメリカ映画の良さが出まくっています。 「ロッキー」第1作では最後にロッキーはアポロに負けてしまった。しかしエイドリアンの心をガッチリ掴んだ。 一方本作は親父の強いところを息子の目の前でしっかりと見せて勝利を掴み、息子の心もガッチリ掴んだ。 どちらも本当によく分かる。どちらのスタローンも絵になっている。 父と息子が歓喜する姿を遠巻きに眺める祖父のどこか納得したような表情で全て終わらせるのも良かった。 出来れば父と母と息子の3人で人生を再出発できれば一番良かったんだけど・・・。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2016-04-17 15:10:56)
18.  おじさんに気をつけろ!
ちょっと(いや、かなりか?)ヘンで豪快なキャラクターのおじさんを演じるジョン・キャンディの濃い存在感が全開。 このおじさんが次に何をやらかすのかヒヤヒヤもしますが、そこは安心して見ていられるジョン・ヒューズのファミリー映画。 彼が巻き起こす騒動と子ども達との絡みがとても楽しい。 感動作「フィールド・オブ・ドリームス」と同じ年製作の本作でもエイミー・マディガンとギャビー・ホフマンが共演しています。 また、ジョン・ヒューズ&カルキン君と言えば「ホーム・アローン」ですが、 カルキン君がブレイク前にこんな映画に出ている伏線があったんですね。 ジョン・キャンディ以外のキャストも意外性があって面白かったです。
[DVD(字幕)] 6点(2014-08-18 15:41:44)
19.  オレンジカウンティ 《ネタバレ》 
鑑賞後、何が最も強烈に印象に残ったかと言えば、勢いだけは誰にも負けないバカ兄貴を演じたジャック・ブラック。 主人公は作家志望の弟ですが、オイシイところはジャックに持っていかれているような感じはあります。 でも主人公である弟のキャラクターにしっかり魅力がある。 故郷オレンジカウンティの人々もそれぞれに問題はあるけど許せる、愛すべきキャラクターに描かれています。 両親に、サーフィン仲間に、特に兄貴は無茶苦茶ですが、 何より弟思いであるところがしっかりと出ている点は重要なポイントです。 もう1人、弟の彼女の存在が効いていて、演じた女優さんのもつ雰囲気もとても良かった。 あれほど問題だらけだった彼の周りにあるものが、一瞬のうちに解決するラストも好きです。 兄貴の放火はお咎めなしなのか?と思いますが、まあいいんじゃないでしょうか。 悪友の「ざまあみろ!スタンフォード!」の台詞も良かったですね。 いい大学に入ることが全てではないし、人生、もっと大切なこともあるんじゃないかな。 ジャック・ブラックの濃い兄貴と比較すると地味なキャラクターですが、弟を演じたコリン・ハンクスも好演。 あのハリウッドの超大物を父に持つサラブレッドですが、 育ちの良さを感じさせる風貌と本作のキャラクターがとてもよく似合っていました。
[DVD(字幕)] 7点(2014-08-10 20:11:03)(良:1票)
20.  オー!ゴッド 《ネタバレ》 
ジョン・デンバーが演技しているところを初めて見ました。 歌詞も風貌も、その素朴さに何とも言えない魅力があったジョン・デンバーが本作の主役にピタリとはまっている。まさに適役。 それ以上に素晴しいのが、もう1人の主役である、神様を演じたジョージ・バーンズ。 野球帽に眼鏡。地味なジャンパーを羽織った、アメリカのどこにでもいそうなじいさんといった風貌ですが、 ちょっととぼけた感じが実にいい味わいがあります。 しかしその登場はまさに神出鬼没。ある時はラジオからの声、ある時は突然風呂場に現れ、ある時はベルボーイ、ある時はタクシードライバー。 “神の使者”であるジョン・デンバーに教えを説き、それに耳を傾ける使者。 この2人のキャスティングが絶妙で笑いドコロも十分のハートフル・コメディの秀作です。 神の教えは何も特別なことを言っている訳ではありません。 本作が製作された70年代にも、今僕たちが生きる現代にも通じる、 日頃忘れがちですが人として大切な、普遍的なことを言っているにすぎません。 しかしその神の教えの1つ1つがじんわりと心に響きます。 ラストシーンで語りかけるジョージ・バーンズの表情。そのバーンズの表情はもう神にしか見えなかった。 そして最後の神の教えを聞くジョン・デンバーの表情も実にいい。ラストの2人の姿も感動的でした。
[DVD(字幕)] 9点(2014-08-03 13:23:59)
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