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エスねこさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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コメント数 644
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ホームページ http://kine.matrix.jp/
自己紹介 [2010年8月23日]
か…かわも…

(゚Д゚;)ノ

…映画界は今日終わった…。


[2017年7月16日]
猛暑の夜、amazonで映画ではなく『幼女戦記』を寝ないで通し鑑賞。
大局的な戦略から入って行くという、かつてない架空戦記アニメでありながら、その悪夢性を出し切った感がすごかった。
最終話はテーマ的にポエニ戦争から対テロ戦争まで、膨大な戦争のイメージを深く広く全面爆撃して吹っ切れる展開に。
スピルバーグの『宇宙戦争』はバクテリアに仮託してその地獄自体を救いと説いたわけだけど、このアニメはそんな所まで引いて俯瞰する気がサラサラないってのがスゴイです。

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1.  レディ・イン・ザ・ウォーター 《ネタバレ》 
最初のアニメで既に泣いてました。で、序盤のポール・ギャリコ風のリリカルな状況設定も素晴らしい。後半のスティーブン・キングっぽい展開も悪くなかった…でもね。 ポール・ジアマッティ起用は絶対ずるい。減点理由はほぼソレに尽きる。 現実を喪失する不安感が全然ない。かといって一直線にお話にのめりこんで行く快感があるわけでもなく、演技派ジアマッティのバランスに長けた巧演で、最後までとてつもない安定感がある。もうね、例えて言えばガブリエル・バーン主演で『宇宙戦争』撮っちゃいましたみたいな、ストーリーがブチ壊れるほどの安定感に満ちてるんですよ、彼って。この話の主人公はさ、クリストファー・ウォーケンとか、ビリー・ボブ・ソーントンとか、ああいう危うげな人にしようよ~。 とは言え後半、13Bの映画評論家が殺されるくだりで、監督は「いいか、オレはこれからの展開について批評家のレビューなんて気にしてないぜ。みんなそのつもりで観ろよ」と言い放っちゃってるワケで、コレをしっかりと受け止めて観た以上、オチに文句は言わない。あんたの心意気はわかったぜ、シャマラン。  童話作家の佐藤さとるがエッセイ『ファンタジーの世界』で書いたところによると、世の中のファンタジーは「ハイ・ファンタジー」と「エブリデイ・マジック」に分類されるとのコト。指輪物語とドラえもんですな。 本作はエブリデイ・マジックの枠組みにありながら、キャラクター達がハイ・ファンタジーを目指すという展開で、スティーブン・キング出現以降徐々に増えてきた物語形式になっている。この物語形式は、必ず、あるお約束のスタイルを使う。ホラーとして描かれるか、サイコノベルになるか、だ。本作の枠組で、いきなりハイ・ファンタジー風の魑魅魍魎を跋扈させても観客は物語の中へ入って行けない。オイラの見立てではあのモンスターはナシでもやれた思う。もしくはもっと後半に登場させるか。 「予言者」である韓国人のオバチャンの人間像も薄くて雑だ。ここは考え抜かれてああいう人物像になったと思うんだが、裏の裏を読みすぎ。ま、コレは彼女に限らず全部のキャラクターに共通だろう。後半の展開を考慮して、わざと人間性を薄くしたんだろうけど…それは悲しすぎじゃないか。 シャマランは、作品で言ってるのとは逆説的に、めっちゃ評論家の言う事を気にしてるのかも。人物設定をヒネリ倒しすぎっすよ。
[映画館(字幕)] 7点(2006-10-10 01:14:11)(良:2票)
2.  レッド・バロン(1971)
この評をコーマン様に届けてくれっ! こっ、この映画は良いものだ~っ! …と叫びたくなるほどガンダムの元ネタがいっぱいでした(リヒトホーフェンの機って、赤く塗ったから3倍速くなったんじゃなくって、複葉機から三葉機に乗り換えたからだったんですなー…当たり前か)。泥沼にはまっていく第1次世界大戦。この時代を題材にすると、どうしても汚くて陰気な「塹壕戦」が舞台になりがち(『西部戦線異常なし』『突撃』)なんだけど、優雅にも見える空中戦を、本物の複葉機をジャンジャン壊しながら撮ったおかげで最後まで見応えいっぱいの作品になっていました。開戦当時は騎士道精神というかノンビリムードがあったのは間違いないんでしょう。休戦日になったクリスマス、ドイツ兵とイギリス兵が交歓会を開いてサッカーで戦ったという逸話もありますね。後で両軍の参謀本部が怒りまくって交歓会禁止の通達を出したらしいが…。骨太で荒っぽいシナリオながら、そんな「現場と大本営の温度差」がうまく出ていたと思います。低予算映画では神級の傑作を作るのに大金持たせちゃうと全然ダメって監督がけっこういます(あんたの事だよカーペンター)が、監督コーマンは器の大きな「どっちも採り」だった事が伺える貴重な映画です。
[DVD(吹替)] 9点(2004-12-25 22:16:30)(良:1票)
3.  レナードの朝 《ネタバレ》 
特に感動を誘うような筋立てにせず、淡々と事実を展開にしたのがいい。人間が化学的に微妙なバランスの上で存在できている事を教えてくれる作品。この映画の世界には、奇跡を起こしてくれる神や運命は存在しない。ホルモンの一種であるドーパミン(その化学的挙動は今でも完全解明されていないらしい)が起こした一夏の悪戯。言ってしまえばそれだけの話。デ・ニーロもウィリアムズも、その流れに逆らおうとはせず、ただあるがままに生を営んでいく。もっとドキュメンタリー風の、語らないカメラワークであれば、満点に届いたかもしれない(「この絵で充分」とも言えるし、利益を求める商業作品としてはいいバランスだと思うけどね)。
[ビデオ(字幕)] 6点(2004-03-20 22:09:55)
4.  レインマン
トム・クルーズに見切りをつける事になった作品。なんかダスティン・ホフマンの演技は既にトムを置いてきぼりにして見切りつけてるし。レビンソン流の淡々としたロードムービーも、ノンビリした音楽も良くなかった。障害者としての演技について言えば、確かに凄かったけどデ・ニーロの『レナードの朝』に軍配を上げる(まあアレも淡々とした作品だったが…)。しかし、いいとこの挙げづらい作品だなあ。
1点(2004-03-15 04:44:56)(良:1票)
5.  レザボア・ドッグス
この映画を見た時、自分の中で映画観が壊れてしまった。「こんな映画でもいいのか?」という強烈な疑問を感じた。今ではもうすっかり慣れたらしく、『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』も観れてしまったくらい(生理的・肉体的にはすごい苦痛だった…ソッチのレビュー参照)だけど、この時は衝撃。監督は明らかに素人だ(後で知ったが、タランティーノはマフィア/ヤクザもののレンタルビデオを編集してストーリーボードみたいなのを作り、映画会社に持ち込んだらしい)。でもこの構成なら確かに撮り切れるだろう。これは「映画」なのか? ラッシュに毛の生えたモンじゃないのか? …数年後、彼が普通の映画を撮り始めてからこう結論した。「巧く乗せやがったなこの野郎」。てなわけで、ハーベイ・カイテルに復帰祝いに4点。
4点(2004-03-13 23:49:28)
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