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エスねこさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 644
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ブログのURL https://www.jtnews.jp/blog/23593/
ホームページ http://kine.matrix.jp/
自己紹介 [2010年8月23日]
か…かわも…

(゚Д゚;)ノ

…映画界は今日終わった…。


[2017年7月16日]
猛暑の夜、amazonで映画ではなく『幼女戦記』を寝ないで通し鑑賞。
大局的な戦略から入って行くという、かつてない架空戦記アニメでありながら、その悪夢性を出し切った感がすごかった。
最終話はテーマ的にポエニ戦争から対テロ戦争まで、膨大な戦争のイメージを深く広く全面爆撃して吹っ切れる展開に。
スピルバーグの『宇宙戦争』はバクテリアに仮託してその地獄自体を救いと説いたわけだけど、このアニメはそんな所まで引いて俯瞰する気がサラサラないってのがスゴイです。

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201.  オブリビオン(2013) 《ネタバレ》 
貸してくれた友人が『借り物づくしでオリジナリティゼロ』と評してました。まさにそうなんだけど、別に気にしない。 これが造りたかったんだな、トム? 『宇宙戦争』じゃなくて? どうしても、本気で、主人公トムが自爆テロする映画を作りたかったんだな? ハリウッドのレーティング内で? キミぁハリウッド界では本当に困った奴なんだろうが、そういう一途なとこは好きなんだよオイラ。  ●(翌日の追記) 制作経緯を調べてみたら、監督が過去に作ったコミックが元だったのね。Amazon では現在入手不可能となってましたが、努力してアンテナ張っておこう。どのみち、あのビジュアルを動かしたいのが監督の意向だったようで、トム・クルーズもひとつのパーツのようです。うーん、こうなると評価は難しくなるなあ…とりあえず原作確認の日まで2点下げとく。貴様の監督作『トロン:レガシー』を観た者の恨みを知れ。監督部分以外は評価高いんだ(笑)。
[DVD(吹替)] 6点(2014-06-01 00:00:45)
202.  パシフィック・リム
TPPを擬人化したバカ映画。それもいい方向の豪快なバカ。 ストーリーはどこかで見たものの寄せ集めなんだけど、実はそこがいい。 題名の通り、環太平洋にネタが広く散らばっていて、この地方のどの国の観客 (詳細はブログにて)
[映画館(字幕)] 6点(2013-08-13 01:43:28)
203.  300 <スリーハンドレッド> 《ネタバレ》 
どうしても「スリーハンドレッド」じゃなくて「さんびゃく」と読んでしまうオイラ。フランク・ミラー作品という事もあって、地味~にパラノイアで鬱々とした内容なのはわかってたから、食指が動かずに放ってありまし (詳細はブログにて)
[DVD(吹替)] 6点(2009-04-04 22:35:04)
204.  キャット・ピープルの呪い 《ネタバレ》 
いっやあよかったねえ見つかりましたねえ道頓堀のカーネルサンダース人形。Google で「the curse of Colonel Saunders」検索すると出るわ出るわ、世界中で百数十件のニュース記 (詳細はブログにて)
[DVD(字幕)] 6点(2009-03-12 01:23:29)
205.  モンキー・ビジネス
気になって調べちまいましたが、本作の発表された1952年の前後は覚醒剤研究の揺籃期。 LSDの化学成分が明らかになろうとしていた頃で、つまり本作はドラッグ映画の先駆け的な位置付けにありそうです。 後の60年代ドラッグ・ムゥヴィーがとにかく内面、内面…と実体験に基づく幻覚と非論理を追求したのに比べ、ハワードホークスはこの(世間ではまだ認知されていない)《ハイ》という状態を他人の目で、冷ややかに、バカにするような視点で描き出してる。ここがまずポイントですね。 この冷た~い白~い視点に気付くと、コントラスト強めの色合いや、バリッと決まったパンフォーカスの画面の理由がわかるというか。これ、どう考えてもコメディにならないはずなんだけどなあ…何でスクリューボール・コメディ仕立てで企画したんだろうなあ…。 道具立てはかなり『赤ちゃん教育』に近く、ハワード・ホークスのこだわりが見え隠れする作品ではあります。でも壮年の夫婦を中心に据えた物語作りにはチョイと納得いきません。これが例えば、酒場を中心に展開する人情モノで撮られてたら、ネタのポテンシャルが活かしきれたんじゃないかと思うんだよねえ。 あ、でもあのモヒカンだけは腹がよじれた! あの一瞬のためだけに、ホントにやるか~ッ! …って感じです。(^O^、  ちなみにオイラにとっては初マリリン・モンロー作品(ケイリー・グラントに並んでキャスティングされてるから、彼女の映画と言ってもいいっすよね)。イマイチだなあ…これなら『黒い罠』でのザ・ザ・ガボールの方が可愛いなあ。
[DVD(字幕)] 6点(2009-03-08 17:22:59)
206.  スリーピー・ホロウ 《ネタバレ》 
DVD発売の頃、バートン大好きの友人に借りて観た。 なかなか巧みなミステリーながら、初見の感想は「あの風車小屋のアクションは何の意味があったんだ…」。今回観直して、単に33年版『フランケン・シュタイ (詳細はブログにて)
[DVD(吹替)] 6点(2008-02-20 01:03:12)
207.  ディック&ジェーン 復讐は最高!
気楽に観れるヌルコメを期待して借りてきたのに…意外にちゃんとした作り具合が、かえってガッカリ感をUPしてしまった。ギャグが思ったよりキツいんだよな。  (詳細はブログにて)
[DVD(吹替)] 6点(2008-02-03 01:17:05)
208.  ショート・サーキット
あら。いまふとここを見てみたら、続編の方がちょっと点数高いでわないの。オイラも同感です。本作のジョニー5も確かに可愛いけど、バダムの手の中ではまだ魅力全開とは行かないねえ。もち、バダム節も大好きなんだ (詳細はブログにて)
[映画館(字幕)] 6点(2007-06-11 02:04:54)
209.  ウェイキング・ライフ 《ネタバレ》 
『スキャナー・ダークリー』を観逃しちゃってガッカリしてた矢先、中古ショップで720円の『ウェイキング・ライフ』を発見! ウハウハしながらレジに駆けたという…ちなみに、一緒に買った『ツイスター』は580円でした。世の中って素晴らしい。 本作は実験作だし、失敗してるシーンも多いので点は上げられないですが、好き・嫌いの別で言うと猛烈に好き。言葉で埋め尽くされた世界が、何ともエキサイティングだ。 技法的には単純に映画へデジタルペイントしただけ、と思ってたのに、様々な技法を使って手の込んだ絵を見せてくれる。絵のレイヤを全部揺らしながら進行する場面なんかは、普通動かないモノが動くのでかなーりクラクラ。 だが大ざっぱなアメリカのアニメだから、こういう状況下で平気でカメラをパンさせたりしてスムーズなアニメーションを壊してしまう。コマの繋ぎがわかってしまったら、こういうアニメは醒めてしまう。動画をスムーズに動かすノウハウに関してはまだ日本が先を行ってるだろうな(『スキャダー』観るまで結論出すのを保留しますが)。 ストーリー的にはコレでいいんじゃないすかね。一般人狙ってないし。キルケゴールやサルトルが何者か知ってる人限定、『わが涙流れよ、と警官は言った』の名が出てパッとキャラクターが思い出せる人限定。  つまり…よく日本でDVD出せたなコレ。日本語吹き替えまで付けちゃって。こういうバカも尊敬に値します。
[DVD(吹替)] 6点(2007-05-10 21:03:41)
210.  デッドマン(1995) 《ネタバレ》 
1月5日。 深夜の札幌で部屋の窓を開け放ち、酷寒の中を震えながら観た。 「そうやって観るのが正しい」と自分の映画アンテナが教えてくれたからだ。  …。 なんつー過激さ。《詩》で殺す男、ウィリアム・ブレイク。 「『草の葉』(米国文学の象徴)を持ってねーか」 「うるせーオレはホイットマンじゃねえ! オレの詩はッ!」ダキューン。 「サインを頂けませんか」 「コレが俺のサインだッ!」グサッ。 etc、etc…。 そもそも序盤のあたりで、やたら目立つボストン・バッグを抱えてる姿が既にカフカの『アメリカ』の第一章を意識させる絵だし(なので「いつカバンを盗られるんじゃあ!」と焦れまくってた)、たどり着いた《機械》町ではいきなり(エミリー・?)ディキンソンから「この西部にゃあ神秘主義者の仕事なんてねーよ! 俺たちゃゲンブツ扱ってんのよ」とお払い箱(だが意外にブレイクの似顔絵は巧く書く)。いろいろあった挙句に《誰でもない古代詩人》ヴェルギリウスに救われて、異界へ、地獄へ、天界へと『神曲』マニアックな放浪を開始。 こりゃ西部劇版の『薔薇の名前』ですな。多分ジャームッシュの脳内では、各キャラにそれぞれ対応する芸術家が割り当たっているんじゃないかな。 …するとね、気になってくるんですよ。途中で出会う、死んだ子鹿。『バンビ』(=ディズニー)なのかねーやっぱり…そこんとこ読み解いてみたいような、読み解いても所詮はしゃーないような…。  自分的にはやっぱり、ジャームッシュは面白いけどそれ以上のモノじゃないなあ。イメージが広がらなさすぎで。ヤン・シュワンクマイエル作品みたいに、無辺の記号空間に放り込まれるような、脳がマッシロにリセットされる感覚がなく、常に何かの記号がついて回る。それは別に悪い事じゃないけど、オイラが求めているモノでもないのれす。 これは映画そのものの問題じゃなくて、やっぱ相性ってコトなんでしょうね。
[DVD(字幕)] 6点(2007-01-05 02:54:38)
211.  キートンのマイホーム(文化生活一週間)
不覚。初めて観るのに全てのネタを知っていた…有名すぎるんだよねコレ。 何も知らなけりゃ笑えたんだろうなあ。 相変わらずキートンとは巡り合わせが悪いみたいだ。
[インターネット(字幕)] 6点(2006-08-31 01:11:26)
212.  人間人形 デッドドヲル
TSUTAYA では毎回3本、7泊8日でレンタルしてます。そんで最近、ヒッチコックがマイブームでして、今日は『疑惑の影』をげっちゅ。メインディッシュの他には、栄養のバランスを取るために『0:34』と『ピンポン』ちゅう統一性のない付け合せ。結果、和独米の無国籍セットとなりました。帰宅して早速、「じゃあ今晩は『疑惑の影』上映会でっせ~」とレンタル青袋を開けたら、なぜかそこには『人間人形 デッドドヲル』が…。 しまった! パッケージからDVDを取って「やっぱりやめとこ」って戻した時、ヒッチコックの方を戻しちゃったよ!  …彼女とはこういう出会いでしたので、当然第一印象はよくありませんでした。しかも一昨日ヒッチの『めまい』を観たばかり。 「何だよカットごとに照明バラバラじゃんよ!」(←当然ヒッチと比較する) 「そのスモークやりすぎ! 役に立ってねーだろ!」(←これは本当にひどかった) 「音楽ってオープニング曲のコレしかないのか~?」(←単調だが話には合ってる) 「『オテサーネク』の爪の垢でも煎じて飲みやがれっ!」(←自分的権威を引き合いに出して不毛になじる) 「ええい身も蓋もない描写しゃーがってそもそも人形浄瑠璃四百年の日本人観客に向かってだな」(←もはやイチャモン) などと激しく激しく突っ込んでおりました。まあ所詮アホヲドリ・コアなので、そんな事しても虚しさ満点なんですが…。  「あれ、ちょっと凄いナ」と思い始めたのは、カメラのファインダー越しに見た時、人形へ生気が吹き込まれる場面。映像はからっきしダメなのに、写真はかなりイケてます。おやおや…? と思ってるうちに、デッドドヲルのペースにはめられてました。バカのひとつおぼえみたいに無駄に魔術的なシナリオも、後半にかけては不思議と含蓄を得てきます。やがて、不毛な愛欲の連鎖の中から「運命の女」対「白馬の王子様」というテーマが浮かび上がってきて…。 エンディングにヤラレた。 こう来ますか。こんなに美しく終わらせますか。アホヲドリ・コアのクセに! このページで妙に点数が高かった理由も納得です。ショボ映画だからと言って切り捨てられない、何だかよくわからん不思議さが確かにありました。  そういえば借りようと思った『疑惑の影』、TSUTAYA の棚でこいつのジャケットの中に納まってるんだよなあ…誰かが運命的な出会いをしてなきゃいいけど…。
[DVD(字幕)] 6点(2006-08-18 01:55:13)(笑:1票)
213.  キートンの警官騒動
う、うーん。 海外サイトから低速で動画をダウンロードすること2時間。でも観るのは一瞬…キートンは先週からこのパターンで、ババを数多く引いてしまいました。その中で、これは生まれて始めて笑えたキートン作品。本当は鑑賞しながら4点にしようと思ってたんですが、オチのペーソスとエンドマークの強烈さで俄然UPしてしまいました。 でもやっぱ、オイラにはキートン/チャップリンは合わないなあ…スラップスティック物の中では、ロイド作品がオイラの住処です。
[インターネット(字幕)] 6点(2006-08-03 05:57:46)
214.  白い恐怖(1945)
うーん、名のみ高くて、かな~り前衛な風景の映画を想像してました。が、一番衝撃だったのがショボショボのスキー場面…ある意味ダリの手がけたシーンを打ち消すくらいに前衛でしたよ。 あっ、悪口書いちゃったけど、面白かったですから! ホントホント! もう怖くてスキー場行けませんから!←ホントか
[インターネット(字幕)] 6点(2006-07-29 04:27:27)(良:1票)
215.  ハスラー
この映画を見たのは20歳の時。 なにぶんバリバリの理系でしたから、当然「世渡りってのはナ、才能だけじゃダメなんだよ。図太く悪どく生きなきゃなァ」っていうこの映画の肝の部分には反感を持ったワケですね。ある意味、この映画は自分の人生に枠をはめてしまったかもしれない。恐ろしいまでのメッセージ性でした。ポール・ニューマンを真似して、一万円札をクシャクシャにしてポケットに突っ込んでおいたり、若い頃はこの映画の影響がけっこう大きかったかな。 今じゃすっかりジャッキー・グリーソンの世代になり、彼の言う事の端々が実感できるようになってきました。世の中、甘くはないしキレイでもない。泣き言並べたって、聞いてくれるのは同じ境遇の負け犬だけ。ファッツ曰く「才能なんて、誰にでもある」…そうだよ。蹴落としたい奴にコッソリ後ろから近づいて、頭を思いっきり殴りつけるのは、誰にだってできる。そして長い人生のある場面では、明日を迎えるためにソレをやんなきゃなんない…それがわかるまで、けっこうな時間を費やしました。 今でも、この映画に対しては敵愾心というか、認めてやりたくない気持ちがありますね。世の中はキレイで、素晴らしくあるべきだ…この映画は一生、自分の敵に回るのかもしれない。いや、この映画を越える事が大事なのかも。 本作が「人生」という競技に与えられた、かなり難易度の高いエクササイズである事は間違いないトコロでしょう。 
[映画館(字幕)] 6点(2006-05-24 22:31:42)
216.  インデペンデンス・デイ 《ネタバレ》 
頭の中でシナリオにまで戻してやると、主要キャラクターの塑像は実に素晴らしい。かつて勇猛な戦闘機パイロットだったのが、今は政治ゲームに明け暮れて優柔不断になってしまった大統領。天才的な技術力を持っているが、為さざるを最上として隠者のように世間を愚痴りながら生きる、ギークなテレビ技術者。友人や、果ては息子たちからバカにされ、トレーラーハウスで酒びたりの暮らしを続ける飛行機乗り。そんな、現状に屈した人物の行き交う物語でただ一人、直線的に、自分の生きたい生き方を貫き通す空軍士官…本来のシナリオは「ヒラー大尉の英雄的な行動に触れて、エリア51に集まった全員が自分を見つめ直す」という展開だったんじゃないだろうか。 だとすれば、この映画最大の欠陥は全体構成である。4日間の物語で、1日目が50分もある。人物を描く余裕がないのだ。敵の目的が明らかになる2日目の展開がアッサリし過ぎているため、大統領が戦闘機に乗るくだりは「ただの死にたがりのバカ」にしか見えない(実際には大統領は、最後の作戦が失敗すれば政府など不要になってしまう事を理解しているはずだ)。蝿男ゴールドブラムもキャラが立ちすぎて安心感が漂いすぎ。もっとナヨってる色白のユダヤ人技術者でなければ、後半の盛り上げ役にはなれない。アダプテーション男ラッセル・ケイスも、コメディリリーフではなく、もっと深刻な自己喪失に直面しているべきだろう。ヒラー大尉もウィル・スミスでは軽すぎる。彼に出会って改悛する奴なんて皆無のはずだ。 …このあたりの人情の機微は、ドイツ人のエメリッヒの理解できなかった部分じゃないんだろうか。彼の才能は、都市破壊までの複雑なシーケンスをわかり易くまとめた部分で遺憾なく発揮されているが、物語の根幹はエリア51の奥底で起こる、人間的なドラマなのだと思う。だがそこを描くにはエメリッヒの力量では全体で4時間必要だし、物語の本質をドラスティックに見切った英断が、良くも悪しくも本作の「軽快でバカな持ち味」に寄与した事は否定できない。素材が贅沢なのでハンバーガーにするにはちょっと惜しかったとは思うが、映画とは人を呼んでナンボなので、やはり彼は勝ったのである。 ●追記:どーでもいいけど、ここの投稿制限文字数も、本作を語るには短すぎるってば…。
[DVD(字幕)] 6点(2006-05-14 12:56:44)(良:2票)
217.  アイランド(2005) 《ネタバレ》 
なんかこの映画、何を書いても文字数制限をオーバーするので、全部ブログに移しました。もう小論文並みの量を書いてしまったっす(苦笑)。 凡作だけど、過去の様々なSF映画のリスペクトが楽しく、特に『THX-1138』『ブレードランナー』への返答になっている部分は評価できます。ラストを間違えてるとは思いますがね。オーナーと入替わった時点で終わりにして、他のクローンたちは問題提起の形でそのままにしておくのが良かったと思います。
[DVD(吹替)] 6点(2006-05-02 10:04:30)
218.  アンドリューNDR114 《ネタバレ》 
なんか違う。 映画そのものも明らかに違うんだけど、ここのレビューを見てても論点がピンと来ない。これって、考えながら読む「小説」と、目の前の映像をひたすら受け入れなければならない「映画」との決定的な差なのかもしれない。ここでは(他のレビュアーの方々の目の向け先が変わってくれる事を祈りつつ)原作を元に後半の展開を再整理してみます。 表面上は恋愛が主軸になる後半部ですが、本来強調されるべき面はアンドリューの「人類への奉仕」です。ただ一体で医学と工学の限界に挑み、人間の寿命を倍にまで伸ばしてしまった彼の行動は、「人間になりたい」というピノキオ願望に端を発しているワケです。ワケですが結果的には人類社会へ貢献し、人造物としてはおよそスーパークラスの奉仕をしている。恋愛的な側面は原作にはないのです。最終段階の彼は、世界最強の実業家であり、およそ望んで手に入らないモノはなく、不老不死で、多くの人から尊敬され、人格者でさえある(映画ではけっこう省略されてますが)。それでも彼は言わざるを得ない。真摯に、ジェントルに、だが不退転の態度で「私を人間にして下さい」と…。 結局この物語って地球規模の『アンクル・トムの小屋』なワケですが、アンドリューというキャラが、人類を凌駕する巨大な存在にまで成長し、成熟する所がミソなんですね。どれだけ富や知識や人徳や寿命を持っていても手に入れる事ができない、とてもとてもとても大事なものが、人間ひとりひとりの中に存在している。生まれながら人間である事はそれだけ重要なんだってコトですな。 アメリカ流に言えば、それが市民権というコトです。 アメリカ建国200年に際して発表されたこの物語は、もちろん愛の物語なんかではなく、黒人が奴隷から市民になるまでの歴史を綴ったアシモフのロボット物の集大成なのです。  ラストでガラテアがポーシャの生命維持装置を切るシーンは原作にはないのですが、素晴らしかった。ロボット3原則に違反しているのを明白に理解している。彼女の犯した間違いが、あのシーンの中では間違いと言い切れない深さを持って響いてきます。なぜならそこに、アンドリューの萌芽が見えるから…。 あの終幕を入れたいがために余計なキャラやエピソードを突っ込んだのだとすれば、罪は深いがそれなりに意義はあったのかも。今は減点せざるを得ないですが、いずれ10点にまで届くかもしれません。
[DVD(字幕)] 6点(2006-03-21 17:32:09)(良:4票)
219.  ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド ゾンビの誕生
昔は怖かったんだ。確かに。でもさー、『プラン9・フロム・アウター・スペース』を見た瞬間から、本作はオイラの中でギャグ映画に変貌してしまったのだった。だって昼間の墓地で襲ってくるゾンビですよー! シチュエーションがあまりに同じすぎ(笑)。ロメロがエド・ウッドJrを意識してたとは一度も聞いた事はない(ってか、そんなわきゃない)んだけど、どうしてここまで似ちゃってるのか…これは、才能ある若手監督による低予算リメイク版『プラン9』です。断言!
[ビデオ(字幕)] 6点(2006-02-12 19:57:42)
220.  伯爵夫人
愛情のこもった6点。確かに評価が難しいけど、好きな作品です。さて、以降は本作には直接関係なし。モンティパイソンの作品の登録要望を出してて本作にたどり着いたんですが、あのパイソンズのご指定コメディエンヌ、キャロル・クリーヴランドが本作に出てるんですねー! チャップリン(しかも本作『伯爵夫人』)からパイソンへ、この対極のコメディを渡り歩いた彼女の演技の幅に感嘆です…てか、モンティパイソンのデビュー時のキャリアでは、彼女が一番上だったんじゃん。けっこう衝撃の事実かも…。
[地上波(吹替)] 6点(2006-02-11 11:31:50)
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