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アングロファイルさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 1000
性別 男性
年齢 60歳
自己紹介 レビュー数が1000に達したということで、活動を停止します。(今のところ)仕事がひじょうに忙しいので、映画を楽しむゆとりがありません。落ち着いたら再開するかもしれませんが、とりあえず未定です。

皆さま、ありがとうございました。縁があったらまたお会いしましょう。

※変更要望は出すかもしれません。

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321.  海外特派員 《ネタバレ》 
ヒッチ作品はだいたい見ていますが、これは初鑑賞。スロー・スターターですが殺人が起こってからは、傘でうまく表現した逃亡や風車小屋のサスペンスなど、かなり見せます。終盤ではアメリカに帰って終わりかと思っていたら簡単には帰れないなど、サービス満点でお腹いっぱい。ただ、少々長いと感じました。最後のイギリスからの放送は、時局柄とはいえよけいに思えます。あまり日本では知られていないようですが、主人公カップルの知名度が低く地味だからでしょうか。しかし映画の完成度は高いと思います。いろいろな要素を取り入れた欲張った作品ですが、それを破綻なくまとめたのはお見事。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2010-08-01 19:56:54)
322.  めまい(1958) 《ネタバレ》 
『裏窓』や『マーニー』と同時期にリバイバルされた際見ましたが、全然よくなかった。それ以来久しぶりですが、やっぱりダメです。 私としては、前半はけっこう面白かったです。スコティの尾行が下手すぎるとか、問題はありますが(あれは伏線なのでしょうか)。マデリンが飛び込むあたりからロマンス色が強くなると、面白さが削がれてきます。ジュディが登場してからは、スコティの行動についていけず、かなりつまらなかったです。ヒッチコックの映画では、このスコティのような「死者に憑かれた」人物として、あと2人思いつきます。そのどちらも脇役なので問題はないのですが、本作では本来主人公である人物が常軌を逸した(と私には思われる)行動をとるので、問題です。ジェームズ・スチュワートとキム・ノヴァクという組み合わせも、結果的によくなかったと思います。 本作については、画作りを評価する向きもあるかと思いますし、たしかにレストランでのキム・ノヴァクのポートレイトなど絶品なのですが、先に挙げたようなマイナスを挽回するほどではありません。やはり、シナリオが基本でしょう。その時点で失敗していると思います。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2010-08-01 16:28:03)
323.  屋根の上のバイオリン弾き 《ネタバレ》 
見ごたえのあるよい映画でした。ちょっと長いとも感じましたが。旧いものと新しいものの対立と時代の推移、ユダヤ人への迫害など、いろいろと考えさせられます。特にテヴィエが、娘と異教徒との結婚を絶対に認めないところ。ああいう価値観が、宗教戦争の根本原因になっているわけですね。この映画を見ると、えてしていわれなき迫害を受けてさまようユダヤ人に同情してしまいますが、旧いしきたりに縛られた負の部分もキッチリ描かれているところが非常によかったです。ミュージカルとしては、やはり「サンライズ・サンセット」に尽きる! なぜあの音楽で泣けてくるのか、よくわからないがとにかく泣ける曲です。逆にテヴィエの夢の場面(本当は作り話ですが)には、大爆笑しました。あと、やはり撮影がすばらしい。特にオープニングの夕焼けは美しすぎるほど美しい。1970年代は朝陽と夕陽ですねぇ。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2010-07-30 20:39:07)(良:1票)
324.  スター・ウォーズ<特別篇>
スター・ウォーズ、なつかしいです。当時アメリカで大ヒットしたことが大きな話題で、私も日本封切りを楽しみにしていました。サントラLPを聞き小説を読み、今から思えばその内容を確かめに劇場に足を運んだようなもの。これでは本末転倒です。きっと流行に乗っていただけで、その証拠にこれ以降の作品にはあまり関心がありません。 で、NHKでシリーズ全作を放送するというのでエピソードIVだけ見てみたら、どうやらこの特別篇だったようです。こちらは初見です。そして、意外なほど面白かった! いや~、これは大ヒットしたはずですわ。完全にオリジナルな世界を確立しています。登場する異星人・異種族のユニークなこと。パルプ・マガジンのイラストから抜け出たようなBEMがゾロゾロ登場して、製作当時の感覚からしても古いとは思いますが、そこが逆に新鮮というか、楽しかったりします。古いイメージのものをちゃんと映画として映像化したところに、大いなる価値があったのでしょう。その意味でやはりエポック・メイキングな作だったと思います。ストーリーはテンポよく、ユーモアも利いていて飽きさせません。各人物のキャラクターも古典的ですが、それだけにうまく噛み合っています。特に“若造”のマーク・ハミルと強気なキャリー・フィッシャーが、記憶していた以上に存在感があり役にハマっています。 気になったのは、ブラスターを乱射する場面で画質が変わること。ビデオ合成のように荒くなって不自然にみえます。オリジナルではもっと見やすかったと思うのですが、記憶違いでしょうか。それを除けば、楽しさ満載の2時間でした。
[CS・衛星(字幕)] 9点(2010-07-24 21:32:14)
325.  ピクニック(1955) 《ネタバレ》 
ここで描かれているのは、大半の日本人が「ピクニック」と聞いてイメージするであろうものとは、ちょっと違いますね。町をあげての一大イベントで、日本でいえば地蔵盆を大がかりにしたようなものでしょうか。 それはともかく、このピクニックのシーンが実に楽しい。これはシーンの切りかえ、編集の妙が生きています。前半までは、のんびりムードで普通のラブコメかと思われますが、途中で思わぬところから暗雲が立ちこめ、一挙にシリアスなムードに。が、主人公が迷走し始めて、映画の展開自体がおかしなことになってしまったようです。ここは大いにマイナス。ただ最後は、なんとか無難にまとめたようです。通常のラブストーリー以外に、親と子の関係や姉妹の相克などを取り上げ、それぞれひととおり描いてみせていたのはおみごと。ちょっと欲張りすぎという気もしますが。あと、マッジやハワードが申し出を受けながらなかなか決められないのは、人生の一大事だから至極もっとも。こんなところにリアリティを感じます。 キャストはみんなはまり役で好演。ローズマリー先生が人気を呼びそうですが、個人的にはけっこう可愛いスーザン・ストラスバーグが印象的でした。劇中“不美人”と言われていましたが、キム・ノヴァクと比べられちゃあねぇ……。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2010-06-28 22:28:21)
326.  エデンの東(1955) 《ネタバレ》 
高校生か大学生の頃、三本立ての名画座で見ました。この時は字幕が読みにくいところがあったりして、全然いいとは思わなかった。 ところが今回再見したら、すばらしい映画ではないですか! いち家族を描くことによって、罪と罰、善と悪、人と人とのあるべき関係について、真理に迫るような深い考察を促されました。特に「人を許す」ことについて、いろいろと考えさせられます。人は一人では生きていけないのだ、誰かが必要なのだと痛切に感じました。もしかするとアダムやアロンは、その点勘違いしていたのかもしれません。 ジェームズ・ディーンは、役を演じるより「役になりきる」タイプなのでしょうね。おそらく本作では、演じたキャルと彼自身とがオーバーラップする部分が多かったのでしょう。その分存在感があり、非常にインパクトが強くなったと思います。それ以外のキャストもそれぞれはまり役。特にアブラとサムが記憶に残ります。 これはやはり、名画として今後も残したい作品です。時代や国を超えた普遍性があります。結局はそういうものが、人の心をつかむのでしょう。
[映画館(字幕)] 9点(2010-06-26 20:44:29)
327.  ジュリア 《ネタバレ》 
映画のタイトルはジュリアですが、話の中心はあくまでリリアンでしょう。彼女にとってダシール・ハメット(ダッシュ)とジュリアがいかに重要な存在だったか、それがテーマのようです。だから前半の劇作家としてデビューするまでのいきさつも、リリーにとっては欠かせないものなのです。個人的には翻訳ミステリが好きなので、興味深く見ました。 後半のベルリン経由でモスクワへ行く話は相当面白いのですが、それまでと雰囲気がまったく変わってしまうので、はたしてよかったのかどうか。あまりにも面白すぎて前半とバランスがとれていないとも思えます。それにしても、本当に“小説にでも出てきそうな”展開で、ある意味使い古された陳腐な設定ですが、それをこれだけ引きつけてみせるというのは、たいしたものです。もっともこれは、主人公が実在の人物だというリアル感が、大きくプラスになっているとは思います。ジュリアが亡くなった後も、素人が地下組織の壁にはばまれるというリアルな展開で、安易なハッピーエンドよりも見ごたえがありました。レジスタンス組織の徹底した秘密主義を描くことで、戦争それ自体の恐ろしさを影のように浮かび上がらせています。 リリアン・ヘルマン自身が原作を書いているということで、リリーは多少欠点はあるものの、あまりひどい人物になっていないのが、ちょっと不満でしょうか。あと、やはり前半と後半でバランスが悪い。前半が時代と特にシンクロしていないのも、残念でした。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2010-06-22 21:24:27)
328.  ローマの休日 《ネタバレ》 
個人的に劇場でしか見たくない映画 No.2 なので、ずいぶん久しぶりでした。少なくとも、オードリーが亡くなってから見たことはないはず。が、あいかわらず楽しい、そしてステキな映画です。とってもおかしいし、笑いのとり方に品がありますね。そして最後の“Rome”は、わかっていても感動で涙ぐんでしまいます。こんないい映画になったのは、脚本のよさか、監督の手腕か、オードリーの魅力か、グレゴリー・ペックが格好いいからか、ローマという街の持っているオーラから来るのか。きっとそのすべての要素に、さらになにかよくわからない「プラスアルファ」があって初めて、これだけのすばらしい作品になったのでしょう。もうほとんど奇跡です。奇跡の名作。
[映画館(字幕)] 10点(2010-06-04 20:49:47)(良:1票)
329.  ショーシャンクの空に
これも『世界名画劇場』以来ですね。非常によくできたシナリオで、感心しました。とてもうまくまとまっています。ただ、無難にまとまりすぎて、これというところがない。のどごしのいいそうめんのようにおいしいけれど、もう少し引っかかるところがあった方が、強く印象に残ったのではないかと思います。傑作ですが、名作とは思えない、といったところでしょうか。
[映画館(字幕)] 8点(2010-06-03 21:09:57)
330.  或る夜の出来事
コメディとしてはいまいち。箱入り娘のエリーは、今ならもっと天然キャラにするのでしょうが、さすがに昔だからそれほどでもない。そのためにインパクトが弱くなったかも。世間知らずなのに車の停め方は知っているというのも、なんだかなぁ。終盤すれ違い以降は、必要な手順なのでしょうが、ほとんど蛇足に思えました。早く終わってくれないかと思いながら見ていたのかもしれません。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2010-06-01 21:09:43)
331.  噂のモーガン夫妻 《ネタバレ》 
メインのプロットは、「犯罪者に追われる人物が田舎に引きこもって、そこでの生活を体験する」というもの。近頃見た某映画、ほとんどそのままです。犯人逮捕の方法も似ている。これでちょっとガックリきました。本作では、その追われる人物が別居中の夫婦になって、夫婦再生の物語が付け加わったわけです。ネタ切れ気味ですね。一応コメディ路線ですが、あまり笑うところはなかったです。熊がいなければどうなったことか……。 ストーリーに期待ができないとなると、キャラクターはどうか。主役のモーガン夫妻ですが、これがどうも今ひとつ煮え切らない。悪くはないしむしろ人物像はうまく描かれていると思いますが、いわゆる「キャラ立ち」がしていない感じです。脇役の方がアクが強く、その分主役をやや薄味にしたのかもしれません。脇役陣はウィーラー夫妻をはじめ、なかなかの好演でした。特にルーシー役の女の子、いったい何者なのか気になります。 とはいえ、それほどとんでもないところはなく、まあ無難に終わったなという感じで、インパクトは弱いです。個人的に面白いと思ったのは、メリルの射撃の腕や熊を撃退するスプレーが、たいした伏線になっていないところですね。しれっと外していました。あとはまあ……、やっぱりネタ切れ?
[映画館(字幕)] 6点(2010-05-31 22:57:39)
332.  日の名残り 《ネタバレ》 
まるで日本人のように(?)職務に忠実な執事。忠実すぎるゆえに他人とすれ違ってしまうさまを、静かなタッチで巧みに描いていました。微妙な心理の綾を表現した、主演の2人がおみごと。「若くして結婚した女性は後悔する」と言っていたミス・ケントンが、自身の結婚を後悔してしまうのは皮肉が効いています。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2010-05-27 20:25:43)
333.  聖メリーの鐘
『我が道を往く』と同じく、ビング・クロスビーのオマリー神父が活躍する映画。知名度ではあちらに劣るようですが、中身は負けていません。ボクシングのエピソードやクリスマス劇など、ユーモアもあふれていて楽しめます。特に後者のオチは最高! また、同時期に見た『追想』と同じく、イングリッド・バーグマンの魅力全開で、その素晴らしさに改めて感服しました。クロスビー主演なので、歌がもっと活躍してほしかったところです。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2010-05-23 11:26:41)
334.  路上のソリスト 《ネタバレ》 
実話を元にしているためか、映像的にもドキュメンタリー・タッチの雰囲気がありました(一部除く)。昔NHKで放送していた、佐々木昭一郎のドラマのような感じです。 最初は喋りまくるナサニエルに面喰らいましたが、次第に慣れてむしろ彼の個性として認められるようになりました。昔から芸術家には奇人変人が珍しくありませんし、本人も路上生活に満足している様子。見ているうちに、路上生活も悪くないんじゃないか、なんていう気にすらなってきます。 しかしロペス記者は、常識人としてナサニエルを路上生活から救おうとする。まあ一般的にはそれが当然なのでしょうが、このケースはそれでいいのかなぁ、なんて思いながら見ていました。結果として2人の価値観がぶつかり合い、種々の相克のあと、ついにナサニエルが爆発します。結果としてこれがプラスの方に作用して、助ける者と助けられる者の関係から、対等な真の友人関係を築けたようです。結局は、そこがポイントなのでしょうか。どうも、どういう点に絞って鑑賞すればいいのか、今ひとつわかりにくかったです。ナサニエルの側から見たからでしょうか。ロペスと元妻の間も、どういうことなのかピンと来ません。もしかして、「実話だから入れました」ってことなのでしょうか。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2010-05-17 20:53:24)
335.  チャンス(1979) 《ネタバレ》 
風刺劇としてはそこそこ面白い。一番笑ったのはテレビに合わせてぐるぐる回るところでした。チャンスは着ているものもあってビジネスマンと勘違いされるのですが、それは勘違いしている方がついつい自分の経験の範疇で判断してしまうから。要するに、みんな世の中の一部しか知らないという点で、チャンスと同じなのだな~、などと思いました。最後はどう解釈すればいいのか、よくわかりません。「奇跡を起こす男」みたいな感じでしょうか。唐突にああなって説明なしで終わったので、カタルシスは感じられませんね。ただ、もう一度見てみたくなるような終わり方です。マクレーン演じるヒロインにあまり好感が持てなかったのは、ちょっとマイナス。 チャンスはテレビ大好きですが、これも当時の世相を風刺しているのでしょうね。リモコンで次々とチャンネルを変えることも含めて。21世紀のチャンスは、おそらくネットにはまっていることでしょう。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2010-05-15 18:33:31)
336.  ペーパー・ムーン
ハートウォーミングな話なんですけど、ベタベタ・メソメソしたところがないのがいいです。2人の距離がだんだんと縮まっていったあげく、最後はああいう風になるのもいい。それもこれも、頭の回転が速くてこましゃくれたアディを演じきった、テイタム・オニールがいればこそ。彼女にとっても一期一会の作品であり、ベストの芝居になったようですね。それがよかったのか悪かったのか。なんにせよ、笑えてホロリとさせられ、最後にはニヤリとさせられる、おしゃれでステキな映画です。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2010-04-07 19:21:34)(良:1票)
337.  マイレージ、マイライフ 《ネタバレ》 
どうも今ひとつ、なにが言いたいのかよくわからないところがありました。「リストラ宣告人」の主人公が、あくまで相手と直接向かい合って仕事をすることにこだわることは、面白いと思いましたが。おそらくこの人は、人間が大好きなんでしょうね。その点がたいへんいいと思ったのですが、劇中ではなにやら批評されているようで不思議でした。いわゆる「いい人」ではないけれど、実直で誠実、クールではないけれど熱くもないという、バランス感覚のとれた人物像が魅力です。それに比べると、女性2人はちょっと……。主人公が2人に振り回されてお気の毒、という感じだったのですが、それであまり高く評価できないのかもしれません。
[映画館(字幕)] 6点(2010-04-05 19:33:00)
338.  チャップリンの独裁者
数十年ぶりに見ましたが、あいかわらずおかしい。子供の頃の『全員集合』のコントのようで、チャップリンの影響力がわかります。この笑いの要素があるからこそ最後の演説が生きてくるわけで、そこが一番うまいと感じました。とりあえず、演説がなくても満足。あくまで希望を持たせる終わり方も好きです。
[映画館(字幕)] 8点(2010-04-02 13:58:29)
339.  フレンチ・コネクション2 《ネタバレ》 
「続編はできがよくない」というジンクスを破る映画として有名……なはずですが、久しぶりに見ると、前作よりかなり落ちるという印象。なぜかと考えたのですが、やはりドキュメンタリー・タッチではなく普通のドラマになってしまったことが大きいと思います。警察と組織を並行して描いていたのが、今回は完全にポパイが中心になったので、彼のキャラクターが好きかどうかで映画の評価自体が決まってきそうです。私自身はそれほどでもないので……。また、麻薬中毒にされてから立ち直るまでが冗長でした。あの婆さんはよかったと思いますが。捜査の過程がたいしてなかったような気がしますが、それは刑事ドラマとしてどうなんでしょう。こうしてみると、ポパイに頼りきった映画だという感じですね。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2010-03-31 11:18:33)
340.  OK牧場の決斗 《ネタバレ》 
『荒野の決闘』と比べると、元が同じ実話だったとは思えないほど、別の映画になっています。こちらは正統派の西部劇という感じ。ただ、複数のエピソードがつながっているので、中だるみの気があります。アープとドクの友情物語に絞ったためか、ほかのキャスト(特に女性)がかすんでしまったのは、プラスマイナスどちらにも作用したようです。最後の決闘場面は、こちらの方が見ごたえがありました。あと、主役のはずのランカスターよりカーク・ダグラスの方がかなり目立っていたのはご愛嬌。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2010-03-28 18:56:13)
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