Menu
 > レビュワー
 > とらや さんの口コミ一覧。22ページ目
とらやさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2102
性別 男性
自己紹介 善人が苦労が報われて幸せになるハッピーエンドの映画、
悪人が出てこないゆる~い世界観の映画、
笑いあり、涙ありの人情喜劇が好きです。

2008年11月19日の初投稿から、早いもので10周年を迎えました。
この間、みんシネのおかげで出会ったいい映画もいっぱいありました。
管理人様、レビュワーの皆様、いつもお世話になっております。
これからもよろしくお願いいたします。
2018.11.19

表示切替メニュー
レビュー関連 レビュー表示
レビュー表示(投票数)
その他レビュー表示
その他投稿関連 名セリフ・名シーン・小ネタ表示
キャスト・スタッフ名言表示
あらすじ・プロフィール表示
統計関連 製作国別レビュー統計
年代別レビュー統計
好みチェック 好みが近いレビュワー一覧
好みが近いレビュワーより抜粋したお勧め作品一覧
要望関連 作品新規登録 / 変更 要望表示
人物新規登録 / 変更 要望表示
(登録済)作品新規登録表示
(登録済)人物新規登録表示
予約データ 表示
【製作国 : アメリカ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
評価順1234567891011121314151617181920
2122232425262728293031323334353637383940
4142434445464748495051525354555657585960
61626364656667
投稿日付順1234567891011121314151617181920
2122232425262728293031323334353637383940
4142434445464748495051525354555657585960
61626364656667
変更日付順1234567891011121314151617181920
2122232425262728293031323334353637383940
4142434445464748495051525354555657585960
61626364656667
>> カレンダー表示
>> 通常表示
421.  ボギー!俺も男だ 《ネタバレ》 
ウディ・アレン流「カサブランカ」のパロディであり、オマージュ。しかしよく出来ています。 アレン演じる冴えない映画評論家のアラン。色々あって友人の妻リンダ(ダイアン・キートン)を愛してしまう。 「カサブランカ」である以上、最後はアランはリンダを見送ることになるんだろうな・・・。とは思っていましたが 霧の中の空港でリンダを見送る「カサブランカ」そのまんまのラストがいい。 最後の最後でボギーになりきり、キリッと締まった表情を見せるアレンがちょっとだけカッコいい。 リンダはモノにできなかったけど、心酔するボギーになりきれてちょっとだけ満足している自分がいる。 アランと同じく映画好きにとってはこんな気持ちもちょっとだけ分かる気もする。 その後、心の友?のトレンチコート姿のボギーが現れ、 「君の瞳に乾杯」と”as time goes by”で霧の中に消え行きエンディング。粋ですね。 その後公私共にパートナーになり、アレン映画の顔となっていくダイアン・キートンですが、 もう既にアレンと息ピッタリのとても楽しい掛け合いを見せてくれる。とにかく彼女が可愛い作品です。 そしてアレンにアドバイスを送り続けるボギー。作品を楽しくする、これも実にアレン映画らしい登場人物。 アレンは脚本・主演で監督は何故かハーバート・ロスですが、 挿入されるギャグも冴えていて脚本家アレン、俳優アレンの映画の楽しさを堪能できる初期の一作です。
[DVD(字幕)] 8点(2016-02-06 18:29:49)
422.  3人のエンジェル
3人のドラッグクイーンがアメリカを行くコメディ・ロードムービー。 本作の前年に製作されたオーストラリア映画の「プリシラ」に影響されたと思われるハリウッド映画。 本作の3人は白人と黒人とヒスパニックということで、アメリカ映画らしさも出しています。 町から町へ、少々シリアスさもあった「プリシラ」と比べると、こちらは 車の故障により滞在することになった1つの町の人間模様と3人が町に与える影響をじっくり描いています。 そしてアメリカらしいあっけらかんとした作品の空気もいい。 ずっと一緒に行動していた3人ですが、町に着くと3人をしばし単独行動させます。 3人がそれぞれに町の人々と交流することにより、閉鎖的で閉塞感漂う町の空気をうまく伝えてくれる。 そして町の人々のキャラもうまく立てていきます。 滞在最終日のお祭り。男も女も、3人にいい影響を受けて変わることができた町の人々の姿がありました。 「プリシラ」よりもいい意味で軽く、町の空気には現実感もありつつもおとぎ話のようでもありました。
[DVD(字幕)] 7点(2016-02-06 18:15:01)(良:1票)
423.  ストーリー・オブ・ラブ 《ネタバレ》 
ロブ・ライナーお得意のラブコメですが、本作は 2人の子どもがいる結婚15年目の倦怠期の真っ只中の夫婦が主人公。 ブルース・ウィリスとミシェル・ファイファー、どちらもいい。 2人の今の関係をずっと見せ続けられるだけならしんどい作品になったと思いますが、 いい時期も悪い時期も、巧く2人のこれまでをフラッシュバックする。 笑いの要素も巧く織り交ぜられています。 時に激しく口論もしますが、2人の子どもを夏のキャンプに行かせてしまって、 子ども達を巻き込まずに一時的に別居という道を選び、 夫婦それぞれにこれまでと今とこれからを見つめなおすというのがいい。  全体的な作風は何故かウディ・アレン・タッチ。 夫と妻、それぞれがそれぞれの友人と食事のテーブルを囲んで 男と女とは?結婚とは?そんな結論の出ないああでもない、こうでもないを繰り広げる。 そこに友人役で登場するロブ・ライナーご本人もとてもいい味を出していました。
[DVD(字幕)] 7点(2016-02-05 18:18:54)
424.  靴職人と魔法のミシン 《ネタバレ》 
トム・マッカーシー監督作。 彼の過去の監督作「扉をたたく人」や「WIN WIN」を見ても監督としての実力は確かなものがある。 「WIN WIN」でコメディのセンスも実証済み。そこに本作はファンタジーの要素を加えてきました。 靴と変身、それがもたらすドタバタは確かに面白かったのですが、 冴えない靴職人だけど善人。こういう主人公にあそこまで罪を犯してもらいたくなかったし、 悪党どものカネを騙し取れ!大作戦あたりまでにしておけばもっと痛快で楽しいコメディになったと思います。 また、やたらと靴職人を心配し世話を焼く隣の床屋の主人。彼の正体も残念ながらあまりにも分かり易すぎましたね。
[DVD(字幕)] 4点(2016-01-15 21:33:41)
425.  プレイス・イン・ザ・ハート 《ネタバレ》 
サリー・フィールド演じる、夫を失い生活に行き詰っても2人の子どもと夫が遺した家を守っていかなければならない女性。 ダニー・グローヴァー演じる、綿の栽培の技術が買われて雇われることになった行き場の無い流れ者の黒人。 ジョン・マルコヴィッチ演じる、戦争で視力を失い、家族から厄介者扱いされ、下宿することになった青年。 まずは本作で2度目のアカデミー賞を受賞した主演サリー・フィールドの素晴らしさを堪能できる作品ですが、 今ではすっかり大物になった、当時はまだキャリアがスタートしたばかりの ダニー・グローヴァーとジョン・マルコヴィッチの好演も見逃せない作品です。 世界恐慌の不況の真っ只中。誰もが自分が生きていくのに精一杯の時代。 夫を失ってしまった女性、黒人、障害を抱えた青年。 1人1人は弱者でも、困難を乗り越え彼らが助け合って生きていく日々の描写が感動的。 現れてくれるな、と思いながら見ていましたが、やはり現れてしまうクー・クラックス・クラン。 これも避けては通れないアメリカのかの地の現実の1つか。 唯一不要に思えたのはエド・ハリスとエイミー・マディガン、後に現実の世界で夫婦になる2人の不倫のエピソードでした。  冒頭で命を落とした者も、町を出て行かざるを得なかった者も、登場した白人と黒人が皆、穏やかな表情で顔を揃えている。 この教会のラストシーンには何とも言えない温かさと愛に満ちていました。
[DVD(字幕)] 8点(2016-01-11 21:26:49)
426.  マーニー
「赤い恐怖」という邦題が付いていますが、本作を見てまず思い出すのは「白い恐怖」。 巻き込まれサスペンスと並んでヒッチコックが好んだサイコ・サスペンスですが、 ティッピ・ヘドレンの美しさ、ラトランド邸、街並・・・と重なるバーナード・ハーマンの音楽、 これら作品を構成する要素の落ち着いた味わいに品や格調の高さを感じます。 マーニーがラトランドの会社で盗みを働く。掃除のおばさんとマーニーの行動を同時に見せる。 落ちそうな靴、音。ヒッチコックのこだわりを感じる緊張感があります。 しかしその後、中盤以降はショーン・コネリー演じる夫が完璧すぎる。 あまりにも全てお見通しで常にマーニーの先回りをするのですが、 それ故サスペンスとしては盛り上がりに欠けてしまう。 「鳥」のヒロインに抜擢し、ヒッチコックが見出し寵愛したティッピ・ヘドレン。 この頃には2人の関係は微妙なものであったようですが、 彼女が演じるマーニーをねちっこく執拗に追い詰めていく様が怖かったりもします。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2016-01-11 01:07:12)
427.  セイフ ヘイヴン
ラッセ・ハルストレムが「親愛なるきみへ」に続いてニコラス・スパークスの原作を取り上げたヒューマン・ラブストーリー。 ジュリアン・ハフ演じる主人公の女性の置かれた境遇は同監督作「アンフィニッシュ・ライフ」を思い起こさせます。 両作品共に、傷ついた主人公の女性が穏やかな日常のある田舎町にやってくるところからストーリーが動き出す。 本作はアメリカ南部の海沿いの小さな町が作品の舞台ですが、ハルストレムの作品にはこんな小さな田舎町がよく似合うし、 やはり本作でもハルストレムの映画らしい田舎町の風景がとても綺麗な作品です。 終盤はかなり予想外の展開となりましたが、ハルストレムが得意とする、 重さのある事情を抱えた人間ドラマを描きながらも鑑賞後の後味の良さは変わらずです。 ヒット作を連発していた全盛期と比べると、いつの間にかひっそりと公開され、ひっそりと公開終了になってしまう。 扱いがすっかり地味になってしまった感がありますが、きっちりと良質のドラマを見せてくれる監督です。
[CS・衛星(吹替)] 7点(2016-01-07 20:30:05)(良:2票)
428.  ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル
若くしてハリウッドのスーパースターとなり、そのままずっと第一線で走り続けてきたトム・クルーズ。 それでも人間50歳にもなれば衰えが見え始めても不思議ではないし、 そろそろ勲章(アカデミー賞)が欲しいな、という作品選びにシフトしてもおかしくない。 でも、この人にはそんな気はさらさら無いのでしょう。 近年ではシリアスな実話もの「ワルキューレ」でドイツ現代史の英雄を演じたと思ったら、 その次には軽~いノリのアクション・コメディ「ナイト&デイ」。 そして、本作へと主演作は続く。このシリーズを見るのは随分久しぶりです。 シリーズ第4作目はこれまでよりちょっと肩の力が抜けたようなちょっとしたギャグ的要素も挿入されていますが、 手を変え品を変えで見る者を最大限楽しませようという、彼の思いは不変なんだと嬉しくなります。 世界が冷戦の時代にあった頃によく見られた核戦争の危機とそれを回避するというストーリーに新鮮味は無いですが それでも本作のハイライト、ドバイでのアクションをはじめ、モスクワ、インドを股にかけ 見る者に息つく間を与えないミッションの連続にあっという間の楽しい2時間を過ごさせてもらいました。 とてももう50歳になるとは思えない若々しさとキレッキレの彼の動きを見ていると、 色々と私生活が話題になることもありますが、その裏では相当な努力をしているであろうことも容易に想像できます。
[DVD(字幕)] 7点(2015-12-30 23:50:11)(良:1票)
429.  ギリシャに消えた嘘 《ネタバレ》 
ヒッチコックやルネ・クレマンといった巨匠も映画化したパトリシア・ハイスミス原作の見事な映画化。 古代遺跡と風光明媚な島々からなるギリシャの風景を活かした美しい画作り。 度々挿入される新聞に警官や群集、入り組んだ街並みがサスペンスの空気を効果的に作り上げています。 登場人物は詐欺事件を犯したことに端を発し、逃避行を余儀なくされたアメリカ人夫妻と 旅先で夫妻と関わることになった1人の青年の3人のみといってもいい。 しかし3人の間に絡み合う嘘と秘密と、逃避行の過程で彼らの関係と心理が移ろいゆく様を 徐々に彼らを追い詰めていくかのごとく描き出していく。 逃避行と、3人の不安定な関係。この2つのサスペンスのバランスも実にいい。 知名度は低くてもいい映画がまだまだ沢山あるんだと改めて思い知らされる一作です。
[DVD(字幕)] 9点(2015-12-27 15:51:46)(良:1票)
430.  ニューヨーク・ストーリー
3作品がそれぞれに、マンハッタン、ブルックリン、クイーンズといった具合に、 ニューヨークの街をテーマにした作品だったりすると良かったのかもしれませんが、 どの作品も「ニューヨーク・ストーリー」と謳っている割にはそれ程ニューヨークが感じられないのが残念。 この顔ぶれだと当然と言えますが、小品の大家アレンが一番らしさが出ていました。お話の方もかなり面白い。 自分が主演で、ミア・ファローも出ていて、音楽もノリもいつも通りのアレンでした。 スコセッシの作品も嫌いではないです。不器用な画家を熱演してみせたニック・ノルティが印象的です。 挿入すれば確実に雰囲気が良くなる”A Whiter Shade Of Pale”の多用は少々反則気味ではありましたが・・・。 この3作品の僕の順位はアレン>スコセッシ>コッポラとさせていただきます。
[DVD(字幕)] 5点(2015-12-18 22:42:47)
431.  ユーズド・カー
ロバート・ゼメキス監督、スティーヴン・スピルバーグ製作総指揮でお送りする 最高に安っぽくてプンプン漂うB級臭がたまらない典型的アメリカン・ドタバタバカコメディです。 通りをはさんで店を構える競争相手の2軒の中古車販売店がドタバタと抗争を繰り広げる、 ただそれだけの本当にくだらない映画です。 カート・ラッセルとジャック・ウォーデン。終始喧嘩を繰り広げる2人の演技も楽しいです。 本作の前の「抱きしめたい」など、ゼメキスの初期の軽いタッチのコメディって面白いと思う。 スピルバーグも本作のちょっと前には「1941」という珍品を撮っていますが、 今となってはこの2人がタッグを組んでもまず撮れない映画ですね。 序盤のフットボール中継に割り込んで自分達の店のCMを流す、その際のおバカアクシデントの挿入には爆笑でした。 ただ、この手の映画で2時間近くの上映時間はちょっと長い。90分程度がベストだと思います。 終盤のボロ中古車250台の爆走は、本作と同じく能天気な空気がたまらないカーアクション映画の傑作 「トランザム7000」を髣髴とさせる楽しさ。 あっ!ちょっと足りない!と思ったらナンバープレートがガタッ!でOKのラストも笑わせてもらいました。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2015-12-16 23:06:05)
432.  ファミリー・ツリー
アレクサンダー・ペインらしいちょっとホロ苦さのある、苦味のあるコメディ。 決して軽い話ではないと思う。先立つ妻の浮気に、広大な土地をめぐる一族の様々な思惑。 それら重さのある要素をハワイの大らかさに実に旨く包み込ませています。 末っ子に母の運命を説明するシーン、土地の処遇についてマットが一族に説明するシーン。 重くなりがちな、話がややこしくなりがちなシーンも台詞を廃し、そっとさりげなく見せてしまいます。 偏屈な妻の父親が娘に別れを告げるシーンも良かった。マットと娘達(&姉のカレ)が病室の外からその様子を静かに見守る。 ハワイ音楽も巧く空気を和らげるのに一役買っています。 主要キャストが皆、それぞれに素晴らしい仕事をしています。 ジョージ・クルーニーはどんな役を演じても巧いなあと思う。いい円熟味も加わってきました。 長女を演じたシェイリーン・ウッドリーも好演。そして見逃せないのが彼女のカレの存在。 最初登場した時には、なんだこのアホな男は?と思ったけど、終盤までずっと家族と一緒にいる。 普通、フクザツな事情のある家族旅行にまでついて来るか?と思ったけど、 この男もコミカルな存在もまた、本作には欠かせない重要なピースとしてとても巧く機能していました。 奥の方でその様子を微笑みながら見ている。そんな感じでこのカレにも一緒にいて欲しかったとも思えましたが、 1つのソファーで、1枚のブランケットで3人がくるまってテレビを見る3人の姿に希望が感じられるラストでした。
[DVD(字幕)] 8点(2015-12-15 22:36:06)
433.  グッド・ライ いちばん優しい嘘
スーダン内戦とは何か。政治、民族、宗教、色んな背景はあるのだろうけど、前半のアフリカのパートからは ただ平和に暮らしていた彼らの小さな村に兵士がやってきて容赦なく彼らに銃弾を浴びせ、 一緒に暮らしていた仲間や家族が命を落としていく様を容赦なく見せる。 命からがら村を脱出し、ケニア国境までの長い長い道のり。 親を殺され、子ども達だけで逃避行を続ける彼らにさえ容赦なく銃口が向けられる。 「僕は生きたい。死ぬのは嫌だ」の台詞が胸に突き刺さります。 苦難の果てに彼ら兄弟は難民キャンプにたどり着き、やがてアメリカ行きの許可がおりる。 まだ食べられる食品を廃棄する必要も、家電製品も電話も必要の無い暮らしをしてきた彼ら。 彼らとアメリカ市民、モノにあふれたアメリカ社会との関り方をユーモアを交え描かれるアメリカパートの前半もいい。 アメリカに入国できた彼らは幸運でしたが、拭い去ることの出来ないアフリカでの記憶と、 全く違う価値観の社会でゼロから再出発する彼らの苦悩もまた、しっかりと描かれています。 本作でスーダン難民の兄弟を演じた俳優達は現実でも元スーダン難民で、少年兵だった者達も含まれています。 演じた彼ら1人1人にも言い尽くせぬ困難があったことでしょう。 彼らがアメリカに入国して間もなく、アメリカは彼らの受け入れに対し非常にシビアになっていきます。 9.11の影響は本当に救いの手が必要である善良な彼らにまで及んでいました。
[DVD(字幕)] 9点(2015-12-13 19:29:33)(良:1票)
434.  クルーレス
アリシア・シルバーストーンかあ・・・。懐かしいですね。この頃は結構人気がありました。最近見る機会がないけどどうしてるのかな? こういう学園コメディって昔から好きなんですけど、本作は前半のアリシア演じる女の子のキャラに全く魅力を感じられず。 青春ものやラブストーリーでヒロインのキャラに魅力が感じられないのは辛い・・・。 と思っていたら、後半から終盤にかけてはキャラも落ち着いてどんどん可愛くなっていく。 そして最後は幸福感に包まれたハッピーエンディング。 前半の不満はいつの間にか忘れ、気分良く鑑賞を終えることができました。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2015-12-08 20:06:51)
435.  クライマー パタゴニアの彼方へ
山と、それに挑む人間の挑戦をとらえた見応えのあるドキュメンタリーでした。 パタゴニアにそびえる難攻不落の峰、セロ・トーレ。標高は約3100mとのこと。 何だ、その程度の高さの山なら日本にもあるじゃないか、と思うことなかれ。 山というよりは、天に向かって垂直に鋭く伸びた、一本の草木も生えない険しく巨大な岩の塔といったところ。 しかもパタゴニア名物の強風が吹きつけ、岩に張り付いた雪と氷が行く手をさえぎり、時には濃い霧が視界をさえぎる。 「人間よ、できるものなら我を攻略してみよ」と山が下界を見下ろし語りかけているかのよう。 それを岩にボルトを打ち付ける等の策に頼らずフリークライミングで攻略するという、無謀とも思える挑戦を追う。 序盤はセロ・トーレとは何か。いかにこの岩の峰の登頂が困難であるか。そして過去にセロ・トーレに挑んだ人間のドラマが語られる。 中盤は関係者の回想や語りが多く、若干の間延び感はあるのですが、セロ・トーレを征服するという挑戦がいかに困難かを知るには十分。 撮影は空撮と挑戦者の体に固定されたカメラが頼りですが、それが実にいい臨場感をもたらせていました。
[DVD(字幕)] 7点(2015-12-03 22:18:53)
436.  ザ・コール [緊急通報指令室]
誘拐された被害者少女と911(日本の110番に相当するものでしょうか)のオペレーターの女性を繋ぐのは1本の電話のみ。 サスペンスのスピード感、見る者に与える緊迫感、焦燥感。 1本の電話で繋がる2人の女性が限定された手段の中、知恵と勇気を振り絞り凶悪犯と戦う。 脱出のチャンスと命の危機が背中合わせ、表裏一体となった 善意で声をかけた男やガソリンスタンドといったイレギュラーな出来事の挿入も見事。 ついこの前まで名子役だったアビゲイル・ブレスリン。すっかり大人になりました。 こういう本格的なサスペンスの彼女を初めて見ましたが、 彼女の出番の大半はクルマのトランクの中というかなり演技が限定された空間の中にあって大健闘でした。 展開が変わる後半まではサスペンスとして一級品の出来だったと思います。 それだけにB級サイコサスペンスのようになってしまった終盤が残念としか言いようがありません。 警察官として、犯人とのあの決着のつけ方にも疑問が残ります。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2015-11-30 20:59:13)
437.  ドラッグストア・カウボーイ
本作に「トレインスポッティング」に、公開時はドラッグ映画ってやたらスタイリッシュともてはやされたりしました。 既に触れられている方もおられますが、公開時の本作のポスター、確かにカッコよかったですね。 スピード感のある「トレイン~」と比べると、抑揚も少なく地味な作りになっていますが、 クスリでトリップしている時の表現方法など、ガス・ヴァン・サントのセンスの良さは確かに感じる作品です。 薬物依存から抜け出すには相当の苦労があるはずで、そこはきれいにまとめられているきらいはありますが、 前半よりも更生を目指す後半に本作の良さを感じました。 地味ながらもインパクトを残すウィリアム・バロウズの存在も効いています。 バロウズ演じる神父さんも含め、これもドラッグが蔓延るアメリカの日常風景の一部なのでしょうか。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2015-11-29 19:25:08)
438.  フレンチ・キス 《ネタバレ》 
メグ・ライアン主演で自らも製作に名前連ねているラブコメの佳作。 いつものメグ主演のアメリカン・ラブコメとは趣が異なる、 異国でのラブストーリーと色んな追いかけっこがあるちょっとしたドタバタ・イン・パリも楽しい。 前半のメグはご機嫌ななめで大声を張り上げるシーンも多く、今ひとつかな?とも思ったのですが、 それだけにケヴィン・クラインと恋に落ちる後半のメグが余計に可愛く感じられます。 フランスからはジャン・レノとフランソワ・クリュゼが登場。2人ともいい味を出しています。 ケヴィン・クラインの役もフランス人俳優でも良かったのでは?という思いもあるのですが、 (例えばクラインの役がジャン・レノだったらどんな感じになっていたかな?) 本作のケヴィン・クライン、ちょび髭をはやし、コミカルで怪しげな風貌ですがそれでいて男の魅力も十分醸し出す。 やはり巧いしいい俳優だなと思います。 前半の早い段階で主要登場人物が顔を揃えた時点で大方のストーリーは誰にでも分かるお話ですが、ラブコメはこれでいい。 最終的に誰と誰が恋に落ちてどんなハッピーエンドになるか。 見る者の期待通りのハッピーエンドに至るまでを安心して気分良くストーリーが楽しめて、ヒロインが魅力的ならばそれで十分であると思わされる作品です。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2015-11-29 10:57:06)
439.  カウボーイ
ジャック・レモンの西部劇。はじめて見た気がする。 ゴツい風貌の男気キャラが集う西部劇にあってレモンのカウボーイ姿はハッキリ言って似合っていません。 でも、レモン演じる男は牛追いになるのが夢だったシカゴのホテルマン。それが憧れのカウボーイに転職!というお話。 そんな新米カウボーイですから似合ってなくて当たり前、きっとこの役はレモンで良かったのでしょう。 グレン・フォード、ブライアン・ドンレヴィら男臭い西部の男達に混じって、彼らとレモンの対比が面白く、 最初は違和感ありありだったレモンが次第にカウボーイらしくなっていく。 最後は元の職場のホテルに凱旋。冒頭のフォードと同じく、バスルームで銃をぶっ放すユーモアのあるラストも良かった。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2015-11-25 22:03:19)
440.  冷たい月を抱く女 《ネタバレ》 
前半はとにかく後半のサスペンスへの伏線を張ることに専念し、 医療ミス事件の後はビル・プルマンがそれらの伏線を1つ1つ潰していく謎解きミステリーの一面も。 サスペンスとしての組み立ては上々の出来ではないかと思います。 しかし序盤の連続レイプ事件にストーリーを引っ張らせていく展開は不要だったと思います。 ビル・プルマン演じる夫のある事情を説明する方法はもっと別の手段があったのではないでしょうか。 その中でグウィネス・パルトロウがあっという間にいなくなってしまう。 今のグウィネスにはあり得ないキャスティングに、そんなに前の作品という感じはしないのですが、 これも20年以上前の映画なんだなと時の流れを感じたりもします。 後半は前半とは別人のような目ヂカラを見せる二コールの悪女っぷりと、 ビル・プルマンの執念がぶつかる後半の展開はサスペンスとしてなかなかの面白さ。 二コールとビル・プルマンとアレック・ボールドウィン。 この主要キャストは3人共に演じる役と見事にはまっています。 母親の家で再びその名が出る、もう1人登場する謎の医師リリアンフィールド。 しかしそれらしい登場人物は1人しかいないので、残念ながらその正体はバレバレでしたけどね・・・。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2015-11-15 21:40:26)
全部

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS