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目隠シストさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2255
性別 男性
ホームページ https://twitter.com/BM5HL61cMElwKbP
年齢 52歳
自己紹介 あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

2024.1.1


※映画とは関係ない個人メモ
2024年12月31日までにBMI22を目指すぞ!!

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461.  ダイ・ハード4.0
「突き出たお腹」「オヤジ臭」「寂しくなった頭髪」が中年男三種の神器。一定の年齢を越せば、大半の男性がこの項目を満たすようになる。自然の摂理の如し。しかし本当は違う。加齢臭は仕方がないにしても、メタボやバーコードヘアーは本人の意思でどうにでもなる。にもかかわらず男たちは太り続け、ハゲを晒し続ける。若い頃の自分には理解ができなかった。特にバーコード。必死に取り繕おうとするのが憐れに思えた。ヅラや植毛はNGでも、坊主にすればいい。いつか自分も禿げてきたらそうしよう。そう心に決めていた。そんな“いつか”が我が身に迫ってきた時、何故男たちはデブでハゲで居続けるのか分った気がする。当たり前だが、1日2日でデブでハゲになる訳ではない。数十年かけてデブでハゲになるのだ。それを否定することは今までの生き方を否定するようで忍びない。そして何より“まだ途中”との想いが強いことが分かった。ちょっと頑張ればお腹は引っ込む。育毛剤だって使っている。今の姿は最終形ではなく、またスマートとフサフサを取り戻せる。そんな夢物語を抱いている自分に気付いた。“ファッション”ではないスキンヘッドには、確かな現状認識力が在る。髪の毛だけでなく、その他のシガラミを捨て去ったようにも見える。枯れすすきよりスキンヘッドの方が間違いなくカッコイイ。潔い。でもバーコードだって悪くないと思えてきた。突き出たお腹と薄くなった髪は、今まで頑張ってきた証。それに“まだ途中”なのだから、現状を卑下する必要はない。そんな風にずっと自分を騙し続けて人生を終える。情けないけど、そんなんも悪くないかなと。だから、本作のマクレーンから髪の毛が消えたことは一大事だと思う。単に俳優ブルース・ウィリスの現行フォーマットが「スキンヘッドだから」では済まされない。中年男の悲哀を捨て去り、マクレーン刑事がスーパーマンに生まれ変わるには、薄くなった髪の毛を捨て去る必要があったのだと思う。アクションエンターテイメントとして8点。でも『ダイ・ハード』には中年男の悲哀というプラスαがあった。それが無くなったのは少し寂しい。
[DVD(字幕)] 8点(2008-07-04 21:55:30)
462.  ダイ・ハード3
(『ダイハード3』『ダイハード4.0』を続けてDVD鑑賞。その感想です。)正統派の続編であった前作と比べると、本作はシリーズ作品という感じはしません。お馴染みのサブキャラは誰も出てこないし、お約束のアイテムや展開もまるでない。『男はつらいよ』シリーズでも観るような気持ちで本作に望むと、ガッカリする可能性は高いと思いました。ただ、ジョン・マクレーンはジョン・マクレーンだったと思います。随所で見せる特有の困った顔、苦難の中でもユーモアを忘れない姿は自分の心に在るマクレーン刑事でした。それに髪の毛があったのが嬉しい!(←この辺の想いは『ダイハード4.0』で詳しく)ストーリーの山場がラスト前に来ているので、クライマックスの盛り上がりがイマイチなのは残念ですが、“シリーズ作品として”というよりも、本作単独のアクション映画としてまずまずの出来だと思います。
[DVD(字幕)] 6点(2008-07-01 20:02:29)(良:1票)
463.  エボリューション
これぞB級映画!脚本が粗いです。説明不足や強引な展開が散見されます。ただ、腹立たしい要素も無いので、リラックスして観るにはいい映画です。ところで本作のシンボル、三つ目のスマイルマークって何処かに出てきましたっけ?
[DVD(字幕)] 5点(2008-06-24 21:26:13)
464.  トランスモーファー -人類最終戦争-<OV>
「日本の配給会社も相当困ったんだろうなあ、この邦題」と思いきや、原題のままでしたか。確信犯ですね。予算が無いのは大変だと思いますが、なんの策も講じないと悲惨なことになってしまう典型例だと思いました。しょぼいCG。芳しくない演技。これで退屈しないはずがありません。予算が無いなら、それを逆手にとる強かさが欲しいです。いっそ密室劇にでもして、CGに頼らないヒューマンドラマ仕立てにしたら面白かったのではないかと。それでも役者の技量が絶対的に不足しているので厳しいか…。
[DVD(字幕)] 3点(2008-06-15 23:06:06)
465.  デス・プルーフ in グラインドハウス
監督が愛情と郷愁を込めて作った“ザッツB級”映画。例えるなら駄菓子だと思いました。大人にとっては懐かしの味。駄菓子の特徴は、欠点がそのまま長所だということ。曰く、品質が悪い、安っぽい、栄養価が低い、子供騙し…。けなすことならいくらでも出来ます。でも好きな人にはソコがたまらないポイント。だから本作は批判を受け付けない作品だと思います。文句を言ったほうが負ける。でもあえて言いましょう。本作は『う○い棒』だと。その心は…味は濃いけど中はスカスカ。でも好きなんだよな、チーズ味。
[DVD(字幕)] 5点(2008-06-12 19:33:43)(笑:1票) (良:1票)
466.  グリーンマイル 《ネタバレ》 
役者は芸達者揃いですが、中でも2人の俳優が抜群です。一人はマイケル・クラーク・ダンカン。心根のまっすぐな朴訥とした男を好演しています。ベストキャスティングでした。そして主演のトム・ハンクス。演技の上手さは折紙付きですが、それでも感服しました。トム演じる看守・ポールの人物造形がしっくりきます。看守としての職務を踏まえつつ、精一杯“人間として”正しい選択をしようとしている。その真摯な姿に心打たれます。神の与え給うた奇跡を、自らの手で殺めることの是非。彼が心を振り絞って出した答えが、コフィーへの“問いかけ”でした。「自分にして欲しいことは何かないか」。もしコフィーが命乞いをしたなら、迷わず逃がしたでしょう。その覚悟は出来ていたと思う。でも反面、コフィーが決してそれを望まないであろうことも承知していたと思います。本当にコフィーを助けたいなら、黙って逃がせばいい。でもそんなに簡単な問題じゃない。社会秩序を守ることの意義と、人としての良心。どちらが重いのか。どちらを優先されるべきか。それにコフィーを逃がすことは今まで自分が築いてきた全てを失うことでもある。主人公が守らなくてはいけないモノは何か。選択に正解があるとは限りません。それでも選ばなければならない時もある。自分の心に一番「言い訳」ができる選択。それがコフィーへの“問いかけ”だったのだと思います。カッコ悪いしズルイのかもしれない。でもそれが生きていくための知恵です。人はそうやって、なんとか生きている弱い生き物だと思います。結果、ポールはコフィーの命の十字架を背負う羽目になりました。いつ終えるとも分からない贖罪の日々が続く。彼は自分のグリーンマイルは長すぎると言います。それでも歩き続けるしかない。人生は理不尽なで儘ならぬ事ばかりです。だから価値がある。
[地上波(吹替)] 9点(2008-06-08 22:21:07)(良:1票)
467.  隣のヒットマンズ 全弾発射 《ネタバレ》 
ブラックユーモアは、なかなか好調。でも期待していたテンポとは少し違う。前作を知らなければ、本作単独のコメディとして楽しめた可能性大ですが、前作のファンとしては、どうもいただけない。それはキャラクターが魅力に欠けるから。とくに主人公。情けないけど男気のあるオズに感情移入したいのに、うまくいかない。本作の彼は、情けなさばかりが際立っています。かつての彼なら、もっと必死になったと思う。ましてや妻は身重。もっとお父さんには頑張って欲しかったです。オチも何だかスッキリしない。お金より幸せを選んだ前作の感動がスポイルされている。前作が好きならば、本作は観ないが吉かと存じます。
[DVD(字幕)] 5点(2008-04-09 22:49:29)
468.  ファンタスティック・フォー:銀河の危機
脚本は前作に劣るかもしれない。結局なんだったの?というオチ。でも自分は前作より遥かに楽しめました。しょーもない痴話げんかと地球規模の危機とが同一レベルで語られるアメコミの真骨頂を味わいました。空中戦主体のアクションも見応えあり。ジェシカ・アルバも相変わらずカワイイし、コレはコレでいいんじゃないかと。だんだんこのノリに付いて行けるようになってきたみたい。
[DVD(字幕)] 6点(2008-04-07 21:37:28)
469.  選挙 《ネタバレ》 
本作を観れば一目瞭然。選挙活動とは「名前を覚えてもらうこと」に尽きます。主義主張など伝えられるはずもないし、伝える意味もない。候補者は「私、○○○○は…」という台詞を吐き続けます。バックボーンの無い本物の無所属候補ならいざ知らず、与党自民党の新人候補をターゲットにすることは、選挙報道の公平性を考えると、いささか疑問符が付くと感じます。観始めた頃は、正直快く思っていませんでした。ただ、そのマイナス要素を差し引いても、本作は面白いし価値があるドキュメンタリーだと思いました。こういうドキュメンタリーを望んでいた気がする。スタンスはあくまでニュートラル。カメラは透明人間のごとく、その存在を消し去り、とことん生身の候補者(及びその選挙対策本部)に迫っています。被写体はカメラの存在を忘れてはいないでしょう。しかし24時間意識できるものでもない。本音や見せたくない側面が出てしまうことはある。そこを逃さず撮り続けたことも、編集で切らせなかったことも素晴らしいと思います。自分は本作を観ながら、候補者に好意も悪意も抱きませんでした。純粋に「選挙」の姿を見せてもらった気がします。だから本作は“アリ”だと思う。ただこの手法は、被写体及びジャンルがよほど魅力的でないとツライかもしれない。
[DVD(邦画)] 7点(2008-04-05 18:45:24)
470.  ヴェノム 毒蛇男の恐怖 《ネタバレ》 
オーソドックスな殺人鬼ホラーの体裁なので観易かったです。とは言いつつ、なんとなく物足りなく感じるのは、「エロるカップルが最初に殺される」とか、「来るぞ、来るぞと見せかけてウソよね~ん」みたいな、ホラーのお約束が一部履行されていなかったからでしょうか。タンクローリーの運転手が殺人鬼に変貌する件も、彼に非は無いので可哀想に思えました。呪術を全面に押し出したら、もっと面白かったかも。
[DVD(字幕)] 6点(2008-04-04 22:09:57)
471.  隣のヒットマン 《ネタバレ》 
前半のコメディパートから終盤のラブロマンス・サスペンスまで流れるような脚本。上手いと思いました。主人公がのっぴきならない状況へ追い込まれていくプロセスが絶妙です。突然隣家に越してきた殺し屋。マフィアからは賞金首がかかっている危険極まりない奴。でも付き合ってみれば悪い男じゃない。いつの間にかもう友達みたいだし。でもマフィアにヤツを売らないと、こっちの身が危ない事に。あれれ、今度はアイツの妻に一目惚れしちゃった。主人公と殺し屋の妻との関係はいわゆるダブル不倫です。通常であれば、応援する気など起きるはずもない。ところが、この“純愛”を実らせてあげたくなるから不思議。丁寧に2人の恋愛ドラマを描いている証拠だと思います。主人公が彼女を愛する気持ちは本物だし、彼女が徐々にオズに惹かれていく過程も納得できる。何より彼女のキレイなこと。ちょっと冴えない主人公に感情移入しやすいのもいい。オチは「こうあって欲しい」という祈りの完成形。どんでん返しがあるものとばかり思っていたので、心がほんわりしました。ヒネリのないラストもいいもの。2人ともお幸せに!
[DVD(字幕)] 8点(2008-04-02 20:59:04)(良:2票)
472.  アドレナリン(2006) 《ネタバレ》 
「アドレナリンを出し続ければ毒の進行が遅れる。約1時間なんとか凌げれば、友人から解毒剤を打ってもらって助かる」そういう希望を主人公も観客も抱いていたと思います。ですからそれが叶わぬと分かった時点で、少なからず落胆があると思う。維持してきたハイテンションにブレーキがかかってしまう。これは本作の成り立ち上問題あり。主人公の生死の問題は有耶無耶に、最後まで突っ走ったら良かったのではないか。例えばラストカット。とりあえず、ムクッと立ち上がったら面白かったと思います。「お前、不死身か?!」オチで、だいぶスッキリするのでは。
[DVD(字幕)] 6点(2008-03-30 20:48:54)
473.  ダウト
本作のキャッチコピーは、“誰も見破れない!”。最近、この手の作品をよく見ています。少々食傷ぎみなくらい。確かにまんまと騙されちゃうのですが、爽快感のある作品にはなかなか出会えないもの。「観客を騙すこと」のみに主眼が置かれ、味気ない脚本が多い気がします。本作もそういう作品群の1作という気がしますが、そつなく纏めている方だと思います。出来が悪いとは思いません。男性向けサービスカットもありましたし。でも、もっとスカッと騙されたいです。
[DVD(字幕)] 6点(2008-03-29 20:00:41)
474.  トランスフォーマー
ハッキリとおバカ映画です。脚本にツッコミだしたらキリがない。いかにもアメリカ映画らしい大味な作品。ただ、映像は凄かった。ごちゃごちゃしていて見難い部分はありましたが、予想よりはずっと楽しめました。ロボットアニメ大好物の男子なら一見の価値ありだと思います。それにしても悪のメガトロンが一番カッコ良かったのには苦笑い。バトロイド・バルキリー+エヴァみたい。
[DVD(字幕)] 6点(2008-03-28 21:28:46)
475.  ブラック・スネーク・モーン 《ネタバレ》 
『完全なる飼育』のアメリカバージョンかと思いきや全然違いました。主人公が少女を監禁したのは、彼女のセックス依存症を克服させるため。さしずめ滞在型カウンセリングプログラムといったところでしょうか。とは言いつつ、若いおなごを鎖で縛り付けるのはやっぱり尋常じゃない。目的が善ならば、手段は問わないなんて理屈は通りません。このまま主人公が少女を監禁し続けたならば、多くの観客は眉を顰めたはずです。ですから早々に秘密がばれ、彼女自らが主人公を頼る展開にしたのは正解だったと思います。少女を戒めた鎖は、彼女の心の拠所として身の内に根付いた様子。荒療治にも意味はあったようです。病気克服の道程はまだまだ始まったばかりですが、立ち直るキッカケを少女とその夫は掴みました。ただ気になるのは、主人公の心の問題が解決していないこと。彼が少女を監禁したのは、100%善意から出た発想ではありません。彼もまた心に闇を抱えていた。彼は少女に別れた妻の姿を重ね合わせ、自分の理想とする女性像に“調教”しようとした。結果的にプラスに作用したからいいようなものの、一歩間違えば2人とも破滅する可能性がありました。この大問題をスルーしてハッピーエンドと言われてもしっくりしない。後妻が見つかったからOKという話ではありません。主人公の言い分を聞く限りでは、別れた妻に非があるように思えます。でもそれを鵜呑みにしていいのか。主人公の心の闇にも言及した上で、道標を示すようなエンディングだったら良かったと思いました。
[DVD(字幕)] 7点(2008-03-27 19:29:20)(良:1票)
476.  主人公は僕だった 《ネタバレ》 
男の運命を小説家がなぞっているだけなのか、あるいは小説家が男の運命を握っているのか。そこが最重要ポイントと考えます。似ているようで大違い。真相は定かではありませんが、当事者2人の認識は後者で一致している“ように”見えます。それが本作の弱点だと思う。本当はそうじゃないはず。むしろ前者の感覚が強かった気がする。“抗えぬ運命”の存在を感じ取っていたからこそ、2人は悩んだ。でなきゃ狂信的な信者でもない限り、主人公がこの筋書きを甘んじて受け入れる道理がありません。子供を助けて自分も無傷の結末を望むのが当たり前です。小説家にしても、自己の創作欲を満足させるためだけで人一人殺せるはずがない。人でなしの小説家に、悲劇に酔った主人公という図式に見えてしまったのはマズイと思う。ギリギリの線で悲劇の運命を回避した感動も薄くなっています。小説家と主人公の関係性を観客へ的確に伝えなければ、本作は成立しないと思いました。(余談)ちなみに自分が主人公なら、宝くじで億万長者になる筋書きを小説家に要求してみます。当選金は折半で。でもこんな腹黒い事を考える時点で、きっと自分は助かりませんね(苦笑)
[DVD(字幕)] 6点(2008-03-25 18:26:54)(良:2票)
477.  エルム街の悪夢(1984)
醜悪な容姿に圧倒的な体力で恐怖を演出するモンスターの多いなか、フェレディの普通っぽさは特筆に価します。基本的にその辺にいるオッサンと変わらない。さらにあの鉤爪。確かに見た目には怖いけど、殺傷能力という点ではイマイチです。恐怖の対象というよりは、変なおじさんです。ぶっちゃけ、戦っても負ける気がしません。ただ、そのマイナス要素を補うのが、夢というフィールド。眠らない人はいない。だから逃げられない。その絶望感が、フレディをモンスターの地位にまで引き上げているのだと思います。あんなのが毎回夢に出てこられたら、ホント嫌になる。
[DVD(字幕)] 6点(2008-03-22 20:03:43)(良:1票)
478.  ジャンパー 《ネタバレ》 
離島住まいのため、映画館で映画鑑賞できるチャンスは年に何度もありません。後ろめたさを感じつつも、旅先のホテルに妻と幼子を置き去りにして、深夜のシネコンへ足を運びました。レイトショー狙いです。作品選びの最重要ポイントは、ズバリ「眠くならないこと」。昼間の行楽に加えて前日の睡眠時間は2時間ほど。つまらなければ爆睡する可能性大です。三木聡監督の『転々』にも惹かれたのですが、作風に一抹の不安を覚えて回避。なるべく派手で、娯楽性の高い作品を、ということで本作を選びました。売りの“ジャンプ”は確かに爽快でした。世界各国の観光気分も楽しめましたし、加速度的に瞬間移動のスケールがでかくなっていくのも見応えがありました。でも脚本は芳しくない。「だから何?」「それでどうした?」というような展開が延々と続きます。ジャンプの法則性も見えてこないし、サスペンス要素も弱い。ビクッとしてはガムを噛み、眼を擦って腿をつねる繰り返し。なんとか最後まで辿り着けましたが、危く記憶をジャンプさせるところでした。
[映画館(字幕)] 5点(2008-03-18 21:13:08)
479.  ゲーム(1997) 《ネタバレ》 
伏線らしい伏線はありません。あの結末は、ある種のちゃぶ台返しだと思います。でもだからこそ、客観的な立場ではいられず物語に引き込まれた気がします。巧妙な詐欺事件としか思えなかった。主人公と共に震え、絶望を味わい尽くしました。人間には危機願望というのがある。ホラー映画、お化け屋敷、絶叫マシン。恐怖を擬似体験することで、カタルシスを得るという手法です。その究極の形が『ゲーム』だと思いました。一度死んでみること。しかも主人公の場合、父の自殺を追体験することでトラウマ解消にも役立っている。生まれ変わり儀式の効用は計り知れません。おそらく中途半端なモノだったら、プレイヤーの怒りを買うだけでしょう。自殺にまで追い込んでこそ価値がある。かといって、自分もゲームをやりたいとは絶対に思わない。こんな最低最悪の悪趣味なゲームを肯定する気はありません。あ~でも、心の何処かでこんな体験を願っている気もする。人間とはなんて贅沢な生物なのか。
[DVD(字幕)] 8点(2008-03-16 20:03:04)(良:1票)
480.  フォーン・ブース 《ネタバレ》 
興味を惹き付けるシチュエーションと、テンポ良く進む物語。あれよあれよという間に事件に引き込まれていきます。ただ、冷静になってみると結構粗い。パッと見はイイけど、結構安普請だったりします。蜘蛛の糸に絡み取られていくような恐怖を感じたいところですが、そうでもない。何度でも電話を切るチャンスがありました。自分なら絶対切っている。そう思えるということは、ご都合主義があるということ。銃で狙われていることが判明する前の段階で、もう一つ主人公が電話を切れない仕掛けが欲しいと思いました。生還の方法もあっけない。真犯人の大オチに至っては、オマケみたいなもの。伏線が無いから驚きもない。脚本はまだ練り込めたと思います。ただ、サラッと楽しむ分には十分な出来です。
[DVD(字幕)] 6点(2008-03-14 22:44:17)(良:1票)
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