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目隠シストさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2253
性別 男性
ホームページ https://twitter.com/BM5HL61cMElwKbP
年齢 52歳
自己紹介 あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

2024.1.1


※映画とは関係ない個人メモ
2024年12月31日までにBMI22を目指すぞ!!

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481.  ヘルボーイ
自分がアメコミ原作映画に求めるのは、お手軽に楽しめること。これが最重要点。面白いに越したことはないけれど、それ以上に“気軽に観られること”が重要だったりします。そういう意味で『X―メン』は少々シリアス寄りですし、『スパイダーマン』はアクション過多で疲れてしまう。(どちらも好きですけどね。)大雑把な設定と程良いアクション。本作は自分が理想とするアメコミ映画に近かった。結構ヘビーな状況下でも変に主人公が気に病んだりしないのもイイ。恋の悩みなんて微笑ましいもの。ヘルボーイのビジュアルは好みじゃないけれど、“ブルー”こと半漁人君はスタイリッシュで良い感じ。敵だけどクロエネンもカッコイイし。もうすぐ続編が公開とのこと。劇場の大スクリーンでポカーンと観るのもアリかなと。満足の6点です。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2008-11-17 19:50:18)
482.  最終絶叫計画
本家の知名度。それがパロディ作品の成否(興行上の成功)に大きく関わってくると思います。主たる元ネタは『ラストサマー』と『スクリーム』。ホラー映画好きなら必須ですが、『13日の金曜日』や『ゾンビ』ほど、一般層に浸透している作品ではありません。つまり一般ではなく映画ファン、それも一部のホラーマニアを対象とした守備範囲の狭いパロディだと思いました。一般ウケはそもそも無理な話。でも『ラストサマー』を“楽しめた”人なら、本作も楽しめる可能性は大です。自分もそう。かの作品はこれっぽっちも面白いと思わないけど、“楽しめた”クチではあります。バカ映画が嫌いじゃなくて、下ネタを嫌悪しなければ本作も多分イケるでしょう。そもそも、エログロと笑いの関係は密接ですし。ただマニアックな作品ながらハマリ度はイマイチでした。元ネタにパワーが無いからかな。こればかりは如何ともし難い。最後に本編で出てきた名台詞を紹介しておきます。「小さなトンカチだって上手く使えば釘は打てるんだよ!」この言葉に感銘を受けた野郎にだけお薦めします(泣)。
[DVD(吹替)] 6点(2008-11-05 18:54:19)(笑:1票)
483.  パンズ・ラビリンス 《ネタバレ》 
開始20分で、これは良い映画(自分に合う映画)だと確信しました。ポイントは2箇所。まずは主人公が廃墟の迷宮を目の前にした場面。彼女は手にしていた本を“落したまま”、ラビリンスへ駆寄ります。ドラマでよく目にする定番の表現です。“驚き”や“没頭”を意味する。でも実際にはそんなことしない。落とした物は拾います。普通は。これは演劇におけるある種の記号。リアルさを追求する映画なら使わないほうが上品です。でも本作の場合は効果的だと思いました。彼女のパーソナリティと作品の立ち位置が一発で分かります。大佐が兎狩りをしていた父子を尋問するシーン。酒瓶の底で鼻の頭をガツンガツンガツン!!!大佐の本性が顕となり、強烈な驚きと痛みが物語への求心力に繋がります。掴みが上手い。どんなジャンルの映画でも大切な要件ですが、殊更ファンタジーでは、早い段階で作品世界へ観客を引き込むことが重要と考えます。主人公が目にする幻惑の世界。予想通りそれは彼女の心が創り上げたものでした。人は辛い現実と常に向き合ってはいられない生き物。夢と空想、現実逃避を織り交ぜながら、現実と折り合いを付けていく。でも少女の場合は偏り過ぎた。その技術を身に付けられなかった。想像の世界の中で幸福に包まれるよりも、辛い現実の中に幸せを見つける事の方がどんなに価値があることか。この世の“真実”を知らずに死んだ少女が哀れでなりません。ただ、自分の幸福よりも弟の身を案じることが出来たことは救い。彼女がこの世界で見つけた唯一の真実だったのかも知れません。
[DVD(字幕)] 8点(2008-11-02 18:04:41)
484.  コモドVSキングコブラ<TVM> 《ネタバレ》 
自分は映画通ではありません。監督や俳優の名もよく知りません。配給会社って何?ってなもんです。でも『アルバトロス・コア』だけは知っている。というか覚えました。『チアリーダー忍者』『女子高生チェーンソー』『Dr.チョッパー』。全部3点をつけました。本作を観たのもアルバトロスと知ってのこと。そう、自分は本作に3点を付けるつもりで観たのです。精神的に疲れていたから?気の迷い?何故かはよく分からない。でも時々無性に観たくなるのがアルバトロスの魔力。果たして本作はどうだったのか。結論から言えばザ、いやジ・アルバトロス品質でした。ツッコミどころ満載。弾切れをしない拳銃とか、「あの山(っていうか崖だよ!)を登るのよ」とフッておきながら、次のカットで目的地に到着とか。でも気にしなければ、問題なく観られてしまう。タマラナイ。意外と普通だったので(←コレ最大限に褒めてます!)4点を付けようと思っていたら、オチでガックリ。観客が望んでいる映像はそういうのじゃ無いです。散々ネタフリをしていた“巨大化”を観たかったのに!!なので、予定どおりの3点。う~ん満足。
[DVD(字幕)] 3点(2008-10-15 19:43:25)
485.  プラネット・テラー in グラインドハウス 《ネタバレ》 
先行して『デス・プルーフ』を鑑賞。たしかに2本立てで上映したら、マッチするような作品でした。内容に言及したい部分はありませんが、個人的には『デス~』より本作の方が楽しめました。片足マシンガンのビジュアルがイかしてる。サイコガン世代にはたまらないです。ただ、ウリの片足マシンガンが終盤にならないと出て来ないのはもったいないです。物語の構成としては品がありますが、本作には要らないかも。これでもかってくらい下品なドンパチが沢山観たい。
[DVD(字幕)] 6点(2008-10-06 21:41:48)
486.  ダーウィン・アワード 《ネタバレ》 
ダーウィン賞がジョークだというのは分かります。でも少々品が無い。死んだらみんな仏様。死者に鞭打つのを嫌う日本人の感性には合わないのでは、と鑑賞前は不安でしたが…大笑いしました。死んだ方はお気の毒だけど、間抜けな死に様の数々に爆笑しました。で、何で笑えるのかというと、主人公の立ち位置が彼らと同じだから。上から目線で蔑んでいないから嫌味が無い。人間、いつも理性的で合理的な選択をする訳ではありません。時にはとんでもなくおバカな行動をしてしまうもの。誰だってそう。たまたま死んだか、ギリギリセーフだったかの違いだけ。アルファベット順のエンドクレジットがまた素晴らしい。ネームバリューは関係ない。みんな同じ。バカだからこそ、人間は愛おしい。
[DVD(字幕)] 7点(2008-10-03 20:27:17)
487.  Loop ループ 《ネタバレ》 
「世にも奇妙な物語」の1篇のような作品。アイデア勝負で1時間20分“持たせた”のは大したものだと思います。アンフェアな印象も無いし、謎解きのヒントも出ている。単純に事象を繰り返すのではなく、バリエーションを付けたのもいい。悪くない出来です。ただイマイチ惹き付けるものがないのも事実。主人公のキャスティングに難ありか。彼女は超絶美少女じゃないと説得力とインパクトに欠けると思います。森三中の黒沢似では…。ちなみに本作の主人公は、スタンド攻撃を受けていると考えると解り易い。スタンド名は“ゴールド・エクスペリエンス・レクイエム”。となると刑事がジョルノ・ジョバァーナか。…ジョルノ、太ったな。なお、ネタバレしている原題よりも、邦題の方がいいと思います。
[DVD(字幕)] 6点(2008-09-30 22:24:43)
488.  エンド・オブ・ザ・ワールド<TVM>(2000) 《ネタバレ》 
完全版を鑑賞。正直、「3時間半は流石に長いだろう」と思っていましたが、なかなかどうして、飽きずに観られました。最初の1時間はほぼ現状説明に費やされます。核戦争後の世界。人類は滅亡の危機に瀕しているという。だのに悲愴感や滅亡への恐怖が感じられません。木々は青々と生茂り、人々の生活も日常の中にある。昨日と変わらぬ今日が来たように、今日と変わらぬ明日が来るだろう。そう思えるのです。しかしこの認識が途方も無く甘かった事に気付かされます。スカイダイブした後にパラシュートを付けていない事に気付いたような。“楽観”は決して悪ではありません。生きていくための知恵。でも現状認識を鈍らせ、想像力を狂わせる作用も孕んでいる。楽観も過ぎると、しっぺ返しを食らうかもしれない。人類滅亡を描いた物語でありながら、死体がほとんど出てこないのは特筆モノ。直接的な“死”を扱う描写は驚くほど少ないです。多分製作費に起因するのでしょうが、結果的にコレが良かった気がする。壊れた大橋。人のいない街。それで十分伝わりました。取り返しのつかない過ちを犯したことが。死体を出さずに、観客に死を意識させることに成功していると思います。それに結果を見せなければ結果を想像出来ないようなら、核戦争は絶対に防げないとも思う。それにしてもこの邦題とDVDパッケージはナイ。日本の配給会社の苦心の程が想像出来ますが、B級C級パニックものを期待したであろう観客の精神的ダメージは大きいでしょう。シュワちゃん主演のオカルトアクション映画の題名にも被ってるし。
[DVD(字幕)] 8点(2008-09-23 20:05:59)
489.  デート・ウィズ・ドリュー 《ネタバレ》 
ご指摘のレビュワー様もおられるように、雰囲気はモーガン・スパーロックのドキュメンタリーのよう。でもかの作品のように洗練されていません。展開に戦略性が足りない。本当に素人が行き当たりばったりで撮ったみたいです。ドキュメンタリー映画としての完成度は決して高くありません。でも、心に響きました。観終わって不覚にも涙しました。半分は頑張った主人公に感動して、半分は彼が羨ましくて。“リスクを冒さないのは、人生の浪費だ”その言葉が胸に刺さりました。若い頃は金もないし、地位もない。守るべきものなんてありません。裏を返せば何でも出来るということ。誰でも知っています。でも実践は意外と難しい。周りの顔色を窺って、ちっぽけなプライドを守って、当たり触らず生きてきた自分を呪う。人生、一度くらい無茶しなきゃ。当たらなくてもいい。とりあえずバットは振っておかないと。主人公(監督)が、この“冒険”で手にしたのは何か。お金?自信?業界へのコネ?いや違う。彼が手にした最大の宝物は、「死ぬ間際にニッコリ出来る権利」だと思いました。彼がこの先、悲惨な人生を歩んだとしても(失礼)、この冒険譚は彼の心を満たしてくれるはずです。自分はこの権利を手にするために生きている気がする。よーし、明日から毎日長澤まさみにファンレターを書くぞ! ←コレは違う。
[DVD(字幕)] 8点(2008-09-19 21:21:10)(良:1票)
490.  スターダスト(2007) 《ネタバレ》 
世界観を掴むまでに少々手間取りましたが、慣れてくると心地良くなります。“星”の美女をめぐるファンタジックな冒険譚を堪能しました。観て良かったです。ただ不満な点もありました。気になったのはスリル不足。危機回避があっけないです。こういうお話ですから、ご都合主義はむしろ歓迎したいのですが、そこへ至るまでの展開がもっと欲しい。ハラハラドキドキ焦らされたい。主軸となる恋物語にも同じ事が言えます。何故“星”は彼を好きになったの?出会い方はなんとも微妙だし、その後の彼の行動にも胸を打つ要素が無かったような。おまけに彼女の方から告白なんて羨まし過ぎます(笑)。すんなり恋愛が成就しちゃうのはツマラナイ。それにしても、デ・ニーロ。相変わらずどんな役でもこなしますね。彼のおかげで本作は、かなり得をしていると思います。
[DVD(字幕)] 6点(2008-09-16 22:18:01)(良:1票)
491.  アイ・アム・レジェンド 《ネタバレ》 
最愛の家族の死を目の当たりにし、人類滅亡の過程をつぶさに見てきた主人公。彼が心底絶望していたであろうことは想像に難くありません。世界を救うための研究も、生存者への呼びかけも、日課のひとつ。大した意味など無かった気がします。彼をかろうじて支えていたのが、愛犬サムの存在でした。唯一残された家族。そして命の温もり。パートーナーを失い、彼は壊れた。遂に自殺行為に及びます。感染者を一人や二人殺したって何の意味もありません。そもそも感染者に罪がないのは彼もよく知っている。でもどうにもならない。彼の心は擦り切れてしまった。だから生存者の登場にも戸惑うばかり。「とっておきのベーコンだったのに」なんて、全く観点がずれています。一度切ったスイッチはそう簡単には戻らない。真の絶望は奇跡をも拒絶する。主人公の最期の決断について。彼は何故死を選んだのでしょう。彼は淡い希望を目前にして、怖気づいたのではないか。このまま希望を託しつつ楽になりたい。再度の絶望に耐えられないと感じたのだと思います。その気持ちは理解できます。でも決して希望を捨てなかった女性の強さに、より共感します。伝説という冠は彼女にこそ相応しい。
[DVD(字幕)] 6点(2008-09-06 22:17:35)(良:1票)
492.  キャプティビティ 《ネタバレ》 
悪漢に襲われている女性を助けてみたい。行倒れになった女を介抱してみたい。病気で寝込んでいる女を看病したい。男にはそんな願望がある。う~ん言い過ぎでした。主語がデカ過ぎました。でも“弱っている女”というのは確かに魅力的だったりする。「持病の癪が…」なんて青白い顔でコンコンされたら…すみません、またまた妄想が過ぎました。つまり言いたいのは、弱っている女は男にとって格好の獲物だということ。普段は手の届かぬ高嶺の花でも、セール中なら思わず手がでちゃうもの。男はオオカミ、いやハイエナなのです。一般的に。でも前述のようなシチュエーション、現実には見た事ない。仮に遭遇したとしても、多分あたふたするのがオチです。全然オイシクありません。ならば、どうしたらいいのか。そう、手っ取り早いのが自作自演。意図的に女を弱らせればいい。コレはそういうお話でした。変態男のバカな妄想を具現化したもの。ただそれだけです。だから程度が低い。映画として提供するには、脚本にもう一工夫も二工夫もないと厳しいと感じました。
[DVD(字幕)] 4点(2008-09-03 19:57:24)
493.  死霊の盆踊り
世の中には2種類の人間がいる。『死霊の盆踊り』の存在を知らない人と、そうでない人だ。前者は幸せだ。人生の貴重な時間を無駄にせずに済むから。歴史に名を刻む偉人、巨万の富を掴む者、出世する人。成功者に暇はない。鑑真やビルゲイツ、島耕作は、きっと本作を観ていない。では、後者はどうだろう。本サイトのレビュワーや閲覧者の皆さんは、少なくとも本作の存在を知っている。曰く、最低で、クソで、観る価値のない作品。ワーストランキングで平均点が1点に満たない作品は本作だけである。人間とは面白いもので、「ツマラナイ」映画に興味は無いのに、「物凄くツマラナイ」映画は俄然観たいと思う。自分もそうだ。まずはレンタル店と中古ビデオ屋をハシゴした。無い。ネットオークションも調べた。あった。が、高い。もちろん正規のDVDを購入することは可能だ。でもダメ具合を確認するためだけに、数千円も使いたくない。それが人情だ。そんなこんなで、自分は本作を知ってから、4年の歳月を過ごした。365日、本作の事を考えていた訳ではない。そこまでアホじゃない。でもふとした時に思い出す。心の隅に引っかかっている。それはまるで失恋の傷跡のようであり、初体験を夢見るチェリーボーイのような心持ちであったと思う。そう、いつのまにか本作は、ただ興味本位で観たいクソ映画ではなく、まだ見ぬ憧れの女性『死霊の君』に変わっていたのだ。だからレンタルDVD屋で本作を見つけた時の気持ちは筆舌に尽くし難い。無理して例えるなら、ペリーヌの素性がビルフランに明かされたシーンを8回連続で観た時の感動に匹敵しなくもない。ただ、ここまで引っ張っておいて誠に申し訳ないが、本作の感想はご容赦願いたい。初めて寝た女の感想をベラベラ喋る男って最低だと思うからだ。でもこれだけは言わせて欲しい。「彼女の腰ふりって最高だぜ!」本作を知らない人は間違いなく幸せだ。でも、本作を観た人にも幸せになってもらいたい。ハズレの万馬券みたいな映画で楽しめるなんて素敵な人生だ。『死霊の盆踊り』は、いつまでもあなたが来るのを待っている。パンツ一丁で。
[DVD(字幕)] 0点(2008-08-15 21:15:11)(笑:5票) (良:11票)
494.  パーフェクト・ストレンジャー(2007) 《ネタバレ》 
筋立ては至ってシンプルですし、真相へ繋がるヒントも数多く出されています。だのに、何となくごちゃごちゃしている印象。その結果、どんでん返しのカタルシスが目減りしていると感じました。もったいない。物語の主軸を明確にして、スッキリと見せる工夫が必要だと思います。もっとも本作最大の難点は、疑惑の男ヒルが全然悪そうに見えないこと。B・ウィリスの配役に難アリ。
[DVD(字幕)] 5点(2008-07-13 19:45:55)
495.  インベージョン 《ネタバレ》 
(原作未読。過去の映画未見です。)聞けば本作で4度目の映画化とのこと。過去の作品を観ずに本作を評するのは、いささか躊躇いはあるものの、自分にとっては本作がオリジナル。割り切って感想を述べさせていただきます。率直に言って面白かった!“静かなる侵略者”の恐怖は凄まじく、身悶えしました。最初は多数派だったのに、気づくと少数派に追いやられている。これがマジで恐ろしい。多数派に属していることの恩恵(心の安らぎ)の大きさを改めて思い知りました。怯えて逃げ隠れするより、大勢側に身を委ねた方がどんなに楽か。もし守らなければならない者がいなかったら、自分なら心が折れていたかも知れません。ですから子供を守りきった時の安堵感は絶大でした。総じて緊張感を持って観ることが出来ました。ただ設定が秀逸なだけに、もっともっと面白く出来たのではないかとも思います。展開が淡白で、ご都合主義が多いのがもったいない。30分尺を伸ばして主人公を窮地に追い込んで欲しかった。それに侵略者の言い分(世界が平和になる云々)に、誰も反論しなかったのも残念。人間側の主張を聞きたかったです。またキャスティングに難あり。ニコール・キッドマンの母親役には違和感がありました。“強い母”というより“気の強い女”。これでは物語にコクが出ないと思います。前3作を是非観たい。
[DVD(字幕)] 7点(2008-07-07 19:34:57)(良:1票)
496.  ダイ・ハード4.0
「突き出たお腹」「オヤジ臭」「寂しくなった頭髪」が中年男三種の神器。一定の年齢を越せば、大半の男性がこの項目を満たすようになる。自然の摂理の如し。しかし本当は違う。加齢臭は仕方がないにしても、メタボやバーコードヘアーは本人の意思でどうにでもなる。にもかかわらず男たちは太り続け、ハゲを晒し続ける。若い頃の自分には理解ができなかった。特にバーコード。必死に取り繕おうとするのが憐れに思えた。ヅラや植毛はNGでも、坊主にすればいい。いつか自分も禿げてきたらそうしよう。そう心に決めていた。そんな“いつか”が我が身に迫ってきた時、何故男たちはデブでハゲで居続けるのか分った気がする。当たり前だが、1日2日でデブでハゲになる訳ではない。数十年かけてデブでハゲになるのだ。それを否定することは今までの生き方を否定するようで忍びない。そして何より“まだ途中”との想いが強いことが分かった。ちょっと頑張ればお腹は引っ込む。育毛剤だって使っている。今の姿は最終形ではなく、またスマートとフサフサを取り戻せる。そんな夢物語を抱いている自分に気付いた。“ファッション”ではないスキンヘッドには、確かな現状認識力が在る。髪の毛だけでなく、その他のシガラミを捨て去ったようにも見える。枯れすすきよりスキンヘッドの方が間違いなくカッコイイ。潔い。でもバーコードだって悪くないと思えてきた。突き出たお腹と薄くなった髪は、今まで頑張ってきた証。それに“まだ途中”なのだから、現状を卑下する必要はない。そんな風にずっと自分を騙し続けて人生を終える。情けないけど、そんなんも悪くないかなと。だから、本作のマクレーンから髪の毛が消えたことは一大事だと思う。単に俳優ブルース・ウィリスの現行フォーマットが「スキンヘッドだから」では済まされない。中年男の悲哀を捨て去り、マクレーン刑事がスーパーマンに生まれ変わるには、薄くなった髪の毛を捨て去る必要があったのだと思う。アクションエンターテイメントとして8点。でも『ダイ・ハード』には中年男の悲哀というプラスαがあった。それが無くなったのは少し寂しい。
[DVD(字幕)] 8点(2008-07-04 22:23:44)
497.  ダイ・ハード3
(『ダイハード3』『ダイハード4.0』を続けてDVD鑑賞。その感想です。)正統派の続編であった前作と比べると、本作はシリーズ作品という感じはしません。お馴染みのサブキャラは誰も出てこないし、お約束のアイテムや展開もまるでない。『男はつらいよ』シリーズでも観るような気持ちで本作に望むと、ガッカリする可能性は高いと思いました。ただ、ジョン・マクレーンはジョン・マクレーンだったと思います。随所で見せる特有の困った顔、苦難の中でもユーモアを忘れない姿は自分の心に在るマクレーン刑事でした。それに髪の毛があったのが嬉しい!(←この辺の想いは『ダイハード4.0』で詳しく)ストーリーの山場がラスト前に来ているので、クライマックスの盛り上がりがイマイチなのは残念ですが、“シリーズ作品として”というよりも、本作単独のアクション映画としてまずまずの出来だと思います。
[DVD(字幕)] 6点(2008-07-01 20:03:11)(良:1票)
498.  エボリューション
これぞB級映画!脚本が粗いです。説明不足や強引な展開が散見されます。ただ、腹立たしい要素も無いので、リラックスして観るにはいい映画です。ところで本作のシンボル、三つ目のスマイルマークって何処かに出てきましたっけ?
[DVD(字幕)] 5点(2008-06-24 21:26:13)
499.  トランスモーファー -人類最終戦争-<OV>
「日本の配給会社も相当困ったんだろうなあ、この邦題」と思いきや、原題のままでしたか。確信犯ですね。予算が無いのは大変だと思いますが、なんの策も講じないと悲惨なことになってしまう典型例だと思いました。しょぼいCG。芳しくない演技。これで退屈しないはずがありません。予算が無いなら、それを逆手にとる強かさが欲しいです。いっそ密室劇にでもして、CGに頼らないヒューマンドラマ仕立てにしたら面白かったのではないかと。それでも役者の技量が絶対的に不足しているので厳しいか…。
[DVD(字幕)] 3点(2008-06-15 23:06:06)
500.  デス・プルーフ in グラインドハウス
監督が愛情と郷愁を込めて作った“ザッツB級”映画。例えるなら駄菓子だと思いました。大人にとっては懐かしの味。駄菓子の特徴は、欠点がそのまま長所だということ。曰く、品質が悪い、安っぽい、栄養価が低い、子供騙し…。けなすことならいくらでも出来ます。でも好きな人にはソコがたまらないポイント。だから本作は批判を受け付けない作品だと思います。文句を言ったほうが負ける。でもあえて言いましょう。本作は『う○い棒』だと。その心は…味は濃いけど中はスカスカ。でも好きなんだよな、チーズ味。
[DVD(字幕)] 5点(2008-06-12 19:33:43)(笑:1票) (良:1票)
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