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R&Aさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2162
性別 男性
年齢 57歳
自己紹介 実は自分のPC無いので仕事先でこっそりレビューしてます

評価:8点以上は特別な映画で
全て10点付けてもいいくらい
映画を観て損をしたと思ったことはないので
酷評しているものもそれなりに楽しんで観たものです


  *****

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561.  パニック・ルーム
<フィンチャ-=どんでん返し>と思われているなら肩透かしをくらうのは間違いないところだが、フィンチャ-自身も自らのその呪縛から解き放たれるためにあえてありがちなプロットと王道の演出に撤したのかもしれない。サスペンスの王道を行くならお手本は当然ヒッチコックとなる。『北北西に進路を取れ』を彷彿させるオープニングタイトルが高らかにそのことを宣言する。家具の隙間を通りぬけてゆくカメラ(家具をCGで後から書き足しただけだと思うが)は、カメラが外から窓を通って部屋に入る『サイコ』の冒頭部、あるいは独房の小窓を通りぬけたように見せた『間違えられた男』が浮かぶ。頻繁に映し出される階段は『めまい』か『フレンジ-』か。動けない男が照らす懐中電灯はまぎれもなく『裏窓』。ぜんぜんストーリーに絡まずに肩透かしをくらったジュディの閉所恐怖症って、もしかして元祖ヒッチ狂のデ・パルマの『ボディ・ダブル』からだったりして。そう言えば天窓と雨といえば『ファントム・オブ・パラダイス』じゃん。なんだかだんだん楽しくなってきたぞ。でも伏線っぽいものの置き去りは「お遊び」としては面白くても「オマージュ」になってないなぁ。暗くても見ずらくない、暗くてもそこにさらなる陰影がある映像はさすがフィンチャ-。
[DVD(字幕)] 6点(2006-03-22 18:27:35)
562.  フライトプラン
たしかにヒッチコックの『バルカン超特急』の設定を飛行機に変えて、さらに主人公をひたすら孤立させるというアイディアは面白い。大空での密室と孤立無援が主人公を不安に陥れるのではなく、娘を想う母の孤軍奮闘を加速させる。人がけして走ることのない空間(機内)を全速力で走る姿は密室の閉塞感よりもむしろアクション映画のスピード感を演出し、密室サスペンスではなく密室アクションとして昇華させている。乗客の迷惑を顧みない主人公に辟易している方もいらっしゃるようですが、娘を守る母はそれでいいんです(キッパリ!)。娘のためならなんでもあり! ただこの面白い設定を作り出すために生じたムリは、一応謎解きを前半で観客にしてしまっている以上は見逃せない。あの“見知らぬ乗客”も“間違えられた男”で終わっちゃってるのもなんかねぇ。9.11テロ後の一部の人種に対する偏見を警告しているというよりも、テロ後の航空機に対する不安を利用しただけのような気がする。
[映画館(字幕)] 5点(2006-03-20 19:49:16)
563.  テレフォン
ガキの頃、CIAとかKGBとか出てくる作品が妙に好きだったのですが、今考えると米ソの冷戦から冷戦終結という時代背景の中で単にこの手の作品が多く作られていただけなのかもしれない。それでもこの当時の作品には共通の男臭さがあって、それってほとんどが個人的郷愁の念に支配されていることが前提にあるんだろうけども、確実にそそられるものがあります。私にとってドン・シーゲルといえば『ダーティ・ハリー』だしブロンソンといえば『狼よさらば』だし大好きなヒーローはブロンソンではなくマックィーンなんだけど、この作品の同時代他作品同様の寡黙なヒーローと抑えたアクションが紡ぎだす同じ空気はやっぱり良い。それでいて主人公が寡黙であることとアクションがおとなしいってことは、誤魔化しがきかず演出の力量が問われる設定でもあって、この独特の男臭さは演出の賜物なんだとあらためて思うのであります。
[ビデオ(字幕)] 6点(2006-03-10 11:55:50)
564.  ダイヤルMを廻せ! 《ネタバレ》 
夫とのキスシーンで始まり、次に愛人とのキスシーン。女は二つの顔を使い分けていることをいきなり見せているのに悪者にならない。それは彼女が練りに練られた完全犯罪のターゲットにされているから。では完全犯罪を目論む夫が悪者になるかといえばそうでもない。それは妻に裏切られているから。そして電話のシーンに代表されるような計画通りにコトが運ばないまどろっこしさがあるから。観客は女は殺されずにいてほしいという気持ちと完全犯罪を見たいという気持ちという相反する感情を持ちながら、まんまとヒッチコックの思うつぼにはまっていく。この作品、真相は初めから解かっている。解かっていないのは劇中の人達だけ。しかしどう解決していくのかが最後まで解からない。その見せ方がうまい。オチを犯人よりもほんの少しだけ先に教えてもらえる。あとは全てを知らされる犯人の驚きを犯人以外の全ての人達と共に堪能するのみ。巧いなぁ。
[DVD(字幕)] 7点(2006-03-08 18:40:15)(良:1票)
565.  セルラー
おもいっきりB級テイストなんだけどクリス・エヴァンス演じる軽くて軟派な男があたふたと奮闘する姿がこのB級テイストに妙に合ってる。電話をとっちゃった男の奮闘はとにかくスピーディでツッコミどころ満載にもかかわらずいちいちつっこんでる余裕を与えない(←誉めてます)。一方電話をかけた方はいまいち緊迫感に欠ける。かけられた方の受話器から聞こえる声とか悲鳴は軟派な兄ちゃんを駆りたてるのに十分な緊張を演出していたので、いっそのこと囚われのキム・ベイシンガーは極力映さずに進めたほうがより面白くなったような気がする。後から考えればいろいろと穴が見えてきますが、観てるとき楽しめればOKです。
[DVD(字幕)] 6点(2006-03-07 15:12:13)(良:1票)
566.  フォーン・ブース
電話ボックスとその周りという極めて限られた空間のみで進んでゆく展開でありながら、間延びなど一切無い緊張の持続はお見事というしかない。犯人はもちろん、映し出される限られた空間から離れた場所にいる妻(冒頭部)、あるいは上司の指示で水面下で動く警官たち等、空間外の動向はけして画面に映すことがなく、そのことによって想像力を掻きたてられると同時に電話ボックスの動向からは目を離せないと思わせるだけの緊張感は持続し続ける。ターゲットにされるだけの罪がないことも不条理感があって良い。オチがありきたりだったけどなかなかの面白さ。
[DVD(字幕)] 6点(2006-03-06 15:48:41)(良:1票)
567.  訴訟 《ネタバレ》 
実際にあったフォードの欠陥車における訴訟が元になっているようですので社会派が根底にはあるのですが、父と娘の関係修復のドラマがメインのお話となっています。ビジネスライクな弁護士事務所と正義を重んじる弁護士というわかりやすい対比と、企業対個人のありがちな図式は物語をスムースに進行させる反面、法定ものにはあってほしい緊迫感を著しく欠くものとなっている。正義を貫く姿が偽善にすぎないかもしれず必ずしも依頼人を幸せにはしていないという娘の指摘に深いドラマ性を期待したが、それ以上深く入ってゆくことなく父娘のドラマも予定調和から外れることなくハッピーエンド。ハッピ-エンドはオッケーですがそこにいくまでが簡単すぎるんだなぁ。エンディング曲がたしかシンプリーレッドだったと記憶してますがこれもちょっと違うような。
[ビデオ(字幕)] 5点(2006-02-17 14:15:27)
568.  レインメーカー
原作グリシャムでそこそこの面白さは確約済み。役者はみんないい味出せる人たちばかりで実際みんないい味出してる。つまらなく作るほうが難しいくらいである。しかしマット・デイモンにしてもジョン・ボイトにしても、あるいはダニ-・デビートにしてもいい味は出しててもあまりに型にはまりすぎて面白くない。なにもかもが無難に出来あがっちゃってて魅力を感じない。唯一そそるキャラとしてミッキー・ロークがいましたが出番が少ない。コッポラに、もはや『ゴッドファーザー』のときのような重厚な演出や『地獄の黙示録』のときのような圧倒的な破綻ぶりを期待などしてはいないが、それにしたって無難すぎじゃなかろうか。無難に仕上がっているものに文句を言うのもおかしな話ですが、例えば、原作をいじくりまわしたあげくに失敗作の烙印をおされたとしても愛すべき作品というのがあるとするなら、この作品はまったく真逆の作品で、個人的にはやっぱり物足りません。、、、と思うのはやっぱどこかでコッポラに期待してたのかな。
[DVD(字幕)] 5点(2006-02-16 16:15:28)
569.  エリン・ブロコビッチ 《ネタバレ》 
実話の映画化、しかも本人が存命中、さらに社会派でありながら史上最高額の賠償金というゴシップ性、となるとどうしたってあれもこれもと詰め込みすぎになりがちなところを、娯楽映画として一人の女性のサクセスストーリーという軸から逸れることなく、極力単純に見せきったところがいい。エリンのキャラが濃いだけに映画にもしやすかったかもしれない。人は誰だって欠点を持っている。その欠点を隠すことよりも欠点も含めた自分自身を自信を持ってさらけ出すという生き方。きっとリスキーな生き方で損をすることの方が多いと思う。それでもその生き方を貫くのってかっこいい。この作品の爽快感は莫大な賠償金やボーナスから得られるのではなく、主人公のストレートすぎる生き様からくるのだと思う。
[DVD(字幕)] 7点(2006-02-15 13:48:03)
570.  インサイダー
いきなり娘の発作の際の説明台詞にうんざりさせられたものの、一貫して男の美学に拘ったマイケル・マン節はそれだけでぐいぐいと引きつけるものがあった。損得を超えたところにあるジャーナリストとしての信念を最後まで貫き通す男と人々のための研究という信念をタバコ会社の解雇をきっかけに蘇らせる男。実際の話とはかなり違うようだが、二人の男をとことん戦士と化すための脚色であり、ノンフィクションをうまくフィクションに昇華させた好例だと言える。惜しむらくは長いこと。そしてその長さゆえにあっちこっちと点在するアル・パチーノがいったいどこにいるのかが判りづらいこと。やたらと移動させないほうが時間も短縮できてスッキリすると思うのですが。
[DVD(字幕)] 5点(2006-02-14 17:14:20)
571.  スタンドアップ 《ネタバレ》 
非常に重いテーマを重い空気で見せてゆくのですが、かなりご都合主義な展開が垣間見られる。父親のスピーチは感動したがあまりにも豹変しすぎだ。裁判でのレイプに関する証言の覆し方もあまり現実的とは言えない。しかし言い換えればこれだけのご都合主義的展開を並べてもちゃんとテーマに沿った重い空気を作ることができたとも言える。この重い空気を作ることができたのはセクハラと平行して描かれた母と子の物語の丁寧な描写があってこそだと思う。実際、上辺のストーリーとなるセクハラから裁判に至る物語は単純この上なく、男がいくら悪いといってもその時代の不況下における男の弱さというものが描かれてこそ重厚な話しになるところをあえて男=悪という簡単な図式のみを見せてお手軽に話は進んでゆく。でも様々な問題の片隅に常に子を想う母というサイドストーリーが絡むことで奥の深さを感じさせてくれた。一番印象に残ったシーンは娘がプレゼントを見て悲鳴をあげて喜ぶところ(笑)だったりするのは私自身が娘を持つ親だからでしょうか。でも、戦いに挑む母の強さの源がちゃんと描かれているシーンのひとつだと思いました。
[映画館(字幕)] 6点(2006-02-13 17:00:14)(良:1票)
572.  心の旅路
女優だけは絶対に綺麗に撮らなければならない、というのが当たり前であったある時期のアメリカ映画というのは、もうそれだけで今のアメリカ映画を凌駕してしまっている。男女が同じフレームに映っていてもあきらかに女優の顔が光り輝いている。だからどうしたって目がいくし、見惚れてしまう。美しい女優の顔を眺めているだけでも満足できてしまうのである。もちろんこの作品はそれだけの映画に終わらず、記憶喪失というドラマチックなアイテムを最大限に利用して見事なまでのメロドラマ、そして銀幕の世界を作り上げている。“古き良き”という言葉がぴったりとはまる映画です。
[DVD(字幕)] 7点(2006-02-10 14:17:34)(良:1票)
573.  夢(1990)
アンドレイ・タルコフスキーから直接教えてもらったという「水」の描写(水車のある村)がとりわけ美しい。他にも(桃畑)のまさに桃の花が満開となる画や(鴉)のゴッホの絵画の中なんかは失われた世界としての幻想的な美が強調されていて素晴らしい。黒澤明の全ての作品に言えるのは、その世界をスクリーンに再現するための様々な天才的な工夫と、忍耐を惜しまないその姿勢が群を抜いているということ。(そのぶん思いもよらない奇跡的な画が撮れるということも無いだろうと思われるのだが。)しかし「映像で語る」ことに関しては並み以上の才能はあっても天才と崇められるほどの資質は持っていないのではと思ってしまう。もちろん私が気づかないだけかもしれないが、この作品の登場人物の輝きの無さや、説明過多な部分を見る限りそう思わずにはいられない。結局黒澤作品の面白さって脚本の面白さと画作りの妥協の無さにつきると思うのです。この作品はその「画」だけが美しい作品でしかないように思う。とは言うものの、映画への情熱が無ければこんな美しい画は撮れないとも思います。
[DVD(字幕)] 5点(2006-02-09 17:38:16)
574.  バタフライ・エフェクト/劇場公開版
もしもあのときこうしていれば・・を複数のストーリーで見せてくれる映画といえば『スライディング・ドア』だったり、その元ネタとなったキエシロフスキーの『偶然』が代表に上げられると思うのですが、その複数のストーリーを観客だけではなく、主人公自らも体現してゆくというのが今作の新しいところ。そのカラクリがいまひとつ理解できないのですが、そこは無視するとしましょう。前半、つまり子供時代はとても面白く見ていた。重要と思われる部分の記憶が飛んでて、主人公と同じく観客にもその空白の部分は明かされない。その記憶の空白の後の残酷な絵や包丁を持ってたたずむシーンは、空白の謎に興味を抱かせるにはこれ以上ないほどの衝撃的な画となっている。ところがその大きく膨らんだ期待に対する回答は思ったほどの驚きはなく拍子抜け感は否めない。後半のストーリーにも結末にも文句は無いが、前半のドキドキワクワクをちゅうぶらりんにされたままの私にとっては文句も無いかわりに満足感も無かったのでした。
[DVD(字幕)] 5点(2006-02-09 15:24:51)(良:1票)
575.  マジェスティック(2001) 《ネタバレ》 
オープニングとラスト付近でハリウッドのものすごくいいかげんな映画製作会議がありますが、あんな風な会議のもとにこの映画も製作されたんじゃなかろうかとかんぐりたくなるほど「赤狩り」「記憶喪失」「戦争」というドラマチックなキーワードのもと、主人公の成長と恋愛が描かれ、親子の愛、地域の愛、そして愛国心、と絶対爽やかな感動を得られるだろうアイテム満載の映画になってる。劇中の会議でプロデューサーがどうしても出させたかった「犬」もちょっとだけだけど出てくるし。ここまでつめこんじゃうとファンタジーとしてでしか作品としては昇華できないわけで、ダラボンはそのあたりはよく理解していて、ちゃんとファンタジーとして昇華されてはいるのですが、例えばラストの聴聞会の感動の演説があるから戦没者の魂と残された者たちは救われるのですが、赤狩りで投獄された人たちは救われていません。救われちゃうと事実を歪曲することになるから当然出来ないわけですが、出来ないなら「赤狩り」というキーワードは使っちゃダメなんじゃないだろうか。完全なファンタジーになりきれていない、そんな消化不良感を感じてしまった。
[DVD(字幕)] 6点(2006-02-08 14:56:34)
576.  ボーン・スプレマシー
前作同様に様々な国でロケを敢行していますが、前作よりもロケーションが活かされていると思った。カーアクションはここではイマイチな評判ですが、素直に「凄い」と思いました。車が暴走しながら大通りに合流するシーンってカーアクションではお決りのようにあるんだけど、不思議なくらいぶつからずに合流するのを見て「一回、やったろか」とか思ったりしてたんですが、この作品では思いっきりぶつかってます。ガンガンぶつかりまくってのカーアクションのリアル感がロケで得られたリアル感の喪失を防いでいた。主人公が瞬時に判断・行動する様を主人公の視線なり表情をその行動の前に短いカットで挿入することで見せてゆくのも前作以上に冴えわたる。先が見え見えの展開でも十分楽しめました。前作と同じ6点ですが、今作は限りなく7点に近い6点。
[DVD(字幕)] 6点(2006-02-07 12:09:24)(良:1票)
577.  ボーン・アイデンティティー
すごくテンポが良くって最後まで飽きることなく楽しめました。ヨーロッパロケもスパイ映画にリアリティを与えていて成功している。ただしアクションシーンでは、一部マットの動きを早回しで見せているのがあきらかでせっかくのリアリティをぶち壊している。そんな小細工しなくてもじゅうぶん見せてくれていたのに。何気なく立っている姿や歩いている姿でもじゅうぶんその筋のプロであることを覗わせていたと思う。あと、不満ではなくて疑問ですが、どうして銀行の番号がケツに埋め込まれてるの?主人公は何台もの車のナンバーを瞬時に憶える能力の持ち主なので、主人公には必要ないですよね。CIAがもしものときの為にやったにしても銀行名までは必要ないでしょ。その銀行にはエージェントらしき人物がいたし、他者に見られる可能性があるし実際漁師が見つけたし。あと考えられるのは主人公が記憶喪失になることを想定していた、、ぐらいしか思いつかない、、、。もしかして根本的なところで思い違いをしてます?もしそうなら【嘲笑】入れられる前にこっそり教えて。
[DVD(字幕)] 6点(2006-02-06 16:08:47)
578.  白い恐怖(1945) 《ネタバレ》 
時代が求めていたもの、それは銀幕の美男美女スターによるラブロマンス。ヒッチコックは大衆とハリウッドを裏切らず、とりわけヒロインを眩しいくらいに美しく撮りながら、同時に映画への前衛精神も失うことなくこの作品を作り上げた。牛乳のシーンやラストのピストルのシーンなどの仕掛けのアイディアがいかにもヒッチらしい。ダリが作った夢のシーンは、予算の都合でロケが叶わなかったらしいが、やっぱりロケでやってほしかったなぁ。セットであることで独特の幻想的世界を構築してはいるんですが、なーんか違和感を感じる。普通、セットの夢なんか見ないし。記憶喪失の男の夢が真犯人に直結するご都合主義もホイホイと夢が分析、解明されてゆくご都合主義もテンポの良さと軸がロマンスであることでさほど気にならない。で、やっぱりバーグマンが綺麗。
[DVD(字幕)] 6点(2006-02-03 16:50:30)
579.  バニラ・スカイ 《ネタバレ》 
オリジナルと全く同じプロットゆえに一番印象に残ったのがぺネロぺの英語力だったりする。同じ役を演じているので二つの言語を操る堪能さが際立った。オリジナルのほうが純なぺネロぺと大胆なぺネロぺという幅広い「顔」を拝める。トムは二枚目セレブの役にピッタリだし、何よりも追いつめられてゆく役が妙にはまる人だ。キャメロンはオリジナルの女優さん以上の「悪夢の女」を披露してくれた。で、どちらが良いかというと、微妙なんだけど、オチの後の余韻はこの作品のほうがあったかな。まぁ、余韻というより色々想像しちゃったんです。「自分の都合の良い夢」の世界で生きつづけるのはいいんだけど、自分の都合の良い夢って絶対エロくなるような気がするんです。その夢、みんなで見てるんでしょ。それもなぁ、、。そんな余韻かよ!
[DVD(字幕)] 6点(2006-02-01 14:36:16)
580.  夢の涯てまでも 《ネタバレ》 
一人の女が世紀末の辺境地にて自動車事故→事故の相手は銀行強盗犯→強奪した金の運び屋となる→謎の男に金を奪われる→謎の男を世界中追いかけまわす→いつしか謎の男に恋する、、、いかにもヴェンダースらしからぬ展開ながらコレはコレで面白い。 旅の最終地のオーストラリアにおいてようやくヴェンダースの永遠のテーマと言える「映像の可能性」が描かれる。ここまでが長い!コレはコレで面白いと書いたように前半の追っかけっこはコミカルかつスリリングでそこだけ見ればけっこう面白いんです。そちらをメインに考えるなら結末が長い!ってことになるんですが、後半で描かれる「映像の未来型」こそがメインの主題ならばやっぱり追っかけっこが長すぎ!世界中で撮りまくったから削るのがもったいないという潔くない部分が見え隠れする。即興的映画制作のダメなところが浮きぼりになった作品だと思う。とは言うものの日本が出てくるせいか印象に残るシーンも多々あるからバッサリとは切り捨てられない。夢を映像化した映像は文句なしに美しかった。
[ビデオ(字幕)] 5点(2006-01-30 15:19:12)
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